『タイムマシーン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
タイムマシーン使ってみようよ!
僕の大親友はタイムマシーンを持っていた。
「タイムマシーンって、ドラえもんみたいな?」
テッテレー!これ使ってさ、未来に行くのどうかな?
未来、大人の僕らに会いに行くみたいに?
ううん、もっーと先の時代だよー
よくわかんないけどいいや、僕はそう思った
どうせ行けやしないもん。
あれ?ここってどこ?
たっきー?たっきー?どこ?
この部屋おんなじ部屋だ、、でも知らないものがある。 高校入試問題? 入院計画書ってなに?
このあと自分の知らない僕の部屋から、抜け出せなかった。
6.タイムマシーン
ぼくはタイムマシーンを発明した。
これを作ったのは好きなあの子に告白をするため。
一度だけ告白をしたけれど、思いは届かなかった。
だから、もう一度。このタイムマシーンに乗って思いを伝え直す。
もっと良い言葉を選んで、もっと良い振る舞いで。
色々考えて、準備は万全!
成功するかは分からないけれど、ダメだったらもっと違う方法を探して、それでもダメだったらまた違う方法で。
成功するまで続けよう。
あの子と結ばれるために!
タイムマシーン、二次原作注意⚠️、ドラえもん、 今ドラえもんは未来に行ってるところだ。
—未来視—
未来の自分を見てみたい。
そんなふうに思ったことは、だれしもあるだろう。
「博士、未来がみれるって本当か⁈」ランドセルを背負った春太が声を張る。
「あぁ、ついに完成させたぞ。タイムマシーン第一号だ」
博士は、それにかけられた白い布を取る。大きいメガネが一つ現れた。
それを見て、春太は訝しげに博士を見る。
「これが、本当にタイムマシーンなのか?」
「パパがそんなの作れるわけないでしょ」
博士の娘、奈美が言った。
「いつもの発明品を見てみなさいよ。ろくでもないものばかり作ってるじゃない」
「待て待て、今回の俺は一味も二味も違うんだ。春太、覚悟しとけよ」
博士の言葉を聞いて、春太の表情は明るくなった。
「だがな、タイムマシーンとは言っても、一回しか使えないし、未来の自分と会話することしかできない。それでもいいか?」
「もちろんだ!これ、つけてもいい?」
博士は、了承すると、春太はすぐさまそれを装着した。春太は、視覚も聴覚も大きなメガネに奪われてしまった。
そして映像が流れる。
「未来の俺ですか?えっと、大谷春太です」
『おぉ、過去の俺か。初めまして』
「すごい、本当にタイムマシーンなんだ」
春太は感嘆の声を漏らした。
「時間があまりないので一個だけ聞きます。俺は、漫画家になれますか?」
『なれるさ。だって今、俺は漫画家なんだ』
「俺すげー!」
『だがな、未来がわかったからといって、安心しちゃいけない。たくさん、たくさん絵を描き続けてくれ。頑張れよ』
「はい!」
ブラックアウトし、春太はメガネを勢いよく外した。
「博士、ありがとう!これからも頑張るよ」
彼は研究室を飛び出していった。
奈美が大きくため息をつく。
「本当に良かったのかしら。AIを使って嘘の未来を見せるなんて」
実は、実際に春太と会話をしていたのは博士だった。変声し、その声に合わせてAIが映像を動かしていたのだ。
「あぁ、いいんだよ。あいつ、ちょっと前に才能ないからって諦めようとしてただろ」
「うん」
「十年とちょっとしか生きてないあいつが、そんな理由で諦めちゃいけないんだよ」
博士自身も、内心ではいい手だと思ってはいない。
だが、博士は信じていた。彼がその未来を現実にしてくれると。
博士には、そんな勝手な未来が見えていた。
お題:タイムマシーン
タイムマシーン。
それは、かつて人間の欲望で作られたもの。
彼は、その1台目。人間の欲望と希望が詰め込まれ、ただでさえ重いのに、人間の感情でもっと重くなった。
彼は、負担が重くて動かなかった。動かないものは捨てられてしまった。
もう、人間は目を向けないであろう。
つるが絡まり、埃と土で汚れてしまった。
彼は今一人だ。寂しそうにそこから動けない。
しかし、ある日人間が現れた。
これからの彼の物語はいかに────。
「タイムマシーン」と口にする時、口調はいつも小林克也氏。
デロリアンが手に入ったらどうしよう二十歳の君を見に行こうかな
#タイムマシーン
タイムマシーンがあるなら、
子供のころに戻りたいな…
おじちゃん、おばちゃん、みんなで囲んだ食卓、お父ちゃん、お母ちゃん
お茶を飲みながら漬物を食べたね…
みんなが集まって、お盆楽しかったね…
いろいろあったけど、泣いたり笑ったり。けど…あたたかかったね。
たくさん褒めてくれて、いつも味方だったね。たくさん助けてくれてね…感謝しています。みんな大好きでした!
