『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【どこまでも続く青い空】
もう、この世界からでていきたいって思うときがある。
でも、どこまでも続く青い空を見ると、
高くて、広くて、無限で、吸い込まれそうで、
出ていくことさえも
恐いと思う。
私は今でも忘れられないのです
君と出逢ったあの日の空が
あの場所を通る度
あの日が蘇る
君はもう忘れているだろうか
あの日の青い空を
どこまでも続くと思っていた
君との未来が
もうすぐ終わろうとしている
どこまでも続く青い空。
かと思ったら向こうにはどす黒い雨雲群が。
今日傘持ってきてねぇわ、諦めよう。
頼りの綱の近所のコンビニ、潰れてた。
社会人4年目。
うちの会社は、俗に言うブラック企業なのだと思う。朝早い出社、山のような業務、押し付けられる残業。学生の頃はうつ病なんて無縁だと思っていたが、今ではとても身近に感じる。時間が無くて精神病院にも行くことができない。
疲れた。休みたい。辞めたい。楽になりたい。
「しにたい。」
気づけばそう呟いていた。頭がかすみ、視界はぼやけ、足はふらついた。
橋の上だった。下を覗くと、青く光る川。今日は一段と綺麗に見えた。
死んだら楽になれる。
そう思った。終わりにしたかった。
欄干に足をかけて、乗り越えて、あとは飛ぶだけになった時、空を見た。そこには、どこまでも続く青い空があった。
突然、涙が溢れ出てきた。涙で歪んだ視界は、ただただ青かった。
世界はこんなにも広かったのだとそこで気づいた。俺は小さくてちっぽけだから、俺がどうしようが世界が変わることは無いし、俺に干渉する世界もない。俺には自由があるのだと思い出した。
今日、会社をやめよう。そう決めた。何を言われたって辞職届を押し付けてこよう。職を失ったって死ぬわけじゃない。人生、なんだってできる。大丈夫だ。
俺にはどこまでも続く青い未来が待っている。
10.23 どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空
あなたも青い空を
見ているの…
奇跡だね
どこまでも続く青い空
青い空はどこまでも続かない。物理的に考えて当たり前のことだ。青い空がどこまでも続くように思えることはある。
たとえば、それは、こんなとき。
頭部の三分の一を共有する結合双生児の女の子たちが、空を見上げて歌っている。足をなくしたスイマーが湖を泳ぎきってピースする。下半身が動かない車椅子バスケの選手がシュートを決めて笑う。
青い空は続かない。続くように思えたらそれは幻影か、あるいは、人間がなした仕事の結果だ。青い空は続かないのが自然なのだから、それが続くとしたら不自然なことで、つまりそれこそが人間の仕事なのだ。
※※※
蛇足。
今年の4月に結合双生児であるロリ・シャペルとジョージ・シャペルが亡くなりました。歌手であるジョージが明るく晴れた公園でたくさんの人に囲まれて歌う動画を見たとき私は、この動画みたいに幸せな一瞬は人生で何回もないだろうなと思いました。青い空は続きません。幸せも一瞬。でもそれでいいんだと思います。
人が変わるのは簡単じゃない。私はそれを底の見えない崖へ1歩踏み出すことと喩える。
怖い。見下ろすと吸い込まれそうな真っ暗。
「お前は行かないくていいよ。」
そんな声が頭の中で響く。飛び出そうとしていたのに、体が引き戻される。
行かなくては。しかし怖い。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖……
一瞬、背にあなたの手が触れて、私の体は宙に投げ出された。
時間がゆっくり進む。優しく微笑むあなた。暖かい光に包まれてようやく、私はどこまでも青い空を見上げていた。
「どこまでも続く青い空」
「あーあ、なんでみんなみたいに出来ないんだろ。」と僕は小さく呟いた。
僕は不器用だ。恋愛も友達関係もあまりにも下手すぎる。
誰か教えて欲しいよ。どうすれば上手くいくの?
