『どうして』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どうしてどうしてどうして
何が気に食わない
何が嫌だった
存在?性格?バックグラウンド?
1人勝手に舞い上がったりして馬鹿みたいじゃないか
けど、それ(理由)も
もうそろそろ解る
あぁ、それがお前の答えなのか――
『どうして』2024,01,15
幸せは、どこにあるんだろう。
私は私のことを
弱いなんて、決して思っていないのに。
積み重ねた努力は
砂の城のように脆かったのかな。
どうして。
ねぇ、どうして伝わらなかったの。
捧げた時間も、押した背中に
エールを送り続けたことも。
渡したあの日の手紙も。
どうして、私は
いま、こんなに悲しいんだろう。
ずっと、隣にいたのにね。
【お題:どうして】
#2 どうして
寒いねと肩を寄せあって毛布にくるまる
同棲してはじめて迎える冬。
「どうして僕のこと好きになったの?」
突然貴方から投げかけられる
「今更?」と思うような問いかけ。
答えは決まってるけど敢えて少し悩む素振り。
貴方がオロオロし始めたのがなんだか面白くて
私は思わず笑ってしまう。
だらしなく緩んだ顔で応える
「きっかけなんてないんだよ。だって、
気づいたらすきだったんだもん」
「なにそれ」なんていって笑う貴方に
またつられて笑う私。
こんな小さな幸せがいつまでも続きますように。
ひとりぼっちで眺める
満天の星空⋯⋯
突然 宇宙に吸い込まれそうになる
この世の果てって あるの?
いったい 私は どこから来たの?
どうして 私は ここにいるの?
そして 私は どこに帰るの?
そこでは 懐かしい人達が 待ってるの?
どうして⋯ ?
どうして 私は 泣いているの?
どうして?
どうして?
どうして?
どうして⋯⋯?
#どうして
「どうして」
歳をとると
どうして こんなに
顔が変わるのだろう
怖い
かの子
どうして
世の中には『どうして』って思うことが幾つもありますよね。今回は私がずっと思っている『どうして』を紹介しようと思います。
どうして
私のクラスの男半分は坊主かモヒカンなの
サッカー部ならセンター分けだろ!
どうして
インスタでフォロワー数比べて自慢するの
何がいいのよ!
どうして
1ヶ月で3キロは余裕で太れるのに痩せれないの
そろそろ出荷されそうだよ!
どうして
夜は寝れないのに昼間は眠いの
瞼が重すぎて何キロあるか試してみたいよ!
どうして
女優の声は小さいのに男優の言葉責めが聞こえるの
男優は息すんな!
パッと思いつく『どうして』を紹介してみました。
共感できるのがあれば嬉しいです。
1番の『どうして』は
角以外は汚い消しゴム
ですね。あれ本当なんなんでしょう。
借りた消しゴムの角だけは絶対使っちゃいけないという雰囲気もなんなんでしょう。
この世には説明のつきようがない『どうして』が沢山詰まっています。
沢山の『どうして』を見つけて、暇な時間で考えてみましょう。
お題 どうして
どうして馬鹿にされなきゃいけないの?
どうして好きを隠さなきゃいけないの?
どうして人は他人や知り合いを馬鹿にするの?
大切な人は失いたくないからって馬鹿にできないくせに。どうして知らない人にはできるの?
どうして人は自分が中心だと思い込んで話してんの?
どうして人は自分が当たり前だと思ってんの?
どうしてそいつの個性や取り柄がないだけなのに他の人の個性を否定してくるの?
男はスカート履くな?女は一人称は必ず「私」?
ふざけんな。今は多様性の時代だっつーの。
「これが流行り」「時代遅れ」言うてる奴がどうして時代についてけてねーんだよ。
どうして人間の大体の感情は醜いんだろう?
俺の心も感情も案外醜いけどね。
一緒にお酒飲もうねって約束したのに。
成人式の前撮りでは一緒に写真撮って照れてたのに。
来年も美味しいご飯連れてってね!って言ったら困った顔しながらもいいよって笑ったのに。
2日前まで私がご飯を食べているところを見てニコニコしてたのに。
どうして置いていったの?
どうしてあなただったの?
いなくなりたいのはずっと私の方だったのに。
/どうして
──どうして?
