恋人と一緒に暮らすようになってから、彼女と一緒にいることが、当たり前になっていた。
本当に些細なことも楽しくて、癒される存在だ。
「どうしましたか?」
ぼんやりと彼女を見入っていると、不思議そうな顔で振り返る。
「んーん、別にぃ……」
俺は彼女に向かって片手を向ける。彼女は首を傾げながら、隣に座ってくれた。
彼女の首に手を絡めて、抱き締めた。
彼女は驚きつつも、しっかりと抱き締め返してくれる。
「ふふ。甘えてます?」
「んー……甘えてるぅ……」
くすくすと笑いながら、俺の背中を優しく叩いてくれた。
ああ……。
やっぱり、つまらないことでも、どんな時間でも、君と居れば安心する。
おわり
お題:つまらないことでも
8/4/2024, 1:41:49 PM