『もしもタイムマシンがあったなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もしもタイムマシンがあるなら
小学生ぐらいに戻りたい。あの頃は自分でネットを見るという事ができない環境だったので、テレビを見たり3DSとかWiiのゲームばかりやっていた。周りの子達はニコニコを知っているけど、僕は自分でやったゲームか、テレビで見たお笑いとかからしか情報を得られなかった。周りの子の話題はニコニコとかYouTubeのことばかりで、自分が知らない内容ばっかり耳に入ってきた。
あの頃ニコニコ見てたら、はるっきーとも…仲良くなれたの…かな
もしもタイムマシンがあったら。
僕はもしタイムマシンがあったら、中学生時代に戻ると思います。なぜなら中学生の時もう少し落ち着いてもう少し勉強をちゃんとしてもう少し友人などを大切にしたいと思ったからです。ですがタイムマシンは現在はないので今いる友人や家族、恋人を大切にとことん愛したいと思います。
もしもタイムマシーンがあったら
私は過去にはいかない
だって夫といれる今を変えたくないから
今が幸せだから過去に興味がないの
行くとすれば未来だけど
未来も夫となら見たいかな
と思うから結局私一人しか行けないのであれば
使うことないだろうなと思った
もしもタイムマシーンがあったら
俺は過去に行きたい
そしてお前を娶って誰にも渡さない
そう言うと
嬉しいな照れるわ
とお前が言うから俺は過去に行きたい
未来もお前となら行きたい
そう言うと
1人乗りなら危ないから行けないけど
2人乗りなら一緒に行こうね
そんでもって未来デートしちゃおう
とお前が言うから
そうしよう
と言った
「ダラダラ部屋」
はいどうも僕です♪w
今日は久しぶりにお題使わせていただきます←(言い方w)
タイムマシンがあったら?なんて
誰もが一度は考えた事があると思いますが
まぁ時を超える乗り物なんてあったら
今の時代はハチャメチャになってるでしょうね(笑)
悪く考えれば、今無いものを創り出せる知識を未来から
持って来る事ができるからね
空飛ぶ車とか急に今の車と変わらない値段で売り出されたら
絶対に皆買うだろうし
でも僕ときどき考えるんですよね
そうなったら交通ルールとかどうなんの?…て(笑)
そんな車急に売り出されたらまず、色々変えていかなきゃいけないものも
沢山ありすぎて追いつかなくてやっぱハチャメチャになるよねww
それでもプラスになるものもあって
良く考えれば、やっぱ最初に思いつくのは医学でしょ(^^)
未来の医学なら今治せない病気や怪我を治せるだろうし
それこそ癌などの病気も当たり前に治せるようになってるでしょうね♪
もしかしたら認知症とかも治せる治療法があるかもね♪
そう思うと未来って夢が詰まってますよね♪
百年後、二百年後、今生きてる人達は確実に居ないでしょうけど
それでもこの先に生まれる人達のために何かを残せたらいいですね♪
↑
なんか年寄りみたいこと言ってるな僕(笑)
まぁ言いにしろ悪いにしろ僕はタイムマシンあったら欲しいですけどね♪
そして未来じゃなく過去に行って恐竜見てきます(笑)
こんな感じっすね♪
はい、今日のダラダラ部屋はここまで(^^)
またね(^_^)ノシ
もしも、タイムマシンがあって
過去や未来に行けたとしても
私は乗りたくないな。
今を大切にしたいし、過去や未来に行ったとしても
私は何もしないだろうし(笑)
だから、
今を大切に生きることが出来るまでは
タイムマシンには乗らないでいよう。
私は中学二年生になった。その夏の事。
「先輩、私、あなたと同じ歳になっちゃった。」
お墓に花束を供えて、私は俯きながら呟いた
私はいつもしてる事を一通り済ませ、墓地を後にしようとした時だった。
ん?何あれ?
私の目に飛び込んできたのは二枚の【カード】だった。
普通のカードだったら素通りしたが、それはオーラ?を放ちながら宙に浮いていたのだ。
私はそれに触れた。すると、一年前のあの事件の二ヵ月前に戻っていた。
そうか、あのカードはタイムマシンだったのか。なるほど
だけど…これ、どうやって戻ったらいいのだろうか
まァその時に考えればいいか。という楽観的思考に陥り私はバッグに財布があることを確認し、
乾いた喉を潤すためのジュースを買いに行こうとした時
「海暗……?」
聞き慣れた声で誰かが私を呼ぶ。
その正体は、死んだ先輩だった。
「先輩…」
私は思わず泣いてしまった。
「どうしたの?!ていうか前会った時から身長も雰囲気も全然変わってるけど、って隈酷いじゃん!!
