みかん』の作文集

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みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/29/2023, 11:27:44 AM

300字小説

昔も今も

『太郎くんはみかんを○個持っていました。それを○人で分けました。一人何個になったでしょう?』
 小学校のありふれた割り算の問題が私は嫌いだった。兄弟とでも友達とでも、一つ足りないと、いつも我慢させられるのは大人しい私だったから。でも
「ちゃんと平等に分けろよ!」
「俺のを半分やるよ」
 幼馴染はいつもそう言って、私に分けてくれた。

「お父さん、お母さん、僕、お父さん、お母さん、僕……」
 息子が買ってきたみかんを一つずつ分けている。
「……一つ足りない……」
「お母さんは良いわよ」
「ダメっ!」
「良くないよな」
 ぷうと頬をふくらませた息子に夫が頷く。昔どおり自分の分を分けてくれる夫とそんな夫に似た息子だ。
「ありがとう」

お題「みかん」

12/29/2023, 11:25:14 AM

こたつの中でみかんを食べる
もう今年もあとちょっと
あっという間の年だった
人の動きも活発になり
経済は大きく回復した
私もこのアプリを初めて1ヶ月ほど経つ
時間は流れる
私がこの文章を書いているときも
1分1秒ときは流れていく
気づかぬうちに過ぎていく
そんな事を考えているときでさえ
時間は流れる
もう手には一粒のみかんしか残っていなかった

12/29/2023, 11:24:41 AM

『みかん』

寒い日が続く

ぼくはコタツに入りながらテレビをみていた

すると自宅にチャイムが鳴り響いた

コタツから出たくはなかったけど

仕方なく重い腰を上げて玄関へ向かった

ぼくは自宅のドアを開ける

幼馴染が小さい段ボールを抱えて立っていた

「これ、うちの母さんが持っていけって」

その段ボールの中にはぎっしりとミカンが入っていた

「寒いから早く中に入れなさいよ」

そう言いながら彼女は家に入っていった

まだ返事もしていなんだけども…

「コタツ暖かい」

リビングへ戻ると彼女は既にコタツの虜になっていた

「暖かいお茶よろしくね」

そう言いつつ彼女はミカンを剥き始めた

ぼくは一言返事をし、お茶を沸かしはじめた

「おばさんたち、大晦日には帰ってくるのよね」

両親は海外へ出張中で家にはぼく一人でいる

たまにこうして幼馴染がやってくる

「大晦日には帰ってくるって今朝連絡があったよ」
「そう。なら何時も通り私の家で年越しパーティね」

毎年になると幼馴染の家でパーティをしている

両親と彼女の両親が同級生らしい

「はい、お茶どうぞ」
「ん。ありがとう」

ようやくミカンにありつけれる

ぼくはミカンを一つ手にとり剥きはじめた

甘くて美味しい

ふと横に視線を移すと彼女が頭をぼくの肩に乗せてくる

寝息を立てながら気持ちよさそうに寝ている

ぼくは気にせずそのままミカンを食べ続けた


END-名も無き小説家-

12/29/2023, 11:19:29 AM

「みかん」

冬になると必ずテーブルやこたつに現れる

籠に盛られ ついつい手にし

口にすると何故かほっとさせてくれる

みかん 蜜柑 ミカン

皮を剥いても、スジを捕らねば

口に入れても、袋を出さねば

結構厄介な奴だか、それを含めて美味しい

季節を感じさせてくれ

癒しを与えてくれる  

そんな「みかん」は冬の宝物

12/29/2023, 11:18:45 AM

♯みかん

蜜柑は色鮮やかで空で燃える太陽のように輝いている

食べると甘酸っぱくて、一つ食べると

「もう一つもう一つ」って食べ過ぎてしまう

夏の蜜柑も美味しいとは思うけれどやっぱり冬の蜜柑が

一番好き、そして思いを寄せている貴女と一緒に食べると

蜜柑の甘酸っぱさが心を打たれたあの日のように感じる

この時間が私の唯一の楽しみ

12/29/2023, 11:10:08 AM

みかん
どうして君は
おもちの上に乗ってるんだい?

