カーテン』の作文集

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カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/11/2023, 12:32:43 PM

カーテンの隙間から、ひとすじ
朝が来たと光が知らせる
今日も生きなきゃ
明日も
明後日も
生きて
生きて
これまでを忘れるために

(カーテン)

10/11/2023, 12:31:48 PM

カーテン

カーテンはずっと私たちの生活を見ているんですよ
あなたが雪を見てはしゃいでいる姿も
怒られて泣いている姿も
テレビを見て笑っている姿も
歯磨きした後にお菓子を食べている姿も

1度あなたの部屋のカーテンをちゃんと見てみてはいかがですか?

10/11/2023, 12:31:22 PM

「カーテン 」#1

外と部屋を遮断する一枚の布。
その布の先には色々な景色が広がっている。
雨が降っていたり、日が照っていたり、雪が降っていたり、さまざまな表情を見せてくれる。

社交性のない私はそんな景色を知らずに遮光カーテンで真っ暗の部屋で独り言を綴るよ。

10/11/2023, 12:30:22 PM

ふたりでカーテンにくるまって、
ヒミツのはなしをしようよ

(カーテン)

10/11/2023, 12:28:26 PM

「お花が良い」と言って譲らないので、そうした。何が良いのか聞いても子は泣いて答えられなかった。もう売り場の布を引きちぎる勢いだったから買った。いま、子供部屋の名残はそれだけで。
「新居のカーテン決めるんだけど。花柄にするの、良くない!?」
わたしは思わず、今日にでも買いに出掛けそうな子を見遣った。ゆっくり紅茶を飲むわたしと違って、空のカップは遠ざけて薄いカタログを広げている。同じような柄を探して掲げ、違うなとこぼす。
「絶対良いよ、朝さあ、透けてさあ、綺麗でさあ。俺、あれ好きだし。楽しみ」
 はて、あの歳で売り場の照明の下、そこまで想像できるだろうか。別の場所でその光景に憧れたのだろうか。
 ずっと昔の、カーテンとして掛ける前の布を、目いっぱい抱き込む姿が蘇る。わたしの知らないどこかでうつくしいものを知り、生活に加えた小さな子が。
 以降わたしの方が、あなたが選んだのだからと大切にしていた気がするそれが、報われたと感じた。小さな子の願いを解き組み立てる時は長い安穏を予感させる。過去なら己の徒労に愛を見出す。
 引っ越しに忙しくて欠かした緩やかな時間を取り戻したようなひとときだった。
「そうだったのか。初めて知ったよ」
 だのに、子というと。あんまりにも昔のことすぎて売り場の出来事なんか覚えていないようで、「父さんのお気に入りなんでしょ? 流石に持って行けなくてさ」と笑った。
 数秒、目を瞑って息を吐く。覚えてなくとも良いのだと諦めるには思い出に浸りすぎていたので、わたしは黙ってカップに口をつけた。
 またひとつ、息を細く吐き出して、笑顔を作る。
「……持って行って良いよ」
「本当!? やった!」
まあ、例え泣いて縋られても可愛いものだが。

10/11/2023, 12:26:35 PM

リビングの床に大の字に寝そべって

下からカーテンが揺れるのを見ていた

いつも見ている風景とは全く別の世界

きっと小さな虫たちはこの風景を見ているのかなって

自分の身体が小さくなった気持ちになった

10/11/2023, 12:26:30 PM

皆さんは、カーテンをどのタイミングで
替えますか?

季節の変わり目?気分?お安くなっている時?

お引っ越しなんかは、きっかけとしては良いですよね。

我が家のカーテンは、かれこれ18年替えていません。
いい加減替えた方が良いですよね?

