『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃
よくカーテンでお化けごっこして遊んでいた。
カーテンを強く引っ張りすぎて、亡き祖母に叱られたことを思い出す。これもまた、良き思い出。
もう一度過去に戻れるなら戻りたい…
そして、カーテンの中で隠れて一緒に過ごしてみたい…そう思ったのは馬鹿ですか?
#カーテン
カーテンの隙間から差し込む朝日が、
私には眩しすぎて。
目が眩んでしまう。
クラスで見た君の笑顔が、
私には眩しすぎて。
私は卑屈になってしまう。
世界が、
私にとって光が多すぎて、
もう消えてしまいそうだ。
影は私以外にいないのに。
もうちょっと暗かったら。
私もこんな熱くならずにすんだのかな。
君たちの見せる光のせいで、
妙に昂ってしょうがなくて、
あぁ、もう。
私にもなんて、憧れちゃうよ。
そんな事、結果なんて分かりきってるはずなのに。
人生の流れによって
カーテンの色味は変化する
両親に守られ、暖かい部屋を
与えられていた時は
女の子らしいピンク色…
社会人になって、一人暮らしを
始めれば、女の一人暮らしだと
バレぬように、わざと青やグレーの
地味な味気ない男性色のカーテン
家庭を持ち、子供が生まれれば
なるべく外からプライベートが
わからぬよう、また強い陽射しから
我が子を守る為に、値が張っても
しっかりした遮光カーテン
長い時間を経て最近のカーテンは
ほどほどの厚さと遮光、値段もほどほど
しかし、長年の劣化で最初セットだった
レースのカーテンも時間差で傷み
部屋部屋でチグハグだったりするが
やっと涼しくなり、良い風でカーテンが
揺れるだけで、「まあ、いいか」と
随分とおおらかになった自分に気が
ついたりする。
「カーテン」
私の部屋のカーテンは光漏れしやすい薄さ?色?だ。だから夏になると網戸に光を求めて蚊が大量に張り付いてくる。どのくらいかと言われたら片面網戸の70%ほどだ。特に今年は対策をたくさんしたが意味がないほどカーテンの光漏れがすごかった。防虫スプレーを網戸と室内にかけ、網戸に防虫用のものを貼り付け、蚊取り線香の現代版(消臭剤みたいな無臭なもの。伝われ)を用意したにもかかわらず、イライラするほど来た。
カーテンを変えるとこういう対策もしなくて済むのは分かってはいるが、お金やカーテンが夏以外には無害なことを考えると買い換えるのも面倒だ。はあ、どうすればいいものやら。
ある遠い夏の日。
窓を開けると、カーテンが風を受けて
帆船の帆のように丸みを帯びてふわりと膨らむ。
その空間に入るのが大好きだった。
幼かった私の、十数秒間だけの秘密基地。
なかなか当たらなかった窓際の席についにこれた。
日差しも落ち着いてきたこの頃、窓際の席を堪能するには良いタイミングなんじゃないかとワクワクしていた時期もあったな、と思い出す。
寒い。
日差しも無いし、窓を開けても暑さが落ち着き虫が入ってこないのはいいものの、入ってくる風が思いの外寒い。こんなでもあついあついと、代謝が良いやつもいるし、風があるのにエアコンつけるのもちょっと、ということで、自分の一存で閉める訳にはいかないのだ。集団行動、民主主義の闇だなんて、辛くても合わせなければならなくなったこのポジションになった途端に思う。
強風では無いし、もう風のことはいい。
このカーテンだ。こいつが風で広がり、片手でやんわりと払うだけじゃ、はらえない。生き物のように顔面を撫でつけて視界を邪魔してくる。ここが家なら思い切りぶっ叩いて、縛り上げていた。
別にここでも、さっと結んじゃえばいいじゃん、という話だが、タイミングが掴めない。窓際の席に関しては初心者マークの生徒なので。他の生徒なら、さっと立って授業中でも先生も気にせず、結ぶし、周りの席も何も言わないけど、あ、やってくれた、と一瞬だけ思いおわる。
