スリル』の作文集

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スリル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/13/2024, 5:39:49 AM

「スリル」

命をかけて、という言葉が好きだ
だって、凄くドラマチックだから。

そうでしょう?
自分の命をかけてでも守りたい
という純粋で正真正銘の愛
どんな言葉より素敵だと思うんだ。

人間はいつだって自己中心で
賢くずるい生き物だ。

どんなにいい人でも
わざわざ危険を犯すことはしない。

だけどその本能さえも無視して
その上、自らの命を捧げるだなんて!

素晴らしいと思いませんか。

(執筆中。)

11/13/2024, 5:25:08 AM

「僕以外とは話しちゃダメだよ」
私の首にかける手に力を込めながら、彼は笑顔でそう言った。
穏やかな彼が見せる激情、私は危険な楽しみを繰り返すようになった。

11/13/2024, 5:17:53 AM

スリル

初めて見たお題なのに今日は時間が無いぞ……キープ

11/13/2024, 5:13:06 AM

同じ絶叫マシンでも
見た目古いとかボロいとかだと
急激にスリルが増すと思う。
あと、自分の血圧がヤバイときも
なかなかのスリルではある。

(スリル)

11/13/2024, 5:05:50 AM

【スリル】


高い木にのぼったり、
背よりも高い台から飛び降りたり、
ジャングルジムでおにごっこしたり、
二階の屋根にのぼったり、
ジェットコースターの高さにわくわくしたり
空に届きそうなビルの上の観覧車で地上を見下ろしたり
子どもの時から、ずっとそんな人間だった

3歳の息子にねだられて乗ったアンパンマンの観覧車
今もし滑車が止まったら
今もしこのドアが開いたら
今もしこのゴンドラが外れたら
想像すると足が震えて、
無邪気に外を眺める息子を膝から離せなかった
あんな怖い観覧車は初めてで、そんな自分に戸惑った

私はあの時、人生でいちばん怖がりだったのかもしれない
ふと思い描いた映像に、叫びたくなって
急いで頭を振る深夜
自分の想像力の豊かさを恨んだけど

そういえば最近はよく眠れる

11/13/2024, 5:01:18 AM

怖がりの私にとって、遊園地のアトラクションはあまり楽しめるものではない。
 ジェットコースターのようなハイスピードの乗り物はなんとかしがみついて時間が過ぎるのを待っているだけだし、お化け屋敷なんて外の看板だけで気持ち悪くなる。若い頃は周りに流されて何度か挑戦したものだが、「きゃー」と言う悲鳴なんて出せない。ひたすら無言で耐え忍ぶ。

 歳を重ねるにつれ遊園地に行く機会も減り、わざわざ恐怖を感じに行く必要もなくなった。しかし、平和な時代も長くは続かなかった。終わりを告げたのは子どもが小学生になった頃。お友達の影響だろう。「遊園地に行きたい」と言い出した。
 仕方がない。意を決してチケットを購入し、久しぶりの遊園地に足を踏み入れる。私の記憶よりずっと洗練された場所になっていた。懐かしさと目新しさでテンションが上がる。
 さて、怯えていたアトラクション。幸か不幸か私の子どもも怖がりで、ジェットコースターでは他の人の奇声に怖気付いた。お化け屋敷も「ここは行かない」なんて言う。メリーゴーランドなんかで楽しんでくれる。いたって平和だ。

 そんな子どもが選んだアトラクションが観覧車。怖がりの私、もちろん高所恐怖症でもある。しかし、ここまで来て乗せないと言う選択肢はない。嬉しそうな子どもと共に列に並ぶ。といっても、そこまで人気のアトラクションではないため、すぐに順番がまわってきた。
 
