もっと知りたい』の作文集

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もっと知りたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/13/2023, 10:00:27 AM

「好奇心は猫をも殺す」
これは昔から私がよく言われたこと。好奇心が旺盛で、危ないと言われることにも躊躇無く首を突っ込んでいたために、周りは「いつか痛い目を見るよ」という意味で忠告していたのだろう。しかし、その言葉は好奇心の赴くままに行動する私に対する制止力とはならなかった。それどころか、「無知は罪」ということを知って以来、忠告に対してその言葉を返しては制止を振り切って好奇心のままに、多少過激なことだってやるようになった。

そんな私だが、最近は興味を惹かれるものが無く、退屈な日々を送っていた。テレビやラジオ、新聞、雑誌、SNS、果てはネット掲示板まで漁ったが、大半が興味の無いものか、以前興味を持ったものばかり。情報は日々更新されるものだからと毎日確認するも、心惹かれるものは今のところ見つかっていない。そんな私の様子に、幼馴染は呆れたように言う。
「まったく相変わらずなんだから…そんなに退屈なら少しは自分のことでも気にしたら?部屋の掃除に洗濯、食事、何一つ自分ではやらないで私がやってるんだもの。興味を持ったものは誰に言われずとも好き勝手やるのに…」
「仕方ないじゃん。そーゆーことにはまっったく興味が持てないんだからさ。あーあ、この際、すぐに満たされるものでもいいから、私の好奇心をくすぐるような何かないかなー」
そう言って私は本日の情報収集のため、スマホをいじり始める。
正直なことを言えば、幼馴染の彼女には本当に感謝している。好奇心のままに行動している間、私は寝食を忘れてそれだけを考えているので、倒れたことが何度もある。その度に彼女の手を煩わせ、ある時から頃合いを見計らって私に食事や睡眠を無理にでも取らせる、というスタンスになっていた。お小言や説教という、私にとっては厄介なオマケ付きで。
そんなことを考えながら適当に眺めていたSNSで、ようやく心惹かれる噂を見つけた。それもこの近くでのもの。もう少し情報はないかと調べてみる。同じようなものが複数のアカウントから投稿されていた。中には、同じアカウントから何度も何度もその噂に関するものであろう投稿がされているのも見つかった。思わず頬が緩み、口角が上がる。うん、これに決めた。
私は噂の調査でいつも使っているバッグをつかみ、必要なものが全部入っていることを確認すると手早く身支度を整える。突然動き始めた私に幼馴染は驚きはしたが、いつもの事なので彼女ももう慣れたもので、「行先は?言っても無駄だとは思うけど危ないことはしないように。」などなど、必要最低限の質問といつも通りの忠告をため息混じりに口にする。それに玄関へと向かいながら答える。
「取り敢えず図書館!その後はわかったこと次第で動くからわかんない!多分ないと思うけど覚えてたら連絡はなるべく入れるようにするから!」
「連絡は必ず入れなさい!!ったく、好奇心は猫をも殺すんだよ?ま、気をつけて行ってらっしゃい。」
「はいはい!じゃ、行ってきまーす!」
そう言って家を飛び出した。

図書館での情報収集は順調に進んだ。むしろ、調べれば調べるほど噂に関係しそうな事実が次々判明した。それだから私の好奇心はどんどん溢れてくる。
知りたい、もっと。
もっと、もっと!
もっと知りたい!!
この噂の内容は、正直に言えば気分のいいものでは無い。だが、点でしかなかった情報が繋がって一本の線になっていく達成感や喜びがそれを上回り、手が止まらない。私には止められない。

これ以上は出てこないだろうという頃には閉館時間が迫っていた。丁度いい。これから現地に行ってみよう。そう思い立った私は図書館を出て、噂となっている場所に向かって歩き始める。その場所は私もよく知る場所だった。それにもかかわらず、私はその噂を今日まで知らなかった。その理由も気になってはいるが、今は噂それ自体が優先だ。

