『カレンダー』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カレンダー___.
カレンダーを見ると彼と楽しんだ日々を思い出す。
過去に戻りたいな__.
もう彼は戻ってこない
今月も
そろそろ
やってくるなぁ。
アプリの
カレンダーに
印が付いてる。
毎月の
女性にしかない
あの1週間。
ほら、
頭痛が
始まってきたよ。
痛み止めの薬
まだ
あったかな?
この調子なら
次の旅行には
被らないかな。
面倒だけど
女性に
生まれたからには
しょうがないよね。。
#カレンダー
300字小説。不思議な文具店。
手帳
ふと立ち寄った文具店。シックな棚にシンプルなペンや手帳が並んでいた。
「いらっしゃいませ」
黒縁眼鏡を掛けた老年の店長に声を掛けられ焦る。
「すみません。特に買うものは……」
「そうですか? その手帳は貴女に新しい手帳を買って欲しいようですけど」
店長が鞄を指す。
「自分に書かれた予定は捨てて、貴女に新しく踏み出して欲しいと」
手帳を取り出す。そこには先日、別れた彼とのデート予定がカレンダー欄にいくつも書かれている。眺め、小さく息をつく。
「新しい手帳を下さい」
家に帰り、買ったばかりの手帳にカバーをかける。古い手帳は……
「彼は私を捨てたけど、彼から貰った貴方は……」
私を大切に思ってくれた。そっと棚にしまった。
お題「カレンダー」
時刻は昼下がり。私はカレンダーを見て焦りを募らせる。
高校2年生の秋に差し掛かろうとしているこの時期、人間関係の疲れで今日は学校を休んだ。「明日また何か苦言を呈されるのだろう」と思いながら文章を書いている。どうしてこんな人生を歩んでいるのだろうか。こんなはずじゃなかったはずなのに。どうして人間が怖くなってしまったのか。私がなぜ引っ込まなければならないのだろうか。心の葛藤が自分を苦しめさせる。
指折り数えた時もあった。
そっと除き見て笑ったこともあった。
走り書きに慌てたことも、あったねぇ。
そう考えたら、案外お世話になっているんだと思う。
あることが当たり前で、ないとかなり困る。
”カレンダー”って、そういう存在なんだよね。
きみの記念日があることをすっかり忘れてるけど、日々感謝してるから、それでゴメンしてね?
カレンダー
カレンダー
4月1日 〇
4月2日 ○
4月3日 ○
4月4日 O
4月5日 O
4月6日 0
4月7日 o
4月8日 x
4月9日 x
4月10日 X
4月11日 ✕
4月12日 ✕
4月13日
4月14日
4月15日
4月16日
4月17日
4月18日
4月19日
4月20日
4月21日 ⚫
4月22日 ⚫
4月23日 ⚫
4月24日 ⚫
4月25日
この先は破られている
朝、起きる。
少し、嫌々ながらも立ち上がって。
カレンダーを、確認する。
"あいな誕生日!!"
「…ふふっ」
その字を見るだけで、少し嬉しくなる。
顔を洗う。寝ぼけた眼を覚ます。
朝食を済ませる。
学校の制服を着て、準備する。
髪型と、それと忘れ物がないかチェックする。
「行ってきます」
毎日決まった通学路。
近くを駆ける小学生。
近所のおばちゃん。
田んぼの中にいるおじちゃん。
学校に着く。
階段を上って教室の前に立つ。
ガラガラとドアを開ける。
今日の主役の元へ行く。
「あいな、おはよう!」
_2023.9.11「カレンダー」
卒業式まであと1週間
君と会えなくなるまであと1週間
1日でも長く君を見ていたい
想いを伝えるべきか
そんなことを考えながら
私はまたカレンダーを捲った
カレンダーの三十日を見ると、丸が書いてある。
その下に、誕生日。と、花丸が添えてある。
「ぐふふ……」
私は笑った。
何を隠そう、十月三十日は、私の六歳の誕生日なのである。
今思えば、数々の思い出が蘇るのである。
例えば、隆之くん家の、犬のシロに乗っかって(シロは大型犬だ。種類はセントバーナードとという。私はなんでも知っている)隆之くんの、お城のようなお家を、歩いて回ったことや、家族での五歳の誕生日パーティに、焼肉をしたこと。(私はタンが好きだ)
それからそれから、数え切れないくらいの、お父さんとお母さんへの感謝をここで、述べることにしよう。
お父さんへ、いつも足が臭いですが、会社員を頑張ってくれてありがとう。
お母さんへ、共働きは大変ですが、幼稚園の送り迎えを今までありがとうございました。
もう、自転車にも乗れます。
補助輪付きですが、どこまでも行ける気分です。
大人になったら、旅がしたいです。
言葉もいっぱい覚えたいです。
夢が叶いますように。
季節のページをめくる度
日が暮れるのが早くなっていくのを
肌で感じる
この季節が一番キライ
沈む夕日が切なさを連れてくる
カレンダー
月の初めにカレンダーをめくる。予定は仕事以外何もない。
寂しい人生だと思われるかもしれないが、僕はとても楽しんでいる。
ある心理学者が人間関係がストレスの原因だと言っていた。
それを取り除いた今、僕の人生はこれまでにないほどのストレスフリーな生活を送れている。
そしてその確保したストレスフリーな精神状態を全力で家族の介護に当てられることができる。
以前の僕は他人の人生と自分の人生を比べていた。
ひどく落ち込んでいたことが多いように思う。
周りの人全てがキラキラ輝いて見えていた。
人付き合いを最小限にしたことでその考えは消えた。
SNSも一切やっていない。
他人の人生を見ていた自分が消え、自分の人生に全力を注げるようになったと考えている。
