『たまには』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たまには素直なストーリーで、
素直な文章で、素直なオチで、
そういうのを書いた方がいいんじゃないの?
あんたのは変に捏ねすぎてるんだよ。
だから駄目なんだよ。
だからウケないんだよ。
じゃ、どうしたらいいですか?
そんなの自分じゃないような気がするんですけど。
そこ、曲げてまで書いた方がいいんですか?
ウケた方が正しいのでしょうか。
やっぱり安泰のストーリーが好まれるのですか?
個性は?独自性は?
たぶん、
力があれば素直なものでも個性は出せる。
そんな所まで行けるのかな。
……悩んでばかりだ。
たまには
たまには、学校、仕事休んでいいんじゃない?
いつも真面目でいなくていい。
人間だから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー久しぶりの投稿ですヽ(*'▽'*)ノ
作者は最近、絵文字が使えるようになりました。まぁ、アプリで出てきたものを入れているだけなのですが。
それはともかく、みなさんも、たまには、サボってみるのもいかがでしょうか?
たまにはこんなに風に
ソファーに座りテレビを観ながら
隣で別々の事をして
ただ寄りかかったり
しょうもない話で笑い合ったり
休日には引き篭ってばかりだけど
季節ごとに
桜を見に河川敷を歩いたり
海で砂浜に座り語り合ったり
紅葉の並木道を手を繋いで歩いたり
雪が積もった朝にベランダで小さな雪だるま作ったり
いつもとは違う君のささいな変化も
たまにはいいよね
そんな君とだから
僕は多分一緒に居られるんだろうな
いつもの心地良さに
当たり前の毎日に
少しの彩りをくれる君だから
そんなたまにが僕にとっての幸せで想い出になるんだ
たまには柄にも無い事言ってもいいよね
いつもありがとう
愛してるよ
少し照れる君を
こんな風にたまに見れるなら悪くないかな
たまには
勉強会は今日も開催される。
私がお願いして頼んだわけでもないのに、幼馴染の|雨音《あまね》くんがテスト勉強を見ると言い出したのだ。
それには理由があって、自分で言うのも恥ずかしいのだけど、前回の中間テストが赤点だっらけだったからで、見兼ねた両親が、このままじゃ流石にヤバいと思い家庭教師をつけることにしようという話が出たのである。
ところが丁度その時、たまたま家に雨音くんが私の忘れ物を届けに来てくれたのだけど、玄関先で家庭教師の話を聞いてしまったのだ。
「家庭教師なんて要らない! 大丈夫だってば」
そう言ってるのを聞いてしまった雨音くんは、咄嗟に自分が勉強を見てあげると申し出たのである。
雨音くんは私の幼馴染でもあり、両親共家族ぐるみで仲も良いため安心して任せられる相手であることは間違い無く、それに加え、成績トップの秀才である雨音くんが勉強を見てくれるとなれば両親は賛成でしか無かった。
「あ、あのさ、雨音くんは本当にそれでイイの?」
「ん? それでイイって⋯⋯?」
「だって、そしたら、私の勉強に時間取られちゃうゆだよ、雨音くんがちっとも勉強出来ないじゃん!!」
「僕の心配は要らないよ、まだ高校生なったばっかなのに、|詩織《しおり》が学校から居なくなったら寂しいし、勉強見てあげる次いでに復習が出来るから一石二鳥って感じだしね」
「は、はぁ⋯⋯なるほどー!! えヘヘ⋯⋯」
そうこうしてると早速家の両親は雨音くんの両親に連絡を取っていて、事の経緯を説明するなり了承して貰ったらしい。
「良かったな、雨音くんの両親からもイイって言って貰えたぞ!! こんな出来損ないの娘ですが、どうぞよろしくお願いします」
「ちょっとお父さん、出来損ないって⋯⋯」
「はい、任せて下さい! 責任持って勉強見ますね」
こうして、その日から毎日勉強会が開始されることになり、何方というと、雨音くんの家での開催が多くなっていった。
「ね、ねぇ、たまには休みたいな⋯⋯」
ダメ元で雨音くんの部屋でワークをやりながらそう言ってみる。
「⋯⋯」
やっぱりダメかぁ⋯⋯雨音くんは暫くの間何も答えず私が解いた問題を丸つけしてくれていた。
「よし、終わったぞ!! 詩織満点じゃん、こんな短期間で解けるようになって凄いじゃないか、じゃあ、今度の休みはどっか行こうか?」
「えっ、イイの?」
「イイに決まってるじゃん、頑張ってるから、たまにはご褒美もないとな」
「わぁーい、やったぁー!!」
こうして、次の休みになり、雨音くんとディズニーに行くことに。
周りは家族連れやカップルばっかりで、たまたまかもしれないけど、私たちみたく友達同士で来てる感じの人はいないように見受けられる。
すると、突然入場したばかりだというのに、人混みのシンデレラ城の前で足を止めると、突然雨音くんから告白されたのだ。
それも、これでもかってくらいの大きな声で!!