噂の場所は図書館からそう遠くはなく、歩いて10分ほどで着いた。そういえば、昼間にここに来ることや、見ることはあったけど、夜はなかったな、なんて思いながら目を向ける。
コンクリート造りだが、あちこち亀裂が入っていて、いつ崩れてもおかしくない廃墟。昼間はそうでも無いが、夜に見るととても不気味に映る。
恐怖はあるが、それ以上に好奇心が勝っている。私は意を決してその廃墟に足を踏み入れた。

3/13/2023, 9:57:58 AM

私には踏み込んで欲しくないラインがある
それは他人も同じだとどこかで理解はしていた

しかし向かい合って話すあなたを
もっと知りたいと思ってしまった
近づきたいと思ってしまった

この気持ちに名前を付けるなら…
不器用に微笑む私にあなたはやさしく微笑み返す

3/13/2023, 9:50:42 AM

「もっと知りたい」

人は皆
未知なものほど知りたくなるものだ
怖いものほど知りたくなる
新しいものだから知りたくなる
好きだから知りたくなる
色々なことが知りたくなるんだ

3/13/2023, 9:41:36 AM

知れば知るほどに
なにも知らなくて
時間が足りなくて
歳をとるほどに
知りたいことが
増えていく

まだ知らない
野の花や鳥の名前
宇宙のふしぎ
自分自身のことさえ
ほんとはわかっていないのだ
なぜこんなにも
あなたのことが
知りたいのかも

知れば知るほどに
なにも知らなくて
小さな自分が
ぽつりと立って
宇宙を吹く風が
耳のそばで
歌うように鳴いている


#もっと知りたい

3/13/2023, 9:30:07 AM

魔導書を読むのは、時間がかかる。
けれども、読む度に新しい発見があって、今まで知らなかった世界を知れる気がして、楽しかった。

とはいえ、その実践に全く興味はなかったので、覚えた魔法を使うことは一度もなく、また魔導書を読んでいることは誰にも知られないようにしていた。

だから、魔王討伐のパーティに加わるよう要請がきた時は、誰もが驚きを隠さなかったし、一番驚いていたのは私だった。

どうやら人探しの魔法具に、一番多くの魔法を使える者を探させたところ、私が該当したらしいのだが、どうにも納得がいかない。

「ちゃんと戦闘訓練を受けているものが行くべきなのではありませんか?」

不満を隠さず私が問うと、10代目となる勇者は思案顔を見せた。

「魔王討伐への道のりは過酷と聞いています。そんなところに私のような貧弱な女がついて行ったところで足でまといにしかなりません。きっと途中で殺されて終わりです」

一気に捲し立てるも、形勢が動いた様子はなく、勇者は眉根を寄せたままこちらを見ている。
鋭い眼光を突きつけられて、少し怯む。
けれど、ここで引く訳にはいかない。
この交渉には、私の命が懸かっている。

「そもそもどうして私なんですか、私は魔法に詳しいだけで一度も使ったことはありません。ただ、知識があるだけです。強い魔法使いなんて、いくらでもいるでしょう。私は!適任じゃ!ないと思います!」

パシンと机を両手で叩いて熱弁を振るう。
勇者は暫く黙っていたが、やがて、なるほど、と小さく呟いた。
もしかして分かってもらえたのだろうか。

「どうも話が食い違っているようだね」

勇者はスっと手を差して、私に座るように促した。
その後、物々しく咳払いをすると、こちらを真っ直ぐに見た。

「色々、説明不足だったようで申し訳ない。ではあなたを魔法使いに選んだ経緯を一から説明させてもらおう」

真剣な表情が緊張感を醸し出す。

「我々のパーティが歴代最強と言われていることは知ってるな?」

頷く。

「戦士エルダーは、この国で最強の剣士だ。彼は戦士になる前、スラム街で暮らしていた。ある日、空腹が限界に達した彼は、グラディオスの群れに単身飛び込んで、瞬く間に全滅させた後、それらを全て喰らった。それ以来、王国にスカウトされるまで、彼は様々な魔物の群れに飛び込んでは、全滅させることを繰り返していたそうだ。その経験もあって、彼の戦闘センスは群を抜いている。頼もしい存在だ」