本音を言えば僕もキラキラした人生というものを生きてみたかった。
だが無理なものは無理なのだ。
テレビやインターネットに出てくる人と比べてもしょうがない。今考えると時間の無駄だった。
他人の人生を羨んでいた頃の自分は、自分の人生を歩めていなかったのだと思う。
今は空いた時間をどう楽しむかについて全力で考えるようにしている。
気づいたらテレビやSNSを見なくなった。
そうしていると自分の幸せに気づくことができた。
こう考えるとテレビやSNSは果たしてどれだけ多くの人を不幸に導いてきたのだろうか。
もし今、自分が不幸だと考えている人がいたら、一度テレビや SNSから離れてみるといいのかもしれない。
空白の多いカレンダーも悪くない。
カレンダーをめくる
丸をつける
またカレンダーをめくる
また丸をつける
そしてまた・・・。
「そんなに丸、要らないと思う。」
後ろから声が聞こえてきた
聞こえないふりをした。
そう反応を返す事しか出来なかった。
君はもう死んでるんだから、ちゃんと死んだ自覚を持って、生まれ変わって欲しいから。
「何に丸つけてんのかと思ったら、私の月命日と付き合った記念日じゃん。 もう5年目からやるのやめたと思ったのに。」
もしかしてずっとやめて欲しかったのかな ごめんね
「別に嫌な訳じゃないよ。ほんとに。嬉しかった。」
そっか、なら良かったよ
「私の好きだったグミも、ちゃんと置いてくれてるんだね。ありがとう。」
君のおかげでこのグミを好きになれたんだ
こちらこそだよ
「私君の入れる珈琲だけは飲めたんだよね。不思議。」
そうだね 君珈琲苦手だったもんね
「、、、ねえ、幸せになってね。」
急にそんな事言わないでくれよ
「ほんとにホントよ。幸せになってね。」
そんなこと、、、「言わないでくれ、よ、。」
「っ、、ふふっ笑 ダメじゃん、私未練残っちゃうよ。」
本当はずっと言いたかった 行かないでって
「行かないで。嫌だ!嫌だよ、君が居なくなったら僕はっ、僕は!!笑顔になれない!!」
「ごめんね、本当にごめんなさい。 貴方を1人残して行くことを、どうか許して。 だからせめて貴方は幸せに生きて。」
「どうして君は、、、どうして、、」
抱きしめた君の体が少しずつ、少しずつ、僕の体に沈んでいった
部屋に飾られた何気ないカレンダー
ふと見ると
今月20日に大きな"バツ印"
メモ欄は空白だ
背後で鼻歌を歌いながら
珈琲を淹れる彼女に視線を向けて
ゴクリ…
溜飲を下げた
#カレンダー
#カレンダー
一枚一枚
捲れるたび
気づかぬうちに
いろんなものを抱えている
どこで手放そうか…
何を捨てていこうか…
残された捲る暦もあと僅か
私の中にせめて
温かいものがひとつでも多く
育まれていますようにと。
未来(あした)
微笑む世界でありますように…と
"カレンダー"
「そういやこの後何かあったか…?」
予定を確認する為一度居室に戻って鍵付きの引き出しの鍵を開けて、中からスケジュール帳を取り出しページをパラパラと捲って今月のページを開いて確認する。数日後に締め切りのやつは、もうできてて昨日チェック済みで提出するだけだから、今日か明日提出するか。早く提出するのに越したことはないし。えぇ〜っと、他に予定は…。サラリと今月のスケジュールに目を通す。それ以外はプライベートな予定だらけだった。来月のページなども開くと、次の月も、その次の月も、何なら先月のも先々月のも、仕事のより個人的な予定の方が多かった。
「以前の俺がこれを見たら、相当驚くな」
ハハ、と笑みを零しながら想像してみる。きっと混乱してフリーズもするなぁ。
などと想像しながらスケジュール帳をパタリと閉じて、元あった引き出しの中に仕舞い、鍵を閉める。
「さて、次が来るまでに補充するか。…まだ残りあったか?」
居室を出て、処置台がある診察室へ向かう。無かったら、明日物資を頼もう。
主人は大きな箱を僕の前に置いた。
「今日からよろしくな」
真っ白で角が整えられたそれは縦にながく、主人が一抱えするくらいだった。
主人は箱の向こう側から僕をのぞき込んでいた。
その夜、主人は箱の蓋を1枚ぺろりとめくった。
中身は僕への贈り物だと思っていたけど蓋はあいていないみたいだ。
毎日主人は蓋をめくる。まだまだ中身は出てこない。
ある日主人の手元が狂ってはこがぽさんと落ちてきた。
ちょうどはこが半分くらいの長さになった時だった。
箱は真ん中でぽっくり折れて地面に落ちてちょっとのところで繋がっていた。
箱は箱じゃなかったんだ。
断面はみっちり詰まった箱はただの紙の束だった。
僕はその文字を見て何も言えずにいた。
そこにあったのは僕の名前。
そして残り100日/365日という文字。
これがゼロになったら僕はどうなるんだろう。
僕は不安な感情を主に向けた。
「怪我はなかったかい?まだ時間はたっぷりあるからね」
その日はどんどん近づいた。
紙の束は薄くなり、そのうち間違えて捨ててしまいそうになるほどだった。
主人は時々寂しそうな顔はしたけれど躊躇いなくぺろりとめくった。
あと5回くらいめくったら【そこ】についてしまう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 ┈┈
カレンダー
カレンダー
6を見ればキミを
9を見ればボクを
似ているようで全然違う
キミとボクみたいだ
6月生まれのキミは梅雨も楽しそう
ボクは本当はちょっぴり憂鬱だけど
キミが生まれた月だと思うと梅雨すら愛おしい
キミは9月、何を思う?
