みかん』の作文集

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みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/29/2023, 10:31:48 AM

みかん

けたたましくドアを叩く音
びっくりしてドアを開けると
ダンボール箱を両手で抱えた君

「どうしたの」

箱を取り上げて
君を家へ上げる
甘い柑橘の香りが鼻腔をくすぐる

「みかん。もらったんだ」

身軽になった君が
さっと居間のちゃぶ台に走り込む

「こんなに持ってこられても困るんだけど」

小柄な君が抱えていたから大きく見えた箱も
自分が持ってみればそんな大きさでもない
だけど中身はぎっしりで
二人で消化できそうな量には見えない

「わたしが食べるからだいじょーぶ
 おコタにみかん。定番よね〜」

楽しそうに手を伸ばす君

「食べ過ぎもよくないよ
 あと、うちはコタツじゃないんだが」

箱からみかんをひとつ君に渡す
君は嬉しそうにみかんをむきはじめる

「この辺の毛布に包まればコタツっぽいし」
「いやいや、それは俺の
 つか、みかんむいた手で毛布触らない」

とりあえずダンボール箱はその辺に置いて
毛布を君の肩にかける
俺もみかんをひとつ手に取って
君の向かいに座ろうとするけれど
君に袖を引かれる

「それじゃ寒いじゃん」

まったく、君はいつだってそうなんだから

君の隣に座り同じ毛布をかぶる
君の温もりを感じながら食べるみかん
酸っぱいけれど、甘かった

12/29/2023, 10:30:17 AM

冬はやっぱりみかんだよね
今日もこたつでぬくぬくと
皮を剥く

12/29/2023, 10:30:13 AM

【みかん】

むかし、とても意地悪なおじさんがいました。
ある日おじさんの家に、段ボールがとどきました。
むかしの知り合いが送ってきたものでした。
玄関で段ボールを開けてみると、中にはたくさんのみかんが入っていました。
嬉しくなったおじさんはニヤニヤと笑いました。

と、誰かが家のドアをノックしているのが聞こえてきました。
おじさんは舌打ちを一つすると、ドアを開けました。
そこにはお隣に住んでいる佐藤さんがいました。
回覧板を届けにきたそうです。
佐藤さんはみかんを見て、「あっ、おいしそうですね」と言って目をらんらんと輝かせています。
それを聞いたおじさんは、
「お前には一つたりとも渡さねえぞ!」と佐藤さんは怒鳴りつけました。
佐藤さんは悲しそうな顔で帰っていきました。

おじさんは佐藤さんが閉めたドアを睨みつけると、段ボールを部屋に持っていきました。
「さて、このみかんは全部おれのものだ」
しかし、一つみかんを手にしたところで、ぐにゅりとおかしな感触がしました。
みかんのおしりの部分が白くなっていたり、青黒くなっていたりしたのです。
「カビてるじゃねえか!」
おじさんは怒りながら段ボールをひっくり返し、みかんを全て畳の上に出しました。
そして一つ一つ確認してみると、なんとみかんは全部カビていたのです。
おじさんのむかしの知り合いは、おじさんにたくさんの意地悪をされたので、その仕返しをしたのでした。

それから二年ほど経ちました。
おじさんはカビたみかんの感触が忘れられず、みかんを食べられなくなりました。
意地悪な性格は今も治っていませんが、みかんを手に入れた時は、佐藤さんに快くあげるようになったということです。

12/29/2023, 10:27:59 AM

みかんをこたつの中に入って食べる。
年末のドラマやCM、番組などでよく聞く言葉。
自分的にはオススメしない。
みかんよりリンゴの方がこたつに入って食べると美味しいから。
ごめん、めちゃコメディ。笑
今回はただの書き置き?みたいなもんです。
ただただなんか思ったこと。
矛盾しとっても許してくれ。
しゃーないことやさかい、許しとくれ。
ほなね。笑

(出身は中部です、関西人じゃないです 笑)

129テーマ【みかん】

12/29/2023, 10:23:12 AM

「みかん」

私は別にみかんが大好物ではない。

でも、冬にコタツで食べるみかんは好きだ。

コタツでぬくぬくしながら、爪を黄色くしながら、

特に何をするでもなく、ぼけっと食べるみかん。

多分みかんが好きというより、

コタツでみかんを剥いて食べようかなと思うくらい

時間にも心にも余裕がある日が好きなのかもしれない。

12/29/2023, 10:22:15 AM

みかん

まるくて
小さい
黄色の
果物
甘くて
少しすっぱくて
コタツで
幸せ
みかん

なな🐶

2023年12月29日

12/29/2023, 10:19:28 AM

夜の風景が流れて行く。
車の中、助手席の妻がガヤガヤと言っている。
「昨日さ~買い物でさ~おばちゃんの話しがさ~」
まあ、いつもの事だ。
「あっ、みかん買うの忘れた!ごめ~ん、スーパーによって~」
「仕方がないないなー」
主人は車を右折し、スーパーに寄った。
やはり冬はこたつとみかんに限る。
「どうだ?あったか~?」
その間にスマホに連絡が、そのスマホは仕事のスマホ。
革の手袋をし、連絡をとる。
「08、時間は、Ok」
妻が車に戻って来た。
「あったあった、良かった~、帰ろう」
主人は車を運転しながら、妻に連絡を言う。
「Ok」