魔物より怖いんだけど。

「そして僧侶ヒルダは、死者蘇生の能力を持つこの世界において、唯一の存在だ。彼にかかれば、どんなにダメージを受けていても、一瞬で元通り。戦う前より元気になるくらいさ。元気になりすぎて、意識がぶっ飛ぶことすらあるよ」

過剰だって。

「そして、この私は。候補生を全員ボコし、勇者アカデミーを主席で卒業した天才女剣士レオナ!エルダーもこの前ぶっ倒した!」

今度はレオナが立ち上がっていた。
周りの視線が集まっていることに気づいてか、スっと座って真剣な顔に戻る。

「この通り、我々は戦闘においては最強の集団と言っていい。魔王ごときをシバくのには、三人でも多いくらいだ」

「だったら尚更どうして、私を入れるんですか。三人で充分ならそのまま行ったらいいじゃないですか」

「セシル、ここからが本題だ。よく聞いてくれ、私たちは確かに戦闘においては最強だ。だが一つ、致命的な欠点がある。この欠点が故に、私たちでは決して魔王の城に辿り着けないのだ」

ごくりと唾を飲み込んで、続きを待った。
レオナは忌々しそうに唇を噛み締めると、苦しそうにぽつりと言った。

「我々は、驚くほど頭が悪いんだ」

3/13/2023, 9:29:08 AM

「もっと知りたい」

あなたを知りたい
もっと知りたい
これからも一緒に歩むために
たくさん知りたい

3/13/2023, 9:05:24 AM

もっと知りたい
人の人生は一生に一度だ。
そんな事わかっている。けど、知って損はしないから色んな事が知りたい。一度しかない人生、死んだら全て無になるし次の自分に持ち越し、なんてゲームみたいな事は出来ない。
だけど、知りたいもっと知りたい、知らないことも知りたい、知ってる事のもっと奥深くまで知りたい。
知識として必要か、生きるために必要か、今の人生に必要か。
そんなものどうでもいい。ただ私は知りたい。それだけだ。

3/13/2023, 8:46:17 AM

私には勇敢で強い親友がいる。
砂漠の暑さに負けず、真っ直ぐ人としての正しさを曲げない姿に憧れる。
その姿は王子である私が思い描いた理想の姿だ。
半年前、城をこっそり抜け出して城下街で出会えたのは、きっと運命だ。

「だって、こんなにもそっくりな顔だもの。」

今日もこっそり王子という身分を隠して会いに行く。
ああ、もっと君の事が知りたい!。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

俺には純粋で優しい親友がいる。
人の為に泣き、人の為に笑う。誰かを思いやれる心を持つ人間は親友以外見たことない。
その心は国の反逆者の息子である俺が欲しかった存在だ。
半年前、仕事帰りに街中で出会えたのは運命だ。

「だって、こんなにもおんなじ顔だ。」

今日も何時もの場所で親友を待つ。いつも通り自分の正体を隠して。

ああ、もっとお前の事が知りたい!。



〈もっと知りたい〉

3/13/2023, 8:42:31 AM

『もっと知りたい』

何を?

