『セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
セーターとは、秋~冬にかけて着る防寒具だ。
老若男女様々な人が身につけている。学生も例外では無い。中学まで学ランを着ていた高校一年生が、新しい冬服になり、まだシワのないおろしたてのシャツの上から、セーターを着ている様子は、なんだか大人の階段を登ろうとしているみたいで、とてもいい。なぜなら、わたしは、セーターはデザイン性を重視している洋服だと考えているからだ。カーディガンや、ベストなど、他にも寒さを凌げる洋服があるにも関わらず、彼らがセーターを選んだのは、他2つと比べ、セーターがデザイン性に富んでいるからではないかと思う。学校から与えられた、制服という、皆が同じ服装を着る中で、少しでも自分らしさを出そうとして、その結果セーターにたどり着いたのかなと考えると、なんだか可愛らしい。そして、個性を出そうとし始めている、それは個性が必要とされる大人の世界への階段を登ろうとしていることだと思う。そういう周りの変化を見ながら、私も個性を大事にしながら大人になりたいと思える高校生活を送りたかった。まあ、私も彼らと年ひとつしか変わらないのだけれど笑。ではなぜ過去形になっているのか。それは、今の時点で、そんな事は不可能だと分かりきっているからだ。私の学校は、中途半端な大学進学校、いわゆる自称進で、校則が厳しい。とても。なので、私の学校でセーターを着ている人は1人もいない。校則で着ていいとされているのは、カーディガン位なのだ。そのカーディガンも、無地もので、ブレザーの下から着用しなくてはならない。あくまでも、防寒具、としての使用しか認められていないのだ。これでは、生徒は個性のこの字も出すことが出来ない。それで良いのだろうか、と、私は思う。校則は何のためにあるのか、改めて考える、きっかけになった。結構適当に書いたので、文章まとまってないです。暴論です。はい、、
セーター
寒い日、これがないと耐えれない。
最近はとんでもなく寒い日が続き、ボクも日々、震えながら歩いている。けど、そんな時にセーターを着ると、ボクは心も体も暖かくなる。
例えるなら、それはアイスのチョコみたいにパキッとした乾燥した寒い空気の中、太陽の日差しのように暖かくて、心も春みたいなたんぽぽみたいにふわふわして暖かくなる。
まるでその暖かい日差しを布団のようにふわふわと包まれ、どんな寒い場所でも暖かくて、幸せになる。
けど代わりに室内にいると暑くて汗をかくのは、しょうがない。
でも汗をかいても大丈夫なのがセーターなのだ。
と、言いながらボクはセーターを一着しか持っていない。
だから、寒い季節になると、真っ先に着るのはセーター、一択。
ボクは一年の最初はセーターを着るし、まだ最初の冬だから外は寒い、けど室内は暑い、を体験するのが楽しみでしょうがない。
今回の冬は暖かい日もあったから、それを何度も日をまたいで体験できたのはとても有意義な時間だった、とボクは思う。
だからこそ、ボクはセーターを一着だけ持っている。
え?他にも何着か買わないのか?
うん、買わない。と言ってしまう理由は、この体験を毎日すると慣れてしまうから楽しくなくなる、からであり、それに別にセーターは洗ってもすぐに乾くし、暖かい日に丁度、着たい時に着て、それを体験して、外は寒い!室内は暑い!をこの一着だけで体験する、という楽しみが良いんだ。
変なやつ、と思われても良い。
だって、ボクは変なやつですから。
それは当たり前であり、ボクにとって、変なやつと思われるのは普通のことだから、嬉しい。
けど、最近のセーターの悩みは、別の色を着てみたい、という気持ちにもなる。最近はお洒落な色が多いから、いろんな色を着て、その体験をしてみたいけど、いまいち手が出しづらい。
だって、そもそもボクはお洒落な事をしないし、見てるだけで満足してしまう癖もある、更に言えば臆病だからボクが着ていいのか?という気持ちにもなる。
そう思うとボクは変なやつ超えて、変なめんどくさいやつだな、と思った。まぁ、それはそれで、嬉しいな。と思ってしまうボクは本当に変なめんどくさいやつなんだな、と誇らしげに思う。
まぁ、いつかもう一着セーターを買ってみよう。
うん、いつかね。
更に寒くなる冬が来る。
ボクはまた、セーターを着て、冬を楽しんでいる。
「セーター可愛くて素敵だね♡」
「これどこで買ったの?わたしもそれほしいなあ」
わたしの友人たちは
わたしの着ている
セーターを見て羨ましがっている
そんなに聞きたい?
