風雪 武士

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3/6/2026, 5:53:23 PM

今回は「枯葉」と「0からの」2本立てです。

0からの。

1995年、兵庫県で阪神淡路大震災を直撃した。
その影響で、僕の自宅兼食堂は一瞬にして瓦礫と化した。
住居も仕事も失ってしまった。
もう終わりだ。
なぜ生きているのだ…。
もう死んでしまいたい…。
僕は瓦礫にもたれ、ただ沈黙の中、座り込んだ。
絶望に打ちひしがれている。
その時、前方で自衛隊員達が犬を連れて瓦礫の山を捜索している。
「誰かいませんか?誰かいませんか?」
自衛隊員が救助活動をしているのだ。
僕はその姿を見て自分を恥じた。
命あれば人生なんて何度もやり直せるじゃないか!!
取り敢えず、落ち着いてきたらラ−メンの屋台から始めるか…。
0から始めよう。
僕は立ち上がり、自衛隊員に避難所の場所を尋ねる事にした。

枯葉。

枯葉とは、まるで50代の自分の事を言われてるようだ。
人を葉に例えればそうなるだろう。
我ながらよく生きれたと思う。
人生、何度か死んでたかもと思う場面があった。
運が良かったのだ。
ある女性が30歳で白血病で亡くなった話を聞いた。
その人には幼い子供がいるのに…。
さぞかし無念だっただろう。
なぜ、そういう人が病死してしまうのだ?
僕は今後、結婚も、子供を授かって育てることはないだろう。
つまりそんな大した役割はないのだ。
なのに生きている。
悪人も沢山生存している。
世の中は不条理。
数年前、コロナウィルスが猛威を奮っていた頃にワクチンが日本に輸入された。
ある市役所に、ワクチン欲しさに大勢の老人が殺到してる様子をニュースで見た。
あんたら十分生きたんだし、子供や若い人達に譲ってやれよ!みっともない!と思った。
僕が亡くなったら海に散骨してもらいたい。
今まで生物の命を散々飲み食いしてきたのだから…。
枯葉は風に吹かれて静かに散る。







3/6/2026, 6:22:57 AM

欲望。

ビルの最上階、太陽の沈む時刻に二人の男女が視線を交わしている。
「沙彩ちゃん、話って何かな?」
僕は聞いた。
「風雪さん、大好きです。私と付き合って下さい」
沙彩ちゃんは唐突に告白した。
まさか女性から告白されるなんて想像もしてなかった。
彼女は後輩で、仕事を優しく教えたのが功を奏したのだ。
ついに僕の良さが分かってくれる人が現れた!
辛い事が多い人生だったが本当に生きてて良かった。
だか、、僕には淑恵という妻と生まれたばかりの赤ちゃんもいる。(テ−マ:小さな命を読んで下さい)
不倫はまずい!
こんな自分と結婚してくれた妻を悲しませる事になる。
二人の女性と付き合えるほど器用じゃない!
それに浮気がバレたら淑恵に殺される!
結論が出た。
「沙彩ちゃん、とても嬉しいんだけど、妻と子供がいるからごめんね。あと2年早く出会えたら付き合えたんだけどね…。さよなら…」
僕は泣きながらその場を走り去った。
沙彩ちゃんはポカンとして、立ち尽くしている。

3/5/2026, 5:09:42 AM


Love you。

冬の深夜、人通りの絶えた十字路。
日本人の男性と鮮やかな金髪の女性が立ち話をしている。
「アリサさん好きです。僕と付き合って下さい」
武士は告白した。
「武士…。気持ちは嬉しいけど、来週ニュ−ヨークに帰国するから無理よ」
アリサは返事をした。
「もう日本に来る事はないの?」
「そうね、だから今日でお別れよ。楽しかったわ。さよなら…」
アリサはそう言うと手を振って去って行った。
武士はその姿を寂しそうに見つめた。
2カ月後。
ポテトチップスを片手にアリサはリビングで映画を楽しんでいた。
その時、チャイムが鳴った。
アリサはドアを開けた。
すると黒髪の男性が佇んでいる。
「武士!?」
アリサは驚いた。
「やあ、アリサさん久し振りだね。貴方に会いに来たよ」
武士は笑顔で言った。
「貴方、ニュ−ヨ−クに旅行で来たの?」
「いや、移住だよ。僕は一生アメリカで暮らすよ」
「アリサさん」
「何?」
「Love you」
「…ありがとう、まずはお友達からね」
アリサは笑顔で答えた。
「ええ!ここまで努力したのに恋人にしてくれないの?」
「武士がアメリカでやっていけるか見定めてからよ」
「き、厳しい!!」


