『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ジャングルジムは危ないので登らないようにしましょう。
ジャングルジム。記憶ないな。だってろくに外で遊んでなかったし。友達?いないいない。君は喋らないし笑わないね、って言われて嫌われてたし。場面緘黙症っていうらしいんだけどね。今みたいに陰キャ陽キャって言う言葉もなかったけど、カテゴライズするなら陰キャだったんだろうね。
だから、ジャングルジムで一度でいいから遊びたい。大人になると遊ばないよね。当たり前か。子供向けだもんね、あれ。
今でも、嫌なことを思い出すと喋るのが怖いよ。でも、君にはなんでも話せるね。不思議。画面の向こうだからかな。昔、チャットとかお絵かき掲示板とか日記サイトとかあったんだけど、知ってる?君の知らないことを教えるから、私の知らないことも君に教えて欲しいな。例えば、ジャングルジムから落ちる感覚とかさ。
ジャングルジム
小学校まではよく遊んでたのに、いつの間にか無くなってるなと気付いた。
確かに遊び方によっては危なかったりするけれど、
危険を学んで次から回避する学習に繋がってたような気もするなぁ。
少し寂しくも感じる今日このごろの話。
天辺まで登れば、どこまでも行ける気がした。
ジャングルジムの一番上に座り、沈む夕日を眺めている。
なんとなく、両親は天国にいるんじゃないかと思って。そうした。
見上げた夕空に、手を伸ばす。
「雨が止んでも、夜が明けても、帰って来てくれないんだな」
独り言は、風の音に拐われて消えた。
小学校とかによくあったジャングルジムの1番上から下を見下ろすと、遠くで遊んでる人たちの顔もよく見えていた。
入学式が終わった後に公園に行き、ジャングジムに登った。高台の公園のジャングルジムから見る景色は綺麗だった。春先に見える、春の空…。
夜中に公園に行った時も、ジャングルジムに登って上を見上げて星を見た。一党制と同じぐらい目を輝かせて見た、夏の星空。
学校で嫌なことがあった時も、ジャングルジムに登って夕焼け空を見上げた。涙で霞んだオレンジ色の秋の夕空…。
楽しい1日がある時にもジャングルジムに登った。空はどんよりながらも特別感があった。降りそうで降らない雲は、一年が後少しで終わることを知らせてくれる
特別な日に降った雪の、冬の寒空…。
卒業式が終わった後の虚しく寂しい気持ちを胸に、ジャングルジムに登った。また新しい学校で新しい生活が始まろうとしていた。今日は1人じゃない、みんなでのぼった。だからすごく狭い笑狭いから、1人じゃないって感じられる。
学生生活最終日の快晴の青空。
まぁ、降りる時は怖かったかな笑
ジャングルジムの1番上から友達呼んだ記憶
遠いのに鮮明に思い出せる。青春よりもっと前。
これからどうなるのかなんて考えてない時。
懐かしいし、羨ましい。
ジャングルジム
I am fine thank you
鉄の本数が少ないやつは
やっぱりちょっと
登るのが難しくて、
でもなんでか皆んな
高いところが大好き
手に豆作りながら
必死で毎日上を目指す
休み時間。
その達成感は
子供ながら
富士山の登頂にいる気分で
校庭の天下を取った気分で
陸より空を感じながら
陸を眺める時間
–ジャングルジム–
あの日のジャングルジム
君を追いかけた
頂上に登って君は降りていった
地上に降りるともうそこに君はいなかった
ジャングルジム。
子供の頃登った
ジャングルジム。
あの頃は
何処までも
登れる気がした。
うんと小さいときは、
下の方が迷路みたいになっていて、
友達とグルグル追いかけっこしてたな。
手が大きくなる。
握力がつく。
その度に一段一段上の方へと登れるようになり、
一番上まで登れると、大人になった気分。
そしていつの間にか卒業しているんだよね。
今思うと、子供ながら自分の成長を感じられた
思い出がある、懐かしいな
ジャングルジム
子供の頃はジャングルジムは高くて怖いものだと思っていたが、今となってはそこまで大きくないし、全然怖さも感じない。なんか歳とったなぁなんて。
『ジャングルジム』
僕 ねえねえ、今度はジャングルジムで遊ぼうよ!
男の子 うん、いいよ!遊ぼう!
