『つまらないことでも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あぁ退屈や。
直哉は暇を持て余していた。
否、暇な訳ではない。それでも、分家のアイツも傘下の家のアイツの相手もつまらない。
怯えた目で頭の回らない会話も、上辺だけ媚びた脳足らずな存在も、直哉にはただただ退屈でしかなかった。
最新のゲームや憂さ晴らしの暴力は、最初は楽しいが、それもすぐに飽きてつまらなくなる。
しかし今日からは違う。
「こんにちは、なおやくん」
鈴を鳴らすような声が呼ぶ。
あれは、昨日自分が捕まえた小鳥だ。
さて、今日は何をして遊ぼうか。
遊び飽きたシンプルなボードゲームを教えてやるか、まずは昨日のように縁側に座って言葉を交わすところから始めるか。
普段なら絶対つまらないことでも、想像しただけで胸の中が躍るのはなぜだろう。
わからないが、こんな珍しい玩具は初めてだ。
大事に、大事に、すぐに鳥籠へ戻せる距離で遊んでやろう。
直哉は小鳥の腕を掴んで、己の鳥籠へ招き入れた。
【つまらないことでも】
『つまらないことでも』トライして
みる価値はあると思う。もしかしたら
『つまらない』と思っているのは自分
だけかもしれない。
やってみたら意外と興味深くて新たな
発見があるかもしれない。
試してもいないのに初めから決めつけ
るのは、自ら可能性を狭めている事に
なるのでは?と今回のお題で気付かさ
れました。
〜お題『つまらないことでも』〜
【つまらないことでも】
全ての事に全力で
それがどんなにつまらないものであったとしても
確かに一生懸命で
何事にも真剣に取り組んでいる人は
素敵だと思うし、応援したくなる
でも、そういう人が笑われてしまう
そんな世の中でもある
真剣にやって何が悪いの?
どうして手を抜くことがかっこいいことなの?
早く気づいてよ
君が笑っているのは本当に笑うべきもの?
自分の行動を見てみなよ
誰かに誇れるようなことをしてる?
全力でやっている人は
自分の限界を理解していない人が多い
何事にも手を抜く人は
自分の限界を勝手に決めている
頑張りすぎてしまう人を
休めせてあげるだけの力があればいいけれど
そんなものがあるなら
それほどの優しさが存在するなら
人の事を笑ったりしないよね
つまらないことでも全力でやる人が悪いわけがない
ただ手の抜き方も知ることができたら
もっと良くなるよね
頑張る人が笑われることのない世の中になるといいね
まだまだ先の話になるだろうけど…
つまらないことはつまらないでいい。
楽しいことは全力でやろう。
それがきっと人生の正解。
【No. 19 つまらないこと】
─── つまらないことでも ───
そのフィルター外してみたらどう
連れに面と向かって突然言われた
なんの事かわからず聞き返すと
いつも退屈そうな顔してる
だから一度そのフィルターを外して
別の角度から見てみたらどうかと思って
君自身の日常をね
いや自分にはこれが普通で当たり前で
まさに日常なんだけど
そう答えると同時に笑いながら連れは立ち上がり
私の手を取り店を飛び出す
とりあえず頭空っぽにして
楽しむ事だけに集中する
じゃ行こうか
言われるがまま
色んな場所へ連れて行かれた
片っ端から遊び尽くす
小さな子供がするような遊びまで
頭を空っぽにして
#10 【つまらないことでも】
携帯電話を充電器に挿したまま
あの人の話を 何時間でも聞いていた
自分には全然わからない話なのに
あの人は一生懸命話し続ける
長話を聞いている間だけはあの人は
私のものだったから
三日月が東からのぼってきて
やがて西の空に沈んでしまうまで
本当に何時間でも
あの人の話を聞いていたんだ
ただただ、好きな人が
嬉しそうにしている事が 幸せだった
豪華さはないけれど
2024/08/04㈰日記
つまらないことでも
何でもポジティブに考えよ!!
これを教えてくれたのは私の憧れの人。
私はその人に近づくために今も頑張ってます。
みんなもしんどい事とか面倒くさいことあるかもしれないけど頑張っていこ!!
2024/8/4 No.5
つまらないことでも、笑いに変えて話をする漫才芸人。
ほんと、見習いたい!つまらない事はつまらないし、ましてや笑いにかえるなんてテクニックは持ってない!以上。になりそうだけど、こう言う気持ちがささくれる日々をなるべくうまく生きていく為には、笑いで気持ちから変えていかないと負の波にさらわれて、暗い顔をさらに暗くさせてしまうのだろう。
物事をいろんな角度から見るとはそう言う事もあるはず。とても姿勢良く美しい歩き方をしている先輩の後ろ姿をうっとりしながら、見ていたら、なんと!!意外や意外。段差のない所でこけそうになった。おおっ!
しかも、スカートの裾を軽くはたいて、何事もなかった風に歩き始める。
お疲れぇ。先輩!