もう、何があったのかは知らないけど着いてきて!」
と言って手を引っ張る先輩を見ると、腹の中が抉られるような感覚がした。
こんなに健気で明るくて、誰にも優しい先輩をどうして守れなかったのか。そう自分を責めてしまったから。
「あのね、先輩」
私は落ち着いて、静かに声を発する。
「どうしたの」怒っている。明らかに先輩は怒っている。
「信じ難いと思うけど、私未来から来たの。だから、未来であった事を私は知ってるの。」
「うん」
「それで…貴方が…死ぬのを私は知っているの。」
「……」
「お願い。私を独りぼっちにしないで。私、貴方と一緒に生きていたかった。貴方と一緒に死にたかった。
だから、そんなに苦しいことがあるなら言ってよ。私、貴方の為ならなんでもするからさ。」
「海暗」何時もよりずっと低い声で私の名前を呼ぶ。
「何?」私は首を傾げる
ギュッと、私は抱きしめられる。
「んえッ?!」
「…お前を独りになんて、もう絶対させない。俺はお前とずっと、生きてみせる。だから、安心して。」
「…約束だからね。先輩。」
そう誓った時
何時の間にか握っていたカードが光り、私は元の場所に戻ってしまった。
「あら…」
私はさっきあったことを思い出しながらスマホを取り出し先輩に電話をかける。
出なかったら…まァそういうことだ。
プルル…プルル…
〈もしもし?あァ、海暗か、どしたの?〉
「何でもない。ただの生存確認だよ。」
〈俺まだご存命なんだが〜〉
「ハハッ、まァいいじゃん。減るもんじゃないんだし」
〈いや減ったよ〉
「何が」
〈睡眠時間〉
「寝すぎだからこのくらいに起きてもいい気がするんだが〜」
〈いやこれくらい寝ないと生きてけん〉
「マジか〜」
〈マジだ〜、あ、そういえばさっき変な夢見たんよ〉
「どんな?」
〈一年前の俺の前に今の海暗がいた夢〉
「へぇ〜どんな感じだったの」
〈なんかすっごい必死だったな、さっきの海暗と一緒で死人扱いされてた。酷くね?〉
「ハハ…そうね。」
〈絶対そうだって思ってないじゃーん〉
「思ってる思ってる!」
〈そうか。ていうかなんか今すっごい海暗に会いたいんだけどどこ居るの〉
「墓地」
〈わァマジか、まァいいや。迎えいくから待ってろ〜〉
「あ、じゃあコーヒー買ってブラックね」
〈オッケー、んじゃ。〉
ツー、ツー
タイムマシンって言うのか分からないけれど、
あのカードのおかげで私はまた貴方と一緒に笑ったりすることが出来るようになった。
タイムマシンがあった『から』私は悲惨な運命を変えに行った。
もしもタイムマシーンがあったら。あの人と結婚して三年後までのあの頃に戻れば…人生やり直せたかも知れない
「もしもタイムマシンがあったなら」
タイムマシンがあったなら、未来の自分を見える。
タイムマシンがあったなら、過去も見える。
昔おこった戦争などを止めれる。
未来の自分を変えれる。
昔ミスったことも変えれる。
それはいいんだろうか?