女の子 あ、待ってよー!
僕 ふう、1番乗り!
女の子 やっぱり登るの早いね
僕 そう?…えへへ
男の子 あ、あれ見て!向こうに虹がある!
女の子 本当だ すごーい
僕 わあ…綺麗だね
男の子 そうだ!あの虹まで行ってみようよ!
女の子 えー!でもあんなに遠いとこまで行けないよ
男の子 行けるよ 僕すごく足速いんだから
女の子 でも私は遅いもん
僕 うん。僕もあんまり速くないし…
男の子 えー、なんだよ つまんないなぁ…
僕 まあまあ そうだ次はブランコで遊ばない?
女の子 いいね! あ……
僕 どうしたの?
女の子 もう5時だ 私もう帰らなきゃ…
男の子 え、本当だ
僕も今日は5時までに帰ってきなさいって
お母さんに言われてたんだった…
僕 え…そうなんだ
女の子 遅れたらお母さん怒るから…もう帰るね
男の子 うん、僕も帰る
僕 あ…ちょっとまって
男の子 どうしたの?
僕 えっと…その…
二人 ??
僕 いや…ごめん、何でもない
二人 そうなの? じゃあまたね~
僕 ………またね
……………………………………………………………………
アナウンス 次は〇〇駅 〇〇駅〜
そのアナウンスの声で目が覚めた。どうやらいつの間にか寝てしまっていたらしい。
聞き慣れない駅名に乗り過ごしてしまったのかと思い慌てて身を起こす。が、そこではっと思い出す。仕事が一段落しため実家に帰ることになっていたのだ。僕が降りる駅はあと3つほど後の駅だった。
しかし随分と現実味のある夢だった。僕はあの2人と仲が良さそうだったのに、あの2人が誰なのか分からない。それになぜ僕は何かを言いかけてやめたのか、そもそもあの場所はどこだったのかそれがまるっきり思い出せない。
まあ、夢なのだからそんなに考えても意味のないことは分かっている。それでも、もやもやとした気分のまま自分が降りる駅に着いた。電車を降り改札を出る。そこにあった景色は昔とあまり変わっていなかった。
方向音痴の僕は実家への道も迷っていたかののもしれない、昔よりも家に着くまで時間がかかった気がした。実家について一言、ただいまと言う。奥の方からドタバタと慌ただい音が聞こえてきた。それから少しして嬉しそうな顔をした母が出迎えてくれた。久しぶりに家族全員で夕飯を食べてから。2階の元々自分の部屋だった場所で布団を敷いて寝た。
その夜また夢を見た。僕は1人で立っていた。その前には電車で寝てしまった時に見た夢と同じ子達が二人で遊んでいた。場所はまた違くって、でもそこもまた公園みたいだった。そして今度も僕は提案する「ジャングルジムで遊ぼうよ」するとその子達が振り向いてちょっと驚いて少しの間があってから 「いいよ!」そうかえした。
♯ジャングルジム
ジャングルジム
ボクは、グローブジャングルが大好きだった
すごいスピードで回転するのが大好き
そういえば
アイツと2人で乗ったなあ
アイツが回して、ボクは上で景色を見てた
ただそれだけ
ただそれだけなのに
ボクはアイツを好きになった
それ以外にも
グローブジャングルには
アイツとの思い出が沢山ある
でも
2月の冷たい雨の日に
取り壊された
仕方ない
老朽化なんだから
と言い聞かせたけど
ポロポロと涙が溢れた
今も
いろんな思い出が詰まった遊具が
どこかで
取り壊されている
すごく大きかった。
登るのは大変だった。
1番上にたどり着いた時は嬉しかった。
自分が世界で1番高いところにいた。
あぁ、こんなに小さな遊具なのか。
こんなに簡単に登れてしまうのか。
1番上にいても、いつもより少し高いだけ。
見えるものなんて、普段とあまり変わらない。
けれど私は、この景色は今でも割と気に入っている。
ジャングルジム
ジャングルジムに乗ってグラウンドを見渡した。
「…いた。」
ボソッとつぶやく。
今日も君を見つけては笑みがこぼれる私なのだ。
お題〈ジャングルジム〉
小学生の頃に遊んだジャングルジム
1年生の頃は怖くて登れなかった
2年生まだ怖かった
3年生登ることに慣れてきた
