『もう一つの物語』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今までの人生は、未来が真っ暗で
これから先も、この大人たちに支配されていくのかと思っていた
だけど、光が現れた
その光は、僕の未来を照らし、僕を明るく、温かく照らしてくれた
僕は、変わった、あの光のおかげで
この人生は、昔の僕とは同じだけど違う、もう一つの僕の物語
<もう一つの物語>
海の上
私は見ている
空の王国
天に届く灯台
鳥が3羽 飛んでいる
最期に鳥は
天高く昇る
私は呟く
「どんな空が見えるんだ?」
―貴方はそこに居ますか?―
私は優しい両親のもとに生まれ、だれもが羨む美貌と知性と美声をもっている、そして私は大勢の前で歌うの、そう 私のもうひとつの人生の物語は歌手になることなのだ。
彼が突然私に呟いた
「俺たちで一つの物語作ってみない?」
あまりにも突然すぎて私は彼の言葉に唖然する
「え?どうゆう事?」
「俺たちで1年の思い出を作ってそれを一つの物語にまとめるんだよ。どう?楽しそうだと思わないか?」
彼は満面の笑みを浮かべている。この人と一緒にいたらきっと楽しんだろうな 楽しませてくれる
そう思う人に出会ってしまったからだ。
きめた彼との思い出を作ってみよう。
「まぁいいかもね‼︎君となら楽しめそうだし?笑」
そして2人の間にもう一つの物語が始まる
大きな成功を収めたあの実業家にも
恋というもう一つの物語では大きな失敗を
したこともあるだろう
きっとそれがまた別の誰かの心を動かして
きっとそれがまた別の事業の幹として生きる
本気で人を好きになったことが1度だけある。
小学六年生の時だ。
その子はやんちゃな子で、先生によく怒られていたが友達もいてちゃんとやる時はやる子だった。
何がきっかけはか忘れてしまったが、その子が好きになった。
はじめてちゃんとバレンタインにチョコレートをあげた。
あげたと言っても相手の家の玄関に紙袋を手紙付きで置いてきただけだ。
それでも翌日からお互いなんか恥ずかしくて目も合わせられなくなった。
ホワイトデー、何も無く帰りの会が行われていた。
何も無く終わるんだ、と思い皆で席を立ち「先生さよーなら!」の声を発した瞬間に「はい、お返し」とその子から袋を貰った。
ありがとうと言うとその子はすぐ教室を出てしまった。
またそこから卒業式までその子と会話はなかった。
多分もう会えないけれど、その子からホワイトデーに貰ったシャーペンは今も持っている。
もう一つの物語があるとすれば、あの子とまた話がしたい。 シャーペンありがとうって。
カタカタ...カタカタ...
静寂な空間にただ1人、淡々とキーボードを打っている...。他の社員はとうにいなく、その空間は彼にとって絶対的な城となっていた。彼にとって現実の世界は地獄である。既に彼はこの世界の住人ではない。他の社員に見つかることになれば、彼は即退場である。だが彼は今日もそこにいる。違う世界に浪漫を求めて...
