『イブの夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#7
イブの夜
オリジナル恋愛小説 「水と虹」4話
水樹「いってきまーす」
母「どこ行くの?」
水樹「えっ、クリスマス会」
母「あら、青春ね 10時には帰ってきなさいよ」
水樹「はーい」
今日はクリスマスイブ。
25日はみんな用事があるから
イブの日にクリスマスパーティをすることにした
お母さんもお母さんでクリスマスイブだからかな笑、
門限がいつもより2時間遅い
メンバーは女子は和華、穂乃香、男子が晃希、湊大、新士、いつものメンバーだ。
今日こそ新士に…!
水樹「えっと…11時48分…っやば!」
水樹「あと12分じゃん!」
力強く自転車をこぐ
集合場所の私たちの秘密基地。
ここから遠いんだよなぁー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃香「水樹来ないねー、」
和華「それな」
新士「どうせ寝坊でもしてんじゃねーの?」
晃希「いや、もう12時だよ笑?」
水樹「おまたせー、」
湊大「おっっっっそいw」
和華「もう、10分たってるよ!?やばいじゃん!」
水樹「10分かー、まだ許容範囲だね」
湊大「いやいや何言ってんの」
水樹「酷」
湊大「ごめんって」
やっと着いたよ…あの後信号全部引っかかって大変だったんだよ!?
穂乃香「よーし、改めましてクリスマス会始めるよー!!」
全員「いぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!」
穂乃香「司会は私、二島穂乃香がやらして頂きます」ペコッ
穂乃香「じゃあまずやりたいこと紙に書いてー」
湊大「何しよ」和華「めっちゃ迷う」
紙に自分おやりたいことを書いて
くじ引きでやることを決めるらしい
((語彙力なくてスミマセン
私のやりたいことか…
やっぱあれでしょw
穂乃香「みんな書けた?」
みんな「うん!」
穂乃香「じゃあ引きます!
今日、やるのは…」
───王様ゲーム!!───
新士「えっ、誰?書いたの」
晃希「wwwwwww」
湊大「めっちゃ笑うじゃんw」
和華「穂乃香書いた?」
穂乃香「えっ、私じゃないけど」
水樹「私書いた」ボソッ
和華「水樹なんて?」
水樹「私が書いたっ!」
言いにくいじゃん!
この空気だと!
穂乃香「水樹だったんだーwやるねw」
湊大「じゃあ初めよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃香「せーの」
みんな「王様だーれだ!」
和華「はーい!!」
水樹「げっ」 新士「わっかちゃんw」
和華「おい、宮本」
水樹「和華が怒ったw」
穂乃香「和華、落ち着いて…w」
和華「穂乃香も笑ってるじゃん!!」
水樹「まぁまぁ」
#124 イブの夜
イブって、夜って意味も含まれてなかった?
捻くれた思考が先に走る。
ソリ引くトナカイ、
髭もっさりなサンタ、
ロマンチックなデート。
理想的なイブ。
しかし現実は。
今年はパートナーが出張で居らず、
子供も風邪を引いて油モノを受け付けず。
ケーキもチキンも無しとなった。
しかしサンタは来る。
大人の事情を汲んではならぬのだ。
飾り立てた数日だけ明かりをピカピカつけていただけで若干忘れられているツリーの周りを改めてきれいにし、サンタが来るといいねと意識づけしてから子供を寝かしつける。
起きてくるなよ、入ってくるなよと念じながら、
クリスマスツリーの下にサンタはプレゼントを設置。
たまに夜中に起きてしまう為、ドッキドキである。
ツリーの葉に若干隠れるように親からのプレゼントとして小物を差し込み、翌日を楽しみに就寝した。
結果として、
子供はプレゼントを喜んだが、
その際に小物が落下してしまい、
仕込みは中途半端に終わった。
だが、驚きつつ笑う顔。
君たちこそ、私たちのサンタクロースだよ。