僕は屋上で青い空に呟いた。
誰だって悩みはあるだろう。
でも、僕はそれを話せる家族がいない。
もう天国に行ってしまったから。
今日は快晴で、青空がどこまでも続いている。
こんな日は天国からよく見えるのかな。
父さんと母さんに会いたい。
僕の好きな物は空と星。
それは父さんと母さんの好きだったもの。
僕は青空を眺めて、父さんと母さんを思い出した。
ソーダ色の青い空、フワフワの口に含んだら甘そうな雲
小さい頃から、青空に手を伸ばして触れようと頑張って
頑張ってよくジャンプしてママによく笑われてたっけ。
どうして、あの綺麗な青空には手が届かないのだろう
どうして、あの広い青空には果てがないのだろう
首が痛くなるまで、見つめ続けて何度もそれに触れるイメージをしてみた
今にして思うとあの時から、私は青い空に異様に魅入られていたんだと思う
私も、青い空を見下ろしてみたい。空と同じ景色を見てみたい
だんだん私の瞳は、空を見ているのではなくその正体を知りたくて果てを見通したかったのかも知れない
だから、あらがえない。
この衝動、この情熱、この激情
今日は、いい天気だ。風が強く吹いて気持ちいい
高いところから見る景色はどこまでも、青い空が
続いている。それなのに、私が見ているこの景色は
ほんの一部分に過ぎないのだ。
人は、生涯を終えると魂が肉体から離れ
天に昇っていくらしい
天に昇れば、私も美しい青空に近づけるだろうか。
どれだけ、地面を踏み締めてジャンプしても近づけなかった幼いわたし。
どうして、こんな簡単なことに気づけなかったのか
私も、高いところから景色を見下ろして
飛べばいいのだ。
この肉体は邪魔だから近づけない。
だから、肉の塊を脱ぎ捨ててしまえばいい。
そうすれば、青空まで魂が浮いて手が届くかも知れない
ママ、怒るかな。でもごめんね。
どうしても、この情念からは逃れられないの。
「どこまでも続く青い空」
【どこまでも続く青い空】
coming soon !
どこまでも続く青い空
夜、君と。
走って、走って
たどり着いた先はーーーーー
誰も、
僕と君以外だれもいない、
世界に僕達しかいないような、
そんな静けさがあるところ。
空を見上げると、雲一つない、
青い空が。
どこまでも、続いていた。
夏。
なびく涼しい風。
大きな積乱雲。
そして、
どこまでも続く青い空。
広ーく続く青い空。
どこまでも広く...続く青い空。
本当にどこまでも......
どこまで続くんだ!?
オーーイ!!!続きすぎじゃない!??
袖から人2が出てくる
人2「すみません、どうしたんですか?」
人1「いやぁ、この空ちょっと続きすぎじゃないですか?」
人2「空、ですか?はぁ」
人1「望遠鏡かなんかで端があるか確認したいなぁ」
人2「ありますよ」
人2どこからか望遠鏡を取り出す
人1「なんであるんだよ」
2人で望遠鏡を覗こうとするが頭がぶつかる。
なんか気まずい感じになって結局人1が先に見る。
人1「うぉぉぉぉお!」
人2「ええぇ!何かあったんですか!?」
人1「倍率変えましょう。」
人1変え始める。
人2「いやいやいや、まず見してくださいよ。」
人1「いや倍率変えた方いいですって」
人2「いや気になるじゃないですか。」
人1「もう変えちゃいましたし。」
人2「早いなぁ。ちょっと早すぎるんじゃないか?」
人2、覗き込む
望遠鏡の先は、客席側を向いている。
人2「......うははははははは...!!!」
人1「えぇ!どうしたんですか!」
人2「はははは...!知ってしまった...!あーー端を知ってしまったぁ!!!」
人2、フラフラしながら去っていく
人1「お、おい!どこ行くんだよ!おい!」
人2「また戻ってくるよ!ハハハハハハ!!」
人1「お、おい!」
間。
流れているのはBGMのみ
徐々にBGMが大きくなっていく。
人1、恐る恐る望遠鏡を覗き込む。
覗き込んだ瞬間。BGMが止まる。
出入口が開き客電がつく。
これにて公演の最後の演目終了。
どこまでも続く青い空だった。君にはそう見えたようで、ほら、こんなに広い! 同じ空の下にいるんだから、と言っていた。
私にはこの雲もなくムラのない清々しい真っ青な空は、一枚の絵のように今この時限りの空に見えた。
別れてしまえば、私たちの空模様なんて変わるんだよ。そう言いかけた言葉を飲み込んだ。
【どこまでも続く青い空】
俺は埠頭で釣り糸を垂らしていた。
今日は仕事は休み。晴れた青い空がどこまでも続いている。
水平線との境目が怪しくなるほどのまばゆい青に包まれ、時間の感覚を忘れる。
のどかだった。
この町で、除染作業員として暮らしてはや5年。少し、こちらの土地の方言にも慣れた。
でもまぁ、そろそろ。
