『また会いましょう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
また会いましょうって
笑顔でいつかを口にした
私は笑っていた
君は笑えなかった
大丈夫だよ、また会えるよなんて
そんな言葉が気休めになるなら
それでもよかったのかな
ずっと大好きだったよ
特別だった
だからまた会おうね
いつか、巡り会おう
わたしが言われて一番うれしい言葉
「また会いたい」
これだな。
〈また会いましょう〉
「また会いましょう」とかけまして
「どべ」と解きます。
その心は「再会/最下位」でしょう。
また会いたくないわ
けど
また会ってしまうんだよね
どうしたら
また会いましょうという気持ちになるの?
私はもうクソ野郎とは会いたくない
はじめまして
こんにちは
これからもよろしく
また会いましょう
出逢いに感謝
「別れ」
" また会いましょう "
貴方と最後に会った時
私は貴方にこう言った。
でも、
たぶんもう会うことはないでしょう。
私は貴方のことをずっと慕っておりました。
何日も、何週間も、何ヶ月も、
貴方のことをずっと慕っていくでしょう、と
あの時の私は思っていました。
私から連絡を入れても既読無視。
貴方から連絡したのに返事をしたらそれも既読無視。
全部、全部全部全部全部無視
そんな貴方に嫌気がさしました。
さようなら、愛しかった人。
もう、二度と私の前に現れないで。
テーマ:また会いましょう
※創作
〔また会いましょう〕
また会いましょう。
そう思えるから、今夜サヨナラをした。
ー本当の君ー
扉を開けばまた扉
どこまで続いているのか分からない
扉を開くたびに見えてくるのは
優しくて明るい光景
そして、とても暖かい
なのに、分かりづらいくらい少しずつ
色鮮やかな部屋が色褪せていき、
物や装飾で飾られている部屋が殺風景に変化している
そして、君が、どんどん小さくなっている
そうか。ここは君の心の中なんだね
いつもの笑顔が消えていく
前を向いている目は下を向いていき、
姿勢が正しい君の背中は丸まり、肩も下がっていく
ようやく辿り着いた最後の部屋を開けた時、
君は広い部屋に一人で俯いて座っていた
ああ、やっと「本当の君」を見ることができたんだ
だから僕はゆっくりと近づき、
壊れてしまわないように優しく君の背中を包み込みながら隣に座った
君が鍵を開けてくれたからここまで来れたんだ
ありがとう
これからは僕がずっと隣にいるから、
もう一人じゃないよ
その代わり、僕しかここの部屋を開けないでね
また会いましょう
人間界での修行が終わり、私は魔法界に帰らなきゃいけなくなった。来たばかりの頃は失うものはないと思っていた。
でも、今は違う。別れたくない。惜別が辛い。
目の前で泣きじゃくる彼女も同じ想いだろう。
「仲良くなれたのにっ…お別れなんて嫌だよ…!」
彼女と出会った春、思い出をたくさん作った夏、人間界の美しい場所に行った秋、お互いのことを眠くなるまで語り合った冬の夜、たくさんの思い出が駆け抜けていく
「…っ!私もだよ」
しばらく抱きしめ合って2人で泣いた。
あなたが寂しくないように、ささやかな魔法をかけよう
また会いましょう、かけがえのない人。
また会いましょう
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.11.14 藍
不思議なことが起こった。
妻が亡くなってから十年。久々に妻が好きだった、桜並木が綺麗な場所へ足を運ばせた日のこと。
桜が満開に咲いている日で、のんびりと桜を見たりしている時、ふと前を向いたんだ。
その先に、十年前の妻がいたのだ。
俺は、最初夢を見ているのか? と、自分の頬をビンタした。痛かったからおそらく現実だろう。
妻は優しく微笑んでいた。俺は優しく微笑んでいる妻へ近寄った。
『元気でしたか?』
妻の声だ。俺の目に涙がぽろぽろ溢れだす。
『ごめんなさい。先に逝ってしまって……。ちゃんと、ご飯食べてますか? お酒はあまり飲まないでくださいね?』
生前の時と変わらない心配性な妻に俺は、頷くしかできなかった。
『貴方』
「どうした?」
嗚咽まじりに聞いた。妻は優しく微笑んでいる。妻の手が俺の頬を撫でた。
温かい手だった。
『生きてください。生きている人生を謳歌してください』
妻の励ましの言葉にさらに涙が出る。
俺は、この桜の木を見納めたら死のうと思っていた。
妻のいない時間はつまらなく、生きている気力すらなかった。だけど、今日、なんとなくこの場所に来たくなったんだ。妻と一緒に見た桜をもう一度見たくなったのだ。
だが、妻が現れた。俺の自殺を止めるかのように。
俺は妻へ言った。
「お前のところにいきたい。ダメか?」
妻は困り顔をした。
『まだ、こっちには来ないで欲しいわ』