これは
オーダメイド
まあ相手が
わたしのために作ってくれるの
なんと・・・ただだよ
「えっ、ただなの、いいなあ、わたしもほしいよ」
実はこのセーターを
手作りしているのは
わたしの彼氏だよ♡
彼氏はね手芸の先生なの
「だから上手なんだね、何かさ、お店で売っているレベルに見えるよ」
わたしは毎年冬になると
セーターを
手作りでプレゼントしてくれる
だから
セーターだけは
お店では買っていないの
もうわたしの洋服ケースには
100種類もののセーターが入っているの
彼氏がねこう言うの
「真冬は絶対に俺が手作りしたセーターを着ること
お店でセーターを買わないこと」
お店のセーターを買って、浮気されると絶対に別れると
」
そんなふうに言われてしまうから
もしお店でお気に入りが見つかった場合は
内緒で買ってしまうの♡
本当はいけないけど
心の中でごめんなさいと謝ってしまう
もちろん
お店で買ったセーターを着ていて
見つかって、別れる寸前まで行ってしまったこともあった
彼氏は
わたしのこと愛してくれるから
一生懸命になって
セーターを手作りしてくれる
セーターを手作りしている姿を見て
とても素敵だなあって
いつも言葉に出さないけど
心のなかで思っているよ♡
わたしの唯一の宝物は
たくさんの手作りセーターで
溢れかえったすべてが
わたしの何よりも大切な宝物だよ
これからも
わたしだけに
セーターを手作りしてね♡
セーター大好き♡♡♡
せやなぁ、この色の毛糸でえっか、うっし後はこの色でやり切れば完成や。
セーターを編み始めてから早3ヶ月、初心者には難しかったぁ〜
これを完成させて、ドッキリでプレゼントしたら喜ぶかな?ん〜不安!……でも、きっと喜んでくれるよね
1週間後
「ねーねー、これ!あげる(´˘`*)」
「ん?なぁに?これ〜」
「(っ*´ω`*c)エヘヘ、こっそり手作りプレゼント!
開けてみて!」
「マジ?!やった!開ける!(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク」
(ぅぅぅ、緊張するぅ:(´◦ω◦`):カタカタ)
《ガサガサッ》
「オォ(*˙꒫˙* )」
「やばい、めっちゃ嬉しい、ありがとう!」
(やったぁ!めっちゃ頑張ったかいあったわ!すんげぇ緊張したかいもあったし、嬉しいわぁ)
「ありがとうな( *´﹀`* )大事にする」
「(-^艸^-)ヘヘヘ、こちらこそ喜んで貰えて嬉しい」
「これ、かなり時間かかったんとちゃう?」
「そうなんだよ!かなり前からやり始めてつい最近に作り終わったの!」
「ほんま、ありがとうね( *´﹀`* )大好き♡」
(…頑張って良かった( ;ᵕ; ) )
完
「セーター」
手編みのセーターとか?
北欧なイメージ
あと暖炉とか?