ボクを生まれた日を喜んでくれるだろうか?
9月まであと1か月
その間ですらもボクはキミを想うよ
毎日がキミで溢れている
幸せな日々をありがとう
きっとこれからも
教室の黒板の横。
担任教師によって貼り付けられたそれを、私はどうしても好きになれなかった。
その大きな数字が4になったとき、みな私の知らない道を歩み始める。
ムードメーカーのあいつは就職して。
真面目なあの子は内部進学を。
気になるあの人は県立の大学へ。
体感の時間と違って、それは決まった日に捲られる。
ときには早く、ときには遅く。
暑くても、寒くても、雨でも、雪でも。
お願い。もう少しだけ待って。
数字が進む前にあの人に伝えたい。
「____。」って。
『カレンダー』
「カレンダー」
俺の部屋のカレンダーは
5月でずっと、止まっている。
5月は弟の命日だ。
あいつが死んだのは俺のせいだ。
恭一、、ほんとうにごめん、、、。
恭一が死んでから、俺の親は口を聞いてくれない。
やっぱり、俺を人殺しって思ってるんだ。
恭一と俺が写ってる写真を見ながら、毎日泣いてる。
「生きたかった」「許さない」「お前が憎い」
「お前のせいだ」
こんな、言葉たちが脳裏から離れない。
恭一も恨んでるんだ。俺は今日も後悔をする。
俺 「ん、なんか眠いな」俺は睡魔に襲われた。
ーーーーーーーーーーー
ーーーん?ここはどこだ?
??「兄ちゃん!起きた?」
俺 「その声は、、恭一か!?」
恭一「そうだよ」
俺 「ここは?」
恭一「兄ちゃんの心の中?かな」
俺 「そっか。あ!恭一、あんときはごめんな、、」
俺 「兄ちゃんがあんとき気づいてれば」
恭一「兄ちゃんは何も悪くないよ。誰も悪くないんだ」
俺 「ん?どういうことだ?」
恭一「僕たちは、急に突進してきた、車にひかれたんだ」
はぁっ!!!??!?!?!??!??
ーーーーーそっか、、
俺 「思い出した。俺は死んでたんだ」
そう。俺と恭一は2人共、飲酒運転の事故により、
死んでたんだ。
俺は、生きたいという想いが強すぎて、
記憶が改ざんされ、魂だけが現在に残ってたんだ。
俺 「脳裏から離れない言葉って、「俺」が俺に
言ってたのか。」
俺 「うぁ、!母ちゃんごめん、父ちゃんごめん。
生きたかった!もっとしたいことあった!
恭一と一緒に、(現在)戻りたい!!」
恭一「僕もだよ。でも、兄ちゃん、自分を責めないで。
僕も、死にたくなかった。未練たらたらだ。
でも、事実はくつがえせない」
俺 「そう、だよな。ふっ笑。相変わらず、
お前は大人びてんな。 情けない兄ちゃんで
ごめん。お前だけでも、助けてやりたかった。
恭一「僕だけ助かったって嬉しくないよ、、、。
あ!そうだ!また、生まれ変わろう!
生まれ変わって、また兄弟になってママとパパの
とこに戻るんだ。」
俺 「そうだな笑」
ずっと一緒だよ。 もちろんだ。
俺の部屋のカレンダー。
もう、5月になるのでめくる。
5月は、俺と弟の誕生日だ。
END
フィクションです
カレンダーに毎年入れてる予定
叶うことはない予定
愛なのか、戒めなのか理解は出来ない
でも傷付かなくなるぐらい傷付いた
もうこの感情を知ることは出来ない
諦めて生きる僕と諦めずに亡くなった君
対極にいるようで本当はとても近いところにいる
あぁ、今日は何の予定を入れようか