炎の中、涙も出なかった。
お父さんとお母さんは、目の前でころされてしまった。こわい顔をした男の人たちが、わたしから全部うばっていった。
──どうして?
「来い」
その中の一人が、わたしを抱っこして逃げ出した。一緒にしぬこともできないの?
──どうして?
「今日からお前は俺の弟子だ」
お父さんとお母さんをころした人が師匠になった。
追ってきたこわい人たちを、みんなみんなころしてしまった。
わたしを生かして、何になるの?
怒りも悲しみも、全部炎の中に置いてきたんだよ。今さら何の価値があるの?
強く抱きしめられて、鼓動を感じる。
ドクン、ドクンと。生きてる音がする。それだけで安心するなんて。
雨の日も雪の日も、師匠は幼いわたしを守るように腕に抱いた。
きっと、わたしに師匠はころせない。そうして空っぽになったわたしの中に、何かが満ちていく……
「俺は、誰も愛さない──」
言葉とは裏腹にわたしを包む優しい腕。
どうしてすがってしまうのだろう。あんなに憎くてこわかったのに、師匠が触れると溶けてしまう。
もうこの人なしでは生きていけないのだと、わかってしまった。
そう、降り積もる雪のような愛に、わたしは溺れてしまったんだ。
【どうして】
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどしうてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして。
お腹いっぱいなのに食べちゃうんだよ私!!!
「食べなきゃ勿体ない」って考えちゃうんだろうな、多分……。
(滅茶苦茶どうでもいい話)
END
「どうして」
どうして自分には力が無いのだろう。
どうして自分には時間が無いのだろう。
『売り切れました』のPOPを見るたびに、自分の無力さを骨の髄まで叩き込まれる。
「また……限定品……買えなかった」
わたしは、限定品と名のつくものに嫌われている。
食品もコスメも、服も文房具も生活用品でさえ、買いに行けば必ず売り切れている。
目の前で商品が売り切れた時は、そういう星の元に生まれたのだと自分を恨んだ。
神はいない。なんなら、運もない。
「いっそ清々しいよね、そこまでいくと」
彼氏が声を押し殺しながら笑う。昨日買えなかった限定ポテチの話をしたら、先の発言が出た。誠に遺憾だ。
「わたしだって、好きでこんなギャグみたいな展開を受け入れてるわけじゃないんだけど」
「きっと、ギャグ漫画の主人公になれるよ」
「あんまり嬉しくないな、その褒め言葉。……褒め言葉か?」
さあ、と彼氏は首を横に傾ける。悪気が無さそうなのが憎らしい。
「まあ、褒め言葉と思ってよ。それより、渡すものがあるんだ」
リュックサックをぐるんと前に持ってきて、彼氏は中からポテチを取り出した。わたしが昨日買えなかった、限定ポテチ。
「…………」
「どう?」
「最低で最高」
「ありがとう」
「褒めてない」
さすが、神にも運にも見放されたわたしとは正反対の彼氏。わたしがギャグ漫画なら、彼は少女漫画の主人公になれる。
どうして彼は、こうもわたしを喜ばせるのが上手いのか。
「ちなみに、なんでわたしが買えてないと思ったの?」
「だっていつも言ってるじゃん。そういう星の元に生まれてきた、って。だから、買える星の元に生まれた俺が買うべきかなって」
「やっぱ最高か、わたしの彼氏」
「今度は褒めてるよね?」
「褒めてる」
ポテチの袋を左右に引っ張って開ける。
時間も力も無いわたしだけど、彼氏にだけは恵まれたようだ。
どうして、を何度も自分の中で繰り返す。
どうして?どうして?って後悔ばっかり
ああすればよかった、こうすればよかったって…
でも、どうして?どうして?って自分を責めるより
前向きに今できることをしよう。
どうして...
耳鼻科に行って
薬もらって
飲んでるのに
鼻炎治らんのや
まさに今日思った
そんで遅くなりました
【どうして】kogi
「おぎゃああ、おぎゃあああ!」
隣の部屋から赤ちゃんが泣く声が聞こえてくる。
薄いアパートの壁だ。隣室からの生活音はザラにある。だから、今日も赤ちゃんがお腹を空かせて泣いているだろうと思ったからあまり気にもしなかった。
十分程経っただろうか、隣から聞こえる赤ちゃんの泣き声は続いていた。いつもなら泣き止んでいる頃なのに、なかなか泣き止まない。
お腹ではなく寝れない癇癪を起こしているのか?