存分に遊んでくれ。
「いや、参ったなぁ……」
「どうしましょうか?」
大量のプレゼントを前に、俺と先輩は途方に暮れていた。
「まさかこの時期にトナカイ達がストライキ起こすとは思いませんでしたね」
12月の中旬を過ぎた頃、獣労働組合から全世界のサンタ事業所に通達が届いた。要約すると、トナカイに対する強制労働と違法薬物(実はレッド◯ルなのだが)の摂取をやめさせることがそこには書かれていた。
「もう飛脚かクロネコかa→zに頼みませんか?さすがに物理的に無理ですよ」
「そんなことできるか!」
先輩は荒々しく反論した。
「イブの夜にはトナカイ乗って、煙突から各ご家庭にお邪魔をしプレゼントを届けるって昔から相場が決まってるんだよ!」
先輩は先祖代々サンタを生業にしている名門出のサンタだ。いわばサラブレッド。こういう昔からのしきたりや伝統を守るのが使命だと思い込んでいる。
「先輩、お言葉ですが……」
「なんだよ」
「クリスマスイブのイブは元々、イブニングから取られたものでイブの夜って言うと二重ことばになってしまいます。焼いた焼き魚みたいに」
「それ教えたのオレだろ……、お前モテないだろ?」
「モテてたら5年連続先輩の下でこうしてサンタやってないですよ」
今年のイブは長くなりそうな予感がした。
一年前の今日、彼と初めて電話をした。
第一声は「上も下も苗字みたいな名前だなぁ」だった。
声は思っていたより低く、想像よりおしゃべり。
初めての通話なのに、彼の生い立ちから現在までを聞く羽目になり、今後の関係を憂いた。
一年経ってわかったのは、あの時彼はとても緊張していたのだということ。
隣に座る彼の無言は心地よい。
イブの夜
実家が寺の
あたしんち
それでもくれた
靴下に菓子
滅多に自分を見せない人がいる。
どこに住んでいるのかも知らなくて、どこからかフラッと隣へ現れてフラッとどこかへ帰る、不思議な人。
それでもその人のことは友人だと思ってるし、なんなら1番の友人だと自負している。職場以外であの人が他人と話している所を見た事がないからだ。
イブの夜はもちろん予定がある。だけど今日はどうしてもその人に会いたくて、お気に入りのいつもよく会うバーに入り浸っていた。自分はこんな時に何をしているんだ? と我に返りそうにもなったが、強めの酒を煽って耐えた。
だけど一向に来ない。もう予定の時刻が迫っている。この時間にはいつも来ているはずなのに。連絡先くらい交換しておけばよかった。やっぱり予定があるのか? 誰と……
「あれ、君何してるの」
入口の方から声が聞こえた。そこには、いつも通りの格好で、いつもより驚いた顔をしたその人が立っていた。勢いよく振り返ったせいで少し首を痛めたけれど問題ない。
「やっと来てくれた……どうして今日はこんなに遅かったんだ?」
「いや、今日は誰もいないだろうから来るつもりは無かったんだよ。暇だから来てみただけで。ところで何か用でもあったの?」
「あっ、そういえば」
そう言われて目的を思い出す。会えた安心感で忘れていた。反対側の席へ置いていた鞄から、ある物を取り出した。
「これ、クリスマスプレゼントです。お世話になったから、どうしても渡したかったんだ」
青と黄色で綺麗にラッピングしてもらった箱を渡す。中身はよくある実用品だけど、数日前から悩みに悩んで選んだものだ。きっと気に入ってくれるはずだ。
受け取った時、その人はほんの少し驚いた顔をして、またいつものニコニコとした表情に変わった。
「クリスマスプレゼント? 選んでくれたの?」
「そうです。中身はそう大したものではないけど」
「あはは。何でも嬉しいよ、ありがとうね」
なんだか全部が報われた気がした。本当はこのまま雑談でもしたかった。だけど同じくらい大切な人との予定が入ってて、これ以上の滞在は厳しそうだ。
その事を伝えると、少しも不快な顔をせずに送り出してくれた。
「こんな日に時間を作って会いに来てくれたのも嬉しいよ。また今度、ゆっくり話そうね」