今年の夏は替えようなんて思っていたら、
冷蔵庫とテレビが同時に壊れるという悲劇に見舞われまして。
また先延ばしになりました。

…長いなぁ。18年。

ん?そういえば、阪神優勝セールで買ったんだった。
あれ以来だったんだ。今年の阪神の優勝。
それはそれは、おめでとうございます。

あれ?何の話を…あぁ、カーテンだ。

何か、幕引きが上手く行かないや。
paki

10/11/2023, 12:23:20 PM

カーテンをあけ、そとを見る。そこにあるのは、何時もの光景。いつもと違うことをあげるなら、私の後ろに人が横たわっていることかしら。

10/11/2023, 12:22:08 PM

もう何日開けていないのだろう...
判断を誤って失敗したあの日から
おかげで部屋の空気が濁っている
息をすることさえ辛い状況なのに
きっと自分では開けれないだろう
この閉じきった心のカーテンを

10/11/2023, 12:19:49 PM

カーテンの隙間から漏れる朝日は、木漏れ日のようにも思えて好きだ。
 休日。目覚ましを鳴らさずに寝れる日だが、私はいつもと同じ時間帯に目が覚めた。
 新しく買い替えたカーテンは思うよりずっと部屋に映えていて、それだけで気分がよかった。
 前のやつは、彼が買ってきてくれたものだったから。
 彼がいい男だったかどうかは、正直、判断が難しい。一人暮らしの女の家に転がり込んで、しばらく住んでいたから、てっきりずっと一緒にいるつもりなのかと思い込んでいた。私もあの頃は、若くて何も知らない無邪気さがあった。
 彼が「新しい家が決まった」と出て行く時、せめてカーテンだけは持って行ってと私は告げた。彼からの贈り物はすべて捨ててしまいたかったのだ。
「うん、わかった。君の言う通りにするよ」
 一世代前の言葉で言うなら、彼は甲斐性無しだったのだと思う。おそらく私のことを好きでいてくれたけれど、寄り添う覚悟を持てなかった。
 新しくなったカーテンを見る。彼の匂いはもうこの部屋にはない。
 それほど憎んだわけでも恨んだわけでもないが、やはり心のどこかはチクリと痛む。あくまでも優しい男だったから。
 窓を開ける。秋の入り口の風が涼しい空気を運んでくれる。
 これからは、歩く。急ぎ過ぎもせず、走りもせず、ただ着実に、一つ一つの物事をきちんとして、ゆっくりと人生を進む。
 私の物語は私のものだ。
 このカーテンも、私のものだ。
 風がふわりと私の鼻腔をくすぐる。今日は晴れてるから散歩にでも行こうと、その日の予定を楽しく考え始める。


#カーテン

10/11/2023, 12:17:51 PM

「カーテン」
ねぇ僕がなんでこの部屋に引っ越したか分かる?こっちに来て、窓を覗いて見て。分かるかな、この部屋、朝窓を開くとカーテンを開ける君の姿が見えるんだよ!前はカメラを仕掛けてたけど、その作業が窓を覗くだけになったんだ!ね、すごいでしょ?タイパってこういう事かな?ねぇどうしたの?

「標本」
ねぇ君の笑顔ってとっても素敵だね!でも、君が生きている限り表情は変わり続ける、、、だからね、僕考えたの!君を標本にすれば、僕は最高の笑顔の君とずっと一緒に居られるよね!ねぇちゃんと笑ってよ

「綺麗なお花」
ねぇお花ってとっても素敵だよね。綺麗で、可憐で、儚げで、だけど力強く生きてる。そう、お花は生きてるんだよ!僕達と同じようにね。だけど、君はそんな命を踏みにじった。酷いよね、お花にだって心があるのに、、、だから僕思いついたんだ!君にも同じ仕打ちを受けてもらったら、君もお花の気持ち、分かるようになるよね?

