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『カーテン』

カーテンが風で揺れたその向こうに、誰の姿もないことに孤独を感じる。もう君はいないんだ、なんてことを考えるのも馬鹿馬鹿しくなるくらい、君は私の生活から痕跡を消し去っていた。
生活の中から君はいなくなっても、私の心からはまだ消えないようで。
少し熱くなった目を意識の外に飛ばすように、君の好みじゃないベージュのカーテンを閉めた。

大好きなコレサワさんのたばこにインスパイアされて書かせていただきました。

10/11/2024, 11:48:24 AM