でもセーターって文字を見ながら
考えてみると…
セーターってなんだ?と
ゲシュタルト崩壊起こしそう
セーター
セーターは
もこもこで
なんだかくすぐったい
まるでウサギの毛を着ているみたい
セーターは
あったかくて
なんだか心が落ち着く
まるで誰かにハグをされているみたい
セーターは
母の贈り物
なんだか嬉しいな
親孝行できなかった分
母が作ってくれた
お返しあげようとしたけど
もう母はいないから
お供物として
私が編んだセーターを置く
「お母さん、私が作ったセーター、あったかい?」
セーター
お気に入りのセーターがある
年に数回しか着ずに
何十年も愛用している
物でも本当に気に入っているものは
どれほど使用していても
飽きが来ない
大切にしてきた物や人
温かい気持ちで包んでくれる
さぁ寒い冬を乗りきろう
先週は寒かったですね。
もこもこの羽織物を出してきて、正解でした。
外出する時は、たくさん着込んで温かくしてくださいね。
風邪をひいてつらそうにしている貴女は、見たくありません。
いつだって健やかに、生きていってほしいのです。
“セーター”
すごく寒い冬の日。どうしてもわたしは制服の上から着るものがなかったものですから、母の“セーター”をもぎ取って、学校へ着て行ったことがありました。あまりにもわたしにぴったりのサイズだったものですから、母も叱らず「似合うね」とだけわたしに伝えてくれました。
こういったように
偶然だったはずたけれども、ものすごく運の良い出来事が人生にはたくさんあります。
というか、全てが偶然で、人生は運の良いことばかりの積み重なりだと思っているんです。いや…というよりも、全てが必然で、こうなるべくして、あなたは今こうなっている…というのが、わたしの思想です。
私が何を言いたいかというと
わたしのこの文章をあなたが目にするのは前から決まっていて、おおよそ1分ほど、わたしの思想に耳を傾けることになるのは、必然の運命だということです。
今はニットなんて古い時代の
化石のような物だ…
けれど、私が青春を謳歌していた
そんな時代は、女たる者、編み物の
1つくらい出来ないでどうする
……そんな感じだった
だから、私も例外に漏れずちゃんと
セーターを編める大人になった
マフラーから練習して、帽子、手袋
そして、好きな人が出来たら彼に
手編みのセーターをプレゼントする
手作り効果ってのは、なかなか良い
出来る女を演出出来るww
自分が着る、カーディガンやベスト
セーターも沢山編んだ
後少し…後一目と夜中まで編んだ日が
今は懐かしい
さてと、今は……気候も変わりニットも
必要なくなった
フリースで十分だ、軽くて温かい
せっかく必死に身につけた私の編み物技は
この先一生必要とされず
無用の産物となるのであろうか…
付き合って初めてのクリスマス、私はあなたに手編みの手袋をあげた。不精なあなたは衣替えのときに穴の空いた手袋を出してきたものだから、びっくりしちゃってね。真っ赤な、今思うと男の人に似合うかわからない、そんな手袋をあげた。それから初詣のときにも、バレンタインのときにもそれをつけてきてくれたね。
次の年、私はセーターをあげることにした。これであなたが暖かく冬を過ごしてくれたら、そしてそのそばに私がいられたら、そう思うと愛しくてたまらなかった。無意識に『糸』を口ずさむ自分に赤面もした。また真っ赤なものをあげたものだからあなたはちょっと困った顔をしていたけど、あのはにかんだ笑顔を今でも思い出せる。
幸せだった。
あなたの部屋にお邪魔したことがあったね。年も明けてまた寒くなって、雪が降ったあの日。あの手袋を見つけたの。穴が空いてた。別にそれで怒ったわけでもないし、不精なあなたらしいとも思った。でも、そんなものなのかなと思ってしまった。私自身も大切にしてもらえないんじゃないかなって、そう思ってしまった。手袋の穴を塞ぐぐらい、セーターを編んだ私にとっては造作もないことだった。でも、あのときの愛おしさを感じることはできなかった。
その日寒くて気分が沈んでいたとか、朝洗濯に失敗したとか、そんなところだったんだと思う。でもそのときからかな、あなたとの間に穴を感じるようになってしまったのは。
些細なことが穴を生んでしまうのではないか、そしてその穴を広げてしまうのではないか、不安に思ってるうちに、私は自分の心を塞いでしまっていた。そんな私にあなたも疲れてしまったのかな、穴はどんどん大きくなって、私たちの赤い糸で塞げるものではなくなっていた。
編み物を送る相手もいないこのクリスマスにそんな物思いに耽っている。
あの日塞いだ心は、まだ空いたまま。
セーター
勤めているIT企業は、外資系ということもあって、割と自由なことも多い。出社してもいいしリモートでもいいし、服装ももちろん自由だ。自由なことは多い反面、いろいろな制約もある。なかでも個人情報の漏洩に関しては、どこの会社よりも厳しくなっている。
とは言っても、個人情報だけを扱っている訳ではないので、普通に仕事をしていればそれほど困ることは起こらない。今日も何事もなく順調だ。
お昼休みになり食事のために会社を出ることにした。本日の昼はカレーを食べたい気分だ。久しぶりにあの喫茶店に行ってみようか。会社から5分ほど歩くと新人の頃に同期とよく行った喫茶店ルナが見えてきた。ノスタルジックな昭和の喫茶店だ。
「え?並んでる。嘘でしょ。こんなに混んでたら昼休みが終わる。」
仕方がない。カレーは諦めて…いや、やっぱりカレーが食べたい。別の店を探しながら歩いていると、カレーうどんの文字が見えてきた。もう、カレーうどんでいいや。
のれんを潜り、席に着くとカレーの臭いが鼻を刺激してくる。お腹空いた。
「いただきます。」
カレーうどんをすする。美味しい。うどんでもカレー味はカレー味だ。
ぎゃぁ!