「でも……でも……」
妻は俺の頭を撫でた。
『また逢えるわ。だから、その時まで我慢して』
「アキコ」
妻の手が離れ、桜風吹が舞った。次に目を向けた時、妻はいなかった。
『また会いましょう』
私は2回目のない女だ。
友達に
「彼女募集中の人がいるんだけど、会ってみない?」
と言われて紹介され、二人きりで一度は会うも…二度目がない。
私はまた会ってもいいかもと思ったとしよう。
すると相手はそうでもないらしく、
「また会いましょう」
なんて言葉を真に受けて
「次はどうします?」
なんてメールを送ろうもんなら
「今ちょっと仕事が忙しくて。落ち着いたらまた連絡します。」
と月並みな断わり文句をもらってフェードアウト。
20代前半で何度も落ち込む事になった私は出会に消極的になり、29歳の今に至る。
「ああ、またか…」と傷つきたくないのだ。
それでもあと数ヶ月で30代の仲間入りを果たすのかと思うと、このまま独りでいてもいいのだろうか?と漠然とした不安に襲われる夜もある。
「そろそろ結婚相談所とか、そういうのに登録した方がいいのかなぁ…。」
「マジでっ!?」
私の発言に横の席に座る元同期の飯野がひっくり返した様な声を発した。
飯野は同期入社で同い年。
3年前に転職して今は同僚ではないけれど、同期でなんとなく気があって、今でもたまに飲みに行く仲だ。
飯野は二度目のない私とは違い、おモテになる。
彼女と別れたと聞いて数ヶ月後に会うともう彼女が出来てたりする。
二度目どころか何度でもある側の人。
恋愛に関しては全く対極なのになぜか気があう不思議な存在だ。
「私も適齢期ってヤツだよなぁと思って…でも分かってるの!そーゆうのに登録したところで、また二度目なんてなくて凹む事くらい。」
ビールのジョッキをダンッとテーブルに置いて、嘆く。
言っておくけど、普段の私はこんな絡み酒ではない。
数ヶ月で30という事実を目の前に平常心を保てていないのだ。
「あー…逢坂が『また会いましょう』って言われても次の約束がないってやつ?」
「そう、それー。でも果敢に挑んでいくしかないのかなー…。」
「……。」
そんな事をボヤきながら今日の二人の飲み会はお開きとなる。
「じゃあ、おやすみ。」
帰る方向が違う為居酒屋の前で飯野に向かって軽く手を挙げ別れの挨拶をした。
「おう、またな。」
飯野も手を挙げたのを見て、私帰り道の方へと体の向きを変えた。
分厚いコートを着てきて良かった。
今日は冷える。
私の30の誕生日の頃には雪も積もっているだろうか…。
「逢坂!」
そんな事を考えていたら背後で飯野に呼ばれた。
「ん?」
まだ何か用があったのか?
「俺は?…もう何年も『またな』って言ってるけど、二度目どころか何度も会ってるだろ?」
「へ?」
「次は彼氏、彼女としてまた会おう。」
何を言っているのか私が理解出来ないうちに飯野は呆然と立ちすくむ私の側まで来て、私の背中に腕を回すと耳元でそう囁いた。
【また会いましょう】
いつもよりは、少し静かだな…
病院の待合にいた私は、こういうときならと、読みかけの文庫本をバッグから取り出した。会計にはまだまだ時間がかかりそうだ。挟んでおいた栞を外し、本文に目を落としたその時だった。
「Hello!」
どこからか、とても発音のいい挨拶が聞こえた。ここは総合病院だから、外国人の患者さんが訪れることも少なくない。あまり気にも留めずに本を読み進めようとすると
「Hello!」
また同じ声が聞こえた。近くにいるんだろうかと顔を上げてみると、すぐ横に小柄な青年が立っていた。
「Can I talk to you for a moment?」
どうやら、あの挨拶は私に向けたものだったらしい。私は「Yes」と言って彼と話すことになった。
こういうことは初めてではなかった。両親ともに日本人だが、どちらかというと顔の掘りが深いタイプなので、海外の方に間違えられることが今までにもあったのだ。ネイティブと英語で話す機会も多く、会話も問題なかった。
彼と会話を進めながら、次第に違和感を覚えた。最初は流暢だった彼の英語が辿々しくなり、間が開くことが多くなったからだ。もしかして…と思い、私は日本語で言った。
「あの、私、日本人なんですけど」
その瞬間、明らかに彼の表情が変わった。どうやら、私の推測どおりだったらしい。彼は慌ててこう説明してくれた。
「ごめんなさいっ‼︎ 僕、独学で英語を勉強してるんですけどなかなか話す相手がいなくて。ネイティブの人に自分の英語が通じるか試してみたくてつい…」
それからは、お互い日本語で気楽に話をした。彼は長くこの病院に通院しているのだという。骨の成長に関わる病気だそうで、身長は今のままで伸びないのだという。
「あの、病院だからこんなこと言うのはアレなんですけど」
彼は遠慮がちに次の言葉を続けた。