―――これはもうひとつの物語
「もう一つの物語」
人生は一つしかないて云うけど、物語は数多にある。
もう一つの物語が分岐点で
彼方側が本当の自分が居るのかもしれない
※血の表現が含まれます。ご注意下さい。
昔々あるところにお爺さんとお婆さんが住んでました。
ある日お爺さんは竹取りに
お婆さんは川に洗濯に行きました。
しばらくするとお爺さんは
血塗れになって家に帰って来ました。
家ではお婆さんが川に流れてきた桃を割り
やはり血塗れになっていました。
二人は川へ、血を洗い流しに行きました。
お婆さん「私の手を見て下さい、お爺さん…。私の手はちいっとも汚れちゃいませんよ?ほーっほほほほ!」
お爺さん「婆さんや、儂らはどう考えても被害者だのう…」
(もう一つの物語)
「もう少し早くあなたと出会えていたなら、私はあなたを選んだのに」
キミが見ているドラマから、聞こえたセリフ。
キミは夢中になって見ているけれど、僕は興味なく、スマホを見ていた。
「続き、どうなるんだろう」
ドラマを見終わり、キミはテレビを消すと
「ねえ。さっきのドラマみたいに、私がいるのに、あなたに、もう少し早く出会いたかった相手。が現れたらどうする?」
そんなことを聞いてくる。
「そんなの、聞くまでもないでしょ」
僕はため息を吐くと
「キミがいるのに、別の誰かを選ぶ。そんなもう一つの物語なんて存在するわけがない。だって僕は、キミを愛してるんだから」
想いを伝え、キミを抱きしめたのだった。
むかし、とあるところで
仲間内に向けて、こじんまりと物語を書いていたことがあった。
リレー方式のようなラブストーリーで、1つの話が終わる頃に次の話の登場人物が現れてバラバラの物語が少しだけ繋がっていくように書いていた。
友達であったりお客さんであったり偶然に出逢った見知らぬ人であったり少しだけ関わる誰かが次の物語を紡いでいく。
私には文才がまるでないから完結にはほど遠いところで止まったままになってしまったけれど、いろんな人を様々な関係で繋いで物語を考えていくのは楽しかった。
物語はもう1つどころか2つでも3つでも、いくらでも広がる可能性があると思う。
宇宙診療科看護師の川名さんが言った。『俺は御器所先生を刺しちまった…連行された警察署で取り調べを受けることになり俺の担当は御器所星人の女刑事。濃いこげ茶色の肌と炎を宿しているような燃え盛る赤い瞳を持っている。彼女の年齢は30代ぐらいか?俺の胸ぐらを掴んで川名、お前がやったのか!!と怒鳴り散らされた。なんだこの刑事って想ったが言い返すのはやめておいた。彼女はとにかく自白させるためなら手荒な取り調べを平気でやる。女刑事さん、生理前で感情が爆発することがあるのは理解できるが普段からやるのはやめてくれ…俺の寿命が縮むしお前の寿命も縮むぞ。』
がんばれって言われてがんばれたことなんて1つもない
深夜、小腹が空いてキッチンを漁っていたらあいつが来た。足音も立てず静かにやってきたのだろう。振り返ったら出入り口の前にいるあいつとバッチリ目が合って驚きすぎて声も出なかった。
冷凍庫でみつけた誰かのアイスを隠しつつ、水切り台に放置されたスプーンを掴んでダイニングに移動する。あいつは俺がソファーに座るのをみて、また静かに俺の隣へとやってくる。ジッと観察するような視線が頬に刺さるのを感じながらアイスを頬張る。ここまできて隠す意味などないが、こういうのは少し背徳感があったほうがおいしいものだ。
あいつは俺の膝に頭をのせて寝転がる。そしてまたジッと観察してくるのだ。責めるでもなく、よこせというでもなく、俺の一挙手一投足を注視する。なにか期待しているようにもみえなくはない。あいつはけっこう打算的なところがあるから。
何も言わないのをいいことに少し愚痴をこぼす。不満のような不安のような、責任転嫁したいがその度胸すらない情けない自分のことをポツポツとこぼす。
掬ったアイスが溶けて、一粒あいつの頭に落ちた。それを器用に手で拭って舐め取るあいつはいっそふてぶてしく感じる程に不満そうに鳴いた。
「…猫に何言ってるんだろうな、俺」
空になった容器を差し出せば、待ってましたと言わんばかりにカップに顔を突っ込んだ。なぜか昔から甘いものが好きでおこぼれをもらうためなら何でもするやつだ。
この猫のように生きられたらきっと楽しいだろうな。
【題:もう一つの物語】
『もう一つの物語』
あたたかい日差しが入るリビングで
ゆっくりと時間が過ぎていくのを感じてるある日。
こんなに気持ちのいい日は物思いに耽るに限る。
夜に物思いに耽ると悪い事を考えてしまうと言うが
こういう時間は逆の事を自然と考えられる。
ゆっくり何もしない時間は贅沢だと思うが
何かほかにしていたら運命が変わるのだろうか。
この小さな出来事の違いで、今後の世界線が変わり
僕であるが僕でない誰かの人生になるのだろうか。
確か、こういうのを「バタフライエフェクト」と言うらしい。
なんだか、蝶の鱗粉が舞うように色んな未来があるって
幻想的で、なんて可能性に満ち溢れているんだろうか。
今行動をすると違う僕になれるのかもしれないが
僕はこの時間をゆっくりと過ごしている僕が好きだ。
紅茶の香り(番外編)24の続き
もう一つの物語(番外編)25
●シズクとシズクちゃん
シズクが目を開くとそこは、いつも皆と
いる場所では、ありませんでした。
(此処は、何処だろう?)