 ゴンドラの扉が閉まる。子どものワクワクしている感じが伝わる。ゴンドラもそんなに揺れないし、意外と楽勝かもしれない。言うても年齢制限もない遊園地のアトラクション、そんなに怖いはずもない。
 「メリーゴーランドが見えるね」「あっちが入り口だね」
なんて子どもと話しながら観覧車を楽しんでいた。
 事態が急転したのはゴンドラが90度を回った辺り。斜め上見えていた前のゴンドラが視界から消える。急に心細くなる。さらに何を血迷ったかシースルーのゴンドラなるものを選んでしまっていた。つまり、床面も透明なガラス貼りのゴンドラだ。「怖い。落ちそう。ここで観覧車が止まったらどうしよう」
そんな考えで頭がいっぱいになる。
 子どもは相変わらずはしゃいでいる。ゴンドラの中を歩きまわっていろんな方向から地上を眺めようとしている。
「ちゃんと座ってて」
大人気ないと思いつつ、子どもに注意する。
 180度回ったところまできた。緊張で頭がクラクラしてくる。遊園地の一番高台に設置されている観覧車。観覧車のサイズ以上に高さを感じる。「あと半分。ここまで大丈夫だったんだから大丈夫」自分自身に言い聞かせる。
 ゆっくり動くゴンドラがだんだんと地面が近づいてくる。ゴンドラの扉が開き、言葉通り「地に足がつく」状態になる。無事に戻って来られた。緊張が解れてくる。
 そんな私に満面の笑みで子どもが話しかける。

『もう一回乗ろう❤︎』

——————
お題:スリル

11/13/2024, 4:53:30 AM

「恋に恋していたんだな」


あまりにもしつこいものだから、言ってやる。

「……あのー、彼女いるんですよね?」
「彼女じゃないよ。親が決めた婚約者」
「なお悪いじゃないですか!」
「バレなきゃいいんだって」

あまりな返しに、呆れてものが言えない。
そのまま立ち去ろうとしたが、予想外の言葉に道を塞がれる。

「お互い恋愛感情のない、形だけの婚約者だよ。それにあの子も他の男と遊んでるし」

そう言って彼は遠くを見つめた。

「寂しいからとか、愛のない結婚したくないとか、色々理由つけたとしても浮気は浮気だと思いますけど」

冷たく言い放ち、彼の隣をすり抜ける。


ずっと好きだった人と再会して、一瞬でも喜んでしまったのは仕方ないことだ。
すぐに彼女がいると知って、残念に思うと同時に、彼女との幸せを祈ろうと決めたのに。

今さら、私に声なんてかけないでほしい。
しかも、動機は不純。

恋に恋していたんだな、私。
まさかこんな人だったなんて。


「許されない恋って、スリリングで燃えると思わない?」
「思いません!」

振り向かずに大きめの声で返す。

私は平穏な恋しかしたくない。



────スリル

11/13/2024, 4:44:07 AM

「スリル」

ささくれが気になる季節になりました
今年からユースキンを導入してみたが、結構効くので普段使いしようと心に決める今日この頃


ささくれは根本を小さいハサミでちょきんと切るのが一番良いと思っているが、ハサミを出すのが面倒なときもある。というか基本面倒である
傷を広げないように慎重にささくれをむしる
楽しくはないが、綺麗にとれると少し満足する

11/13/2024, 4:32:11 AM

テーマ スリル

「ねぇねぇ」
「ん?なに?」
そっと本を閉じて話を聞く。
「ゲームしよ」
「おっけ〜絶対負けないから」
「僕が勝つから!」
そう言って、僕達はゲームをし始めた。

ーーーーーー
「..あ!もうこんな時間!?」
時計を指さすあいつ。
「...やっっべ帰らんと」
急いで自分の持ってきたものを回収して帰る準備をする。
「じゃあ帰るなー、また明日ー」
「..また明日っ(笑)」
少し待って嘲笑うような笑いをしたまま言われた。なんでなのか、そんなことはあんまり気にしていなかった。

ーーー
次の日、学校に行く途中でクラスメイトの話し声が聞こえた。

「そーいやね、今日からあいつの考えた作戦実行するらしいぞw」
「そうだったね〜、でも対象がメンタルクソ雑魚だったらつまんなくなるな〜」
「あっ、あいつだよな対象」
そう言って僕の方に目線が刺さる。こっちが聞いてるの分かってないなんてやば(笑)。
「まぁ乗ったからには楽しまないとw」
「「そーだな」」
そう言って三人組は帰っていった。
...ん?対象?メンタル?こちとら鋼のメンタルですが?内心そう思いながら教室の扉を開けて席に行く。

「「「(wwwざまぁ)」」」
とでも思っているような目線の先には、

花瓶が置かれた僕の席。

へぇ、





今日からいじめられるのか。


まぁ、
「僕を壊せる人なんてこの世に居ないのに」




それからというもの、とことんいじめられた。時には教科書とノート、さらにバッグも隠されることもあった。僕は学校では喋ることが少ないので無口のまま。
「「「まだ居たの?」」」
居場所がなくても学校に行き続けた。
「帰れよ」
そう言われても帰らなかった。

なんでって?

