『ココロオドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【ココロオドル】
文房具が好きな私の最近特にハマっているものが万年筆。
そして、万年筆そのものと同じか、それ以上に楽しいのが万年筆用のインクたち。
もちろんつけペンでも良い。
ガラスペンも素晴らしい。
新しいインクを買って、手持ちの紙を並べて。
試し書きをするのは実にココロオドル時間。
小さな瓶が入った小さな箱を丁寧に開ける。
箱のデザインもラベルも瓶の形も多岐にわたり、可愛らしく美しくあるいはクールだ。
インクを含んだペン先をそっと紙に走らせる。
現れる色は必ずしも見本通りとは限らない。
液色からは想像もつかない色が出ることもある。
紙質によって大きく発色が異なることもある。
美しい濃淡。
ボールペンではなかなかこうはいかない。
僅かなインク溜まりに全く違う色が光ることもあるし、乾くと色が変わるインクなんてものもあったりする。
楽しい。美しい。素晴らしい。
もっと欲しい。あの色もこの色も。
ただ、使い切れないことと己の字の汚さが如何ともし難い。
″ココロオドル″
昔昔、あるところに一人の男がいました。
その男は大層暴力的で、しかしただの馬鹿ではありませんでした。
男は人を殺してみたかったが、あいにく人殺しはご法度。しかしどうしても殺してみたい。
何とかならないものかと日々頭を悩ませていると、男のもとに手紙が届いた。
【○○という地域では化け物退治が行われている。化け物に立ち向かう勇気あるものは来られたし。】
天啓だと思った。
男は急いでその地域に赴き、化け物退治のための兵の1人となった。
もちろん、比較的平和な世で、その場に集まった誰も戦ったことがないので訓練が行われる。
しかし、その訓練が少しおかしかった。
「なぁお前さん、俺たちは化け物退治に集められたんだよな?だというのにどうして来る日も来る日も人殺しの練習をさせられるんだい?」
男は兵の隊長に尋ねた。自分としては楽しいが、他の奴らにはちと厳しいのではないかと思ったのだ。
すると隊長はひどく可笑しそうに笑いながら答えた。
「お前、俺たちが本気で化け物退治のためだけに他所から人を集めたと思っていたのかい?」
ここは、街の片隅。小さな酒場のステージで、情熱的な音楽に合わせて、髪をふりみだし、全身を躍動させ、音楽の世界を表現する。
私はアリッサ。年は19。職業:踊り子。
私は、生きるために踊っている。
かつては、情熱があった。高揚もあった。しかし、いつからか、それらはなくなってしまった。
生きるために、必死に踊ってきた。
生きるため、お金を稼ぐ手段。今の私にとって、踊りはそういうもの。そういうものの、はずだったのに。
(やばい、時間に遅れちゃう……!)
仕事の前に少し買い物するだけのつもりが、店主のおしゃべりにつかまり、だいぶ遅くなってしまった。
何分後に酒場に着いて、着替えに何分、化粧に何分、と頭の中で計算しながら、路地を走る。
角を曲がった瞬間、向こうから来た人物に、思いっきりぶつかってしまった。
私は衝撃で、尻もちをつく。
「大丈夫ですか、お嬢さん」
低い男性の声が頭上に響いて、大きな手が差し出された。
私は、その手を無視して、立ち上がる。
「ちょっと、もっと注意して歩きなさいよね!」
顔を上げ、自分の不注意も棚に上げて言った私の目に、相手の姿が飛び込んできた。
柔らかそうな赤茶色の髪。スッと通った鼻筋。眉は申し訳無さそうに下げられている。その下の澄んだ緑の目と目が合って、私は硬直した。
(すっっごい好みなんですけど!?)