タイムマシンは色々なことができてても、ないからよかった。
今日のテーマ
《もしもタイムマシンがあったなら》
わたし達は時々『もしも遊び』をする。
『もしも○○だったら』という仮定に対し、ああでもないこうでもないと様々な空想を思い描いて語り合うのだ。
『もしも宝くじが当たったら』
『もしも超能力に目覚めたら』
『もしも異世界に転生したら』
仮定となる題材はそんな荒唐無稽なものばかり。
そして、不幸や悲しいものではなく、わくわくした気持ちを駆り立てるものばかり。
空想遊びとはいえ、わたし達はいつも大真面目に話し合う。
他人から見れば他愛ない雑談の一種かもしれないけど、わたし達にとってはそれがとても楽しいひとときなのだ。
そんなわたし達の『もしも遊び』の今日のお題は『もしもタイムマシンがあったなら』というものだった。
何かの話の流れから、青くて丸っこい国民的な漫画の話で盛り上がってのことである。
「形状は、やっぱり机のひきだしってわけにはいかないよな」
「うん、それならまだ押し入れの襖を介してっていう方が現実的だと思う」
「あと、現実だったらたぶん法的にもいろいろ制限がかかるだろ」
「そうだよね。安易に過去を変えたりしたら大変なことになるし」
「そうそう。未来の技術を現代に持ち込んだりとかも当然罰せられるだろ」
「ていうか、そもそも個人での所有は認められないんじゃないかな」
「たしかにそうだよな。利用するには事前調査や何かが必要だろうし、監視もつけるべきだろ。そう考えると使うにしても相当な費用がかかりそうだよな」
こんな風に、実際に使えるとしたらどんな範囲までかといった事柄を踏まえ、具体的に思いつく条件をあれこれ議論していくのだ。
そしてその限られた条件の中で、自分達が使えるとしたらどんな風に楽しむのかを。
「過去の事案に介入できないとなると、用途は歴史見物ツアーみたいなものに限られそうだよな」
「たぶんあの時に落としたと思うんだけど……みたいな失せ物探しにも使えそうではあるけど、費用対効果を考えるとそういう用途で使うのは難しいかな」
「それだと親がよく話してる若い頃の武勇伝の真実を曝くとかも無理か」
「それはそっとしておいてあげようよ」
今日も今日とて仮定の空想話を大真面目に語り合うわたし達から少し離れたところで、それぞれの親たちが呆れと諦めを含んだ顔で何やら話し込んでいる。
子供達が仲良く話に花を咲かせているというのに、その様子を見守る大人達の表情には微笑ましさのようなものは殆どない。
そのことに少しだけ申し訳なさを感じるけど、そこで親に忖度して子供らしく振る舞うわたし達じゃない。
わたしと彼はどちらからともなく視線を見交わし、こっそり肩を竦めて、再び議論に意識を戻し、それぞれの想像を働かせて大いにその話題を楽しむのだった。
「どうしてうちの子達ときたらああなんだろうな」
「タイムマシンがあったら、なんて題材で小学生が語り合う内容じゃないよね」
「俺達が小学生の頃はもうちょっと夢溢れる空想をしたもんだけどなあ」
「これは親の影響だろうなあ。あの子達が小さい頃から、うちらがあんな感じで盛り上がってるのを間近に見て育ったわけだし」
子供達の親である2組の夫婦は、それぞれ呆れと諦め、それからほんの少しの苦笑を交えながら、密かにそんな会話を交わす。
学生時代からの友人同士でもある彼らは、所謂オタク的な人種だ。
今子供達が繰り広げていような議論は、元々彼らが若い時分から楽しんでいたものでもある。
きっと子供達の前でも、無意識にそういう話題で盛り上がってしまったことがあったのだろう。
「親の背を見て子は育つ、か」
「蛙の子は蛙ともいうよね」
「どっちも両親揃ってこういうタイプなんだから、こう育つのはある意味自然の摂理か」
「まあ、子供達同士も気が合ってるみたいだし、いいんじゃない?」
行き着く先はそんな達観にも似た考え。
何はともあれ子供達が楽しんでいるならそれでいいか、と、親たちは親たちなりにそう結論づけるのだった。
[過去、未来どちらに行きたい?]
暇つぶしでツイッターを眺めていたら
そう書かれたツイートを見つけた
気になってコメント欄を開いた
[過去に行って思いっきり遊びたい!]
[未来に行って自分がどんな人と付き合ったんのかみたい!]
[過去での恥ずかしい出来事を消したい]
など、いろんな回答があって面白くて
私も試しに書いてみたくなってきた。
[未来で自分の夢を実現できているか確認をしたい]
お題[もしもタイムマシンがあったなら]
No.46
もしもタイムマシンがあったなら
私は4年前に戻りたい
見るだけだったら辛くなるだけかな
私があの頃に戻れるならもう一度愛せるのに
今は話せもしないね
見返したLINEで悲しくなるだけ
タイムマシンは夢のマシン
見るだけだったら涙で終わるよ
過去に戻ろうと思った
子育てをやり直す?
結婚相手を考える?
就職先を変える?
大学受験をランクアップする?
友人を選ぶ?
いやいや 今の自分自身に不満は無いの。
今までの選択肢が誤ってなかったから 今の私がある。
未来を見てみようと思った。
私の寿命は?
子供たちの将来は?
日本の未来は?