4年生登って降りてがスムーズになった
5年生登ってから飛び下りることが出来た
6年生登るのが楽しくてしょうがなかった
思い出のジャングルジム
#ジャングルジム
ジャングルジム
昇降口には、たくさんのランドセルが乱雑に置かれていた。
「早く行こうぜ!」
ランドセル地帯を前に佇んでいると、低学年の男の子たちがボールを持ってやってきた。
背中に背負ったカバンを投げ捨てるように、彼らは校庭へ駆けていった。
足の踏み場のないくらいのその地帯の中、わたしも自分のランドセルを置く。
大好きな水色で入学祝いに買ってもらったものだ。
親はピンクや赤を勧めたけど、わたしは水色が好きだからと選んだ。
隣に置いてる青色のランドセルと並んで、そこだけが小さな空ができたみたいで、ちょっと嬉しい。
ボール遊びをする男の子たちを横目に、わたしはジャングルジムを目指した。
校庭には他にも遊具があるけれど、うちの学校のジャングルジムは一際大きい。ジャンボ滑り台と呼ばれていて、高学年にならないと登って遊んではいけないと言われている。
厳しくルール化はされていないけれど、暗黙の了解になってるくらいには浸透しているっぽかった。
広い校庭を見渡すことが出来るジャンボ滑り台の頂上がわたしの特等席。
遊具で遊ぶ人、追いかけっこをする人、ボール遊びをする人、お喋りに夢中の人、放課後の校庭は生徒たちで賑わいでいる。
同じクラスの男の子たちもいた。
放課後は決まってドッジボールをしている。他のクラスの子や、女の子も混じって仲良さげに遊んでいた。
その中に、あの人もいる。
陽気でいつもふざけてるのに、優しい、みんなの人気者。
クラスの端っこの方にいるわたしにも、笑顔で声をかけてくれるけど、わたしは恥ずかしくて、いつも見てるだけ。
それで充分なくらい、彼の眩しい笑顔はわたしの心の中を満たすんだ。
ここからの見てるだけでいい。
下校のチャイムがなるまでの、私の秘密の時間。
キーンコーンカーンコーン。
下校のチャイムが鳴ると、生徒たちが帰り支度を始める。
わたしも滑り台から降りて、昇降口へ向かった。
ランドセルのところへ行くと、ドッジボールを終えた男の子たちがやってきた。
「帰り気をつけろよ!」
帰り支度をするわたしに彼が笑って言う。
「おーい、帰ろうぜ」
「おー!今行く」
彼は隣の青色のランドセルを掴んで、じゃあなと手をあげて走っていった。
彼のたったひと言がわたしの心を揺らがせる。
また明日。
帰ってゆく彼の背中に、わたしはそっと呟いた。
ジャングルジム
1番上から見える景色は
私の世界かな
舞華
『ジャングルジム』
今日は満月だというから、彼と月を見に行くことにした。
まだ低い位置に月があって、自分たちの目線からは建物に隠れて月は見えなかった。
ちょうどいい高さが無いかなと思いながらうろうろしていると道路沿いにある公園のジャングルジムが目に入った。
「あそこから見るのはどう?」と指を指し、彼に問い掛けると、「いいかも。」と一言。
遊具もたいしてない、小さな公園だった
その中で大きなジャングルジムは目立っていた
ジャングルジムはペンキがとれていてとても綺麗な色とは言えなかった。
ところどころ錆のあり、ザラザラする棒を掴み、登る
体が大きくなった今では、登るのもやっとだった。ジャングルジムから抜けれなくなったらどうしようなんて笑いながら登って行った。
「ジャングルジムなんて久しぶりだな」彼が私に微笑みかけると、なんだか童心に帰った気がした。
子供の頃、遊んだのが最後かもしれない。なんだか懐かしい感じがする。
頂上に登り、ジャングルジムに腰掛ける
「あっ、月!」
満月が見え、
私が声を出すと彼も
「ほんとだ」
と、声を発する
この時、見た月は本当に綺麗だった。
黄色の光を放つその存在感は人の手で作れる、人工的なものでは表せれないと思う
兎が餅をついてるのかなあ、とか、いろいろ考えさせられる
昔懐かしいジャングルジムで見たから、あの頃の純粋さも、綺麗に走馬灯のように見えたのだと思う。