「今日、あなたと話せて本当に楽しかったです。また会えたら、今日みたいに話しかけてもいいですか?」
「ええ、もちろん。でも、今度は最初から日本語でお願いしますね」
クスクス笑っているところで、会計の順番が回ってきた。それじゃ、と言って立ち上がると
「それじゃ、またどこかで!」
と彼が手を振ってくれた。
あれから随分経つけれど、彼にはまだ再会できていない。今でも病院の待合にいると、何となく周りをキョロキョロ見てしまう。無意識に彼の姿を探してしまう自分が可笑しくて仕方ない。今日もいないかぁ、と置いてある週刊誌に手を伸ばす。
「こんにちは!」
聞き覚えのある声がすぐ横から聞こえた。きっと、顔を上げたときには少し皺の増えた彼の笑顔があるだろう。
#また会いましょう
別れ際の言葉は「またね」がいい。
たとえ社交辞令でも、
また会いたいです、会えるかもしれません、会えるでしょう、会うつもりです、って再会する未来がある気がするから。
言っている人は、深い意味なんて考えてなくて、ただ結びの言葉に「またね」と言ってるにすぎないかもしれない。
ただの文字として並べた「またね」の言葉について、ニュアンスや雰囲気や色やイメージや含みの、とりとめのないことをたくさん考える時間がとても、とても好き。
【また会いましょう】
オレ「また連絡するね」
親「うん また電話して」
オレ「じゃあおやすみ あたたかくしてね」
親「おやすみなさい」
オレが実家を離れて7ヶ月経った。
親はオレの『祖母』だ。
母はオレが邪魔でオレを祖母の家に
預けたままにしていた。
「早く起きなさい!」「勉強しなさい!」
「早く寝なさい!」
育児放棄の母と違い、
祖母は実の母のように面倒を見てくれた。
たまにくちうるさい時はもちろんあるが
オレの得意なこと、優れていたことには褒めてくれた。
しかし貧しい家庭のせいで
食料も少なくなり、少しでもお金を作るために
保険を自らやめるようになった。
そんなひもじい生活を送っているが
『苦しいことは』あまりなかった。
オレは毎月に3度ほど会いに行く代わりに
電話をかけている。
「風邪ひいてない?」「働きすぎてない?」
「ちゃんと食べてる?」「旦那とはどう?」
やはりこういうあたたかいところが
オレは『親』だと思う。
オレ「早くばあちゃんに会いに行って
元気な顔みたいよ」
親「ほんとかい?w
いつでもいいから旦那をそこに置き去りにして
帰ってきなさいw」
本当に最高な『親』だ
マルキェヴィッチは部屋で一人泣いていた。
手元に突然転がってきた権力は、彼を悲しみに浸らせる暇も与えなかった。
寝食を、苦楽を共にした彼女はもういない。
やっと一息、家に帰ることができたのに。
部屋の中は空っぽで、二人で暮らしていた痕跡は綺麗さっぱり片付けられていた。
「クローディア……どうして」
伝えたいことはたくさんあった。
しかし、驚きが頭を混乱させ、どうしての一言しか出てこなかった。疑問に答えたクローディアは、混乱に乗じて自らの唇を彼に重ねた。
「マーヴェ、大好きだ」
自分の気持ちに気付いたときには、クローディアの背中は消えていた。試合が終わり、彼女は一切姿を見せなかった。
ひとしきり泣いた彼の頬を、寒々しい風が撫でた。窓を開けていたことを思い出し、閉めようと立ち上がる。
「……あれ?」
テーブルの上に、黒い箱が置かれていた。
大きさは彼の手のひらに収まるくらいで、中身はさらに小さいものだと判断できる。
『Dear Malkiewicz』
金色の文字で、自分の名前が刻まれていた。
差出人はわからないが、クローディアで間違いないだろう。そう確信し、彼は箱を開けた。
『I wish you the best of luck Claudia 』
彼女の扱うアーツを思わせる、透き通る青のネクタイピンが入っていた。
早速身に着け、鏡台の前に立ってみる。
「よく似合ってるよ、マーヴェ 」
いつものように、薄く微笑んで答える声が聞こえた。
『長い道のり』
「また会いましょう」
お酒を飲む場所に
1人でフラっと入って
カウンターで飲んでると
色々な出会いがある。
人見知りだから
自分から声は掛けれないんだけど
「お兄ちゃん よく来るの?」
「お兄さん それ何飲んでるの?」
「そのピアス めっちゃいいッスね」
若い子から人生の先輩達まで
話の入り口は色々だけど
有難いことによく声をかけてもらう。
お酒もすすんで
緊張も解けると仲良くなって
また 一緒に飲もうと誘われて
LINEを交換する。
別れ際に「またね」とか「また誘います」
って言われるから
「また飲みましょう」とか「うん、待ってるね」
ってテンション高めに返すんだけど
次の日に目が覚めて素面になると
昨日の出来事に全く 現実味がないから
自分からLINEした方がいいのかな?