「申し訳ありません。お怪我はありませんか?」
彼は重ねて尋ねてくる。
「え、あ、いや、別に大丈夫ですし……ていうかそちらこそ!?あ、私急いでるので……!」
顔の前で両手を激しく振りながら、しどろもどろに答え、私は逃げるように彼の脇をすり抜けて、酒場へ急いだ。
酒場に着いて、身支度を整える。走ったせいか、先ほどの思わぬ出会いのせいか、バクバクとうるさい鼓動を落ち着ける。
ステージへ向かう通路を歩く。
照明に照らされた壇上に立つ頃には、心は凪いでいた。
客へ一礼する。音楽が始まる。いつも通り、身体を動かす。
1曲目が終わり、客席を見渡す。私の踊りはこの酒場の名物だ。これを観にここへ来る客も数多い。観客たちは、こちらを熱心に見つめて、拍手と歓声を送っていた。
いつも通りの光景、その中に、異質な赤茶色が入り込んできて、胸がドキリと高鳴った。さっきの男性が、この酒場へやってきたのだ。まさか、また会えるなんて。
目が合う。呼吸が止まりそうになる。
ドキン、ドキン、高鳴りが止まらない。もう次の曲が始まるのに。
2曲目は、情熱的な初恋を曲にしたもの。私のステージの定番の曲。
曲が始まった。反射的に身体は動き、踊る。
いつも通りの仕事のはずなのに、私の心はちっともいつも通りじゃない。
あの緑の瞳が私を見つめてるかもと思うと、なんだかいつもより曲が身体に響く感じがする。動きに熱がこもる。彼が気になって、ずっと視界に入れていたくてたまらない。
(ああ、これが、恋なのね)
この曲の意味が、前よりもずっとよく理解できた。
動きに心がのる。
情熱が胸に宿って、身体と心が躍動した。
「じゃーなっ」
眉は下げ気味に笑う君。
そんな君を見て私は力を込めて叫んだ。
「バカやろう、大っ嫌いだ」
って。
我を忘れてなどいない。
私は私だと分かっていても。
ただその笑顔が、よく見えなくて。
「私は好きだけど」
「たとえ女の子でも男の子でも、君は変わらないじゃん」
「女の子だけど男の子、って超お得じゃない?」
私よりも長い髪が、綺麗で羨ましかった。
私たちはまだ大人じゃないけど、もう子供じゃない。
夕陽の逆光に照らされて見えない君を追いかけたくて。
「先に好きになったのはそっちじゃないか……」
握った拳は、何かがが失われたみたいに力をなくした。
溢れそうな涙だけを必死に耐えて堪えた。
#2024.10.9.「力を込めて」
お久し鰤の汚水藻野です。
やべーです、そろそろ飽きてきましたよ描く習慣。
習慣になってねぇじゃねぇか。
またテストが迫ってきてるので頑張ります。
ココロオドル
自分がココロオドル世界にするのは
他人ではなく自分が行動するしかない
自分の感じることに目を向けて
自分の好きなことに目を向けて
自分のやりたいことに目を向けて
一つひとつ自分の願いを叶えていくことが
ココロオドル世界に繋がるはずだと思っている
時間はかかるかもしれないけど
自分をあきらめないで
ココロオドル世界を作って生きたいな
と常日頃自分に伝えている
こんなにも心が躍らない一週間を過ごしたのは、久々だったかもしれませんね。
けれど昨夜は、その一週間前からの不安をご伴侶に話して、だいぶらくになったようで、何よりでした。
まだ不安は消えていません。いやな感じも続いています。
どうか、それを蔑ろにはしないでください。貴女の大切な一部が、そう叫んでいるということなのですから。それを無視することは、貴女の人生の一部を切り捨てることなのですから。