でもいざ自分がそれをやるとなると、いまいち踏み出せない。このカーテンの暴れよう、被害があるのは自分だけだが、周りも風の具合によってはいつ自分まで巻き込まれるのかと、ちょっと気になっているのはちりちり感じている。いつやんのかな、気になんないの、はやくやってくんないかな、と思われてるかもしれない。
でもこの暴れカーテンをすぐに押さえきれずに、奮闘する無様を、無視されているようで見られていることになったら、とか考えては、もうはやく休み時間こい、それか風なくなれ、とひたすら念じていた。
【カーテン】
まだ染みひとつない
目が覚めるような青が窓を覆う
風に靡く様は、まるで深い深い海のようで
そこに佇む様は、まるで広い広い空のようで
私のさじ加減ひとつで
海にも、空にもなれる
空と海の間に漂うこの部屋に
海が一粒こぼれ落ちる
ああ今日は、海の色だ
【カーテン】
─── カーテン ───
太陽も月も星も見えない
風もそよがない
草木や花の香りなんてしない
消毒液まみれの私達は
ここで生まれて
実験結果を残せるか残せないか
静かながら冷酷な環境で生きている
寝室のカーテンを開けると、中学生たちが学校へ向かっている姿が見えた。みんな、早起きして偉いな。僕は今起きたばっかりだよ。教室に入るのが怖くて、最近は学校へ行っていない。行けたとしても、午後からがほとんど。こんな日々、いつまで続くんだろう。終わりが見えなくてつらいよ。どうしたらいいんだろう。
「カーテン」
カーテンというと
アガサ・クリスティの作品を思い出す。
小説は読んだような、読んでないような…という感じ。
ドラマは観た。
ドラマのあるシーンが衝撃的だった。
カーテンと聞くと内容よりそのシーンが頭に浮かぶ。
ポアロの髭が…。
カーテンを閉める
そうすれば夜の闇が遮られる
カーテンを開ける
そうすれば朝の光が遮られる
たった1,2枚の薄い布
それは私の部屋と外の世界の境界
2024/10/11
カーテン
頬杖をつきながら見上げる空は去年とさほど変わらない。
秋になってさらに澄んだ空と風で流されて早く横切る雲。
その視界の隅にふわっと優しく揺れるカーテン。
1番前の列の席で落ち込んでいたが
この景色が見れるとなると嬉しいものだ。
立ち上がってカーテンに近寄る。
ザラザラとして太陽の匂いがする。
いつも気にならないけど、無いと寂しい気もする。
カーテンを持ってクルクルと回る。
カーテンに包まれた景色は白くて太陽がぼやけて光る。
このまま眠くなってしまいそう...
みんなこれをしたくなる気持ちがわかる。
...誰かに見られると恥ずかしくなるからすぐやめた。
外は少し暗くなり始めていた。
すぐ夜になってしまう...荷物をまとめて帰ることにした。
それじゃあまた明日。
教室のドアがガラガラと鈍い音をして動いた。
語り部シルヴァ
微かに、何かを引っ掻くような、
そんな音が聞こえた気がした。
幻聴とか、空耳だと思って思い流すことも出来たのだけれど、
とても暇だったこともあって、
私はその音の正体を探すことにした。
正直、心霊現象とか怪奇現象だったらと考えるだけで
それはそれは恐ろしかったが、
全然そんなことは無かった。
結論、音の原因は猫だったのだ。
外の小さな庭に繋がる大きい窓の外に、
猫はいた。
毛並みが綺麗な黒猫だった。
金色のお月様みたいな瞳で見つめてくる。
くりくりとした可愛い瞳に見つめられて、
一瞬で恋に落ちた私は、その猫ちゃん(くんかもしれない)を
家の中に入れた。
人懐っこいのか、すりすりと足元にやってくる。
猫に対する知識を持ってなかったので、
取り敢えず水をあげた。
可愛い。
可愛すぎる。
私と黒猫は、今日をもって、友達になった。
夜になり、ある時間にカーテンをめくると、窓の外には猫がいる。
そんな日常の一コマ。