いつか分かるよ。



ー ある日 ー

僕はいじめを始めた主犯を屋上から突き落とした。


突き落とすのは簡単だった。
「呼び出して何?」
まず屋上へ呼び出す。
「ゲームのカセット返してくんね?」
ちょっとした理由をしゃべる。
「あぁ、あれか、捨てた(笑)」
前まで一緒にゲームしてたのにな。あとあのゲーム結構遊んでたのに。なーんて微塵も思ってない。
「まぁいいよ、ばーいばいさようなら」
「...は?」
あいつの後ろのフェンスは脆くて壊れるようにしていた。だからすっごく弱く押してあげた。僕って優しーい。
「くたばれ」
落下しているあいつに言い放った。

面白いいじめっていうゲームだったけど飽きちゃったからねー、僕が終わりにしてあげる。

いじめに飽きた一人の人間は、今日も虐めてきた子を殺してる。

おわり

11/13/2024, 3:57:18 AM

お題『スリル』

 推しは出るんじゃない、出すんだ
 職場の同僚がそんなことを言っていた。その時は、「あほみたいだなぁ」と思っていた。
 だけど、あるソシャゲに手を出して、推しができた瞬間に同僚が言っていた意味がわかった。
 推しは、絶対に欲しくなるのだ。
 だけど、私は無課金と決めている。ガチャを回すとき、「でろ、でろ、でろ」と課金するかしないかの瀬戸際を味わっているのだ。

11/13/2024, 3:52:18 AM

夏の楽しみは「ほんとにあった怖い話」を観ることである  怖がりなんだけど ドラマ仕立てにしてあり効果音もよく スリル満点で面白い  今年は「怪談新耳袋」というテレビドラマもあって短いが なかなか怖くて面白かった 
 また来年の夏も楽しみにしている! 
             ポポヤ

11/13/2024, 3:50:18 AM

「今回のお題は『スリル』の3文字!
去年は楽勝、今年どうしよう?
体験談ネタ?共感生む話題?
過去作コピペは要検討?
たったひとつの『いいね』求める、
見た目連載風、中身ほぼ飯ネタ!
その名は、食いしん坊かたいなか!」

突然、特定の楽曲を再生しながら、若い世代には伝わらぬポージングを始める某所在住物書き。
――20年以上前である。伝わるものか。しかし物書きには「スリル」といえば、あの「見た目は子供」のパラパラなのだ。仕方無い。

「……俺の誤字とかサイレント修正とか、現代知識との矛盾とかがいつバレるかはスリルだと思う」
なるべく投稿前には一度音読して、誤字チェックはしている、つもりなのだ。

――――――

最近最近の都内某所、某職場の某支店、昼休憩。
お題回収役の名前を後輩、もとい高葉井といい、
スマホにかじりつき、タップタップ、スワイプ、ドラッグ。ソーシャルゲームに真剣。
前日の夜遅く、2時間のメンテナンス延長を経て実装された、試験的アップデートにご執心。

ガチャ周回サポート用のミニゲームである。
そこそこの高難度ながら、リターンが神。
ガチャ石は勿論のこと、11連ガチャチケットや、
その気になれば100連チケット、
望めば最高レアの選択確定チケットまで、到達レベルと確率と、課金と広告のチカラで手に入る。
界隈にはサ終間近のウワサが飛び交った。
あまりにもアイテムが大盤振る舞いだから。
実際は広告収入増加および、広告削除の50日500円オプションへ誘導できるかの実験である。

高葉井が求めていたのは100連チケットでも最高レア選択確定チケットでもなかった。

「名接待コリー、っていうミニゲームなの」
高葉井は言う。
「デフォルメされたワンコのコリーを操作して、法務部実動班の局員に見つからないように、受付の待合席に座ってるモフモフキュートキャラにお菓子をあげて回って、自分の席に戻って来るの」