うどんを啜った時にカレーが白いセーターに飛んだ。ちょっとショック。エプロンが欲しかったなぁと慌てて跳ねたカレーを拭くが黄色が広がった。かなりショック。
このままでは帰れないので、近くの量販店で青いスウェットを買い、急いで会社に戻った。はぁ、ギリギリだ。疲れた。
戻った会社では、警戒音がフロア全体に鳴り響いていた。入社して6年になるが始めて聞く音に何が起こっているのかと驚きが隠せない。
席に戻り、近くの同期に聞くと個人情報が持ち出されたらしい。それも、内部の人間の手引きでだ。
「君。ちょっといいかな。」
は?私?
「君。ここを出る時は、たしか白い服を着ていたよね。どうして青い服なの。」
「どういうことでしょうか。」
「防犯カメラに白い服の不審な人物が映っていてね。私たちはその人物が情報漏洩の犯人だと思っている。君がとうして着替えたのか教えて欲しい。」
冗談ではない。私が個人情報を持ち出した犯人なはすがない。服を着替えたのは、カレーうどんがセーターに飛んだからだ。そんな話しするのは恥ずかしいが、そんなことは言っていられない。
上司に服を着替えた理由を話し、その防犯カメラを見せて欲しいとお願いした。
上司は疑いの眼差しと半分呆れた眼差しで私をみていたが、防犯カメラを見せてくれることに同意をしてくれた。
防犯カメラには白いセーターを着た女性が映っていた。でも、私ではない。歩き方が全然違う。歩き方。そうだ、歩き方。
私もエンジニアの端くれだ。舐めんなよ。
「この人は私ではありません。疑うなら歩容認証にかけさせて下さい。」
「歩容認証。なるほど。」
歩容認証は歩き方の特徴を捉えて個人を識別する方法だ。歩き方は人それぞれ個性があると言われており、科学捜査にも使われることがある。
歩容認証の結果、不審人物は私ではないことが証明された。当たり前だが疑いが晴れて良かった。
その後、隣りの部署の係長が個人情報を持ち出していたことが判明した。係長は白いカーディガンを着ていた。
なんだか今日は本当に疲れた。仲間から疑われることが、こんなにも辛く悲しいことだなんて思いもしなかった。
早く帰って寝たい。
カレーうどんに罪はないが、ついていない1日だった。
セーター
学生にとって、冬はかわいいセーターを着るのが一つの楽しみだと思う。
なのに、うちの学校は謎の校則のせいで、セーターの上からブレザーを着ないといけないというルールがあった。
もちろん、その校則に対し私含め女子はみんな文句を言っていた。
「制服とセーターの組み合わせが可愛いのに!」って。
でも、だからこそ大人になった今思うのだ。
学校帰り、こっそりブレザーを脱いでそのまま友達と遊びに行った放課後。
同級生にバレないか、と少しヒヤヒヤしながら入ったゲームセンター。
新鮮なセーター姿で撮ったプリクラや写真。
今思えば、その思い出全てが降り始めの雪の様に輝いていて。
そのことを仕事帰り、セーターを着ている学生に会うたび思い出すのだ。
私の冬は、とても綺麗で温かいものだった、と。
チクチクしそうで着ない 暖かそうだけどね
食わず嫌いならぬ着なず嫌い
は?
