ジャングルジム』の作文集

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ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/23/2023, 1:02:57 PM

【ジャングルジム】

 公園にあるジャングルジムの上で、僕は地面を見下ろしていた。
 着地点を想定し飛び降りる準備をしたが、足がすくんで動けない。握り締めた鉄の格子に手汗がつき、滑り落ちてしまいそうだった。
 後ろから声がかけられる。

「おーい、大丈夫?」

 幼馴染の長谷川だ。肩に掛からないくらいで切りそろえた髪が風に吹かれて揺れている。

「だ、大丈夫。飛べるよ」
「無理しなくていいって。ほんっとうに意気地なしだな〜」
「飛べるもん! ちょっと考えてたんだ。そう言う長谷川は飛べるのかよ!」
「ウチは飛べるよ〜」

 長谷川はそう言うと、華奢な体躯からは想定できないほど高く飛び降りる、もとい跳び降りた。
 姿勢を正したまま綺麗に着地した長谷川は、僕の方を振り返りニッと笑いかける。

「ね? 綺麗だったでしょ?」
「……ま、まあ、すげぇじゃん」
「素直じゃないなー!」

 長谷川は大きな口を開けて笑い出した。
 馬鹿にされてるみたいでこっぱずかしかったが、長谷川はただ単に楽しくて笑っているだけだろう。彼女はそういう人間だった。
 あの日以来、彼女は僕が成し得ないことを成し遂げる、憧れのような存在になった。


 そんな憧れだった長谷川が、この間亡くなった。
 五階建てのビルから飛び降りたらしい。
 本当の理由は知らないが、俺は仕事上のストレスだか人間関係だかを疑っている。この間もその類の相談を持ちかけられたからだ。俺は彼女の話を聞くことしかできなかった。
 憧れの長谷川が徐々に萎んでいくのを、俺は見ていられなかった。

「ようやく解放されたんだな、長谷川」

 俺は夜空を見上げて呟いた。
 そのまま足を一歩踏み出す。下を見なけりゃ怖くない。
 俺の身体が十階のビルから真下に落ちていく。ゴウウウと荒々しい音を立てながら風が俺を包み込む。

 見てるか長谷川。俺、お前よりも高いところから飛んでるぜ。

 最後の最後に憧れの人を追い越せたのが嬉しくて溜まらず、俺は自然と笑顔になりながら真下の地面に直撃した。

9/23/2023, 1:01:36 PM

─ジャングルジム─

ジャングルジムから君を突き飛ばした。

君の涙が太陽の光を反射して、美しく見えた。

大きな音と同時に赤い液体が君から流れる。

高さが2メートル程あれば、小学生が死ぬには十分。

動物特有の血の臭い。鉄の臭い。

ふと香るその臭いに、人間もやはり動物だと思い知らされた。

学校から先生が走ってくる。その顔は今まで見たことの無いものだった。

君が悪いんだよ。僕に言うから。

辛いなんて。死にたいなんて言うから。

家庭内の問題を僕に任せないでよ。

暴力?虐待?暴言?虐め?

僕には関係ない、筈だけど。

君だったから、殺した。大切な、君だったから。

申し訳ないなんて思わない。むしろ清々しい。

やっと君の願いを叶えることが出来たのだから。

良かったね。嬉しいね。大切で、大好きな君。

これが僕の『幸せ』を知った瞬間の話。

9/23/2023, 12:59:30 PM

ジャングルジム


ジャングルジムの思い出は、それで遊んだというよりは、小学校高学年になり、友人と登って、上で話ししたりしてました。子供としては、遊び方が良くわからなかったな。


親になって、幼い子供を遊ばせた記憶がありますが、手が届かないところまで入り込んだり登ったりで、扱い難い遊具でした。
考えた人は、どんなふうに考えて作ったか、聞いてみたいです。


最近の公園で、あまりみかけなくなった。前時代的な遊具みたい。ジャングルジム、無くなって行くのかな。

9/23/2023, 12:57:22 PM

わたしと君が馴染みのあるこのジャングルジムの公園で、手持ち花火をした今年…
君は手持ち花火をぐるぐる回して、
            満面の笑みで見してくれて
最後の、線香花火は光が落ちるまで
           わたしと君をとぼしてくれた
たったひとつの特別な場所に 
  
                 I.m.

