『タイムマシーン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もしもタイムマシーンがあったなら
やっぱり学生の頃に戻りたいな。
もっと勉強しろと言うし、趣味を楽しめともいう。
そして、今いる友達を大事にして欲しい。とも言うかもね。
今でも仲良くしてくれて、ありがとうね。
「タイムマシン」
この言葉を聞いたことはないだろうか?
夢と技術とロマンと、少しの恐怖がこもっている
「過去はは変えられない」
という常識を科学や工業の力で覆すことができたなら?
言葉だけ聞くと、羨ましいと思う。
だが本当に「変えたい過去」があるのか?
いや、ない。
あるはずが、ない。
あっていいはずが、ないのだ。
「過去はは変えられない」
この言葉の本質は、
過去は、変えてはいけない。というものだと思う。
亡くなった人やペットと会いたい気持ちもわかる。
青春をもう一度して、あの子と結ばれたいのもわかる。
あの怪我や事故がなかったら……というのもわかる。
もっと勉強しとけばなぁ、めっちゃわかる。
でも、
あの時親が亡くなったことが今の自分のピースになって、
あの子に告白できなかった事が自分のピースになって、
あの怪我があった事が自分のピースになって、
ずっと勉強せずに遊んでいた事が自分のピースになって、
「私」という名のパズルが完成している。
そのパズルを崩してまで、過去に行きたいのか?
「私」は、変えられないのに。
「現代には、変わるチャンスなんてゴロゴロ転がってるくせに、過去にばかり目を向けて。過去に責任をなすりつけるな。」
「タイムマシン」はこう、言っている気がする。
タイムマシーンに乗って過去へ未来へひとっ飛び
おばあちゃんに会いに行きたいな
遠い未来がどうなるかも気になるな
満足したら今へ戻ってこよう
タイムマシーン
恋焦がれていたはずの君をみて失望した。なんだ、所詮そんな男と一緒になるのか。
小、中、高と同じ通学路、同じ道を進んでた。誰より俺が近くにいて、俺しか知らない君がいたはず。お互い特別で、俺たちだけの世界があったはず。
大学は君にとっての井戸の外、新しくて眩しい世界だったんだな。俺が古臭く見えただろう。それどころか俺を思い出すこともなかっただろう。SNSで見る君がどんどんと遠い存在になっていった。
それでも成人式で一番最初に綺麗と言ったのは俺、隣の席で笑ってる君を誰よりも可愛いと思っていた。君を好きな自分を感じた。
タイムマシーンがあったならどこに戻ろう。
花粉症のくしゃみをした俺の鼻垂れをみて一瞬笑ったのに「笑ってないよ」と誤魔化した春。ただ一緒にアイスをたべながらスプラトゥーンをした夏。赤いランドセルにイチョウの黄色が映えて眩しかった秋。「冷たい空気で、匂いがしないね」と少ししょぼくれていた冬。
好き、だというにはあまりに好きすぎて伝えられなかった。まだまだもっと、好きになれると思っていたから。
あの日々に戻ってがむしゃらに好きを伝えたい。だからどうか、こんな未練がましい俺を見捨てないでくれ。
タイムマシーン
恋焦がれていたはずのお前をみて失望した。なんだ、所詮そんな男と一緒になるのか。
小、中、高と同じ通学路、同じ道を進んでた。誰より俺が近くにいて、俺しか知らないお前がいたはず。お互い特別で、俺たちだけの世界があったはず。
大学はお前にとっての井戸の外、新しくて眩しい世界だったんだな。俺が古臭く見えただろう。それどころか俺を思い出すこともなかっただろう。SNSで見るお前がどんどんと遠い存在になっていった。
それでも成人式で一番最初に綺麗と言ったのは俺、隣の席で笑ってるお前を誰よりも可愛いと思っていた。お前を好きな自分がまだちゃんといた。ずっと、ちゃんと好きだった。
タイムマシーンがあったならどこに戻ろう。
花粉症のくしゃみをした俺の鼻垂れをみて一瞬笑ったのに「笑ってないよ」と誤魔化した春。ただ一緒にアイスをたべながらスプラトゥーンをした夏。お前の赤いランドセルにイチョウの黄色が映えて眩しかった秋。「空気が冷たくて、匂いがしないね」と少ししょぼくれていた冬。
好き、だというにはあまりに好きすぎて伝えられなかった。まだまだもっと、好きになれると思っていたから。
あの日々に戻ってがむしゃらに好きを伝えたい。だからどうか、こんなにも未練がましい俺を見捨てないでくれ、メグ。
【タイムマシーン】
タイムマシーンがあったら、君とはじめて出会った日に行ってみたい。
君はサラサラした黒髪で、笑うと白い八重歯がこぼれた。
可愛らしい笑顔の陰には負けず嫌いの強さが隠れていたっけ。
一目惚れって、ほんとにあるんだよ。
タイムマシーンがあれば、それを証明できるよ。