クスッとしてる自分発見💡こう言うことなのかな?笑。
世界は変わり続けてる
逆に言えば、君も僕も常に世界を変え続けてるってことさ
君がお店で物を買えば、そのお店の商品が少し減ってお金が回る
君が呼吸をすれば、吐き出された二酸化炭素を植物が取り込んで、酸素にする
生きているってことは、少なからず世界を変えているってことなんだよ
それが君にとってどんなにつまらないことでもね
そう思うとほら、僕達が存在する意味も少しはあるのかもって思えてこないかい?
【お題:つまらないことでも】
→短編・日記
『8月4日。
つまらぬことでも、
稀に発酵し、大事を起こすことあり。
初手が肝心要。』
亡くなった祖母の遺品整理をしていたら、表紙に何もかいていないノートが出てきた。何だろうと開いてみたら、日記だった。
私が手に持つこれは、彼女の何冊目の日記なのだろう? 偶然にも今日の日付から始まっている。
妙に乱れた文字で書かれた短文に目が釘付けになる。何度も赤線で囲まれた『発酵』という単語の違和感。
つまらぬことが料理なのか、人間関係なのか、それとももっと何か別のことなのか……。
祖母の日記は、それ以上のことを語ってはくれなかった。
テーマ; つまらないことでも
ファーストコンサート疲れた〜
だけど楽しかったから良かったし柴田おもろい笑
「つまらないことでも」
つまらないことでも君となら楽しい。と僕はそう思う。
つまらないことでも、
小さな勇気を出して、一歩進んでみよう。
ほら、案外楽しそうじゃない?
お題 つまらないことでも
つまらないことでも
やってみよう
やってみたら案外面白いかもしれないし
誰もやっていなくても
はじめての1歩を踏み出したことになる
1度も踏まれていない雪原にはじめの一歩つけれるよ
題 つまらないことでも
つまらない、つまらないよ〜!
私は机に伏せた。
「ねぇ?何この自習課題。先生正気かな?単語永遠に写すの終わらないんだけど」
「ねー?私もそう思う」
面倒くさそうに前の席に座る親友の葉子が振り向く。
「もー頭が停止して今すぐ睡眠の世界に誘われるわ」
「分かる。あーー、もうっ」
私は一語一語丁寧に単語を写しながら抗議の声を上げた。
「まぁまぁ、こうして書いてる時に、いろいろ考えると楽しいよ」
隣の席から陽気な声がした。
私はうんざりして隣の席に視線を移す。
いつも賑やかに友達と話してるお祭り男、鷹人がこっちを見てた。
「いろいろ〜?!」
不審な目で鷹人を見ると、鷹人は笑顔で私に畳み掛けるように言う。
「うん、そうそう。単語を頭でイメージするとかさ、単語の発音を歌にしてみるとか♪」
楽しそうに言う鷹人の言う言葉が意外にまともで、私は意外に思って聞き返す。
「歌?鷹人って歌にしてるの?単語写しながら?」
「そうだよ、ただ写しててもつまらないじゃん。いつも楽しくできないかなって考えてるよ」
「へーっ」
私は鷹人を少し見直していた。
「そうだね、そうやって覚えるのはいいかも、私もやってみようかな?」
「本当?じゃあ、この単語はどー歌う?」
鷹人の楽しそうな笑顔に私まで笑顔になってしまう。
「えーとね〜」
「なになに?楽しそう・・・」
前にいた葉子が振り返って私たちを除きこむ。
そうして・・・。
クラスに派生した英語ソングの大合唱に、隣のクラスの先生が怒鳴り込んできて大目玉を喰らったことは言うまでもない。
お題「つまらないことでも」(雑記・途中投稿)
……お中元かな?