勝手言わないで

白々しい

知ろうともしてくれないのに

今更、過ぎるよ

3/13/2023, 8:13:24 AM

知りたいことは山ほどある。

風はどこから吹くのか。

ときめく色があるのはどうしてか。

クマはどうしてはちみつが好きなのか。

鳥たちがどうしてあんなに色彩に恵まれているのか。

楽しいと歌いたくなるのはなんでだろう。

星に名前をつけたのはだれだろう。

最初に愛をくれたのは、、

もっともっと知りたくて

わたしは答えを探し続ける。

3/13/2023, 8:01:56 AM

もっと知りたい

子供の頃は何か1つの物事を疑問に思う度、この世界をもっと知りたいと思えていた。
もうすっかり大人になってしまった私には、知りたいと思えることがあるだろうか。

3/13/2023, 7:55:00 AM

もっと知りたいな。

あなたのことを。


私はあなたのことがこんなにも好きなのに、
よく考えてみれば、あなたについて知っていることは本当に少ないんだなと思った。


全然知らないあなたについて、
私が知っている僅かなことは。


猫を可愛いと思っていること。

コーヒーが好きなこと。


そして、人を助けることを、
当たり前だと思っていること。


当たり前どころか、自分がやるべきことだ、
とすら思っていそうだけれど。

そのくらい、あなたは真っ直ぐに、正しく、
陽の当たる明るい場所で生きている人だ。


私を助けてくれたあの雨の日だってそう。
傘を忘れた私が困っているのを見て、
何の躊躇も無く自分の傘を差し出してくれた。

突然差し出された傘に戸惑いながら
思わず受け取ると、あなたは微笑み、一つ頷いて、
声をかける間もなく手提げの鞄で雨を避けながら、
走り去って行ってしまった。


あれから私は、あなたに傘を返そうと、
あの日出会ったこの喫茶店へ、
雨が降るたびに足を運んでいるけれど。

あなたは私にとって、あまりにも眩し過ぎて、
影から見ていることしか出来ない。

あなたにとって他人である私が、
あなたが猫を可愛いと思っていることを知ったのも、
コーヒーが好きだということを知ったのも、
この店であなたがマスターと話しているのを
聞いたことがあったからだ。

そして、このカフェへ傘を返しに来るお客さんの、
なんと多いこと。
人助けを当たり前だと思っているということも、
そこから知ったこと。
その証拠に、あなたにとって私は、
大多数の人の中の一人でしか無いからでしょうね。

何度も顔を合わせているのに、
あなたは微笑んで会釈をするだけで、
きっと私があなたに傘を借りているということに
気付きもしていないもの。


ああ、いつか勇気が出たら、
ちゃんと向かい合って、お礼を言って。
少しだけでもお話しができたらと思っていたけれど。


いつまでも傘を借りているのも悪いよね。


意気地の無い自分を恨めしく思いながら、
もうすぐ姿を見せるであろう、
あなたがいつも座っている
窓際の隅っこのテーブルへ傘を置いた。

メッセージカードに感謝の言葉を添え、
マスターに一声掛けて、店を出る。


いつの間にか雨は上がり、空には虹が架かっていて、
晴れやかな気持ちで路地を歩いた。



・・・---

「あれ?マスター。いつもの子、居ないね?」

「いつもの子、とは、どの子のことかな?」

「…意地悪言わないでくれよ、マスター。
 わかってるだろ?ほら、あの子だよ…
 いつもここに座ってる、猫みたいに可愛い…。」

「ふむ。その子なら、先ほど出て行ったばかりだよ。
 ほら、そこに置き土産を残してね。
 …コーヒーは淹れておくから、
 冷めないうちに追いかけて来たらどうだい?」

「…!!ごめん、マスター。ありがとう!!」




あなたのことを、もっと知りたい。


…その願いが叶うまで、あと数秒。

3/13/2023, 7:42:51 AM

もっと知りたいって気持ちを一つのことに対して深く掘り下げていくとアウトプットが期待できるんだけど、つい広く浅ーく知りたいって思ってしまう。だからtwitterとかを延々と見ちゃうんだよね。なんとかならんかね、あれ。

3/13/2023, 7:28:27 AM

【もっと知りたい】

知りたいことは増えるばかり

人間探究心はすごい

知ればまたそこから疑問を見つけもっと知りたがる・・・

だから知りたいという感情には終わりがない。 

その感情は良いものかもしれないが向ける方向が違うだけで人を傷つける刃物にもなるそのことに気をつけて・・・

3/13/2023, 6:25:31 AM

あ、えっと…告白してもしなくても、先輩といる時は気まづかった。お互いに人見知りでしかも先輩後輩だからだ。先輩との時間が楽しくて、でもそんな時間も明日で終わりで…先輩、今からもっと知りたいって言ったら遅いですか?
前回投稿した日から時は流れ、次第に先輩を見る機会もほとんど無くなった。それでも私は先輩の姿を探し続けて先輩の姿を追った。私の努力ももう少しで終わりを告げる。明日が…卒業式だからだ。先週の金曜日、卒業生を送る会が開かれた。そこで久々に目にした先輩は髪も短くなって、涼し気な顔をしていた。2年が企画したクイズの決勝まで残り、見事に優勝した。先輩が数学を解く姿、先輩が英語でミスをするお茶目な姿、優勝した後に