潮時だろう。
なんの潮時か、自分でもよくわらかなかったが、それでも俺は思った。そろそろこの町から動いた方がいいかも知れない。
もっと、北へーー
ぴくりとも動かない釣り糸を眺めて、そんなことをつらつら考えていた時、背後から声をかけられた。
「釣れますか」
俺は前を見据えたまま、答えた。
「全くだめですね」
「……お魚、釣れないとドラ猫を追いかけられないね」
風に攫われそうな声。微かに震えていた。
それでも俺は振り向かなかった。
怖いーー再会が怖かった。この5年あまりで俺は変わった。見かけも、中身も。もう教師じゃないし、前科もついた。
君が好きだった俺じゃない俺を、見せるのが怖いと思った。
ああ、でも懐かしい。ずっと聞きたかった君の声だ。
「まだ見てるのかい、サザエさん」
「うん、オープニングでね、みんなが笑ってる〜、お日様も笑ってる〜、のところになると毎回泣きたくなる、先生を思い出して、堪らなくなってたよ」
「……もう先生じゃない。失職した」
「教師じゃなくてもいいよ、あなたがあなたなら、それで」
埠頭に腰を下ろした俺の背に、ふわっと暖かいものが触れた。
彼女の額だと気づくのに時間がかかった。
「会いたかった。ずっと」
探していたのと囁いた。
その一言にどれだけの覚悟と、辛い思いを押し隠していたのか、どれだけの涙を重ねてきたのか、5年以上の歳月を思うと、胸が塞がれそうになった。
「まだーー」
君が好きだよ、ずっと君だけを想ってる。
言おうとして、言葉にならない。
でも、今俺がここに、この町にいることが、全部の答えであるような気がした。
彼女は頷いた。うん、と。
大人になったーー成人した、というのではなく、俺に言葉での気持ちの開示を迫らなくなった。ただ受け止められる、女の人になった。
俺は俺の腰のあたりのシャツを握る彼女の手に、自分の手を重ねた。ぐ、と、彼女の喉が鳴った。
俺の目にも青が滲んだ。
君が泣き止んだら、釣りを辞めて埠頭から離れよう。そして、二人でゆっくり話せる場所へ移るんだ。
それまではもう少し、青に浸っていたい。そう思った。
#どこまでも続く青い空
「空が泣く 完結」
もっと読みたい500❤︎ありがとうございます
鳥が飛んでいる。青空の下を。どこまでも続く空の下を。
駆けるように飛んでいる。羽ばたいている。一羽か、それとも群れかは分からない。
どこまでも澄んだ青空の下を滑るように飛んでいる。舞うかのように。遊ぶかのように。
小さな雀も大きな鷲も。青空は等しく抱擁する。雄大な青空の元には誰が向かうのだろう。
大地の嘆きも悲しみも、気にすることなく、気に留めることもなく、ただ青空は抱擁を広げるのみ。
白雲の鎖を、雨の黒雲も何もかも、青空の抱擁を止めることはできないのだからーー
ーー鳥を見るたびに、彼女は思いを馳せる。あの鳥はどこへ向かうのだろうか。
昔のイカロスのように、太陽に焼かれて終うのか。それとも、青空のその先へ向かって行くのだろうか。
その答えは、誰も知ることはないーー。
どこまでも続く青い空
まるで
それは
僕らの未来みたいだ
どこまでも続く青い空の下
明日の幸せを想いつつ
澄んだ空気で胸を満たす
なんて好い日だ
………どこまでも続く青い空
あーあ、空が、蒼いですねぇ
私とは大違い
暗い、暗ぁい私とは
最後貴方と会ったのは、
秋中頃の夕方でした
その頃は日が落ちるのがもう早くて
真っ暗だったのを覚えています
その暗闇の中を、ふたりで一緒に自電車を漕いで走った
取り留めのない話をしながら
なかなかに愉快、いいえ、楽しい思い出でしたよ
もうどうにもなりませんが
会いたいですねぇ
会えませんねぇ
私と貴方じゃ住む場所が違うんです
貴方にはこの空みたいな、蒼い空が似合うんです
だから、
「私の想いなんて、必要ないんです」
暗い私の想いなんか、明るい貴方には要らないの
あのとき、何も見えない筈だったのに
貴方だけは光輝いていて見えました
【どこまでも続く青い空】
どこまでも果てしなく続く青い空
貴方は庭でお茶を飲むお姿を遠くから眺めていた
いつまでもこんな日が続けばどれだけ幸せか...
でもそれは出来ないでしょう
貴方は主人 私は従者
恋い慕うことなど許されないというのに
私は貴方をこんなにも好いている
この空の果てに貴方を連れ去りたい
晴れ渡った快晴の空と心地よく優しい暖かな風。
私はその空間を気持ちよさそうに感じていた。
ふと空を見上げると、さらに風が強くなった。
ああ。君が吹かせたのかな…。
どこか懐かしさが胸に込み上げた。目を閉じてその気持ちを身に沁みて感じていたらふわりと後ろから誰かに抱きしめられていた。
大丈夫。僕がいるから安心して?
そう君は私に話した。私は自然と涙で視界が揺らいだ。