タイムマシーンがあったら、君とはじめて出会った日に行ってみたい。
君はボーイソプラノで歌い、そのくせ大人みたいにおれを見た。
生意気盛りのくせに怖がりだったよな。
一目惚れって、ほんとにあるんだよ。
タイムマシーンがあれは、それを見せることができるよ。
タイムマシーン…。
過去に戻ったからと言って今が上手く行くのだろうか…。
未来に行って来たと言って今を上手く生きられるのだろうか…。
思い出感覚で過去に戻りたい…。
興味本位で未来を見てみたい…。
そんな旅行をタイムマシーンでしてみたい…。
けれど、日々は過ぎていきます。
皆平等に、残酷に。
わたしをおいて貴方はいってしまう。
いつかの未来、タイムマシーンが発明されて
どの時にも自由に行けるようになったとしても
あなたにもらったこの痛み
わたしの、痛みは
きっと消えないのでしょうね。
夜に缶ビールとつまみを用意し、ただ細々と飲み食いを続ける男は特にこれといった友人も居なく、歳のせいかテレビすらも煩くて聞いていられない。窓から夜風が侵入してひとつまみ分の少年心を燻れば、なぜ自身がここまで草臥れてしまったのかすら分からないふりをし、酒で誤魔化す。
もし戻れたらのなら、何からやり直せばいいのか。いや、産まれ直しが必要なのかもしれない。
両親の自慢の息子などとは肩書きばかりで、今は酒浸りな自分自身に罪悪感を感じた男は、またもや酒で誤魔化している。そのとき、スマホのバイブ音が鳴った。
『ほら、この写真を覚えている?』
母から短い文章と共に添付されて来たのは、母と幼き自分が車窓から見える海に興奮してる様子だった。
『お父さん、いつも写真を撮って全然自分は映らないんだから、本当にお父さんの写真が見つからなくて大変!でも、いっぱい思い出を残してくれたお父さんに感謝しないとね』
すると、次に添付された写真には父が赤子を抱いている写真だった。父の顔はとても穏やかだった。
『母さん、お盆に帰るよ。』
『お父さんもきっと喜ぶわ。待ってるね。』
スマホを閉じれば、男は酒でまた誤魔化す。何を誤魔化しているのかは、当人すらも分からない。ただただ無性に悲しく、虚しさで胸が詰まっているのだろう。夜風が頭を撫でた。
もし戻れたら僕は一体何をする?
男は記憶を引っ張り出す。いつもキツく閉じられた瓶は、今日はすんなり開いてしまった。
もしあのとき、
あのときも、
あんなときでも、
いや、このときで、
溢れ出る未熟さと無知な自分の姿で胸が切り開かれていく。酒を手探りで見つければ、また誤魔化した。しかし、走馬灯は続く。
そういえば、なんで僕はあんなだったんだ。
一つの疑問が頭に過った。
そういえば、
そして、
ああするしか、
あれが、
溢れ出る未熟さと無知な自分が全力で悩んで、失敗して立ち上がろうとしては転けてしまう姿が脳裏に浮かんだ。その姿の後ろでは、両親も一緒に悩みながらも前に進む姿があった。いつしか、父は止まり、先に進む2人に手を振って居る。ほんのり言い訳じみた空想を男は、否定しなかった。過去へ行ってもきっと同じことをするだろうと分かっていたからだ。
「僕は馬鹿だな」
そんな小さな呟きは、まるで過去の自分に言っているかのようだった。
「僕は僕でしかないんだろうな」
失敗した、恥をかいた、傲慢だった世界線での自分を無くすことは出来ない。たとえ、過去を変えても戻るべき世界線はここなのだろう。映画のように未来が変わるなんてことは無いのだ。僕の居場所は、必然的に否応なくここだ。ここなのだ。
男は最後の一口を飲み干し、夜風が空き缶を吹き飛ばした。タイムマシーンに男は乗ることは無いだろう。
"タイムマシーンがあったら" の受験の前そんなテーマ小論文を書いたことがあった。想定される答えは2つ。過去に行くか未来に行くか。
けれど、その時自分が書いた回答はどちらでもなかった。『使わない』と逡巡の後にそう言葉にしていた。『過去にでも未来にでも行ける道具が目の前にあってすら使わないでいられる人生をすごしたい』のだと。
曰く、過去に行くことはそれまでの自分の否定で。曰く、未来に行くことは将来の可能性を摘み取ることだそうだ。
……それはなんって幸せで現実を知らない人間の意見なのだと今では思う。馬鹿みたいな綺麗事だ。
でも、その愚かなほど気高い前向きさが嫌いではないから。そんな自分で居続けたいと思った。
100年後、この世界はどうなっているのだろうか。
そろそろ空飛ぶ車が出来ている頃か?21世紀には出来ているはずだ!なんて言っていたのに車は未だに地に足をつけて走っている。22世紀まで後100年も無いからまだ車は飛ばないのかもしれないな。お前なら知ってるんじゃないか?