9/23/2023, 12:56:44 PM

ジャングルジムを見ると、いつも思うことがある。
登ると楽しそう。
でもさすがそんな年じゃない。
子供の頃、登ったことはあるんだろうけど、全く覚えてない。
登ると本当に楽しいんだろうか。記憶を探っても思い出せない。
視線を気にしなければ登ることはできるんだろうけど、実際に登っても楽しくないだろうなと確信めいたものがある。
帰ろう。
家に向かって少し歩き、もう一度ジャングルジムを見る。
やっぱり登ると楽しそうだ。
ジャングルジムは不思議な魔力があるのだろう。
でも登ることははない。
そして家に向かって歩き出す。
いつもの帰り道。
でも今日だけは少し違った。
一つだけ思い出したことがある。

そういえば自分は高所恐怖症だったな、と。

9/23/2023, 12:56:34 PM

ぼくがきみを。
きみがかれを。
かれがあの子を。
あの子が。

みつめる、みつめられる、ふりかえる、瞬く、だれもが。

同じ世界で、同じ時に、ぼくたちは。

入り組んだ窓から別の方向を見ている。
それぞれ誰かを、なにかを。

大切に、想いながら。


「ジャングルジム」

9/23/2023, 12:54:07 PM

ジャングルジムの頂点から君と見た夕焼けは

この世の何よりも綺麗だった

9/23/2023, 12:48:50 PM

子供と公園に行った時、
久しぶりにジャングルジムに登ってみた。
昔より重い身体は一番上まで登るのに一苦労。
やっと上まで行って下を見降ろすと、
怖い!!
昔はひょいひょいと軽く登っててっぺんについても、清々しさしか感じなかったのに、、。
大人になるってこういうことなんだなあ。

9/23/2023, 12:48:18 PM

夕方のチャイムが鳴ると静まる公園

部活の試合が終わって
渡された賞状をグチャグチャに握りしめながら
ジャングルジムに手と足を乗せた

「あーあ!あと少しで勝てたのに…クソッ」

てっぺんに座り愚痴を吐き出す

小さな頃
このジャングルジムで
"負けず嫌い"と"達成感"を覚えた
ふと思い出して、泣いた


#ジャングルジム

9/23/2023, 12:40:51 PM

ジャングルジムに肘打ちつけてファニーボーン良く起こしてたなぁ

9/23/2023, 12:37:06 PM

子供の頃、幼なじみの君が一生懸命ぼくについて回るのがなんとなく嬉しかった。
君が高い所が苦手だとわかっていてわざとジャングルジムのてっぺんに登って、一生懸命ぼくのいる場所まで登ってくるのを見るのが好きだった。
今になって我ながら意地悪だったと思うし反省もしてる。
その後も相変わらず毎日遊んで、大人になってもずっと一緒だと思ってた。
何も僕を追い越してもっともっとうんと高い所に行くことはないのに。
今度は僕が君を目指して登る番なんだろうとなんとなく思った。
いつになるかは分からないけどきっとその時まで君は笑って待っていてくれる、そんな気がする。

9/23/2023, 12:36:30 PM

ジャングルジム

よく鬼ごっこをしたなぁ、

国語でくじらぐも、見たいな作品

出てきてた笑

、、、高学年になったら、

空を見たっけ。

思い出を語る。

今日はこのくらいにしておこう笑

おやすみなさい、

7作目_ジャングルジム

9/23/2023, 12:35:32 PM

ジャングルジム





ジャングルジムの一番上まで登って、遠くの景色を見るのが好きだった。
普段とは違う目線。子供ながら新鮮な感じがした。
風が吹くと心地がいい。これも結構好きだった。
丸見えだけど、秘密基地っぽい感じ。一番上にいるのが良い。
友達と遊ぶ時は様々な遊びを考えたりして、どの遊びも楽しかった。
大人になってから、ジャングルジムに登らなくなった。それは、大人になったからだろうか?
公園自体に足を運ばなくなった。これも大人になったからだろうか?
大人になったからこそ、ジャングルジムの上まで登って、遠くの景色を見るべきだと思う。
普段とは違う目線が、大人になればもっと違うく見えるかもしれないし、懐かしく思うかもしれない――

9/23/2023, 12:34:50 PM

幼い頃に、
凄く広く感じた公園も、

大人になった今
とても狭く感じる。

公園って
いろいろな物語や、
季節感も
感じられる場所。

特に

ジャングルジムは
人々に
沢山のきっかけをくれる。

子供達が
何人も

誰でも

同じ時間に
共有出来る遊具

子供達が
仲良く出来るきっかけがある。

仲良くなった子供達を
きっかけにママさん達も
ママ友になるチャンス。

何より

ジャングルジムを登る事で、

落ちないように慎重になるし、
体をバランス良くし、
体幹も強くなる。

ブランコや、滑り台、シーソーは

順番待ちは、絶対だし。

ジャングルジムは
皆んなで遊べる。

登る場所で
見える高さや
景色もかわる。

とても、
素敵で、優秀な
遊具だ。

子供達には
いつまでも、
元気で遊んで欲しい。

9/23/2023, 12:30:08 PM

大人の声が足の下から聞こえて
だれよりも太陽に近く
風をさえぎるものはなかった

(ジャングルジム)

9/23/2023, 12:25:49 PM

きみとわたし、愛のひとときを味わうときに、きみはいつもより砕けたことばをささやく。極上のシルクのような手ざわりの手のひらで、しわまみれのシーツをきうと掴んで。いつも、襟をかっちりと正しているきみが、さっとわたしに組み敷かれ、わずかなよろこびをまぜて悪態をつくのにうっとりする。ひどく乱れたまま、きみはうなじに汗をかいている。