まてまて それが楽しみで今を生きてる。
必死でもがいて 少しでもHappyな明日を夢見てる。
今の私には 必要無いみたい。
#もしもタイムマシンがあったなら
もしもタイムマシンがあったなら
戻りたい日が多すぎる
でも一度きり戻れるのなら、
18歳
高校卒業と同時に、家族との縁を切る
これが私にとって1番の正解だと思う
大恋愛の彼に出会えなくるだろうけど、
仕事ではうまくいくだろうし…
大恋愛できなくても、それなりの出会いもあっただろうし…
優先順位でいくと、私にとって男ってやつは低いんだと思う
【もしもタイムマシンがあったなら】
もしもタイムマシンがあったなら。
私は、未来に向かうのではなく、過去に戻るだろう。
でも、何をどうしたらいいのか、全く見当がつかない。
後悔していることは、たくさん、あるのだから。
今さら、どこから失態を取り戻していけばいいのか。
それに、過去を変えようとするのは、少し億劫だ。
後悔があるからこそ、きっと私は過去を振り返る。
後悔するからこそ、昔の思い出を私は大事にできる。
ほんの少しだけ、そんなふうに思ってしまうのだ。
そりゃ〜
高校生に戻りたいなぁ。
戻って好きな人と
また付き合う。
なんやかんやで、1番好きな人。
戻りたいなぁ
梅茶々
「タイムマシン。……タイムマシンねぇ……」
久しぶりにバチクソ不得意なお題が来た。某所在住物書きは3種の物語を組み、納得いかず白紙に戻し、最終的に無難な構成で妥協した。
すなわち「有ったら何する?」である。
「書きたいハナシはあるのよ。地球は太陽を、あと銀河系の中を回って移動してるわけだから、『24時間後の自分』と『今の自分』は空間的に、全然違う座標に居るワケ。そこを落とし込むとかさ」
それ書こうとしたら、クッッソ堅苦しくなって秒で白紙に戻したわ。物書きはため息を吐き、ポツリ。
「……下手に変わり種とか、からめ手とか、そういうの書くより、シンプルな方が性に合ってるのかな」
――――――
今日も東京は相変わらず。体温間近のギラギラ猛暑。どこかで救急車が鳴って、どこかの現場に飛んでって、どこかの病院に橋渡し。
私は電気代と食事代を節約したくて、あと「まだ先輩はここに居る」っていう安心が欲しくて、
職場の先輩のアパートに、5:5想定で光熱費と料理代を持参して、お昼ごはんとスイーツと、27℃前後の室温をシェアさせてもらってる。
先日先輩の初恋相手とバッタリ会ってから、先輩に昔々災害級のトラウマ埋め込んで、先輩の心をズッタズタのボロッボロに壊したっていう失恋相手とエンカウントしてから、
元々最低限しか家具の無かった先輩の部屋は、更に超最小限に片付けられた。
テレビ撤去。本棚は大幅縮小。消えた本はレンタルロッカーでお留守番。
一時期私に手作りで、具体的な日付を言うと6月16日あたり、初心者ながら丁寧にオートミールクッキーを焼いてくれたオーブンレンジも、どこへやら。
まるで、ここでの暮らしを近々畳んじゃうように。
トラウマな失恋相手さんから、いつでも、すぐ逃げられるよう準備して、それが完了しちゃったように。
いつか職場に突然来なくなって、連絡も取れなくなって、このアパートも引き払っちゃうんだろう。
ふぁっきん失恋相手さん(ふぁっきん)
さて。
「タイムマシンって、あるじゃん」
今日のごはんは先々週、11日あたりに食べておいしかった冷雑炊の、中華スープ版。それからコトコトじっくり煮込んだ鶏手羽元。
「アレあったらさ。私、失恋相手さんが先輩と合う前に、ボッコボコにやっつけられたのかな」
煮込んだ鶏の出汁で作ったパイタン風スープ含めて、全部合わせて塩分2g未満だとか。
相変わらず先輩のごはんは低糖質低塩分で優しい。
雑炊にしっかり味つけてる分、パイタンは鶏と野菜と生姜の出汁で、薄味に整えたんだって。
「『自分も怪物とならぬよう注意せよ』。お前まで怪物になってどうする」
手羽元のお肉をほぐして、スープと雑炊に入れながら、穏やかな白の甚平姿の先輩が言った。
フリードリヒ・ニーチェ、「善悪の彼岸」。
4月27日頃にも聞いた一節だ。まだ3ヶ月も経ってないのに、失恋相手さんのことを知らなかったあの頃が、ちょっと、長い昔みたいに感じる。
「ただ、」
ぽつり呟いて、つんつん。雑炊を突っつく。
「……」
何か言いたそうに、口を開けて、軽く閉じて、視線を少し下げて。言いたいことを、言おうか別の話題にすり替えようか、迷ってるように見えた。
「そうだな」
ぽつり。先輩が顔を上げた。
「それが有ったら、競馬か競艇あたりで億貯めて、今のクソ上司ともブラック気味な職場とも、早々にオサラバしてるだろうよ。お前もそうだろう」
すり替えたんだ。
何かもっと、言いたいことがあったんだ。
そう思う程度には、先輩はまだ寂しそうな顔だった。
もしもタイムマシンがあったなら、貴方との関係は今と違うものにできるのだろうか。
それなら、どこまで遡ればいいんだろう。
貴方との決裂が決定的になったとき?
