欲望。
ビルの最上階、太陽の沈む時刻に二人の男女が視線を交わしている。
「沙彩ちゃん、話って何かな?」
僕は聞いた。
「風雪さん、大好きです。私と付き合って下さい」
沙彩ちゃんは唐突に告白した。
まさか女性から告白されるなんて想像もしてなかった。
彼女は後輩で、仕事を優しく教えたのが功を奏したのだ。
ついに僕の良さが分かってくれる人が現れた!
辛い事が多い人生だったが本当に生きてて良かった。
だか、、僕には淑恵という妻と生まれたばかりの赤ちゃんもいる。(テ−マ:小さな命を読んで下さい)
不倫はまずい!
こんな自分と結婚してくれた妻を悲しませる事になる。
二人の女性と付き合えるほど器用じゃない!
それに浮気がバレたら淑恵に殺される!
結論が出た。
「沙彩ちゃん、とても嬉しいんだけど、妻と子供がいるからごめんね。あと2年早く出会えたら付き合えたんだけどね…。さよなら…」
僕は泣きながらその場を走り去った。
沙彩ちゃんはポカンとして、立ち尽くしている。
3/6/2026, 6:22:57 AM