12/29/2023, 10:18:41 AM

みかんの剝き方には個性が出る。
僕は適当に剝いてしまう。
それに比べて、君はとても美しく剝いている。
そんな些細なことでより愛情が深くなる。
一緒に食べるみかんがおいしい。

12/29/2023, 10:17:49 AM

みかん

「ふぅ〜寒い寒い」
そう言いながらこたつに入る貴方
今年の冬は暖冬だと言うけれど、それでもやっぱり夜は冷える
今年も例年通り出したこたつで2人仲良くテレビを観る普通の日常が温かい

『なんか面白い番組やってる?てか足冷たすぎじゃない?』
「ふふ、だって私もさっき入ったばっかりだもん」
最初は触れただけだったが、段々面白くなってきてわざと足を絡ませてみる

『おいやめろよ〜冷たいだろ』と満更でもなさそうな顔で言う貴方
冷たいと言いつつ離してくれない足に嬉しくなる

ふと、こたつの上にあったみかんに彼が手を伸ばした

『みかんってさ、美味しいけど食べたあと手がみかん臭くなるよな〜』と彼が言うので
私もみかんに手を伸ばす

手臭くなるぞとニヤつく彼に微笑んで返す

いいの、だって一緒がいいから

12/29/2023, 10:15:09 AM

みかんの缶詰。
お歳暮に貰った、緑色の缶詰。
缶切りで開けると、金色の缶詰の中にシロップ漬けのみかんが、たくさんはいっている。
水子みたいだと思う。
泣いては大河にこだまする、水子の霊のようだと思う。
お腹を腫らして泣きわめく母親たち。
三途の川の、カラカラと風車の回る頃。
酷く酩酊した調子で、鬼たちが叫ぶ。
嗚呼、娑婆はもうすぐ年の暮れ。
祇園精舎の鐘の声。暮れも年越す除夜の鐘。
死んだ童子の初盆の、暮れても泣いても暇はなく、乳子あやしたこの手は萎えて、栄枯盛衰暇もなし。
亡くなった子らの、生え揃った乳歯が乳を噛む。
滲んだ血の色が、乳に溶けて、みかんのようなオレンジ色をしていた。

12/29/2023, 10:15:02 AM

ごめんね。おまえのことをまだ知らないから、属性を警戒することでしか自衛できないの。もう少しあとから踏み込んでくれる。

12/29/2023, 10:13:33 AM

冬といえばみかん。

温まった部屋で


こたつに入り


テレビを見ながら


みかんへと手を伸ばす


皮を丁寧に剥き

一口一口食べる。

甘くて、酸っぱい


優しい味

12/29/2023, 10:11:34 AM

お母さんは甘い甘い
素敵なみかんが好き
私は甘酸っぱい 
元気なみかんが好き 
実は弟は柔らかい
みかんを揉むのが
好き

12/29/2023, 10:10:50 AM

父さんの
みかん剥く手は
真っ黄色
自分は食べずに
笑ってあげてた

12/29/2023, 10:05:06 AM

【みかん】
炬燵で美柑を頬張る
花言葉に詳しい彼女が居るその彼女が
「美柑の花言葉知ってる?」
『知らない』
「純愛」
『そうなんだ』
こんな告白…俺がしたかった…
でも…
「ありがとな、」

12/29/2023, 10:05:03 AM

この都市の特産品のみかんを剥いて、なんとなくおまえに差し出したら、ぱくりと食べた。
 ひとつずつ、そうして食べさせてやると、嬉しそうに目を細めて笑う。
 懐いた猫みたいな恋人。
 俺は、この男のことが本当に好きで、幸せにしてやりたい。ふたりでなら、それが叶うと信じてる。

12/29/2023, 10:01:31 AM

金曜の部室に部誌と同じ数ぶんだけ並ぶみかんとだるさ

12/30/2022, 10:02:06 AM

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元好きだったひとが大好きだったみかん

今でも俺みかんは唯一フルーツで

食べれるんよねそう言っていたのを

覚えてるよ。
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Theme:みかん

12/30/2022, 9:51:42 AM

隣のおばちゃんから みかんをもらった。
ひとり暮らしのおばちゃんには食べ切れない、箱いっぱいのみかん。
大きいのにとっても甘くて、長く楽しんだけれどひとつも悪くならなかった。
その翌年におばちゃんはしっかりとは歩けなくなり施設に入ってしまった。
毎冬 あれは美味しかったねと家族で話しながら、スーパーで買ったみかんを食べる。

12/30/2022, 9:33:00 AM

気づいた時には
こたつの上に常駐している

これから
君の手は少し黄色くなる


みかん

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