そんなに気になることかな?22世紀にはもう死んでいるから早く知りたいって?全く君ってやつは…しょうがないなぁ!じゃあ1回だけだよ?あんまりコレを使うと僕が怒られちゃうんだけど…まあ何とかしてみせるさ。他でもない君の頼みだもの!…でも本当に今回だけの特別サービスなんだからね?
それじゃあ準備をするから少し待ってておくれ!
ああそう、ひとつ言い忘れていたんだけど、未来に行ったとして君が過去の人間だってことはバレないようにするんだよ?約束できる?…なあに、服の事を聞かれたら「古着が好きなんだ」とか「レトロな物に目がなくて」とか言えばいいんだよ。あとはそうだな…「歴史が好き」なんてのもいいかもしれないね。
それじゃあ。また、会おうね。
#タイムマシーン
タイムマシーン
過去に戻れるなら何をしたいだろう。
未来に行けるなら何をしたいだろう。
全ては今の私が決まるのだ。
未来ってどんなとこかなー?
って思ったことあるよね!
僕が思う未来はね、、
人が少なくなってて、
自然破壊されてて
今の環境の跡形が無くなってると思うな、、
そう思えば悲しいよね、
タイムマシーン。子どもの頃に戻って人生やり直し、と思ったけどタイムマシーンじゃ若返るとかそういうのはないな。過去に戻っても過去の自分がいるんだから。
未来に行くにせよ過去に行くにせよ競馬で金を稼ぐくらいしか思い付かないな。
あるいは旅行か。金も時間もないから旅行なんてできないけどタイムマシーンがあれば時間は確保できるからぶらり旅くらいならできる。
しかしタイムマシーンがなければ旅行すらろくに行けない今の人生はくそだな。死にたくなるわ。
タイムマシーン
タイムマシーンはほしくない。
便利かもしれないけど、過去のアラや非効率だった頃の試行錯誤さえ浮き彫りになることを考えると、羞恥心がどうしても優勝してしまう。
タイムマシーンはほしくない。
うっかりしてしまった失言が取り消せるならと思わないでもない。
それでも失敗しなければ私は成長しない。
取り消せるからと何回でも失言をする私にはなりたくない。
タイムマシーンはほしくない。
時間は一方向にしか進まないって知っている。
世の中の物理法則を歪めてでも確認したい未来や過去の出来事はないし、それによって歪む時間の責任は私には取れない。
タイムマシーンは、いらない。
タイムマシーン
必要なものなんだろうか。
いらないと思うんだけどなぁ。
どう考えたって、悪にしかならんもの。
けして良い事にはならん。
歴史も運命も、ただあるがまま。
たとえ改変されようと、どこかで覆される。
それが時の流れなのだ。
タイムマシーン
最近彼とは昔話しもする
何十年も前の事の答え合わせをしてるようだと彼は言う
あの頃我慢させてたんじゃないか?
と言う事を彼はよく言う
私たちは誰がどう見ても主導権を握ってるのは私だと思われているだろうが、本当は逆だ
彼はそれを確信したのが最近だったようだ
…気付くの、遅すぎる
主導権を握れるタイプなのにそれをあえて、
彼側に任せてしんどかったんじゃないか?と言うけど、
私が望んでした事だからしんどいも我慢も私はしてなかった
むしろ彼の方が我慢してたと思う笑
でもお互い思い出が美化されてるようで、
嫌な思い出はない
実際私は彼に嫌な思いなんてした事ないんだけどな…
嫌な所を考え見ても本当にない
好きな所は出て来るも、嫌な所がない
ずっといれば、出て来るんだろうか…?