10/11/2023, 12:16:59 PM

自室のカーテンは、もう長いこと使っている。
オレンジのチェック柄。明るい色だけど、派手ではない。
一時期、買い換えようか、遮光カーテンにしようか、と考えたりしたけれど、面倒になって、結局そのままだ。
洗濯も面倒で、ある時クリーニングに頼んだら、「古い物なので、破損するかもしれません。そのことをご了承ください。」と言われた。
まぁ破損しなかったけれど。
断熱だとか遮光だとか、機能の備わっているものもあるんだろうけれど、ま、今のままでいいか。不自由していないしね。気が変わったら、その時はお店に見に行こう。

                 「カーテン」

10/11/2023, 12:14:58 PM

朝目が覚めると
カーテンを開ける
だるい
体が鉛のように重い
気分も苦しい
寝ている間だけは
苦しいことも悲しいことも
忘れていられる
だけど目が覚めれば
また海の波のように
苦しみがおそってくる
一晩眠れば
元通りに元気になれる
そう思ったのに
苦しさは消えてはくれない
昨日の涙は
渇き消えても
心の底では
涙が溢れて止まらない
それでも朝はやって来て
カーテンを開けて
元気なふりをして
吐き気がしても無理に食べて
笑顔で無理に頑張って
もう限界なんだ
いつまで続くんだこのループは
いつかこの苦しみが去って
また昔のように爽やかで
希望に満ちた朝を
迎えられますように
それまでもう少し頑張るよ

10/11/2023, 12:13:27 PM

買いたての薄布が日向を持ってくる
私の足を攫った温い波を思い出せ

(カーテン)

10/11/2023, 12:11:05 PM

カーテン

 そよそよと風になびくカーテンを見る時期がすぎ、いよいよ寒くなってきた。
 部屋の戸をを閉めて、カーテンを締め切ると暖かさを閉じ込めることができる。
またそよぐカーテンを見る日まで、しばし温かくすごそう。

10/11/2023, 12:07:57 PM

おはよう
もこっとふくらんだカーテン
覗く小さな鼻
今か今かと私を誘う

さあ
朝ごはんの用意にかかろう
パッとカーテンが躍る
小さな爪の音が聴こえる

10/11/2023, 12:03:44 PM

あまり感情を表に出すタイプじゃないあなたの表情が読み取れるようになったのはいつからだっただろう。

「感情が死んでるよね」
そう茶化されたことが気に食わなくて、頑張って意思表示しようとする最近のあなたは、嘘をついて生きているような気がした。

涙はこぼれない。でもあなたは少し悲しそうな目をした。

ふわりとカーテンが風と踊る。
開かれた窓から舞い込んだ風と暖かな陽射しが、まるで私たちを誘っているようだ。

おもむろにぱっとあなたの手を取る。小さくて細い手。驚いたように目を見開いたあなたを見てああ愛おしいな、なんて思う。あなたはあなたのままでいい。その細やかな表情の移ろいは、私だけが分かっていればいい。

立ち去った部屋には揺れるカーテンだけが取り残されていた。

『カーテン』

10/11/2023, 12:00:49 PM

カーテンを開ける瞬間が好き
光さす晴れの日
灰色の暗い曇りの日
傘に彩られる雨の日
今日はどんな日になるのかと
思いを馳せる

10/11/2023, 11:57:49 AM

カーテンの向こう側には、何があるのだろうか。私の夢は決まってカーテンの向こう側で、映画のように上映される。
けれど、その夢を見るのは私だけであって他には誰もいない。そのため、何をしたところで現実のように誰かに舌打ちされてたり、蔑んだ目で見られることなんてのは100パーセント有り得ない事なのだ。
それなのに、私は現実と同じ映画を観るように静かにカーテンが開かれるのを待っている。カーテンが開かれた時に、始まるのは間違いなく喜劇では無いだろう。
なぜなら、私自身がそんなつまらない物を望んではいないからだ。

カーテンは、間もなく開かれる。

お終い

10/11/2023, 11:56:15 AM

それは、確かにあった。
そういうものだと、教えられてきた。
それがいかに理不尽で、残酷で、無慈悲だったか。
どれだけ身勝手で、傲慢で、独善的だったか。
それを知る術は、もうないのかもしれない。

いつか見たお話だけれど、本当にあった事実とリンクしていた。

”カーテン”

それは遮るものであり、全てに絶望を与える代名詞だった。




カーテン

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