草波香

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どこまでも続く青い空。日が落ち、山際からオレンジ、紫、藍色と色が変わり、濃く深い青に光る星。その濃く深い青が水彩画の重ねて濃く深くなる色のように見えて、青が一体何度重ねなれたらこの深い青になるのかと考えてしまう。赤い光りが光りの中では一番遠くまで届く光だと言われているのに、淀みの無いその深い青が上空500km、大気圏の中で生み出される色とは思えなくて、きっともっと遠い遠い宇宙の暗い暗い世界を経て輝く星のように、きっと月よりも太陽系よりもずっと遠い場所から重ねられて来た青だと思えて仕方ない。科学的には違うだろうが、この方が夢がある。この濃く深い青い空は宇宙に続いているのだ。この青は空の上に広がっていくのだ。どこまでもどこまでもこの青は広がっていると。

10/23/2022, 11:49:10 AM