ああ、そうか
山から出る
太陽か


みかん
どうして君は
コタツでぬくぬく
温かいとこで食べたくなるんだい?

ああ、そうか
水分を
糖分を
体が欲する時に
ソコにあるからか

みかん
美味しいよね




(2023.12.29/みかん)

12/29/2023, 11:06:17 AM

みかん。

みかんが
大好きなのに
ダメになった事があるから
最近食べてない。

オレンジジュースが
大好き。

12/29/2023, 11:03:48 AM

こたつの上にみかん。冬はいつもそうだった。
彼女がスーパーから箱で買ってくるみかんを
2人でこたつに入りながら食べた。
安いからか少し酸っぱかった。
こたつの中は暖かくて、動きたくなくて、
君はよく寝ていた。
ティッシュの上にみかんの皮が丁寧に置いてあって、その度に僕がゴミ箱に捨てた。
その手間が好きだったことに気づいたのは、
こたつがなくなった今。

君がいなくなった今。

酸っぱかったみかんが恋しい。

12/29/2023, 11:03:02 AM

「そのへんにしとき。食い過ぎやで」
「ビタミンだからいいの」
「水分多いから太るで」
「どうせデブですよ」
「そんなこと言うてへんやろ」
「ふん」
「第一、デブでも好きなのは変わらん」

12/29/2023, 10:56:55 AM

みかん。
自分はあんまり食べなかったけど、アイツが冬になると実家からいっぱいみかんを仕入れてくるから、いつの間にか冬になれば食べるようになった。


そういえばあんた、酸っぱいやつのほうが好きだったっけ。
適当に手に取ったみかんが甘いと、すぐあたしに押し付けてきたよな。
あたしもさ、あんまり好んで食べないんだけど。甘いみかん。
だからさ、半分こして食べようや。これ。多分甘いから。


そういって黄色い皮をむく。
「…白ぉ」
筋をちまちまむいていると、アイツが催促してる気がして、「ちょっと待ってよ」と呟きながらむき続けた。
「…はい、半分」
そうしてむき終わったみかんを、目の前におく。

ぷち。果汁が溢れてくる。
やっぱり甘かった。
あたしの勘、鋭いでしょ。頭の中で呟く。

…ねえ、おいしい?
……そっか、やっぱあんまり好きじゃないか。ハイハイ、あたし食べますよ。



まあ、どっちみち全部一人で食べるんだけどね。

毎年遺影と向き合って食べるの、やっぱり寂しいなと思いながら、残り半分のみかんを一気に口に入れた。




【みかん】

12/29/2023, 10:56:52 AM

みかんを剥きながら
静かな海を眺めていた
亡き父の背中

「お父さん、」
振り返って話をきいてほしい

同じ歳になった私に驚く顔
想像してみかんを口に放りこむ







「みかん」

#286

12/29/2023, 10:54:29 AM

「みかん」


みかんの思い出ってないなぁ。
1つ挙げるとしたら
嫌いな人から、その人の家でなったというみかんを
何個かもらい、1個食べて全部捨ててしまったことがある。
みかんに罪はないけど…
何もらうかより誰からもらうかが大切だなぁ

12/29/2023, 10:50:00 AM

みかんって意外と美味しいよね。
ちっちゃい頃はあんなに苦手だったのにね。
ある日突然、甘さと美味しさに気づいて好きになったのんだったね。でもそのあと、みかんを食べると手が汚れるなー、しばらく手からみかんの匂いがして汚いな、と思ってからまた苦手になっちゃったのよね。

12/29/2023, 10:47:18 AM

みかん…なるほど、お題に沿う為には文章を途中で終わら

12/29/2023, 10:46:54 AM

【みかん】

毎年冬になると、知り合いの家から段ボールでみかんが山ほど届いてさ。言葉通り、腐るほどの量だった。顔や手のひらが黄色くなるまで食べたっけ。

今はもう、実家を飛び出してからずいぶん経ったし、もちろん親戚付き合いなんてしてないからね。…懐かしいな。

今の家の人達は、あまりフルーツを食べる習慣がないみたいで、私もあえて買おうとは思わないんだけど…まぁ、スーパーで買うと高いしね。

でもこのアプリのおかげで、私にも家族がたくさんいた頃の事を思い出したよ。週末、みかん買ってこようかな。残念ながら段ボールで買うほどのお金は貰えないから、ネットのやつだけどね。