9/23/2023, 12:23:45 PM

ジャングルジムでよく遊んでいた幼馴染。
けれど、中学生から高校生に成長していくにつれ、何となく気まずくなっていくのが大多数なのかもしれないけれど、私達はそんな事ない。

そんな幼馴染と今日は一緒に勉強をする事になった。

「かなえー、のみモン何にするー?」
「私、オレンジジュースがいいっ!」
「はーい。わかったー」

何時もの勉強する時の会話だ。私は今、幼馴染こと、佑(たすく)のお家にお邪魔して、畳の部屋で勉強をしようとしている。
二人の学力は同じくらいだけれど、佑の方が、少し頭が良い。

「はい。オレンジジュース」
「ありがとう」

飲み物を受け取り、勉強開始。暫くはモクモクと勉強していたけれど、何だが疲れてきて、少し休憩する事になった。

「ねえ、佑ー」
「うん?何?」
「私達って、珍しいのかなー」
「何で?珍しいって何さ」
私は幼馴染同士でも、思春期に入ると気まずくなってくるのではないかと、佑に話した。
すると、

「………俺は、気まずくなりそうだったよ」
「えっ!?」
「かなえに、何話していいか、何を話せばいいか、急に分かんなくなって、どうしようって思ってた」

まさかの事実だ。佑がそんな事を思っていたなんて。

「けど、かなえは変わらず、普通に俺と会話してきて、全然ぎこちなさとかなくて、それにとっても救われた」

「かなえがあーやって変わらずに話しかけてきたくれたら、俺は今も、こうしてかなえと話してられるんだ」

私は、佑にこんなことを言って貰える様な事をしたのだろうか?
確かに、私だって、佑と何を話したら良いか分からなくなりそうだった。
でも、佑とこのまま気まずくなるのは嫌で、とにかく自分の話をしていただけ。
それが、良かったなんて。

「………良かった。私、頑張って」
「うん?なんて?」
「ううん!何でもない」

私と佑。
幼馴染の私達。
これからも、仲良くしていきたい。

大切な人だから。

9/23/2023, 12:18:34 PM

一番

上を





目指してる間は




必死だから




全く
気付かない。






登りきって

ちょっと

下を見ると





こんなに

高かったんだ。




足が

すくんじゃう。


#ジャングルジム

9/23/2023, 12:18:31 PM

#86 ジャングルジム


鳥かごに入ったら、こんな気分かな。

ジャングルジムの中ほどに留まって、空を見上げる。
四角に区切られた狭い空は、

飛んだら気持ち良さそうな青、ではなく。
今にも雨が降り出しそうな灰色。

周りで遊んでいた子たちは、とっくに雨を避けて去っていて、公園を独り占めだ。

私は、雨が降るときを待っていた。
そこに。

じゃり、じゃりっ

砂利を踏む音がだんだん近づいてきた。
誰が来たかなんて、顔を見なくても分かる。

「雨、降るよ」

「知ってる、待ってるんだもん」

「だから帰らないんでしょ、知ってる」

「よく分かってるね」

「だって好きだから。一緒に待ってていい?」

「私も好き。中に入る?」

「てっぺんに窓を付けてもいいのなら」

「お願いしていい?」

「わかった」

彼女は傘を持ったまま、するすると中に入ってきた。
一応危険防止のため、上に登る前に一旦傘を受け取る。そして最後のワンタッチだけで開く状態にして差し出す。
無言で行われるやり取り。

先の会話だって、
双子の私達にとっては一種の様式美だ。
分かりきっている答えだって、
口に出すのが必要な時もある。

透明なビニール傘をジャングルジムのてっぺん、
私達の真上に被せて、窓にする。

一連の作業を終えた彼女はいつも通り、私と向かい合わせに座った。

じっと二人で見上げる空。
四角の枠を更に8本の骨で区切られた空は、より鳥かごらしくなった。

なかなか、悪くない。

9/23/2023, 12:18:15 PM

『僕の城』

僕の城は
縦と横に向いただけの金属の棒
それが組合わさって
大きな城になっている

僕の城は
近所の公園の隅っこにある
足場にされがちな横棒は
塗料が剥げて錆びている

僕の城は
いつも沢山の子供達を受け入れている
どんな人にも開放された
時代に合った素敵な城なのだ

僕の城は
ジャングルジムと呼ばれている
そんな城に僕はてっぺんまで登る
僕が王様だからだ

僕の城は
子供達と、滑り台と、砂場と、ブランコと…
沢山のものがみえる
だけどその景色が
また少し、また少しと小さく見えるんだ

高いと思っていた僕の城は
年月を重ねれば低く思えてきて物足りない


だから僕はそろそろジャングルジムを降りるんだ

そしてまた誰かが王様。

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