タイムマシーン、あの頃に連れて行って!
あの家で、もう一度あの家の匂い、話し声、ドアの音、ほうきで畳を掃く音、感じたいな。そして、夕飯よりひと足早く味見したお母ちゃんのカレーをまた食べたいな。なんか特別な待遇感があったな!またお母ちゃんのオムレツも!
おばちゃんの煮物、焼き肉、一緒に食べた夏みかん。またあの頃に戻して下さい。連れて行って下さい!
#タイムマシーン
私は科学者。まあ、勝手にそう名乗ってるだけだけど。・・・いや、名乗ってるだけ「だった」。
私ね、ついに開発したの。あのアニメや漫画に出てくる、「タイムマシーン」。
未来に進むことはできないんだけど、ほんとに昔に行けるの。疑わないでよね。
でも、私がつくったタイムマシーンは、その時間に「自分が行く」んじゃなくて、「時間が“戻る”」の。
そんなの変わりないじゃないかって思うでしょ?それが、これを使って大失敗しちゃった人がいるの。
その人のことを、ちょっと話すね。
みんな聞いたことがあると思う、「時間は戻せない」って。それはホントだった。あるタイムマシーンに
乗った。時間を動かせるタイムマシーン。私はそれに乗って過去に来たの。戦国時代を味わってみたくっ
てね。でも、失敗だった。時間が動くでしょ?時間が巻き戻されるの。夢みたいでしょ。
でも、そのせいで私、死んだの。戦国時代で襲われそうになって。というか、襲われたんだけど。でね、
タイムマシーンに乗って元の世界に戻ろうとしたの。でも、時間が戻せるだけなの、このタイムマシーンは。
だからね、戻れなかった。それで今、死んでるの。怖いよね。科学者って。
もしタイムマシーンがあったなら
過去に戻って何かを変えるより
立ち止まってたあの日の私にそっと隣に座ってあげたい
大丈夫って言葉はあの頃の私には重かったから
ただ同じ景色を見て同じ時間を流したい
未来へ向かう道はまだぼんやりしているけど
不安の数だけちゃんと心は動いている
だから今日も進む
壊れかけのタイムマシーンみたいにぎこちなくても
確かに、前へ
『救うためなら』
「ねぇ、過去に戻りたいと思わない?」
目の前にいきなり現れた女の人はそう言った。この世のものとは思えないぐらい綺麗で、まるでゲームの中から出てきたみたいだ。
「過去に戻る…?何を言っているんですか?それに、貴方は……」
「私のことなんてどーでもいいじゃん。そ・れ・よ・り、戻るの?戻らないの?」
女の人は首を傾げ、そう僕に尋ねる。
過去に戻るって言ったって、どうやって……
そんな僕の思考を読んだかのように、彼女はニッと笑った。
「それはまっかせて!」
彼女がそう言いパチンと指を鳴らすと、どこからともなく大きな機会が彼女の後ろに現れた。目を見開く僕に得意げに笑う彼女。
「じゃっじゃーん!!今、君の目の前にあるのはタイムマシーンだよ!」
「タイム、マシーン?」
タイムマシーンなんて本当に存在したんだ……。そう呆然としていると、彼女が囁く。
「救いたい人がいるんじゃない?」
はっと息を飲む。
「どうして…それを…」
彼女はクスクスと笑うだけで答えてはくれなかった。
僕を庇って死んでしまった彼。もっと話したかった、もっと貴方のことを知りたかった。……もっと彼のことを信じていればよかった。そんな後悔がずっと心の中にある。
ポケットの中に手を入れると、彼が僕に託してくれたアイテムが入っていた。
「……本当に、救えるんですか」
そう問うと、彼女は僕を指さす。彼女の指が僕の胸に触れた。
「それは君次第だよ。君が頑張れば救えるし、何にもしなかったら変わらない。……あ、それとタイムマシーンを使う為には代償が必要なんだ」
「代償?」
「そう、例えば……」
僕の胸に触れていた指が上がっていき、僕の目の前で止まる。本当に、目の、前で。
「君のその目とか」
代償として目を差し出せということか……。目がなくなってしまったら、僕の夢はもう叶うことはないだろう。でも、それでも良かった。彼を救えるなら。
その決意を話すと彼女は嬉しそうに笑い、僕に手のひらを差し出した。
「交渉成立だね。じゃあ、行こうか」
悪魔の導きにも見えるその手を僕はしっかりと握った。
【タイムマシーン】
12/20土曜日、いきなり午前中に外出。
『どこへ?』『●●なんとか病院』
通ってる病院の名前を濁らす。
?