セーター
最近の空気は冷蔵庫の中くらい冷えている。うちの学校の教室はなぜかまだ暖房をつけてくれないので、仕方なく通販でスクールセーターを買った。
届いた。せっせと開封し、出てきたのは、灰色でワンポイントもない、地味なセーター。画像通りだ。手触りはなかなか良い。いい買い物をしたなあと思い、無心で撫でていると、このセーターを上回る手触りが私の肌に触れる。
「にゃあ」
手の動きを止めようと、頭を擦り付けてくるうちの猫。たんぽぽみたいな色の瞳がたびたび私を射抜いて、もしかして嫉妬したのかな?と生暖かい目になる。
セーターと同じ灰色の体を撫でる。そうすれば、満足したかのように、小さな声で「にゃ」と言った。
※セーター
私はノルディック柄が大好き(*^ω^*)
冬になると衣類のどこか1ヶ所には入れたい
しかし室内に限る
お出かけの時はシンプルにしておきたいんだ
隠れノルディック柄ファンなのです(*^^*)
ところで皆、爪周りの角質ケアどうしてる?
私は眉毛ハサミで角質を切り捨てているんだ〜
これが結構綺麗になるんだよね
硬い所だけをチョキンと切るので、怪我なく出来る
爪やすりで削る、爪切りでギリギリまで切るとか
そういうケアには……戻れないぜ。楽過ぎて!
多少サイズや形が合わない中身でも
温かく包みこんでくれる
その優しい柔軟性を見習いたい
【セーター】
寒くなってくるとセーターを着るようになる。静電気が大の苦手である私はなるべくバチッとならないようにセーターを着ることを避けていた。しかし今年になって冬服が少なくなり、某良品店で1枚セーターを買ってみた。シャツの上に着るとシャツの色と相まってちょうどいい。もう少し丈が長かったらな〜とか思ったがスカートと合わせれば可愛いかも、なんてファッションセンスもないくせに考えていた。セーターって温度以外にも特有の温かみがありますよね。今年はどんどん着ようと思う。
「赤いセーター」
冬の初め、街はイルミネーションで彩られ、澄んだ空気が頬を心地よく刺す頃だった。高校三年生の美咲は、図書室で勉強をしている間も、ずっと気になっていることがあった。
それは、クラスメイトの翔太のこと。普段は目立たない存在だが、いつも優しい笑顔で、何気ない会話でも美咲をドキドキさせる。何より、彼が毎年この季節になると着ている赤いセーターが印象的だった。シンプルなデザインだが、彼にとても似合っていて、見かけるたびに心が温かくなる。
その日、放課後の図書室でふと顔を上げると、翔太が本棚の前で本を探していた。赤いセーターを着て。勇気を振り絞り、美咲は席を立った。
「そのセーター、よく着てるね。似合ってる。」
突然の声に翔太は驚いたが、すぐににっこり笑った。「ありがとう。母さんが編んでくれたんだ。毎年この季節になると着たくなるんだよ。」
母親が編んでくれたというその言葉に、美咲の胸がじんと温かくなった。「いいね、大切なものなんだね。」
翔太は少し照れくさそうに頭をかいた。「うん。でも、実は今日、このセーターを着てきたのにはもう一つ理由があるんだ。」
「理由?」
翔太は少しためらいながらも、美咲をまっすぐに見つめた。「美咲に話したかったことがあったんだ。このセーター、俺にとっては幸運のお守りみたいなものでさ。これを着てると、勇気が出る気がする。それで…美咲、俺と付き合ってくれないか?」
思いがけない告白に、美咲は言葉を失った。しかし、翔太の真剣な眼差しに、美咲の胸の中で確かな答えが芽生えた。
「…うん、私も翔太のこと、ずっと気になってた。」
翔太の顔がぱっと明るくなり、二人は自然と笑顔を交わした。赤いセーターが夕日の光を受けて、さらに暖かく輝いて見えた。
その日から、美咲にとって赤いセーターは、特別な冬の始まりを告げる記憶となった。翔太と一緒に過ごすこれからの季節が、きっと同じように心を温めてくれると信じて。
セーター
ちっちゃい頃とか今もそうなんですが私冬なんてほぼセーター着ときゃいいだろの民なんですが…暖かいしまぁ可愛い、?しいいかなって思うんですけど冬でも寒さよりも可愛さを取り薄目の服に生足…なんて人を見ると尊敬ですね