さらに十分が経った。
赤ちゃんの泣き声はおさまっていない。
そういえば、さっきから赤ちゃんの声だけで、他の人の気配は感じない。さすがに可笑しいと思い、思い切って壁を叩いてみた。
「あの、大丈夫ですか?」
壁が薄いからこちらの声は聞こえるはずだ。
すると、パタリと声が聞こえなくなった。
ビックリさせてしまったか。
そりゃあそうだよな、いきなり隣の部屋から壁を叩く音があったら誰だってビックリする。
いたたまれない気持ちでいると、隣室の方から「大丈夫です」と返ってきた。返ってきた声は男性の声だった。
「そうですか。なら良かったです」
お母さんは出かけているのか。だから赤ちゃんは泣いていたんだな。
お父さんだと不安だったから泣いていたのかもな。
そう勝手に結論を結び付けて、俺は夕飯の支度を始めた。
時刻は22時を回っていた。
* * *
翌朝、アパートの玄関の外が騒がしかった。
何ごとだろうと、扉を半分開けると警察官やら救急隊員でごった返っていた。
近くにいた警察官へ「何かあったのですか?」と、聞いてみると耳を疑う返事が返ってきた。
「ここの方ですか? この部屋で男性の遺体が見つかりまして、何か変わったこととかありましたか?」
「……え?」
あとから聞いた話しだが、あの隣室には男性だけが住んでいたようだ。赤ちゃんの泣き声は、男性が趣味で購入した赤ちゃんの泣き声だけを聞く録音だったようだ。
今まで聞こえていた赤ちゃんの泣き声は、全部違法の録音声だったと知った。
そして、どうして男性が亡くなったのかは不明のままだーー
「どうして。どうして。」と何度も壊れたラジオの様に、言葉を反復させながら、目に涙を浮かべる。
なにをどうしたらいいのか分からない。だか、一つだけ分かることがある。私は無力だということだ。
幼い頃から、私は無力であった。世のため人のためと思いしたことが、全て裏目に出て無駄になる。そうしていつも、「向こうへ行って遊んでいなさい。」と両親に言われるまでがセットであった。
私にはそれが苦痛だった。周りに出来て私に出来ない事があること。遠回しに私が邪魔だと言われていることが。苦痛であると同時に、不愉快でもあった。
数十年後、私は一般企業に就職し、業務に毎日励んだ。だがここでも私のする事なす事は無駄になった。
企画書や取引先への資料等、私が担当した物は必ず上司から指摘が入る。ここがどうだのこっちがああだの。私は最適解を出したつもりだった。それを根から否定された気分になった。
その後、私は探偵事務所に再就職した。ここなら、私の「正義」が通じると思ったから。
結果から言うと、私は出来損ないだと身に染みた。
依頼者の女性の浮気調査で、旦那の浮気を調査する所が、こちらが訴えられることになってしまった。
私が調査中、要らない正義感で暴走してしまったせいだ。
どこで間違ってしまったのだろう。どうしてこうなってしまったのだろう。
どうして、私は無力なのだろう。
「どうしておばあさんの口はそんなに大きいの」
おばあさんになりすましたオオカミに言う有名な赤ずきんちゃんのセリフ。
幼少期の私はあかずきんちゃん、おばあちゃんじゃないよ。オオカミになってるんだよ!早く逃げてって心配でたまらなかった。
思春期の私は、いくら物語だからって人間と動物を間違える設定は無理ありすぎって冷めていた。
そして、社会人の私はどうして赤ずきんちゃんはオオカミをおばあさんだと思ったんだろうと考える。
先入観と思い込みなんだろうか。
オオカミなんかが人間の真似をできるわけがない。ここはおばあさんの家だから、ベッドにおばあさん以外が寝ているはずがない。
そして、今まで守られてきた赤ずきんちゃんは周りに対する信用も厚かったかもしれない。
おばあさんの家で危険なことが起こるわけがない。
まるで、この家に来る前までの私みたいだ。
無条件に彼氏を信じて、愛情は変わらないはずと思い込んでいたほんの5分前までの私。