貴方と私の信念の違いにお互いが気づいてしまったとき?
私が貴方にほんの少し違和感を抱いたとき?
私が貴方を信頼できたとき?
貴方が私の前に現れたとき?
どこまで遡っても、結局は同じことになってしまいそうな気がする。
なら、いっそ出会わなければよかったのだろうか?
貴方が遠くへいってしまってから、私は毎日そればかり考えている。
もしもタイムマシンがあったなら、
僕はそれを壊すだろう。
僕以外の視界に入る前に破壊する。
そんなものは必要ないからだ。
過去を見てくる?
過去を変える?
未来を見てくる?
未来を変える?
見てきてどうする。
変えてどうする。
変わるのはただの記録だ。
僕はいい人ではないし、
天邪鬼かもしれない。
人と同じことをするのは好きじゃない。
だからこんな言葉をぐだぐだと並べているのだろうか。
本当は変えたい記録も、
見たい記録も、
あったかもしれない。
でも別に変えようが見ようが今の自分は変わらない。
今生きているのは僕だ。
僕が生きているのは今だ。
過去も未来も関係ない。
今僕の後ろにある未完成のタイムマシンは、
僕が完成させ、
その瞬間に僕が破壊するのだろう。
タイムマシンの有無も、
過去も未来も、
どうだっていい。
僕はいつ死んだってかまわない。
そういうふうに
過去のことも、
未来のことも、
そう深く考えずにふらふら生きている。
そんな僕にタイムマシンは必要ない。
タイムマシンをつくっているのはただの暇つぶしだ。
そして自分の命をあまり大切に意識できていない僕は、
今日も明日も生きなければならないのだろう。
それが僕が生まれてきた意味で
神様にできる唯一の感謝だろう。
朝起きたら妻が用意してくれた朝食を食べて会社に向かう。その際に行ってきますという声かけと、今日は何時頃に帰るからという予定を告げることを忘れない。
昼はこれまた妻が朝早くに起きて作ってくれた愛妻弁当に舌鼓を打ちながら、俺の好きな卵焼きと唐揚げを入れてくれたことにしみじみと感謝する。
夜は仕事が終わったらなるべく早く帰宅をして、夕飯の準備を妻がしてくれている代わりに、子供たちの面倒をみる。そうして出来上がったご飯を家族みんなで囲みながら、ママの作る料理はいつだって美味しいねと、子供たちと一緒に笑い合う──。
──ああ、あの日にそんな行動ができていたら、今のこの状況はなかったのだろうか。
朝は挨拶もしないで家を出て、急な飲み会が入ったことをうっかり連絡し忘れて帰宅し、妻に空のお弁当箱を渡しながら、今日の卵焼きはいまいちだったねと、余計なことさえ言わなければ、俺はこんなにも家庭で孤立せずに済んだはずなのに。
もしもタイムマシンがあったなら、あの日の自分を殴りたい。
けれどそんなことはできないので、もう何日も口を聞いてくれない妻へ、今日こそはきちんと謝る機会を貰おうと、秘かに会社近くのケーキ屋に寄る。
妻の好きなチーズケーキを家族分頼み、祈るような気持ちで帰路に着いた。
【もしもタイムマシンがあったなら】
我が家にて。
「兄貴!ついにタイムマシンが完成したぞ」
弟が部屋に駆け込んできた。
うるさい。
「寄生虫そろそろ働けよ。親だっていつまでも元気じゃないんだぞ」
私は現実を突きつけた。
「これ、タイムマシンで荒稼ぎしたお金だよ」
弟はそう言うと札束の入ったビニール袋を放り投げた。
「お前は家族の誇りだ」
私は弟の手を取り狂喜した。
やはり頼れるのは家族だけだ。
私は弟からタイムマシンを無理矢理奪い取ると即座に過去に飛んだ。
これでこの腐ったニートライフともおさらばだ。
とりあえず20年前にもどろう。
私をバカにした親戚や同級生を1人ずつ闇討ちして、その後未来の知識で無双するのだ。
私が天才的な計画を立てていると、タイムマシンに場所指定の項目が表示された。
「座標とかよく分からんな。使いにくいもの作りやがって」
私は適当に場所を指定して過去に飛び立った。
結果。
指定した場所は製鉄所の高炉の中だった。
私は一瞬で蒸発した。