ココロオドルのは人それぞれ、
それが良いんだから
みんな違ってみんな良いんだよ
煙草を吸ってる時の横顔
リスカしてる時の悲しい顔
悔しくて唇を噛み苦しむ顔
返り血を浴びて興奮してる顔
____どの面も完璧な君を見てるとね?
なんか、胸がきゅう、と苦しくなるような、お腹が締め付けられるような、なんて言ったらいいか判らないけど、恋してるってことくらいなら判る。
あ、笑ってる。
その顔を見て私はまた笑顔になる。
「ココロオドル」
【ココロオドル】*123*
ちょっと前にこのワード書いたような笑
最近ココロオドルこと続いてるんだよねぇ
この楽しいのいつまで続くのかな
1つじゃないのがまた幸せで
贅沢だな
幸せな時こそキレイにスリムでいたいって思うから
自然と維持できる♪
いつまで続くかわからないからこそ
今を全力で満喫するぞぉー
家族が揃う一日は
ココロオドル
みんなの笑顔に
ココロオドル
そんな時間
ありがとう
ココロオドル
鳥取旅行に行くの。
楽しみだぁ。
心ルンルン。
最後の食器を食器棚へ片付ける。
食器棚の扉がパタリと閉まった。
洗い物完了。
後方にあるステンレスのシンクも美しい輝きを放っている。
あ、でも、洗剤が残り僅かだ。
今度忘れずに買い足しておかなくては。
鼻歌を歌いながら頭の中にメモをしておく。
カウンターキッチンから周囲をぐるりと見渡せば、そこそこ整った室内が見渡せる。
他にやらなくてはいけないことを探してみるが、
洗濯物も先程畳んでしまったし…。
今日やるべき仕事はもう何も無い──
これ即ち、自由!!
ココロオドル時間の到来だ。
さて、読みたかった本を読もうか──
それとも、好きな音楽を聴こうか──
はたまた、何かものづくりでもしようか──
やりたいことが次から次へと浮かんでくる喜びに、頬が自然と緩んでいく。
さあ、ココロオドル気持ちで何をしようかな?
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ココロオドル
拝啓、アナタ様。
いかがお過ごしでしょうか?
最近過ごしやすい季節になりましたね。
わたくし、アナタの部屋にあるエアコンです。
はい、夏の間ずっとあなたの部屋を冷やしていたエアコンで間違いありません。
突然の手紙に、アナタはきっと驚かれたことでしょう。
申し訳ありません。
ですが、どうしてもお伝えしたいことがあるのです。
そのことを伝えるために、こうして筆を取りました。
手紙を書くのは初めてなので、おかしなところがあっても笑ってお許しください。
つい先日までの地獄のような猛暑も鳴りを潜め、とても快適な時期になりました
夏の間は私に頼りっきりだったアナタも、最近は私をお使いになりませんね
いえ、嫌味を言っているのではありません。
アナタの部屋を快適にするのが我が使命。
ですが、私に頼らずともアナタが快適に過ごせているのならば、それに越したことはないのです。
ただ急にお暇を頂いたので、時間を持て余しているのは確かです。
その時に何か出来ないことは無いかと探したのですが、お世話になっているアナタに手紙を書くことを思いつきました。
初めて手紙を書きますが、とても楽しいものですね。
ごめんなさい。
私が言いたいことは、そうではないのです。
こういった機会がないためか、思った事をそのまま書いてしまいますね。
ですが、このままでは話が進みません。
まだ話したいことはたくさんありますが、本題に入りましょう。
エアコンのフィルターの掃除はお済みでしょうか?
今の内に準備をしていただければと思います。
私は部屋を快適にすることは出来ても、フィルターを掃除することはできません。
ご面倒をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いします
もしもフィルターの掃除を怠ってしまうと、アナタの部屋を快適に出来なくなってしまいます。
知り合いのエアコンに聞いたのですが、埃が溜まったことで喉を傷めた人もいるそうです。
アナタに快適に過ごしてもらうためにも、ぜひともフィルターの掃除をお願いいたします。
面倒だからと言って、後回しもいけません。
秋は短いもの。
すぐに冬はやってきます。
その時になってフィルターの掃除を始めると、その分アナタが寒い思いをしてしまいます。
そうならないためにも、今の内にお願いします。
と、長々書いたのですが、なんだか疲れてしまいました。
慣れないことをしたからかもしれません。
手紙を書くのはここまでにして、私は休もうと思います。
でも心配しないでください。
必要になったらすぐ呼んでいただければ、すぐに部屋を快適にしてみせます。
それでは、冬の到来までの束の間の休息ですが、ゆっくりと休みたいと思います。
アナタの方も体調を崩されないように、ご自愛ください
また会いましょう。
敬具。
P.S.