で、なぜか、いつもは行かない場所のスーパーに行き、買い物せずに帰宅。ドラレコのデータは削除。
消し忘れたデータにそのエリアのスーパー。通らない道。
なるほどね。
病院はAMのみ診察の日。
帰宅は夕刻遅く。
そのスーパーはかなり遠い。
『遅かったね。駐車代、すごかったんじゃない?』
『…デパートの会員で安くなるさ』
そんな事ない。
12/22 宴会。ほう。
どんな居酒屋?
『普通』
いつもは、いろいろ語る。
誰と行った?
タイムマシーンに乗ってやり直すのにって、
思う?
それとも、この先を見に行く勇気はある?
今で精一杯。
「いま」がいっぱいで良い。
学生時代にウェルズの執筆したタイムマシンという小説を読んだ感動が今でも心に残っている。
そんな過去を思い出させた今回のお題がタイムマシーンのように感じた。
#タイムマシーン
遂に、遂に成し遂げた。ここまでに数々のトラブルに見舞われ、何度も何度も失敗してきた、タイムマシーンの発明に。これさえあれば、これまで分からなかった過去を知ることも、この先起こる未曾有の事態を知ることもできる。
人類の希望と期待を乗せ、僕たちはタイムマシーンに乗り込んだ。行き先は未来。過去よりはリスクも少ないだろうということで、研究チーム一同で十年後の未来へ向かった。
着いた途端、目に飛び込んできたのは、荒廃した世界。草木は枯れ果て、偽物の、木々を模した金属の塊が点々と存在しているだけだ。僕らが予想していたような、今より少しだけ発展した都市は無くて、崩れかけたビルの群れと、吹き荒ぶ砂嵐だけが世界を構築していた。
「これ、は……」
誰も、声は出せなかった。本当にここは、僕たちの未来なのか。一体、何があったのか。立ち竦む僕らの元に、ボロボロの、焼け焦げたようなノートが一冊、強風に煽られて飛んできた。中を見るのは少しだけ気が引けたが、調査の一環なのだと言い聞かせ、開いてみる。
中身は、幼い誰かの日記帳のようだった。拙い字に、少し表面が溶けたようににじんでしまっている、クレヨンで描かれた絵が添えられている。
初めは、どこにでもあるような、普通の日記だった。夏休みに友達と遊んだ、新しいゲームを買ってもらった、庭の向日葵が咲いた。そんな内容ばかりだ。
しかし、ある日を境に、内容は一転。幼心ながら感じただろう悲しみや喪失感、絶望と、そんな内容ばかりになっていく。
どうやら僕らは数年後、これまでに類を見ないような、最大規模の戦争をするらしい。他でもない、僕らが作ったタイムマシーンを巡って。
僕達はもう、何も言えなかった。未来を、幸福を願って作ったのに、こんな結果は望んでいないのに。かつて、かの銃や爆薬を作った研究者達は、こんな気分だったのか、と、知りたくもなかった事実を知る。
僕らを一同に顔を見合わせ、ある決意をした。そして、再びタイムマシーンに乗り込んで、今度は過去へワープする。向かうのは、タイムマシーンが完成する十年前。
その頃見つけていた、タイムワープに必須の部品をいくつが盗んだ。これで、もうタイムマシーンは作れない。僕らの乗っていたタイムマシーンは存在しなかったかのように消え失せ、僕らは過去に取り残された。
そう、取り残された僕らは気づけなかった。きっと、この流れはこれまで何度も繰り返されてきたことを。僕らがタイムマシーンを開発できてしまった時点で、それはもう確立された未来だったことを。タイムパラドックスは、起こるはずもないのだ。未来はもう、決まっている。
時代に文字通り取り残された僕達は、未来の、僕らが来た時代の僕らがどうするのか、もう知る由は無かった。
テーマ:タイムマシーン
素直に謝れてたら
手を離さなかったら
ほんの少しの勇気が持てていたなら
タイムマシーン
タイムマシーンの機能は二つ
未来に進むこと、過去に戻ること
楽しい時間はすぐに過ぎる
苦しい時間はゆっくり進む
あの時間はきっと
半分タイムマシーン
『タイムマシーン』
⬛️だからさ!
存在は一生ないってわけよ!
なぜなら!!
⬜️わかったけどわかんないから!
一旦少し巻き戻って貰っていい!?