久し振りに、週末の楽しみが出来た。
このアプリに感謝だね。

みんなも良き週末を。
明日も安心安全でね。

12/29/2023, 10:39:37 AM

『みかん』
わたしはみかんが好きだ。
人生の大切な時、
いつもみかんが近くにあった。

みかん農家の祖母が毎日みかんを剥いてくれた。
名前がみかんな子と友達になれた。
大学受験の時、父と母がみかんで元気を出させてくれた。
仕事で疲れた時、実家から送られてきたみかんを食べるととても元気が出た。

ある日、みかんが送られて来なくなった。
その日のうちに祖母が亡くなったと連絡が来た。

**

「あなたはいつも純粋で愛らしい人で、本当にみかんが好きだよね。
そんなあなたなら新しい生活もきっと楽しく過ごして行けると思います。
これからも親友でいてね。
友人代表 みかん」

わたしの結婚式にはみかんの小さな可愛らしい花が咲き誇り、祖母の農場で作られていた最後のみかんがウエディングケーキとなってわたし達の新しい生活を見守っている。

12/29/2023, 10:39:34 AM

子供の頃
いつも、みかん食べてた
家がみかんを作っていたので
いつもあった
と言うより
みかんしかなくて
おやつはいつもみかん
食べすぎて
手が黄色くなったりした
みかんは、あるのが当たり前だった
実家を離れた今は
みかんは当たり前じゃなくなった
みかんに感謝が溢れてくる

12/29/2023, 10:37:52 AM

こたつに入って、ぽかぽか、ぬくぬく。

口が渇いた。何か欲しい。

机に手を伸ばすと、みかんが五つ。

そのうち一つを手に取って、蜜柑色の皮を、丁寧に、丁寧に剥いていく。

口にすると、程よい甘さとバランスの取れた酸味。

そして、みかんの甘酸っぱい風味。

口が果汁で潤う。思わず口元が緩む。

隣に座ってた君が突然、

「幸せ?」

なーんて、柔らかい、お日様みたいな微笑みで聞くんだから。

「しあわせ〜…」

って、気の抜けた声でこたえる。

それを聞いて、君は私のところへ来て、後ろから包み込む。

あぁ、このひとときが、しあわせ。

12/29/2023, 10:33:01 AM

みかん

私はちょっと苦手なみかん
そういえば妹は冬場は掌が黄色くなるほどみかんをよく食べてたな

姉妹でこの違い
DNAってところどころ面白い違いを見せてくれる
そもそも味覚に遺伝って関係するのかしら?

他にも妹は冬場に半袖着るような元気で活発な人気者
私は明るいけど何事も石橋叩いて渡るような感じで消極的なほう

どちらも良い悪いはないって今ならわかるけど、当時はコンプレックスだったな
もしかしたら長女あるある?

みかんからこんなこと思い出すなんてちょっと笑えた

12/29/2023, 10:31:58 AM

みかん

「ね!これみて?!みかん!」
柚季が見せてきたのは、かわいい顔が書かれたみかん
「…ふふ、なにかいてるの?笑
みかんもかわいいけどさ、柚季もかわいいよ」
そういうと、顔を赤くする君。
愛おしいなぁ、こんな時間がもっと続けばいいのに。
「…ねぇ、柚季?楽しい思い出を、たくさんありがとう。
今までも、これからも、愛してる。ずっとね、」
柚季が俺を引き留めるようにたくさん叫んでいる。
そんな愛しい人の声も、もう聞けないなんて
神様は、俺にいじわるだなぁ
目が覚めたとき、俺が手にしていたのは
顔の書かれたみかんだった
「……なに、これ。」
神様は、どこまでもいじわるみたい。

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