『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ“どこまでも続く青い空“
太陽に恋をして
近付こうとした、イカロスの様に
僕も、青い空に心を惹かれた。
いくら手を伸ばしても
あの空には手は届かなくて
空を飛ぶ乗り物に乗っても
空には触れることが出来なかった。
空に向かって、飛ぶ度
空は青くはない事を知る。
やはり、僕は
地面から眺める青い空が好きなだけなのだと
そう気がついた。
青い海の真ん中で
青い空を眺める
邪魔をする者は他には無い。
どこまでも続く青い空
どこまでも続く……
お題《どこまでも続く青い空》
それは忘れてしまった心の故郷。
いつでもそこはそばに在るのに、忘れてしまって帰れない。
逢いたいね。
たったひとつの故郷なのだから。
どこまでも続く青い空に向かって手を伸ばしたら、
まるで吸い込まれそうな気分になる。
このまま遠い果てへと連れて行ってくれればいいのにと、空と一緒になりたいと思った。
どこまでも続く青い空
どこかへ行きたいと思って
どこかへ消えたいと思って
辿り着いた先は海だった
急に開ける海空の青
いつも下ばかり見て
歩いていたから
どこまでも続く青い空に
思わずハッとした
いつからだろう
空を見なくなったのは
なにもかもを諦めて
行く宛がないと
迷い辿り着いた先に
こんなにも素晴らしい
景色が待っているなんて
引き寄せられたかな
そう思うと少しだけ
笑えてくる
まさかここまで来て
笑う自分に会うなんて
波に消してもらおうと
そんなことすら
思っていたのに
青空は思いを見透かして
優しく慰めてくれた
だからもう一度
この空を見上げて
微笑んでみた
ひこうき雲だ。
子どもの頃、ひこうき雲を見つけると
飛行機に向かって手を振っていたのを思い出す。
パイロットに声が届くと思っていた。
小さな体の小さな私から発せられた大きな声は
風に乗って、雲を突き抜けて。
星を伝って、銀河を超えて。
時を超えて、今の私に届いた。
おーい。こっちも元気にやってるよー。
-どこまでも続く青い空-
あたしは この日のために
ありとあらゆる ことをした
肋が浮くまで 働いたし
悪い仲間と 取引をした
財産は 全て売った
どうしても どうしても
見たかった
この青い空を
人類は 第三次世界大戦ってやつで
半分が死んだ
大型の核が何回も使われたから
放射能だらけで 地上にいられなくなった
シェルターに逃げ込んだ一部の人類と
数種類の動物だけが 生き残った
生き残ったはいいものの
偶然シェルターに入り込めた
私のような貧困層には 辛い日々が続いた
空は大気汚染で汚れて
清浄化するのに 何十年もかかった
元に戻った地上に出るには
うんとお金が必要だった
やっと見ることができた
青い空
でもあたしには分かる
あたしには もうあまり時間がない
お金持ちに
臓器も売ってしまったから
あたしは
眼球と脳だけになってしまったのだ
そして 培養液越しに 青い空を見ている
だんだん 景色が掠れてきた
連れてきてくれた人に 御礼を言いたいけど
それもできないから仕方がないか
青い空 ずっと続いている
もう涙腺もないのに 涙が出そうなの
全てを売った価値があった
この青い空
見れてよかった
あたしは もうない瞼を閉じた
なにもなくなった
戦争なんか なければよかった
さようなら…
どこまでも続く青い空
ねえねえ、ジャッジマン。
どうして空は青いの?
太陽光は地球に届く時に空気の層を通過する。
その時に…メンドくさい!あとはネットで調べろ!!