1分でいいから
⬛️おk、時を戻そう
〜シロツメクロツメ雑談会〜
⬜️んで、なんだっけ?
タイムマシーンは
現実世界じゃ絶対ありえないって話?
⬛️だってそうじゃん!!
もしも!もしもだよ!?
万が一間違ってでも出来たとしたらよ!?
だからさ!
存在は一生ないってわけよ!
なぜなら!!
向こうから来たって事実が!
今なお存在しない!
もしもできるならそういう前例が
一件でもないとおかしくないじゃん
⬜️良かった、1分弱の時間が
ちゃんと戻ったらしい
けどまぁそれはそれである種の証明よねぇ
どんなに文明が発達しても
時間だけは人間には操る術を
神は与えてくれなかったって根拠になる
⬛️だろ!?
くっそー!それひとつあれば
この世の全てを物にできるはずだったのに!
⬜️神様 (。-人-。)
どうかこの人にだけは
間違っても時間操作は与えないでください…
⬛️でもおかしくない!?
便利すぎない!?タイムマシーンあったら!
⬜️まぁ万が一間違っても完成したら
きっとあらゆる国が取り合うし
その国が絶対に超厳重保管するだろうね
見られたくない過去を死んでも隠すために
⬛️それだけじゃない!
(_๑òωó)_バァン!
⬜️はい?(。´・ω・)ん?
⬛️移動!!
時間移動だけじゃなくて!
好きな時間の好きな場所とか!
もはや最強すぎんだろ!?
乗り物として!道具として!
空中浮遊で移動!場所問わない!
高低差を気にしない!
まさに最強の乗り物!!
⬜️(꒪꒳꒪ )…そうね
時間移動を抜きにしても
そもそも好きな場所に
擬似的にテレポートできる
って考えたらそれだけで欲しいよね
⬛️ヾノ。ÒдÓ)ノシ バンバン!!
普通に考えたらさ!?
引き出しだろうと車だろうと!
その場としての過去、に
移動すべきじゃん!?
やっぱ超万能よ!!
時間移動抜きにしても欲しい!!
⬜️(꒪꒫꒪ )(どうしよ…
本当にタイムマシーンが
関係無くなり始めて来た……)
⬛️(_`Д´)_バァン!!
という訳で!!
人間に時間だけは操れない!!
これにて閉館!!!
⬜️m(_ _)m
読んでもらった皆さん
夢がない話になってすみません…!
次は物語頑張って書きます
〜シロツメ ナナシ〜
〈タイムマシーン〉
彼女が亡くなったという知らせは、昼休みの会社に届いた。
何かの冗談かと思ったが、高校の同級生、大学のゼミ仲間双方からほぼ同時に来た。
スマートフォンの画面に並んだ簡潔な文面を、何度も読み返す。文字は理解できるのに、意味だけがわからない。
高校時代から、ずっと好きだった人だ。
同じクラスで、窓際の席に座っていた彼女。誰かの話を聞くとき、少し首を傾ける癖があった。
好きな本も、歌手も同じ。考え方も似ている。何かと一緒に行動することも多い。
お互い、好きだったんじゃないか──そんな確信めいた瞬間がいくつもあった。
俺はそのたび、本心を告げようとして、結局できなかった。
大学も同じ学部同じゼミで距離は縮まったのに、決定的な一歩は踏み出せなかった。何か、近寄りがたい雰囲気を醸し出していたからだ。
いくつか年上のエリートとつきあっている、という噂も耳にした。
就職後の同窓会で再会したとき、彼女の左手に指輪が光っていて、すべてが終わったのだと思った。
結婚生活は、うまくいかなかったらしい。
モラハラ、暴力、支配。離婚後、彼女は心を病み、そして自ら──
葬儀へ向かう途中、雨の中で拾ったタクシー。
乗り込んだ瞬間、妙な違和感を覚えた。ダッシュボードの上に、小さな黒猫の置物があった。艶のない陶器で、琥珀色の目だけが妙に生き生きしている。
ミラー越しに、運転手の視線が合った。
その瞳の奥が、猫の目のように一瞬だけ光った気がした。
「お客さん。本当に行きたいところは?」
勝手に口が動き、願望が溢れ出る。
「……高校時代かな」
次の瞬間、景色が歪んだ。
****
──気づいたら高校の制服を着て、正門の前に立っていた。
これまでの記憶は残っている。それを活かして、彼女を救うことができるのでは……
あのとき、逃した好機(チャンス)をものにできたら。少なくとも、彼女が自ら命を断つことなどなくせたら。
この状況に戸惑うこともなく、俺はこの「世界」を攻略する。
そして、何度も人生をやり直した。
高校、大学、社会人。選ぶ言葉を変え、選ばなかった未来を拾い上げた。失敗すれば、必ずあのタクシーが現れ、ダッシュボードの黒猫が過去に導いてくれる。
喧嘩別れもした。すれ違いもあった。
それでもやり直しを重ね、ついに彼女と結婚し、歳を重ねた。
七十を過ぎたころ、俺たちは並んで歩く速度が同じになった。すっかり白髪が増え背が丸まった彼女の歩幅は小さく、俺は自然と半歩後ろを歩いた。
穏やかで、静かな日々だった。少なくとも、俺はそう信じていた。
ある夕暮れ、あのタクシーが目の前に停まった。
あの黒猫の置物が、フロントガラス越しに見えた。
──何故? この「世界」は完璧なはずなのに?