フィルターの件、本当にお願いしますね。
ココロ オドル
オドルは ダンスホール
ダンスホールは 楽しい
楽しいは シアワセ
シアワセは ココロ
ココロは連鎖して共鳴してオドル
ヘリウムでぱんぱんに膨らんだ、ビビットカラーの風船。
赤と白でくっきりと目立つ、丸みを帯びた三角のテント。
ギザギザの黄色い旗のひだが、バタバタと風にはためいている。
新緑に纏われて、しん、と静まり返った、狭い開けた土地に、堂々とサーカスのテントが立ち塞がっている。
テントの奥からは、ロリポップキャンディーのような甘い香りがする。
楽しげな音楽が、テントの内側から漏れ出ている。
風船が、はち切れそうなゴムの皮膚を寄せ合って、ひっきりなしにふわふわと浮かんで、こちらを誘っている。
テントの入り口近くに立っている、奇妙な帽子を被った奇妙な痩身の男が、囃すようにひょうきんに笛を吹く。
風船を持つ着ぐるみのネコは、口角を目一杯あげ、楽しくて堪らないような笑顔で、風船の細い尻尾を握り込んでいる。
見ているだけでテントの中に突き進みたくなるような、ステップを踏みたくなるような、そんな景色。
こういう気持ちを「ココロオドル」というらしい。
どこかの本に載っていた。
ココロオドルサーカスのテントが、私の目の前にあった。
縄だけを掴んで、樹海の細い道を出鱈目に歩いてやって来た私の目の前に。
ここは自殺の名所のはずだ。
入り組んだ木と枝に覆われて、陽の入らない薄暗い道。
人の気配は全くなく、陰気で人気も生気も感じさせない空気に纏われた、静まり返った道。
行き倒れと自殺者の死体の他には、何もいない寂しい場所。
誰も救えず、罪だけを重ねて、帰りを待つものなんて誰もいない私には、お似合いの場所。
とうとう、間接的に人殺しまでやってしまった私の最期に相応しい場所…のはずだった。
どういうわけか、私の目の前には、温かく賑やかで派手なサーカスのテントがある。
派手な人工色が目に痛い。
奇妙な痩身の男が笛を吹く。
重ねた罪で虚に灰色だったはずの私の心が僅かに踊る。
ネコの着ぐるみがこちらに進み出て、風船を差し出す。
真っ赤な風船。
ぱんぱんに空気の詰まった、生き生きとした真紅の風船。
心がドクンと踊る。
私は、差し出されるままに風船を受け取る。
また、痩身の男が笛を吹く。
テントの中から、ココロオドル音楽が一層湧き上がって聞こえてくる。
人の笑い声すらする。
満面の笑みのネコの着ぐるみが、優しく私の背を押す。
まるで、子供に戻ったみたいだ。
何の罪も何の悪いことも知らず、純粋で、清らかで、いい子だったあの時に戻れたみたいで。
子供の私の心は、楽しそうなサーカスに、無邪気に高鳴り、踊った。
着ぐるみのネコの笑顔がこちらの顔を覗き込み、軽やかに頷くと、私の背をもう一度、優しく、ゆっくりと押した。
痩身の笛吹男が笛を吹いた。
ココロオドル。
ココロオドル。
私は転げるように一歩を踏み出した。
一度踏み出すと、もう足は止まらなかった。
私は勢いよく駆け出した。
縄も遺書も何もかも投げ出して。
灰色の秋風が、背中で強く吹いた。
どこかで、枝が動いた気がした。でもサーカスに心を奪われた子供には、気にならないことだった。
私はサーカスのテントに向かって走る。
冷たい樹海が、テントの四方を静かに囲んでいた。
『休息』
前回のテーマがかけていなかったので、、、
皆さんこんにちは。
始めたばかりの小5です。
ほんとに小学五年生です。
まじです。13世代です。
休息、、といえば、私は最近大好きな友人との交換日記に時間をかけています。
例えば、寝る前やお風呂上がりなど、やることを終えた後に書きます。
とっても可愛いミッフィのノートに書いています。