カーテン越しでもわかるほどに、今日は天気が良い。なんだか自分の調子も良いみたいだし、少しだけ遠出をしよう。あまり使っていない自転車の鍵を回し、人の波に突っ込まないよう、猫やゴミさえも轢かないように細心の注意を払って飛び出した。少し前までは心地良かった風も既に冷たいだけの秋風になっており、通行人が全くいないような脇道に入った頃には、頬がすっかりと冷え切っていた。
二十数分後、ペダルをこぐ足が止まったのは何も無いあぜ道。石と泥だらけででこぼことした道に疲れ、手押しで自転車を運びながら、田んぼと田んぼの間を歩いていく。既に稲刈りが終わったそれは少し寂しくもあるが、落ち穂を突き、稲株からちょこちょこと顔を出す鴉達はとても可愛らしく、美しい。「烏羽」と俺の名前に入れる程に、俺は鴉が好きなのだ。
ふと、一斉に鴉達が飛び立ち、俺もつられて空を見る。何の障害物もないここで見上げたことにより、俺はようやく今日の空には雲が一つも無いことに気付いた。快晴というものだ。
「美空朗」というだけあって、俺は空も好きだ。曇り空だって嵐の中だって、生まれたときからずっと、空は一秒たりとも美しさを失くしたことは無い、と思っている。
それにしても、見事に空一色。遠くの山にさえも雲が見当たらない。あまりにも見事な情景だったので、俺は胸ポケットからスマートフォンを取り出し、一枚だけ写真を撮って引き返した。
どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空の温度はとても冷たくて
酸素はとても薄くて
距離はとても遠くて
だからとても生きてはいられないけれど
この体ひとつで飛んでゆけたら
流れ星より輝いてみせる
言葉はもちろん通じない
私のことを誰も知らない
この土地で
心ゆくまで心の洗濯をしたら
どこまでも続く青い空の先
あの日常に
また戻ってもいいか
そんな気持ちになれた
どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空。
雲ひとつない晴れ渡った空。
私の心はどうなのだろう。
いくら空が綺麗だろうと、心が対応して晴れ晴れしているなんて都合のいい事はあまりない。
でも、その青い空に希望を見い出せる人がこの世界にきっといる。
どこまでも続く青い空
いつか見てみたいと思う。
「どこまでも続く青い空」。
できれば、隣には君がいてくれて。
僕に向かって、太陽のような笑みを見せてくれたら。
僕は、きっと、「時よ、止まってくれ。」と、思うだろう。
『どこまでも続く青い空』
水平線の向こうまで
明日を探す一羽の鳥
忘れないで
たとえ荒れ狂う風雨に晒されても
この澄み渡る空は消えないこと
どこまでも続く青い空
その一瞬、風が強く吹いた。風が髪を揺らし、服の隙間を通り抜ける。
世界はシン、と音を立てるのをやめて、その一瞬を永遠のように思わせた。
目の前に広がる壮大な景色に、自分の存在があまりにもちっぽけなものだと改めて自覚する。それなのに自分以外に動くものが何もないから。まるで世界には自分しかいないみたいに感じるから。
どこまでも続く青い空には道標になる雲すらなくて、それでいてどこへでも好きなところへ行けと背中を押されているように感じた。
背中を押す風に抗うように振り向く。向かい風の中、この道を進むのは厳しいとは知っていたけれど、不思議と笑みがこぼれていた。
向かい風だってかまわない、道標なんてなくたっていい。
私が歩いた後ろが道になればいい。私が誰かの道標になれたら、いい。
仰ぎ見た空は、どこまでも高くどこまでも青かった。
均等に切り分けられた似た形の雲達が、僕の真上を次々と通り過ぎていく。頭を何とか持ち上げて、投げ出した腕や足の先の景色に目を凝らすが、透き通った青い空が無限に続くだけだった。
すん、と鼻を啜るとしょっぱい匂いとひやりとした風が、仄かに顔の中心に広がった。太陽はどこに隠れているのだろうか、姿は見えないのに時折鋭い光が瞼を射抜く。
見上げているばかりで、首が痛んできた。体の裏側はすっかり濡れそぼって、四肢がだんだん重くなってくる。
空はどこまでも広くどこまでも青かった。それは海も同じであった。
ボートはゆっくりと沈んでいく。
#どこまでも続く青空
南の島。
短い期間だったが、何度かのシーズンを海で過ごした。
照りつける太陽が青い空をキラキラと彩っていた。
日本で生まれて、日本で育った私にとって、サーフィンはちょっといかがわしさを感じる趣味だった。
ただ、仲間に合わせて始めただけだった。
ただ、始めてみると、波と私だけのお付き合いになった。
日本で自分がかけていた色眼鏡はどこかに去り、
ただ、次の波、次の波と夢中になった。
日本に帰って来て、もう10年になる。
私は一度も海に行っていない。
どこまでも続く青い空
この空の向こうに君はいるの?
青空に君の笑顔を浮かべてみても
とてもそんなこと思えなくて
途方に暮れる朝
どこまでも続く青い空。日が落ち、山際からオレンジ、紫、藍色と色が変わり、濃く深い青に光る星。その濃く深い青が水彩画の重ねて濃く深くなる色のように見えて、青が一体何度重ねなれたらこの深い青になるのかと考えてしまう。赤い光りが光りの中では一番遠くまで届く光だと言われているのに、淀みの無いその深い青が上空500km、大気圏の中で生み出される色とは思えなくて、きっともっと遠い遠い宇宙の暗い暗い世界を経て輝く星のように、きっと月よりも太陽系よりもずっと遠い場所から重ねられて来た青だと思えて仕方ない。科学的には違うだろうが、この方が夢がある。この濃く深い青い空は宇宙に続いているのだ。この青は空の上に広がっていくのだ。どこまでもどこまでもこの青は広がっていると。
蒼き風
蒼き光の
異空間に煌めく
時の理・・・
眩き輝き
神秘的な哀しみ
夢の夢・・・
両手広げ
風の息吹き感じ
包み抱き
天空見上げ想い
溢れた雫
新しき声産まれ
「叶わぬ願いを もう一度・・・」
私は私で
在るが故に
失い様・・・
どこまでも続く青い空
この青い空も
あなたに続いているんだね
あなたが この青い空の下で
幸せでありますように
そして いつか
必ず 会いましょうね
約束よ