このセリフを言った後すぐにオオカミに丸呑みされてしまった赤ずきんと同じように、私の世界も急激な変化が起きている。
彼氏のベッドの上には彼氏ではない、女の子が眠っている。
顔は見えないけれど、長い髪の毛がゆったりと波打っている。
赤ずきんちゃんじゃない私は
「どうしてあなたの髪の毛は昨日と違って長いの」
なんて尋ねることはしない。
その上、ベッドに眠っている女の子という状況だけで、何が起こったのか正確に把握することだってできる。
泣くのは悔しいし、眠っている女の子を起こして責めるのは違う。
悪いのはこの子じゃなくて、浮気をした彼氏ただ1人だ。
ベッドには1人しかいないけれど、彼氏はどこにいるのか。トイレかお風呂かあるいは買い物にでているのか。
この子を責めるつもりはないけれど、浮気相手の眠りを見守ってられるほど鷹揚でもいられない。
我慢できずに身体の上の掛け布団ごとさわったその途端女の子が飛び起きた。
彼氏の顔だった。
長い髪はそのままで、顔だけ見慣れたものだから違和感が大きい。
「どうしてあなたの髪の毛は昨日と違って長いの」
赤ずきんちゃん、ごめんなさい。
私勘違いしてた。
人は大きな疑問を持つと深く考える前に尋ねずにはいられないものなんだね。
「どうして」
私はこの言葉をこれまでに何回自分に使ってきただろう
「変わってるね」、「珍しい考え方だね」、
そのことについて一番信頼できる人に尋ねたことがある
するとあの人は
「いいじゃない。なにか人と違うって、
珍しいって中々ないことなんだよ。
きっとなにかに役立つさ」と言った
私はあの人の言ってくれたことを何よりも信じた
でも、いつまでも同じことに囚われない私は考えた
『人と違う』や『変わり者』とはときに人から
大いに嫌われ、離れたくなるもの
私はそれをひどく恐れた
どうして私は普通の考えが出来ないのだろう?
どうして皆と少しでもずれているのか?
どうして私はこんなにもまだ普通の人になれない?
特別や変わり者はときに価値をつけ
一時的に優越感に浸れる
だが、その特別が実は"普通と違う人"という意味だとしたら
私はあの人から見ても普通ではない
"異常者"に見えていたのだろうか
「どうしてみんな分かってくれないの、、、(涙)」
今日もそう呟く。
私は昔から体が弱かった。
そのせいで体育が出来なくて見学したりすると、
「どうせ、さぼってるだけだろ!」
って言って来たり、
「体育すら出来ないのかよ笑」
って私のことを馬鹿にする。
(いつになったら楽になれる、、?)
そう思ってまた―――
「どうして」
『どうして』
いつからだろうか
僕は夢を忘れたのは
いつの日からだろうか
時間が止まったのは
あの頃に描いた夢
熱意は気づけば消えていた
もう一度
心に火を灯せ
もう一回
挑戦しよう
君なら出来るさ
さぁ、共に歩もう
END-名も無き小説家-
どうして
太陽が降り注ぐ、夏の日
屋根の上に寝転んで、空を見上げる
あの綺麗な空に問いかける
どうして、俺を置いていったの?
台風が来て、外も吹き荒れて
窓に打ち付ける雨が怖くて、ずっと帰りを待っていた
お母さんが帰ってくることを信じて。
でもあの日、ドアが開くことはなかった。
何日待っても、開かないドア
ドアが開いたのは、数日経った頃
知らないお兄さんが、手を差しのべて助けてくれた。
今、この家に住めているのもそのお兄さんのお陰だ。
時々、今みたいに思ってしまう。
どうして置いていったんだろうと。
まだ、さよならも、ありがとうも言えてないのに。
あの日から人も信じられなくて
雨の日も、今では嫌いになって
嬉しいこと、楽しいことなんて
すぐに悲しいことに変わって
そんな心に比例するように、顔に一粒の雨が降った
落ちないように部屋に入って、鍵をかけた。
激しい雨は勢いをまして
それと同時に音も、意識もどんどん遠退いていくのがわかる
俺の心の扉は、ずっと閉じたまま