誰かのために、何かをする。
それによって、誰かが喜んでくれる。
これほど、「ココロオドル」ことはないだろう。
人間ってそう出来てるんだと思う。
かなり自己中な人もいるけど、たとえ自分ファーストでも、誰かに喜んでもらいたい気持ちは生まれ持ってると思うし、自分だけが幸せで周りの皆が不幸な状況なら、その幸せを分け与えることで、感謝されて自分がもっと幸せになることを知ってる。
代償に自分が不幸になるのは回避するとしても。
「あんのこと」という映画をサブスクで観た。
大絶賛されてた映画なので、期待値もかなり高かった。
結果、自分の期待する方向性とは違っていたせいか、個人的な評価の難しい作品となった。
他人のために身を削れるような人が罪を犯していたり、他人の迷惑など顧みないような人が感謝の気持ちに溢れていたり。
実話ベースの映画なので、これがリアルなのかもしれない。
決して「ココロオドル」ような映画ではなかったが、「ココロニノコル」作品ではあったなと。
我々の人間性は複雑で、きっといろんな側面を持っているんだ。
だから、自己中だったり、献身的だったり、そのどちらもが共存していたり。
そうであれば、もっと人間に期待していいんじゃないかと思うのは…浅はかすぎるだろうか。
…いや、人は誰かと関わり心通わせることで、生きる意味を見出せるんだと思う。
あの映画のヒロインのように。
悲しい結末だったが、描かれていたのは救いのない世界ではなかった。
きっと明日も、誰かのために何かをするだろう。
その人が喜んでくれる顔を見て、心躍らせるために。
10/9/2024, 1:16:12 PM