「ずっと前から好きでした! 付き合って下さい」
こんな場所で繰り広げられる告白激!
誰もが振り向き足を止める。
気づいたら私と雨音くんは沢山の人に囲まれていた。
「は、はい、宜しくお願いします」
緊張して心臓が飛び出しそうになりながら私がそう答えると、周囲からパチパチと祝福の拍手が贈られ、その場を通りかかったキャラクターまでもが足を止め拍手をしてくれている姿が目に飛び込んできた。
思わずその場で顔が紅葉し、更に恥ずかしくなっていく私だったけど、内心これでもかってくらいの嬉しい気持ちにもなっていた。
その後私達は場所を移動し、漸く二人きりになったところで雨音くんはギュっと抱きしめてきて、そして耳元で「さっきは驚かしてごめん」と一言。
「嬉しかったよ! ありがとう」
突然のことだったけど、私も雨音くんのことが前から好きだったから本当に嬉しかったのだ。
その後は思い切り楽しんでから帰宅した。
「えー雨音くん、また今日も勉強なの〜」
「そうだよ! 今日からまた勉強頑張ろうな」
「うん、分かった、じゃぁ、私が今度のテストで赤点回避したらまたどっか連れてってくれる?」
「うんイイよ! じゃぁ、勉強頑張れよ」
「うん、分かった雨音くん」
自然と嫌がらずに勉強モードに突入する私。
今日も私は雨音くんと一緒に勉強を頑張ります!
えヘヘ!
「たまには」
ある日
「やめて、うざぃ」
「なんでぇぇ??」
そのまたある日
「それやだ」
「うぇぇ??嫌だった??ごめん〜」
こんな感じで俺は拒否るけど、本当は好き…///
だからたまには、少し甘えてみようかと思ったが
甘え方が分からない…
まぁ、やれるところまでやる……
「虎杖」
「千兎聖!やっほ〜」
「ん、」
「え?なに?どったの?」
「これ、頭撫でて」
「でも嫌だって言ってなかった?」
「すこし、あ、甘えて…みた、だけ//////」
「え、可愛すぎでしょ」
「たまには甘えてみようかなって、思っただけ…」
「だいすき〜、もぉ〜」
こんな感じで一日中撫でられた
いつもはガソスタで洗車するけど、たまには庭で手入れしてやる。
今日はいい天気だし、何より愛車が喜んでそうな気がするからだ。
ホースとブラシを出したら、飼い犬のジョンがおもちゃと間違えて近寄ってくる。
わ!違うって!危ないから家に居てなさい!
