タイムマシン。
僕はある研究所の警備員として働いている。
タイムマシンが完成したと聞いて研究室に忍び込んた。
タイムマシンに乗り込んで主電源を長押しした。
ピコンと音がしてモニターにアンドロイドが映し出された。
「初めまして、どの時代に行きますか?」
タイムマシンが話しかけてきた。
「しゃべれるのか!?凄いな…。1970年に連れて行ってくれ」
僕は答えた。
「目的は何ですか?」
「親父に美人で能力の高い女性と結婚させて、僕の人生を変える!」
「タイムパラドックス!!そんな事をしたら貴方は消滅します!」
「なに!そうなのか?ならば、母親にハンサムで優秀な男性と結婚させる!」
「タイムパラドックス!!それも貴方は消滅します!」
「母体でもダメなのか!ならば未来に行ってロト6の当選番号の本を買う!」
「それも出来ません!タイムマシンで現代に戻ってきた時に消滅します。過去や未来で得た記憶も抹消されます」
「じゃあ、何が出来るんだ?」
「観光です。誰かの人生を変える事は一切出来ません!」
僕はしょんぼりして研究室を後にした。
タイムマシンは実現不可能。
人生は一度きり。
過去は変えられないが、未来は変える事が出来る!
分岐点で熟慮し、自分にとって最良の選択をし、己の道を歩んでいくしかないのだ…。
1/23/2026, 5:56:00 AM