レベルが上がるごとに、「見つからないように」の敵性キャラは増えて、「お菓子をあげて回って」のモフモフキュートキャラには偽物が混じる。
自機といえるキャラの操作には、一瞬の判断と空間認識、それから偽物への観察眼が求められた。
そしてなにより、驚異的な集中力が。
あるいは財力、もしくは広告視聴の忍耐が。

「最高レアを選択できて、かつ確定なアイテムが手に入るなら、そりゃ頑張るよねー」
後輩ちゃん頑張って〜。
高葉井の向かい側でのんびり大きなチキンカツサンドなど食うのは、同僚の「付烏月」と書いてツウキ。

「レア選択確定チケット?」
淡々と反論する高葉井。彼女もサンドイッチをミニゲームの合間合間につまんでいた――ひとくちサイズの、スッと取ってパッと放り込める、すなわち「ゲームの進行を妨げない最適解」を。
「レア選択確定チケは、お布施すれば何枚でも手に入るから、私には重要じゃないんだよね」

お布施すれば。課金すれば手に入る。何枚でも。
付烏月は高葉井の言葉で悟った。
彼女はガチだ。少なくとも末席には確実に居る。
「食費に手を出してからが本番」を実践する「ソシャゲを支える者」のひとりだ。

彼女は何度、生活費と課金費用の境界を攻めて、そこにスリルと緊張を見出しただろう。

「チケットはね。課金すりゃ手に入るの。
でも高いレベルのステージでしか出現しない推しキャラの、コリーを捕まえたときの新規収録ボイスは、なんぼ課金したって絶対手に入らないの。
これよ。私が欲しいのは、これよ……」

ぱく、ぱく。もぐもぐ。
高葉井のサンドイッチは高葉井自身のスリルの高まりとともに、減って、減って、無くなって。
途端黙り込んだ彼女はミニゲームの鬼か求道者。
昼休憩の終盤、ぽつり最後に言ったのは、完全にプレイ中のミニゲームの操作キャラのセリフ。
「こいよ、ツバメ、『とりあたま』……!」

ああ、これは、明日も続きそうですな。
付烏月は容易にそれを予測できたし、彼女の給料日までの残り1週間がワイヤーの綱渡りほどの高難度となることもまた、見越すことができた。

11/13/2024, 3:48:35 AM

人生にスリルを求めたことはない。

ただ平凡な毎日を
ただただ過ごしたいと思っていた。

ずっと自分のことを後回しにして過ごしてきた。

ある時は親のため、
ある時はこどもたちのため、
ある時は仕事の同僚のため。

ある時ある歌に出会った。
「それは誰の人生か?」
その歌詞にとても心打たれた。

自分は誰の人生を生きているんだろう…。

ふと考えてしまった。

考え出したら止まらなくなった。

自分は誰の人生を生きているんだろう…。

自分の人生なら、もっと自由に生きたいと思った。
誰にも縛られることなく、誰も縛らず。

思ったら、動き出していた。

すごく迷った。
すごく怖いと思った。
でも、自分らしく生きたい。

今はただ前を向いて、
思い付いたいろんなことをやってみよう。

自分探しの旅は始まったばかり。

11/13/2024, 3:45:50 AM

『スリル』

私の盗癖の始まりは些細なことだったと思う。老人の経営する商店からりんごを盗み出すことを思いつき、それを実践したら誰にも咎められずポケットにりんごは移った。違う店に行って少し大きなものを盗み出しても結果は同じ。初めて入る店なら、初めて来た国ならと段階を踏んで規模を大きくする度に逐一それは成功してしまった。私には盗みの才能があるのだと気づいた。
小説に描かれているような怪盗になったのはそれからいくらも経たないころ。盗みの才能にあぐらをかくことなく、技術の研鑽も積んできた私に盗めないものはないと自負しては私を追う警察たちをからかっていた。
そのうちに、どこの国へ行っても同じ刑事に出くわすこととなる。変装して現場を下調べしているとき、ひとり熱心にうろついていたり、盗み出したあとにすぐ駆けつけてきた警察の一団の中で声を張り上げていたり。今まで私の影を踏むことのできない人たちばかりの中に私に並び立ちうる存在が現れたことに私は戸惑った。その戸惑いに名をつけるならば、喜びが一番近いように思えた。
盗みの計画を練っているときなどにふと彼の顔が思い浮かぶことがある。盗むこと自体も楽しいことだが、最近はそれに加えて彼がどこで私を捕まえうるかを想像してはその対策を打つことにも楽しみを見いだしている。捕まれば一巻の終わり。今までにない危機感すらも不思議と楽しい。
飛行船の眼下には綺羅びやかな街に無粋な回転灯があちらこちらに光って警戒している。あれがあるということは、彼もいるということだ。そのことを思うと知らず身震いが起こり、口元には笑みがともる。彼との逢瀬を楽しみに、私は目標へ向かって颯爽と飛び降りた。