「ありがとう! また今度、約束ですよ」
「うん。良いクリスマスを」
お題:イブの夜
少しだけ寄付をしたホームレスの支援団体からクリスマスカードが届いた。
すりガラスの向こうで燃えるように赤いツリーのイラスト。
恋人と過ごす夜
家族の団らん
嬉しいプレゼント
子どもの笑い声
幸せな食卓
寝る場所を求めてさまよい歩く人が感じる
クリスマスの街のあたたかい雰囲気の辛さ。
日常の中にたくさんあるささやかな幸福の反対側は
いつも誰かが必ず哀しい。
世界が浮かれてる時ほど色濃くなる暗がりに
冷たい夜。
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【24】イブの夜
今日クリスマスだが🙂いいか…
クリぼっちでもケーキ買って友達に『メリクリー』って言うだけでも、イブは楽しいと思うのは私だけだろうか。
ワクワクドキドキがとまらない。
夜中いつサンタさんが来るんだろうとソワソワしていると、眠れなくなる
イブの夜 思い出すのはいつぞやの
あなたがくれた ライダーベルト
お題【イブの夜】短歌
恋人になって初めてのクリスマスのプレゼントはキャラデコケーキとライダーベルトのセットでした。私が特撮好きだったから…ロマンチック求めた私が悪かった。
十二月といえばクリスマスシーズン。
二十四日の夜に、良い子が寝ている間にプレゼントを置いていく。そんなシーンを想像すると思うが、みんな一度は思ったことであろう。
「サンタさんを見てみたい!!」と。
私もかつて、サンタさんに会うべく布団に入っても頑張って起きていたが、どうしてもすぐに眠ってしまって、起きる頃には朝になっていて、枕元にはプレゼントがちょこんと置いてあった。
あぁ、今年も起きていられなかった……と残念に思いつつも、目の前のプレゼントのワクワクで上書きされていくのが毎年恒例だった。
そんな私ももう、二十五歳。
アラサーに足を突っ込もうとしていて、二十四日の夜にサンタさんをワクワクと待つような歳では無いのだが、なぜこのような話を思い出したのか。それは、
今、ベランダにサンタと思わしき人影が、立っているからである。
本来そんな所に人がいれば、通報ものなのだろうが、赤と白のサンタ服を着たおじいさんが、ベランダでワタワタと慌てていると、恐怖よりも疑問の方が勝るものだ。
どうやら、こちらに入ってこようとベランダの戸をガタガタとさせている。
ちなみにこの音で私も目を覚まし、今に至る。
ずっと戸をガタガタさせているのだ。
本来子供を起こさぬようにプレゼントを置くはずが、戸の音を立ててしまったせいで起こしてしまってはサンタ剥奪案件だろう。
しかし、このサンタが全て悪いという訳では無い。
うちのベランダの戸は立て付けが悪く、開けづらい。コツがいるのだが、初めての人にはなかなか難しいのだ。
開けてあげようかなと、ついでに色々事情を聞こうと能天気に思ったその時。
シャンシャンシャンシャンシャン。
鈴を鳴らすような音が聞こえて、なんの音かなぁと思っていると、ベランダの手すりの向こうから何かが見える。
トナカイ……ソリ……大きな袋……そして……サンタ。
そう、もう一人サンタがやってきたのだ。
私のベランダ前でソリが止まり、様子を伺うように慌てているサンタに話しかけている。
窓越しなので何を話しているのかは分からないが、なにかジェスチャーを使って、この戸が開かないことを伝えているようだ。
話を聞いたサンタが、そんなわけなかろう、と言うように戸に手をかけた。
ガタガタ、ガタガタ。
開かない。
そりゃそうだ。慣れてないと開かないんだから。
自信満々だったサンタの顔は、だんだん歪み、首を傾げていた。
どうしてだろうとサンタ二人がかりで、ガタガタとベランダの戸を鳴らしている。
サンタ一人でも十分シュールなのに、二人に増えたら余計カオスになってきた。
カーテンをしめていないので、サンタが頑張っている姿はしっかり見える。
寝る前に、カーテンをしめなかった私を恨んだ。