見渡すと何処かの森の中でした。
シズクは、木々の間の光を頼りに森を
出ました。
すると.... パチパチとシズクは、丸い目を
瞬きました。
シズクの顔を見てパチパチとシズクちゃんも同じ様に瞬きました。
「?」とシズクが疑問符を浮かべて首を
傾げると「?」と同じ様にシズクちゃんも
首を傾げます。
(この子は、誰だろう....?)自分と顔が
そっくりなけれど小柄な自分よりさらに
小さい5歳位の女の子がシズクの事を
見つめていました。
シズクがどうしようかとこわごわとしていると....シズクちゃんがパッと顔を
明るくして「お姉ちゃんだあれ?お名前は」シズクは、ビクッと肩を震わせ
「シズク....」と何とか答えます
「シズク!私と同じ名前」シズクちゃんは、お揃いの名前なのが嬉しくなって
シズクの手を繋ぎます。
シズクは、勇気を出してシズクちゃんに
聞いてみます。
「あの....此処は、どこ....ですか?」
「此処は私のお家の庭だよ!今皆と
パーティーをしてるの私は、お花を摘んでたの.... お姉ちゃんも私の家でパーティーしよう!!」とシズクちゃんは、シズクの
手を引っ張ります
シズクは、どうしたらいいか分からず
シズクちゃんに手を引っ張られるまま
シズクちゃんの家に行きました
そうしてシズクちゃんが皆にシズクを
紹介します。
その面々を見てシズクは、心の中で
驚きを隠せませんでした。
(ハイネ....ミーナ....ナイト....ハロルド局長....マリアさん...)シズクの知っている
人達に皆 顔がそっくりでした。
シズクの心中を知ってか知らずか
シズクちゃんは、元気良くシズクを
皆に紹介していました。
紹介された灰色猫ハイネ達も目を丸くして
びっくりしていました。
にこにこしているのはシズクちゃんだけ
です
そうしてシズクは、灰色猫ハイネ達に自分の状況を説明し気が付いたら此処に居た事を自分の拙い言葉で一生懸命説明しました。
「なるほど」シズクの話を聞き終わり
魔法使いハロルドが言いました
「結論から言おう君が居た森の中を逆方向に進めば君は、元居た場所に帰れる」
「どう言う事だよ!」灰色猫ハイネが
魔法使いハロルドに質問します
「この世界は、私達には、現実だが別の
次元に住んでいる私達には、唯の夢だからさ!」灰色猫ハイネ 帽子屋ナイト
白兎ミーナは、首を傾げます。
「私達の住んでいる世界には、それぞれ
色んな世界がある 同じ様に別空間にも
それぞれの世界がある そこには私達と
同じ魂を持つが全く違う人達が住んでいる
んだ」
つまりシズクが目を覚ませばシズクの居た
世界に帰れるらしい
目を覚ます為には、あの森の道を引き返さなければならないらしい
シズクは、帰れると知って安堵した。
(良かった.....)
そうしてシズクは、シズクちゃん達皆に
いろいろともてなされパーティーにも
少しだけ参加して元の世界に帰る為
またシズクちゃん達のお家の庭の森に
入ります。
途中シズクちゃんが状況が分からずシズクと一緒に森の中に入ろうとした時は、
灰色猫ハイネが慌ててシズクちゃんを
抱き上げ引き留めます。
「お前は、こっちだろう!」
「? ?」シズクちゃんは、訳が分からず
疑問符を浮かべます。
「この道を真っ直ぐ行けば帰れるからね」
と魔法使いハロルドが森の道を真っ直ぐ
指差します。
「はい....いろいろありがとうございました....」シズクは、ぺこりと頭を下げました
「シズクお姉ちゃん今度は、いつ遊びに
来れる?」シズクちゃんはすっかりシズクに懐いていました。
「えっとぉ~」シズクは、シズクちゃんの
問いかけに答える事が出来ません
「もう会えねぇよ!こいつと俺らは
違う所に住んでんだから!」灰色猫ハイネが
シズクちゃんを窘めます
「もう会えないの....ぐすっ....ふぇっ....