「余裕でした( ¯﹀¯ )どや」

と言う姿。全てが身にしみた。そして好きだという気持ちがまた溢れ出した。私にはやっぱり先輩が必要なんですよね…先輩と離れたくないです。

随分前の話だ。先月のバレンタイン。私は君に渡したいと思った。なぜ?って、それは周りを警戒しているから。もし幼馴染くんが本命を貰ったとして、私の元から離れていったら…そんな事考えたくもない。私は君に興味がある。君のことをもっと知りたい。それでもこの感情はまだ好きなのかどうかもわかっていない。

「ねぇ君、これ!」

「ありがと」

特別感もない今までと同じようなトーン。意味だけはちゃんとあって欲しい。そして、どうしてこんなに幼馴染くんへの想いが足りないかと言うとその後に起こった出来事がきっかけだった。

「なぁ、これ見ろよ」

部活が終わって帰ろうとする私の手を引く男子達。幼馴染くんの下駄箱にはピンクに包まれた本命チョコが入っていた。あ、きっとあの子だ。どんな反応をすればいいのか私には分からなかった。そのチョコを持った幼馴染くん。ニコッと笑顔を見せる幼馴染くん。私の中で何かが崩れた。その場から逃げるように学校を飛び出し、急いで家に帰った。
別に私じゃなくても良かったんだ…
そんなことを考えてまた次の日。気まづいままでまた次の日。私は幼馴染くんにどう接すればいいのかすっかり忘れてしまった。


お久しぶりです。また間が空いてから投稿するかもしれないので、その際はまたよろしくお願いします。

3/13/2023, 6:25:23 AM

―もっと知りたい―

推し俳優Tさん
作品ごとに全く違う印象を受ける。
Tさんなのに、観てるうちにTさんである事を忘れる。どの役も魅力的で素敵。
新しい作品の発表があると毎回どんな役か想像してワクワクする。
インタビューは分かりやすい時もあれば、煙に巻くような言い方をする時もあり、そういう所もTさんらしくて好き。
もっと色んなTさんを知りたい。

3/13/2023, 6:16:38 AM

人生は知りたいの連続だよね

好きな相手のことを知りたい

尊敬している人の生活を知りたい

人生を生きる意義を知りたい

知りたいから勉強したり話したりする

知りたいってことは

自分に素直になっている証拠だから

自分と向き合えている

自分と向き合えてないなら

自分の気持ちに素直になればいい

知りたいってことは素直になるための1つだ

3/13/2023, 6:13:53 AM

ほおを涙がつたう。
何かを思いだせと、心が叫んでいる。

空は青く澄んでいて、雲ひとつない快晴なのに。太陽は私のことを暖かく包んで、春を感じさせる桜の花が満開に咲き誇っているのに。
私の心は、まだ冬のままだ。

私のLINEのトーク欄には、一番上に固定されたYuuという文字。トークを開くと、毎日楽しげに話していた。
浮かぶ、1月11日の文字。
私の心の中の時間は、どうやらこの日で凍りついて、動いていないようだ。

〈Rin : 最近寒くてさー、スカート履いて学校行くの辛いー〉
〈Yuu : 風邪に気をつけてね。スカートの下に長ズボン履けば寒くないんじゃないの?〉
〈Rin : 通学しにいくのにスカートの下にズボン履いてる人なんていないよ笑〉
〈Yuu : あれ?そうなの??〉
〈Rin : Yuuの住んでる地域はそんな感じなの?〉