「7月23日近辺に、既に『もしタイムマシンがあったなら』ってお題、書いてんのよ……」
ネタの重複は日常茶飯事。雨系空系の類似語句に何度頭を抱えたことか。
「当時は、本音として別の気持ちがあるのを隠した上で、『そんなモンあったら博打で億当てて、クソな職場ともオサラバするわ』みたいなこと書いたな」
で、ほぼ半年後の今回、ほぼ同一のネタでひとつ書くわけだ。某所在住物書きは頭を抱えた。
タイムマシンからどう話を膨らませろというのだ。
「……これ以上重複しねぇよな?」
さすがに今後3度目の時間軸ネタとか来られたら、俺、詰むが。ガチで詰むのだが。
フラグめいたため息を吐き、物書きはスマホを見る。
――――――
最近最近の都内某所、某アパートの一室、夜。
部屋の主を藤森といい、今日はその藤森の親友たる宇曽野という男が、客人として晩飯を共にしている。
テーブルの上には、本来藤森ひとりで食う予定だったものを、追加の野菜と肉とで、急きょ無理やり2人前にかさ増ししたメニュー。
焼き肉のタレを流用した、スタミナスープである。
宇曽野はそれを白米にのせ、つゆだくだくのスタミナ丼に仕立ててしまった。
「藤森。変なこと聞いていいか」
「なんだ」
「おまえ、もしタイムマシーンがあったら、」
「半年前、私の後輩にも聞かれた話題だ」
「俺からはまだだろう。……あったらお前、加元と会う前に戻りたいか?それとも上京自体しなかった?」
「どうだろうな」
いきなり聞かれても、面白い回答は言えないが。
藤森はそう付け加えると、幸福な甘じょっぱさのスープからキャベツと豚バラを取り出し、ぱくり。
加元とは、藤森の元恋人のこと。元カレ・元カノの、かもと。安直なネーミングはご了承願いたい。
理想押しつけ厨とも言うべき加元と、加元に執着され続けていた藤森との間には、つい最近まで、小さいながらも8年越しの恋愛トラブルが横たわっていた。
そのトラブルが去年、メタい話をすれば11月13日頃、ようやく決着したのである。
「ただ、そんな都合の良いものが有ったところで、私はどこまで行ったって『私』だ。
東京には来ただろうし、何度上京前に戻っても、毎回お前や加元さんと会って、加元さんに心をズッタズタにされて、11月にカタがついて。今日ここで、事前連絡も無しに来たお前と飯を食うだろうさ」
何も変わらないよ。多分。
藤森は穏やかにため息を吐いた。
「つまり何度も何度も俺に冷蔵庫のプリン食われて、その都度喧嘩して、ケロっと仲直りするワケだな」
「そもそもタイムマシンなど使わない、というハナシだ。それにその理屈、つまりお前、何度も何度も私の冬の里帰りのたびに、何度も何度も私の実家についてきて、あの氷点下と地吹雪に当てられて、風呂に緊急ダイブすることになるが。良いのか」
「風呂上がりのアイスが美味かったから構わん」
「……あのな?」
「そういや、あのホワイトアウトの夜の飯もスタミナ系だった。同じタレか?例のご当地の?」
「よく覚えてるなお前?」
そもそも何故タイムマシン云々なんて、そんな妙なこと、わざわざ聞くんだ。
ちまちま野菜を食いながら不思議がる藤森。
宇曽野は特に何の理由も意図も無い風で、だくだくのつゆの味が好ましかったらしく、追加の白米をじゃんじゃか投下している。
「そんなに食って、明日、胃もたれしないか?」
「お前が少食過ぎるんだよ」
予約も無く唐突に始まった親友ふたりの晩餐会は、メインを食い終えた後で茶が入り、
少量のクッキーだのチョコだのを楽しむ前に、
宇曽野がその日も藤森秘蔵のプリンを冷蔵庫から勝手に盗み出していたことが発覚し、
ポコロポコロポコロ、
漫画だのアニメだのよろしく、ひとしきり大乱闘の喧嘩を繰り広げた後、
ケロッと、いつの間にか仲直りして、終了した。
『タイムマシーン』
タイムマシーンを使って一度だけ過去に戻れるなら。
俺は間違いなく15年前の中学2年生の頃に戻る。
その頃の俺に戻って、当時好きだったあの子に告白をする。
そんなことを言っている私の弟は、今でもロマンチストでナルシストだ。とか思いながら、私も小学4年生に戻りたいとか思っているあたり、姉弟だなぁと少し笑えた。
______やまとゆう
英美へ
ごめんなさい
あなたが亡くなった日私は
あなたに起こされたのに無視しました
ささはら先生にお互い助け合って体調管理するように言われてたのに体がだるくて無視しました
その後1時間後あなたはなくなりました
本当にごめんなさい
私が見殺しにしたようなものです
私は起きてあなたの様子がおかしいのも気づかなくてごめんなさい
前日まで一生懸命私の看病してたのに
恩を仇で返してしまいました
ごめんなさい
私を生んでくれてありがとう
私が病気だらけで仕事もやめてやりたいこともやめて育ててくれてありがとう
私せいでお父さんと喧嘩の原因を作ってごめんなさい
こんな役立たずでごめんなさい
もしタイムマシーンがあったらあなたを助けたいです
あと誤りたいです