11/13/2024, 3:39:53 AM

スリル

高校生のとき、友人と本屋さんに行った。私は歌本付きの「平凡」だったか「明星」だったかを買って、彼女は何も買わずに出てきた。
 本屋を出て数歩で、ここで待っててと、彼女が走って再びお店に入って行った。何か買うものを思い出したのかなと思い、私は素直にそこで待っていた。
 程なくして本屋さんから出てきた彼女だが、一緒に歩いてだいぶ経った頃、制服のベストの下から本を取り出して、
「これ持ってきちゃった」

 万引き???
 私は内心ものすごく驚いたが、その頃リスペクトしていた相手なので、返して来いとも言えず、軽蔑することも出来ず、え?あぁ、そう、などと曖昧な返事をして、何ごとも無かったように歩き出した。
 頭も容姿も良く、良い大学を目指していた彼女が、何故そんなことをしたのだろう?もしもお店の人に見つかったら、えらい騒ぎになるのに、目端も利く彼女が、そこに思い至らないわけがない。スリルを味わいたかった?スリル?
 私は普通に彼女と話しながら歩いていたが、頭の中は大混乱だった。
 以来、彼女とは距離を置くようになった。もしも、一緒にやろうと言われたら断りきれない自分が怖かった。私は、見つかったらたいへんなことになるようなことに、スリルを見出すことが出来なかったから。

11/13/2024, 3:37:02 AM

闇夜に煌めくスリルの調べ
恍惚と舞い踊る心の鼓動
胸に翼広げ飛び立つ魂
限りない自由を求めて
風を切り裂く勇気に満ち溢れ
冒険の果てに待つ
未知の世界が今、招く

11/13/2024, 3:34:54 AM

出会って2分で築かれたインスタントな信頼関係
目の前で繰り広げられるNTR感に立ち尽くす

お客の靴下チェックに近づいた黒猫を
あっさりと抱き上げながらぐるりと一回転
肩にふわりと着地させて背中を撫でる

なにが起こったのか理解する前に

肩から飛び降りた黒猫がバタバタ部屋を一周
間男の足元で両手をお行儀よく揃えて期待の視線

もっとしてってコト?

チョコさん!!
そんな初めて会ったばかりの乱暴な男のどこがいいの!!
そんな子に育てた覚えはありません!

繰り返される危険な遊び
膝から崩れ落ちそうになる気持ち

この一匹と一人はもう二度と合わせてはいけない
わかっているのに





「スリル」

11/13/2024, 3:28:35 AM

ジェットコースターも

お化け屋敷も

ホラー映画も

苦手だ。

けど、サプライズのプレゼントを仕掛けたり

人をびっくりさせることはとても好きだ。

わたしは受動的スリルより

能動的スリルを好む。

〈スリル〉

11/13/2024, 3:07:38 AM

そんなことないとアイツは言うが、それこそそんなことねェだろと毎回思う。
 「弱い者いじめが1番好きだ」なンて言葉を気持ち悪いくらいにいい笑顔で憚らず言うどォしようもねェヤツだが──きっと同じくらい、いやそれ以上に。アイツは強者との戦いを求めている。

 自分じゃわかンねェのか?
 魔法の使えねェアイツが魔法使いと戦ってるときの顔。

 真っ青な瞳をキラキラ、いやギラギラと輝かせて。
 口もとを不気味に、けれど楽しそうに歪ませて──
 そう、楽しそうだ。




20241112.NO.100「スリル」
(下書きとして一時保存!)

11/13/2024, 3:00:39 AM

極限に追い込まれた状態からが本領発揮


『スリル』

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