けど、私はYuuという人を知らない。会ったことがないとか、顔を知らないとかじゃなくて、本当に話した記憶がないんだ。けど、トークの中の私は楽しげで、日常をこの人と共有していたんだなってことだけはわかった。

トークを遡ると、どうやら私たちは夢の中で出会ったみたいなんだ。今の私は何も思いだせないけど、夢の中でなぜか連絡先を交換できて、そして私たちは話し始めたらしい。
夢の世界は、もう一つの現実みたいにリアルな世界だったらしい。国があって、そこに住んでる人がいて、そして魔法があった。私たちはどうやら夢の世界ではパーティーを組んでいて、眠るたびに二人で一緒に冒険していたらしい。

〈Rin : 今日もまた夢の中で会おうね!〉
〈Yuu : あ、今日は武器を新調したいんだ。ちょっと時計台のある広場で待っておいてくれない?〉
〈Rin : えー、私も行く〉
〈Yuu : Rinを連れて行くとあそこの親父、いつもセクハラをしてるじゃないか〉
〈Rin : それはそうだけど… 待っとくのは少し寂しいし…〉

私はよく魔法を使って、剣を持ってるYuuのサポートをしていたらしい。私たちのパーティーはどうやらその国でもトップクラスに強かったらしく、国からの要請でなんとドラゴンを狩ったこともあるらしい。

〈Rin : 今夜はいよいよ魔王討伐の日かな…〉
〈Yuu : そうだね〉
〈Rin : Azusaは幹部を抑えるために犠牲になっちゃったし、Ryoは幹部と戦うために私たちと離れてから、消息がつかめないし…〉
〈Rin : Yuuはいなくならないでね?〉
〈Yuu : もちろん〉

彼のことが知りたくて、読んでいるとどこか懐かしくて、私はYuuとのトーク欄を何度も読み返したんだ。彼とのトークは、彼が送ったもちろんって言葉を最後に、何も送られていなかった。

君のことが知りたいよ。
君と話がしたいよ。
君の声が聞きたいよ。

君は私にとってどんな人だったの?

私の心が、何かを思いだせと叫んでいる。
全てが手遅れになる前に…

3/13/2023, 5:52:14 AM

もっと知りたい

それは突然の出来事。

私は療育手帳の更新で、検査を担当していた男性から

こう言われた(君はいろんなことに興味を持ってて

いいよ! これからも、その調子でいきましょうね)

それが自信となったのか、たくさんのことを知りたいと

思いました。お金・心理・神社巡り

日本の歴史(戦争時代)・きょうだい児などと

また、会った時は感謝を伝えたいです

3/13/2023, 5:51:54 AM

本日のお題『もっと知りたい』


私が今日「もっと知りたい」と思ったのは
「糸くり三人女」という童話の内容です。

この童話は、私が今日読んだお話の作中に例え話として出てきたのですが、私は童話の内容を知りませんでした。


「怠け者で糸を紡ごうとしない少女が、女王様に見込まれ、3人の糸くりに助けられ、王子さまと結婚し、糸くりという苦行から逃れる話」

上記は、Googleに「糸くり三人女 あらすじ」と入力したときに1番上に出てくる物語の要約です。Wikipedia等を読むともっと詳しい物語の内容が知れたりします。この童話がグリム童話だということも調べて初めて知りました。




ちなみに昨日「もっと知りたい」と思ったのは
「エドが懐中時計の中に刻んだ日付は、母親を錬成した日か旅立つ日に家を焼いた日かどちらだったか」でした。
土日に「鋼の錬金術師」の舞台を観劇したからです。



今はスマホが片手にあることで、知りたいと思った事を瞬時に調べ知ることが出来る世の中です。

・「後で調べよう」と知りたいと思ったときに調べずに無精してしまう。
・嘘の情報も簡単に手に入り、沢山あるので情報の精査が必要。

等の戒めもありますが、私はとりあえず「便利な世の中になったなぁ」と、知りたいことを「もっと知りたい」と思ったその時に調べ知ることが出来る便利さを享受する日々をすごしています。

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