戸惑う俺を残し、彼女がタクシーに近づく。
彼女は何も言わなかった。
ただ一度だけ俺を見て、微笑むでもなく、後部座席に乗り込んだ。
ドアに手をかける俺を制するように、運転手が言った。
「お客さん、おわかりになりましたか?
この人もね、この車のお得意さんなんですよ」
それだけだった。
タクシーは静かに走り去っていく。俺は追いかけることもできず、立ち尽くしていた。
俺は俺の都合で彼女を縛りつけていたのか?
足元で、黒猫がすり寄った気がした。
──俺の思考で凝り固まった世界が、ほどけていく。
****
目を覚ますと、俺は自分の部屋にいた。
夢だったのかもしれない。
けれど、胸の奥に残った記憶の苦みは確かだった。
スマホを見る。彼女の死の前日。時計は、彼女が命を断つ前の時刻を指している。
──考える前に、身体が動いた。
俺は彼女のもとへ向かう。
過去を修正しようとは思わなかった。人生を奪い取ろうとも思わなかった。
ただ、彼女に伝えなければいけない言葉がある。
彼女の住む部屋の前に立ち、インターホンを鳴らす。
ドアを開けた彼女の顔はやつれ、生気を失った瞳が俺を見上げた。
「──生きてくれ」
理由は言わなかった。言わずとも伝わるはずだ。
彼女は何も答えなかった。ただ、俺を見つめる瞳から一筋の涙が頬を伝う。
しばらくした後、小さく唇が動く。
「ありがとう」
絞り出されるような声を聞き、俺は部屋を後にした。
帰り道、夕暮れの道端。黒猫が一匹、こちらを見上げていた。
琥珀色の目が一瞬だけ光り、小さく鳴く。
──ニャア。
それを合図にするように、猫は闇の中へ溶けていった。
俺の前に、「タイムマシーン」はもう現れない。必要ならば、彼女の前に現れるだろう。
それでいい、と俺は思った。
──────
SF(少し不思議)なお話です。「この世界は」と同じ黒猫モチーフ。シリーズ化したら面白いかもね。
タイムマシーンがあったら
過去に行く。
ダラダラ過ごしてしまった10代と20代を
何とかしたい。
でもそれがあっての今と考えると、
やっぱり未来に行こう。
未来へ行って
バック・トゥ・ザ・フューチャーのビフみたいに
くじで一儲けしよう。
マーティーに邪魔されてしまうかな。
タイムマシン。
僕はある研究所の警備員として働いている。
タイムマシンが完成したと聞いて研究室に忍び込んた。
タイムマシンに乗り込んで主電源を長押しした。
ピコンと音がしてモニターにアンドロイドが映し出された。
「初めまして、どの時代に行きますか?」
タイムマシンが話しかけてきた。
「しゃべれるのか!?凄いな…。1970年に連れて行ってくれ」
僕は答えた。
「目的は何ですか?」
「親父に美人で能力の高い女性と結婚させて、僕の人生を変える!」
「タイムパラドックス!!そんな事をしたら貴方は消滅します!」
「なに!そうなのか?ならば、母親にハンサムで優秀な男性と結婚させる!」
「タイムパラドックス!!それも貴方は消滅します!」
「母体でもダメなのか!ならば未来に行ってロト6の当選番号の本を買う!」
「それも出来ません!タイムマシンで現代に戻ってきた時に消滅します。過去や未来で得た記憶も抹消されます」
「じゃあ、何が出来るんだ?」
「観光です。誰かの人生を変える事は一切出来ません!」
僕はしょんぼりして研究室を後にした。
タイムマシンは実現不可能。
人生は一度きり。
過去は変えられないが、未来は変える事が出来る!
分岐点で熟慮し、自分にとって最良の選択をし、己の道を歩んでいくしかないのだ…。