3/4/2026, 4:42:00 AM

小さな命。

自宅の寝室で僕と妻の淑恵と赤ちゃんの3人で過ごしている。
淑恵は難産の末、出産した。
女の子だ。
名前は多幸にした。
沢山の幸運があるようにと願ってだ。
我が子ながら可愛い。
顔は淑恵に100%似てもらいたい。
そうすれば美人で人生を有利に展開出来る!
ただし、スト−カ−などにつきまとわなければいいんだけどね…。
女の子の顔は高確率で父親に似る。
嘘だと思うなら調べて下さい。
僕に似たら普通レベルだな。
もしそうなら仕方がない。
娘には運がなかったと諦めてもらおう。
僕は多幸を抱きかかえた。
彼女が成人になるまでしっかり育てなければ…。
それまでは絶対に死ねない。
小さな体から感じる鼓動に喜びと共に責任を感じた。
「Love you」
と僕は多幸に言った。
「英語で?あなた、キザね」
淑恵が話し掛けてきた。
「色々あって最近毎日投稿してないから(書いて)のアプリのテ−マが溜まってんだよ。これで消化しょうと思ってね…」
「はあ?そんなズルは駄目よ!貴方の作品を楽しみにしてる方がいらっしゃるんだから!1つ1つ丁寧に書きなさい!!」
「ですよね。テ−マ(Love you)は思いついたので近日書きます。お楽しみに!?」





3/2/2026, 4:58:54 AM

物憂げな空(今回は2作品投稿してます)

僕は夜勤専属のホテルマンとして勤務している。
勤務時間は夜の22時から朝9時まで。
2時〜5時まではフロント閉鎖時間で仮眠となる。
毎日同じ勤務時間だが眠れない。
夜勤明けですぐにベッドに横になるが眠れない。
おそらくサ−ビス業なので頭は疲れているが、体は疲労してないからだ。
寝落ちしたと思っても15分〜30分で目が覚める。
酷い時はそれで働く事になる。
3時間しか眠れなかったという話を聞くと羨ましい限りだ。
仮眠の時も1時間ぐらいしか眠れない。
事務所のベッドで寝ていると、お客様が帰館した時の自動ドア音や自販機で飲み物を購入した時の音もうるさい。
これは仕方ないが、なかには時間外なのにスマホの充電器を借りにくる客がいる。
「緊急時以外は起こすんじゃねえ!!あんたもこんな事されたら嫌だろう!朝の5時まで待ちやがれ!!」
と言いたいが渋々対応してます。
また、深夜2時以降のチェックインは断ってもいいが、僕は優しいので受け入れてます。
物憂げな空とは、まるで僕の精神状態のようだ。
俺は夜行性だと言う人がいるが健康には良くない。
人は朝日と共に起床し、月と一緒に夜に眠るのがベストだ。
夜勤はオススメしない。
だが、こういう勤務の人がいないと社会は成立しないのだ。
読者の皆様、今日もお疲れ様でございます。
勉強や仕事が色々と大変だと思いますが、お互い頑張りましょう!



遠くの街へ。

僕の出身地は兵庫県淡路島。
今は宮崎県で仕事してます。
気がつけば、実家が遠くの街になってしまった!
静岡県在住の時は工場勤務だったので、ゴ−ルデンウィ−クは夜行バス、電車、路線バスを利用して帰省した。
そして、実家の農業を手伝った。
滅多に帰らないので、お客様扱いしてくれると思ったら朝から晩までやらされた…。
体は疲労困憊だ。
少しは親孝行になったと思う。
毎年GWは帰省した。
ところが2020年、新型コロナウィルスが世界中で蔓延した。
僕はコロナにかかる事はない!
その年のGWも帰省する予定だった。
だが、志村けんさんを始め大勢の人々がコロナに感染してお亡くなりになった。
あの強運の喜劇王が死亡した!!
新型コロナウィルス恐るべし。
こんな僕なんかひとたまりもない…。
この報道を知って帰省は断念した。
母は僕の帰省を望んでいたが、兄の家族に恨まれるので中止した。
この決断は正しかった。
今もコロナウィルスの後遺症等で苦しんでいる方がいます。
1日も早い治療法の確立を願っています。
皆さん、健康に留意してお過ごしください。




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