魅せられてレースのカーテン引きちぎり
体に巻いて踊りたくなる
♪Wind is blowing from the Aegean~
私の中でお眠りなさい(by阿木燿子)
埃っぽい匂いを帯びて風一陣
カーテン揺らしやがて雨来る
#カーテン
お題 カーテン
ふわっと風が吹きカーテンに攫われていく君。
私の席は後ろから3番目、窓側から2番目。
私の目を奪って離してくれない彼は左斜め前。
授業中、眠そうにしている君も
隣の友達とくすくす笑いあってる君も
授業に集中してる横顔も
ちょっと頑張れなくて寝ちゃってる君も
窓の外をじっと見つめる君も。
どんな君もかっこよくてついつい目がいってしまう。
違うか。どんな君も見逃したくないのだ。
もちろん授業はそっちのけ。
隣になって話したい気もするけれど
そんな勇気は持ち合わせていないし
隣になったらじろじろ見られないではないか。
時々プリントを回す時に後ろを向く君。
その時一瞬だけ君の視界に入っているはずだけれども
きっと君の心の中に私はいない。
それでもいいんだ。私は今のままで幸せだ。
このままずっと居られたらいいのにな。
そんなことも叶わない。
テストが終われば席替え。
あーあ今日で最後だ。
くじ引きを引き終えて友達とはしゃぐ君を横目に
自分の席に戻る。
私は次は窓際の席らしい。窓際の前から2番目。
君は右の後ろの方。廊下側の席らしい。
離れてしまった。離れてしまっても
最悪君より後ろなら眺めることも出来たのに。
ついてないな。
今日から憂鬱な日々の始まりだ。
ふわっと風が吹きカーテンに包まれる私。
外を見てみると赤のジャージがちらほら見える。
先輩達が体育をしているらしい。
君は窓際で何を見てたのかな。
何も見えないよ。
意味もなく撮られた靡くカーテンはカメラロールに風を吹かせる
『カーテン』
カーテンが風で揺れたその向こうに、誰の姿もないことに孤独を感じる。もう君はいないんだ、なんてことを考えるのも馬鹿馬鹿しくなるくらい、君は私の生活から痕跡を消し去っていた。
生活の中から君はいなくなっても、私の心からはまだ消えないようで。
少し熱くなった目を意識の外に飛ばすように、君の好みじゃないベージュのカーテンを閉めた。
大好きなコレサワさんのたばこにインスパイアされて書かせていただきました。
ちょっと涼しくなり
陽も低くなり
南側の窓辺は
日向ぼっこができるくらいの
季節になった
しかし
秋なのに
まだ暑いくらいの陽が差し込む事もある
このくらいの時期から
秋冬用の“カーテン”に取り替える
少し厚めで丈も長め
冬のすきま風が入らないように
手作りした“カーテン”だ
レース“カーテン”は使わず
カフェ“カーテン”だ
コレも手作りしたもので!
結露しても濡れてカビないように
この形になった
一枚目が短めのカフェ“カーテン”なので
ベランダで育てている鉢植えを
楽しむ事ができ
お気に入りだ
夏になると
このスタイルから
カフェ“カーテン”プラス
スダレに変わる
スダレは片面だけ下げ
左右に移動できるようにする
以外と暑さもしのげて
良い感じになる
オールシーズン
簡単な手作りカフェ“カーテン”なので
簡単に洗えて
気分で生地を替えることができる
スダレの長さは
帯締めをリサイクルして
結んで止める形にしている
絹の帯締めが
良い感じで古びてきているのも
お気に入りだ
こんな感じの
自由な窓辺が好き🩷
カーテン
カーテン
秋風に
揺れるカーテン
肌寒く
手渡すカップの
温もりに笑み
あーー
ダメだ、ぜんっぜんダメでしたー。
俳句の勉強の成果が出ませんでした。してないけど。してないからか。
しかも短歌だし、これ。
点数をつけるとするならば、お題がカーテンと言うことで、カーテン、かあてん、あかてん、赤点と言うことで本日お開きでございます。
また明晩
お会いしましょう。
言い逃げend