何も出来ずぼんやり眺めていると、サンタと目が合った。
サンタ二人はこの世のものでは無いものを見たかのように、顔が青ざめていった。
正直その顔をしたいのは私の方だった。
見知らぬサンタが家宅侵入しようとしているのだから。
もう埒が明かないと判断した私は、意を決してベランダの戸をガラガラと開けた。
『……何か?』
「「……!!」」
戸が開いた瞬間、サンタ二人はポカーンとしていたが、だんだん花が咲いたかのように、サンタの顔が明るくなった。
あれだけ開かなかった戸がやっと開いて、嬉しかったのだろう。
二人から感謝されたが、自分の家の戸を開けて感謝されるのは不思議な気持ちである。
少し喜んだあと、ハッとしたようにそれぞれが持っていた袋を漁りはじめ、一つずつプレゼントを差し出した。
そもそもの目的がやっと遂行されようとしている。
もう子供では無いのだが、いいのかなぁとも思ったが、満面の笑みでとも渡してくるので、受け取ることにした。
サンタ二人はそれぞれ満足してソリに乗って帰って行った。
まさか、二十五歳のクリスマスイブにこんな経験ができるだなんて思ってもみなかった。
きっと、あのサンタ達は他の家庭にもプレゼントを配りに行くだろう。
こんな(家屋の構造的に)厄介なお家にもう当たらないように祈るばかりだ。
#イブの夜
「あ・・・雪。」
朝から、寒いなって思ってた。天気予報では雪なんか降らないって
言ってたのに・・・。当たらないもんだな。
そういえば・・・初雪じゃない?太平洋側に面する地域なので今年、
初めての雪。
雪って聞くとクリスマスを思い浮かべるな~。予定はないけどね?ボッチ確定だけどね?
寂しくは・・・ない、よ?
寒い・・・早く帰ろう。
そう、思っていたやさき
「落としましたよ?」
誰かにです声をかけられた・・・。
待ち合わせ場所に着くと君が既にいた。
駅前広場に設置された大きなクリスマスツリーの陰に隠れるように佇む君は、チャコールグレーのコートのポケットに手を突っ込んで、ぼんやりとどこか遠くを見ている。
強烈なビル風によって乱れた髪を手櫛で整えて、足早に君の元へと向かう。
会話もそこそこに手を引かれてツリーの裏側、隠れるように吊り下げられたヤドリギの下で。
ちゅう、と君の唇が控えめに頰に触れた。
耳まで真っ赤にして照れくさそうに微笑む君。
ほっぺはノーカンだよと私は笑い、無防備な君の唇を奪った。
テーマ「イブの夜」
イブの夜
自動車学校
新たな一目惚れを
犯してしまったかもしれない
私、面食い?
どうしたらいいの。
_ ₁₄₁
子供の頃、クリスマスの夜に母は
お気に入りのクリスマスソングのレコードをかけていた。
全部英語の歌なので
適当な英語モドキで姉と一緒に歌ってたな。
ホワイトクリスマスはビング・クロスビーではなく
パット・ブーンだった。
クリスマスはレコードをかけてるのに
なぜか静かな夜という印象だったな。
テレビを消していたからかもしれない。
(イブの夜)
クリスマスイブの「イブ」ってイブニング(evening)のイブだと思うのだが
イブの夜って単語が通じる日本すごいな
#イブの夜
「ぶっちゃけ、『イブの夜』っつったって、コレ投稿してるのイブの次の日の夕暮れだけどな」
まぁ、このお題が来るのは予想してた。某所在住物書きは自室でパチパチ、鶏軟骨の塩焼きを作り、ちまちま独りで食っている。
イブの夜をネタにしたハナシなど、その夜の過ごし方程度しか思い浮かばぬ――特にクリスマスイブの。
「他に『イブ』って何あるだろうな。イブって名前の人の夜とか?それとも某パラサ◯ト・イヴとか?」
3作目、PSPのやつ、俺は「3作目」と認めちゃいないが、レンチンバグには世話になったわ。
物書きは「イブ」をネット検索しながら、ぽつり。
……そういえばこの名前の鎮痛薬があった。どう物語に組み込むかは知らないが。
――――――
クリスマスイブだ。
東京に雪は無いし、しんみりできる雰囲気も無い。
