一年前の今日、彼と初めて電話をした。第一声は「上も下も苗字みたいな名前だなぁ」だった。声は思っていたより低く、想像よりおしゃべり。初めての通話なのに、彼の生い立ちから現在までを聞く羽目になり、今後の関係を憂いた。一年経ってわかったのは、あの時彼はとても緊張していたのだということ。隣に座る彼の無言は心地よい。
12/25/2023, 9:28:48 AM