うう~」シズクちゃんは、灰色猫ハイネの
腕の中で泣き出してしまいました。
「ほら お前最後なんだからちゃんと
バイバイしろ」灰色猫ハイネがシズクちゃんに言い聞かせます。
「ぐすっ....シズクお姉ちゃんこれ私が摘んだお花シズクお姉ちゃんにあげる元気でね」シズクちゃんは、泣きながらシズクに
バイバイと手を振りました。
「ありがとう....シズクちゃんも元気でね」
シズクも手を振り返し元来た道を帰って行きました。
そうしてシズクは、目を覚まし....
パチクリと瞬きをして....
「おはようシズク!」とにこにことしてる
ナイトがいて.....
「暖かいと眠くなっちゃうわよね!」と
気遣ってくれるミーナがいて....
「ったくいつまで寝てんだ馬鹿シズク」
不機嫌な顔のハイネがいる
そう此処が私の世界 ふとシズクは手の中で自分が握り締めている物を見た
自分の手の中に小さなお花が握り締められていた。
(夢じゃ無かったのかなあ....)シズクは、
自分にそっくりな小さな女の子の笑顔を
思い出す。
あの子には、あの子の物語(人生)があり
私には私の物語(世界)があるんだ。
どっちが良いとかでは無い....
唯 願わくばもう一人の私が幸せであります様に....シズクは、シズクちゃんがくれた
小さな花を見てそう思ったのだった。
私と彼
彼と最初に出会ったのは5年前の春だった。
2回目に会った時に感じた。
“この人とずっと一緒にいるかも”と。
それと同時に、心が勝手に色々なことを思い始めた。
もう一つの物語
昨日は仕事に行きました。
昨日は仕事に病めました。
昨日は仕事に行きました。
今日は仕事に行きました、嫌いな仕事に行きました。
今日は仕事に病めました、気分が悪くなりました。
今日は嫌いな仕事に行きました。
明日は仕事に行きます。
A 今日仕事帰りに買った、刃渡り5cmのアレを持って。
B 今日書いた辞表を持って。
→物語の向こう側
物語を編む。
そのすぐそばにもう一つの物語が常に存在する。それは、私の力量不足で紡ぐことができなかった物語。
その差を埋めるべく、とにかく筆を執る。
とにかく人の文章に触れる。
昭和的な根性論に聞こえるかい?
しかしね、
私はそんな方法しか知らんのだよ。
テーマ; もう一つの物語
もう1つの物語なら、僕が僕でさえなければ、君と僕は繋がれて幸せになれるはずなんだ。
酷いじゃないか。僕が君のことを好きだと気がついているのにあくまで知らないフリだなんて。酷いじゃないか。
こんな事を考えたくは無いけれど、君が君でさえなければ、僕は幸せだったんだ。
もう一つの物語
昔々、ある人魚姫が王子様に恋をした。
魔女と契約して声を失い、足を手に入れた。
しかし恋は実らず、その身を投げて命は泡になった。
ねえ人魚姫。そんな話が許されると思う?
どうやらこの物語はあなたのお話みたいね。
あなたはまた、次の人生で馬鹿みたいに恋をしてる。
あの王子に。歴史は繰り返すってこういうこと。
次はぽっと出の女にあなたの幸せを奪わせない。
そして、恩人を見る目もなかった節穴の王子にもね。
ハッピーエンドを見せてあげる。
しくじらないわ。下手なお涙頂戴はおしまいよ。
見せてあげる。もう一つの物語を。
あなたを見て、あなたを聞いて、あなたをよんだ、
誰よりもあなたを愛した群衆の一人が。
次は、魔女よりも怖い悪になって。