ただ人が溢れて、あちこちLED電球だの液晶ディスプレイだので飾り付けられて、
良さげなホテルだの高めのレストランだのが賑やかになるだけ。
ストリートピアノでは、ちょっと気の早い誰かが某戦メリ弾いて、そこにバイオリンだかビオラだかが混じってる。
はいはい、カッコつけカッコつけ。
でも、すごく演奏が上手くて、つい聴き入って、なんか動画まで撮っちゃった。
雰囲気と顔が、ウチの職場の先輩と隣部署の主任さんに似てたけど、
主任さんはともかく、ピアノ弾いてるそのひとが、先輩である筈が無かった。
ついさっきまで一緒に居た先輩に、着替えして白百合の飾りを胸につけて、私に先回りしてピアノを演奏できる筈が無かった。 結局、誰だったんだろう。
「人間って、世界に自分に似てるひと、3人居るっていうじゃん?それだったんじゃないの?」
ホテルでも高めのレストランでもない、ただの、どこにでもある牛丼屋さん。
そこで待ち合わせて、一緒にちょっと高めのチキンカレー食べようってハナシをしてた元執筆仲間に、
ここに来るまでにこんなことがあって、
って話題を出したら、「もしかして:3人のうちの1人」って言われた。
「で、その『本物の』先輩さんとは、どういう経緯で今日会って?」
「クリプレ貰った」
「まじ?」
「ほうじ茶製造器もとい茶香炉。ずーっと昔、数ヶ月前、『処分しちゃうくらいなら私にちょうだい』って先輩に言ってたやつ」
「ごめん知らない」
「つまりアロマポットのお茶っ葉版」
はぁ。左様で御座いますか。
執筆仲間ちゃんはキョトンとして、小さなため息ついて、すぐカレーをスプーンでパクリ。
私がバッグから、厚紙製の小箱を取り出してテーブルに置くのを、それとなく見てる。
「だいたいなんでも、ティーキャンドルの熱で焙じてほうじ茶風にできるんだってさ」
先輩は紅茶とかブチ込んでた。香炉を見る仲間ちゃんに、私は補足した。
「すごく昔だったの。『私にちょうだい』って。
……意外と覚えててくれてたんだな、って」
別に深い意味は無いけど。仲間ちゃんにつられてため息を吐く私を、仲間ちゃんはやっぱり、興味津々の目で観察してた。
「まんまアロマポット」
「だからアロマポットって言ったじゃん」
「買ってあんまり美味しくなかったクリスマスティーとか、入れたら仕事してくれるかな」
「ごめんその『クリスマスティー』分かんない」
「クリスマスに飲むお茶」
「だろうね。だろうね……」
先生がいなくなった後も日々は少しずつ進み、拡張していきます。あなたがかつてあなたの物語で呟いたささやかで重大な痛みや悲しみや愛を、疑いを、愚かさを気高さを、そのまま反転する言葉で、それでも強く、あまりにも力強く、語り直す物語をイブの夜に受け取りました。その後を生きる私には痛みを伴うほどの喜びでした。耐え難い苦痛にまみれた喜びでした。あなたがいない日々が更新されていく。おぞましさと、さみしさと、喜びに手を引かれながら。
あなたとイルミネーションを見に行ったとき
まわりはカップルで溢れていた
あなたは「私たち場違いかもね」と笑いながら言った
僕も「そうだね」と返そうとした
それなのに
これを読んだあなた、この2人の性別は男女だと思いませんでしたか?それが思い込み、差別です!
というのが現代社会のやり方です。
今日は、まちにまったイヴの夜。
早く寝たらその分サンタさんもきっと早く来てくれる。
けれど、全く寝れない。寝返りをうってまるまるようにしてドアの方を向くと
ドアが開いた。もう、遅い時間だし起きていたら親に何か言われると思ってぎゅっと目をつむる。
親の足音が近づいてくる。自分のベッドの前まで来ると頭の近くに何か置いたみたいだ。
親は、用を済ましたようでまぶたを通して見えていた光はなくなった。
何を置いたのだろうとゆっくり目を開けるとそこにはプレゼントが。
そうか、サンタは僕の親だったんだ。
そう思うと、今までサンタを信じていた僕がバカみたいですぐに眠ることができた。