考えてる内に疎遠になっていく…
もちろん そこからできた
飲み友もいるんだけど
また会いましょうって
交換したはずのLINEに…
この人って 誰だっけ?
そんな名前が増えていく度に
頭上にハテナマークと
苦笑いも同時に増えてく…。
- 一期一会 飲みニケーション -
「また会いましょう、だって。めっちゃ距離感じるよなあ」
『3年間まともに目も合わせられなかった高嶺の花と最後に話せただけ良しとしとけよ』
「A組いったらもう長蛇の列できててさ。アイドルの握手会かと思ったわ」
『そのアイドルのファンの1人にしかなれなかったお前は、認知もされず卒業後の進路も聞けずに退散してきたってわけね』
「来年から何するんだろ〇〇ちゃん。都内でキラキラJDになっちゃうのかな」
『俺と同じ大学っていう可能性もあるよな』
「来週だっけ?引越し」
『そう、日曜。早い方が見積もり低く出せるって言うから』
「…………。でも〇〇ちゃんも地元に残るならまた会える可能性もあるよな。"また"会いましょうってことは、向こうも会う気はあるだろうから、」
『いやないね』
「おい」
『高校卒業っていう結構大きな分岐点で"また会いましょう"なんて抜かすやつは、もしまた会ったとしても"また会いましたね"で済ませるんだよ』
「えー、だったら"また"とか言って期待させんなよぉ」
『いいか?放課後に帰るとき、毎日顔をあわせるクラスメイトには何て言う?』
「……また明日?」
『毎年恒例のお正月特番の終わりの挨拶は?』
「また来年!」
『そういうこと。"また"が本来の意味を成すのは次の予定が決まってるときだけ。それ以外の挨拶ではただの常套句なんだよ』
『お前と高嶺の花子ちゃんはそれまでの関係ってことだ』
「じゃあ、来月から社会人になる俺と、大学生になるお前は、」
『何だと思う?』
「……また会いましょう」
『来週の日曜日に俺の家でまた会いましょう、だ』
(やっぱ寂しかったんだ〜!)
(お前絶対に新居荒らすなよ!?)
じゃあ、また。
ごはん行きましょうね。
連絡ください。
ほんとの
笑顔で
言える時。
仮面を被った
笑顔で
言う時。
そのまま
連絡しなければ
連絡が来なければ
終わる関係なんて
いくらでもある。
それでいい。
わたしの
人間関係は
わたしが
選んで
心地良いものにしていけば
それでいい。
#また会いましょう
『また会いましょう』
その「また」は二度と訪れないかもしれない。
予定が重なって?遠くへ引っ越さなければならなくて?何となく会う気が起きなくて?社交辞令で?
理由はさまざまだけれど。
二度と会えなくなる可能性は無いわけではない、ということ。
噴水のある公園、時計台の下であなたはそう言ってくれたよね。短針はちょうど私たちを指差してたっけ。
あれから針は何周したんだろう?数えるのも億劫だ。
なのに私はその言葉をまだ信じてる。信じたいんだ。
あなたはまた、あの別れのときのように笑ってやって来てくれるって、信じてるんだ。
どれだけあなたが来なくても。素っ気ない返信でも。返信が来なくなっちゃっても。
それでも、私の時間はずっと止まったままだから。
私は、ずっとここで待ってるよ。この時計台の下で。
誰から指を差され笑われようと関係ない。
「また会いましょう」
その言葉をずっと、信じてるから。