これが私のひとつめの休息です。
ふたつめ、、と言えるのか、、そもそも休息に入るのか、、
ふたつめは、自宅で勉強をしている時です。
主に、授業だけでどうにかやり過ごしているのですが、、、たまにどうしても分からないものがあることがあります。
その場合は、教科書に付箋を貼り、自宅で宿題を終わらせた後に勉強します。
勉強と言っても整理ですね。
今、私の苦手なその教科を教えている先生はとても分かりやすく教えてくれますが、、
時に、例えを入れすぎて私の頭の中でごちゃごちゃになることがあります。
そのようなときに、整理するのです。
先生の例えを1度頭の中からぶち消して整理します。
そしてもう一度先生の例えをぶち込んだら完成です。
みっつめ、ですね。
みっつめはそうですね、、図書館の中で本を選ぶ時でしょうか。
もちろん、読んでいる時もとても癒されますが、私にとってはやはり選ぶ過程が1番の休息になっています。
まだまだありますが、今のところはこんなものでしょう、、
次からはちゃんと小説へ戻りますので、、、
それと、読みたいと思ってくれている方々へ、
こんなクソガキの駄文を読んで下さり誠に感謝申し上げます。
これからも、何卒よろしく願います。
お題 ココロオドル
ハンカチとティッシュ、お財布にパスモ
あとは何が必要だろう
出かける時しか使わない鞄を引っ張り出して
出かける時しか使わないメイク道具を探して
いつもはのんびり夜更かしをするくせに
今日は忙しなく支度をして寝る時間を決めて
きっちり行動する。
親にバタバタうるさいよなんて怒られながら
明日のことを考えるとにやにやが止まらない。
何時に起きよう何を着ていこう何時に家を出よう
ここに行きたいあそこに行きたい
そんなことを考えていたらもう寝る時間を過ぎていた。
早く寝ないと。寝坊はできない。
明日はデートなんだから。
ココロオドルで描かせたら心臓が破裂した絵をお出しされた。
【ココロオドル】
#ココロオドル
貴方好みの服を買い、キラキラのラメを瞼に乗せる。
デート準備中の私が1番可愛い。
貴方のココロも私と同じくらい踊ってますように☺︎
誰かのために、何かをする。
それによって、誰かが喜んでくれる。
これほど、「ココロオドル」ことはないだろう。
人間ってそう出来てるんだと思う。
かなり自己中な人もいるけど、たとえ自分ファーストでも、誰かに喜んでもらいたい気持ちは生まれ持ってると思うし、自分だけが幸せで周りの皆が不幸な状況なら、その幸せを分け与えることで、感謝されて自分がもっと幸せになることを知ってる。
代償に自分が不幸になるのは回避するとしても。
「あんのこと」という映画をサブスクで観た。
大絶賛されてた映画なので、期待値もかなり高かった。
結果、自分の期待する方向性とは違っていたせいか、個人的な評価の難しい作品となった。
他人のために身を削れるような人が罪を犯していたり、他人の迷惑など顧みないような人が感謝の気持ちに溢れていたり。
実話ベースの映画なので、これがリアルなのかもしれない。
決して「ココロオドル」ような映画ではなかったが、「ココロニノコル」作品ではあったなと。
我々の人間性は複雑で、きっといろんな側面を持っているんだ。
だから、自己中だったり、献身的だったり、そのどちらもが共存していたり。
そうであれば、もっと人間に期待していいんじゃないかと思うのは…浅はかすぎるだろうか。
…いや、人は誰かと関わり心通わせることで、生きる意味を見出せるんだと思う。
あの映画のヒロインのように。
悲しい結末だったが、描かれていたのは救いのない世界ではなかった。
きっと明日も、誰かのために何かをするだろう。
その人が喜んでくれる顔を見て、心躍らせるために。