「つまらないものですがご笑納ください」が贈り物に添える定型文だけど、金縁の食器より高くて困るものはあんまない。
お中元は文化としてはだいぶ廃れてきているんだけど、親しい人に贈るって需要自体は残っているらしくて、近年は「サマーギフト」と呼び変えていると聞いた。
実家から近くないから普段は百貨店とか行かないんだけど、お中元とお歳暮だけは百貨店に行って注文するから、その日の夕ご飯は百貨店のお弁当が定番だった。
母がお餅好きだからかおこわ(餅米で炊いたご飯)のお弁当が多かったんだけど、551が開店してからは551に変わったのかな。
家業の関係でお中元もお歳暮ももらいまくるんだけど、毎年「食用油が三軒から」とか「素麺が四箱」とか変な偏り方をしている気がする。日持ちするお菓子とか、どこかから数年続いただし醤油とちょっと高めの牛乳メーカーのマーガリンセットが良かった。
油は一人暮らしの私がありがたく頂いている。でもごま油とかも欲しい。
……ちなみに家業の関係でお菓子ももらいまくるんだけど、お陰で愛知県のお土産の和菓子:なごやんにご当地の印象がない。
千鳥饅頭を一箱もらって、餡子好きな母と弟の口には合わなかったらしく、ほぼ一人で食べ切ったなぁ。白餡美味しいのに。何でや。
(実家からの誕生日祝いの定番になった)
ちなみにみるく饅頭(という大阪名物)も私しか好きじゃない。……かれこれ二十年ぐらい前の浜名湖花博でココナッツジュースを買ったのに、私以外誰も好きじゃなかった懐かしの思い出まで蘇ってきた。千円が無駄にならなくて良かったね……。ねだったわけではなく、飲んだ事ないから飲んでみよう→無理&あんま美味しくない(家族)vs美味しい(私)だった。
大人になってからというか歳を取ってから? 嫌いじゃない食べ物が増えてきて、職場のお菓子箱の中大体何でも食べられるの困る。
つまらないことでもあにゅと一緒にやったら楽しいねー
あにゅんちぇらぶちぇ
うれぴい
膝の上で、幼い息子がすーすーと寝息を立てている。
さっきまで怪獣のように大暴れしていたのが嘘のようだ。
息子の寝顔は天使の様に可愛く、いつまでも見ていられる。
けれど、この年頃の子供の遊びに付き合うのは一苦労。
もう少し、大人しく遊んでくれないだろうか
叶わぬ願いだろうけど……
本当に、寝顔は天使である
だけどいつまでもこうして眺めているわけにはいかない
たまりにたまった家事を消化しなければいけないからだ。
時間は有限なのである。
私は息子を起こさないよう、膝の上から少しずつずらす。
いくら時間が無いからといって、急いではいけない。
焦ったばかりに息子が目が覚めれば、大泣きし始めて何もできなくなる。
そうなっては時間がどうとかという話ではない。
慎重に、しかし確実にずらしていく。
完全に膝から下ろし、それでも起きる兆候がない事を確認して、ゆっくりと立ち上がる。
さあ、家事の時間だ。
鬼の居ぬ間にならぬ、怪獣の寝ている間に洗濯である。
洗濯、掃除、片づけ、晩御飯の下ごしらえ……
いつ息子が起きるか分からない不安と戦いながら、家事を一つずつこなしていく。
特に大変だったのが、息子が出したままのおもちゃの片づけ。
部屋の隅に置いてあるかと思えば、もう反対側の隅にも置いてある。
あるいは隠すように置いてあったり……
部屋を何往復もして、全てのおもちゃを片づけた。
一纏めにしてくれれば楽なのにと思うのだが、息子はどうしても部屋の隅に置きたいらしい。
息子はといえば、今日はお疲れだったようで、ぐっすりと寝ている。
いつもは物音で一度起きるのだが、今回は起きる気配すらなかった
おかげで家事が滞りなく進み、あっという間に家事が終えることが出来た。
毎回こうだったらいいのに。
時計を見れば、まだ晩御飯の支度には早い時間だった
つまり、久しぶりの自由時間ということで、私の心は浮足立つ。
が、次の瞬間この時間をどう使うかを悩んでいた。
普段こんな機会は無いので、何をすべきか何も思いつかない。
うーんうーんと悩み抜き、そして大きなあくびを一つ。
そういえば、最近寝不足なことを思い出す。
家事に息子の相手に、そして夫の晩酌に、とにかく寝る時間が無かった。
ならば何もせず寝るのもいいかもしれない。
慢性的な寝不足には付け焼刃かもしれないが、一分でも長く寝ることにしよう。
息子の目が覚めるまで。
◆
目を覚ますと、お母さんが隣で寝ていた。
気持ちよさそうにすーすーと寝息を立てている。
お母さんを起こそうと叩いたりしたけど、全く起きなかった。
どうやらお母さんは、いつもよりお疲れらしい。
ぐっすりと寝ている。
仕方が無いので、一人で遊ぶことにした。
おもちゃ箱をみると、おもちゃが全部おもちゃ箱に帰って来ていた。
いつも部屋の警備をさせているんだけど、寝ている間に戻ってくることがある。
なんでだろう。
お母さんなら知っているかな?
起きたら聞いてみよう
それまでは、警備させるためにおもちゃを置くことにしよう。
お母さんの目が覚めるまで。
恋人と一緒に暮らすようになってから、彼女と一緒にいることが、当たり前になっていた。
本当に些細なことも楽しくて、癒される存在だ。
「どうしましたか?」
ぼんやりと彼女を見入っていると、不思議そうな顔で振り返る。
「んーん、別にぃ……」
俺は彼女に向かって片手を向ける。彼女は首を傾げながら、隣に座ってくれた。
彼女の首に手を絡めて、抱き締めた。
彼女は驚きつつも、しっかりと抱き締め返してくれる。
「ふふ。甘えてます?」
「んー……甘えてるぅ……」
くすくすと笑いながら、俺の背中を優しく叩いてくれた。
ああ……。
やっぱり、つまらないことでも、どんな時間でも、君と居れば安心する。
おわり
お題:つまらないことでも