たまには出かけるかって思って、普段塾と自習室しか行かないのに少し離れた神社に行った。
いつも通り澄んだ空気と厳かな雰囲気が私を迎えてくれて、鳥居をくぐるたびなきそうになる。
いつものお礼をしたあと御籤を引いた。
受験が近いこともあって躊躇ったけど引いてよかった。
"此は是迄、種々悪き事ありといへども、心を貞正にもちて怠らざれば、始めて夜のあけたるごとく吉に向かうの兆なり。"
"何事も誠を尽くして成せば、遂げ難しとおもふほどの事も安々と成就するの兆なり。"
1ヶ月後私は第一志望大学に合格してる。絶対に。
あなたとあのお方の心に、平穏が訪れるのを願っています。
どうか後戻り出来なくなる前に。
たまには、、、と言い続けて何ヶ月。
一日中だらだら
それと同じように簡単に、シャキッとできたらいいのにな
テーマ『たまには』
晴れた春の陽気。たまには、いつもと違う道を散歩してみたくなる。
大通りを右に曲がって、民家の並ぶ小道をまっすぐ進んでみた。
名前も知らない酒造会社、小さな電気屋さん。
ユニークな名前のアパートメントに、昔ながらの古民家食堂。
知らない建物だらけのこの道で、顔も知らないたくさんの人たちが暮らしている。
私の住む世界は、とても狭くて小さいんだなって思った。
思い切り、飛び出すのもいいかもしれない。
怖いなら、つま先だけちょこっと出してみようかな。
今日、いつもと違う景色を見た私は。
ほんの少しだけ、外の世界の探検家だった。
職場の本日午前の部は、私の胸くそレベルが最大値手前まで急上昇して終了した。
上司から回された仕事を、片付けて、別の上司に提出して、私の手掛けた分は問題無かったものの、最初の上司の手付け分で酷いミスが発覚。
チクチクされたのは私の方だった。「彼のミスに気付けなかったあなたが悪い」との「ご指摘」だった。
世の中って理不尽(真理)。
「宇曽野から聞いた。災難だったな」
昼の休憩時間。煮えくり返るハラのまま、自炊のお弁当にがっついていると、
「丁度、良い物を持ってきている。食わないか」
同じくこれから昼ごはん、と思しき先輩が、テーブル挟んで向かい側の席に腰掛け、笹の葉で丁寧に包まれた大きめのヨモギ餅を差し出してきた。
「珍しい。いつもは『糖質なら間に合ってる』って、低糖質以外はスイーツのスの字も出てこないのに」
「たまには良いさ。……ほら」
受け取って、結びを解いて、葉っぱを開く。
昔々食べたっきりの薄緑色は、別にベタつきもせず、素直に葉っぱから外れて、お行儀よく顔を出した。
「おっきい」
くちゃり。ひと噛みすると、ヨモギより笹の方の香りが、お餅の甘さと一緒に鼻に抜けた。
「おいしい。何個でもいけちゃう」
後から追ってくるこしあんが、ただ懐かしくて、今までのイライラが少しずつ溶けていく。まるでお餅自体に、心の毒抜きの魔法でもかかってるみたいに。
捨てる神あれば拾う神あり(これもまた真理)。
「お気に召して頂けたようで。何よりだ」
先輩が自分の弁当を広げながら言った。
「で、己の都合に後輩を利用するようで、非常に心苦しいのは山々なんだが」
ランチポーチの結びを解いて、弁当箱の蓋を開ける。
「……食うの手伝ってくれないか」
中には数種類のお餅がガッツリ敷き詰められていた。
「どしたの、それ」
「いや、1個のつもりだったんだ。1個だけ買うつもりだったんだが。妙に美味くて、懐かしくて。つい」
「何個?」
「合計10個」
「そのデカさで」
「そう。このデカさで」
「はぁ……」
たまには
ダッツが食べたい。
毎日じゃなくていいから。
週一でいいから食べたい。
毎日ダッツ食べれたら富豪よな。
―たまには―
これは、遠く遠くの未来の話
未来に存在するとある▇の話
▇はある日、
たまには自分の本心をさらけ出してみたい
と思った
▇はいつも眩い程の優しい笑みを
浮かべていて、自分の考えや意見を
そのまま突き通すことなんてごく稀だった
そんな▇の中にストレスや疲労は
雪が降り積るように蓄積していき
溶けることはなかったのだった
そんな中でも、いつも内に込めたまま
発散させることはなく、いつしか
▇にも限界が近づき、
たまには自分の本心をさらけ出してみたい
そう思うようになった
それで、▇はある日、たまには大丈夫だ
と、ほんの出来心で、
“自分の本心をさらけ出した”
▇の本心は最早自分でも気づけないくらいに
汚れていた
▇は自分の中の汚れを全て外に流すため、
とにかく毒を吐き、とにかく暴れ狂い、
思うがままに行動した
すると、
▇の周りは皆慌てだした
頭を抱えるのもいた
▇の口から溢れて止まらない毒に
耳を塞ぐ者や、泣き叫ぶ者、
じっと目をつぶって蹲る者や、
跪き、▇に向かって必死に
手を合わせる者など、人々の反応は様々だった
草木は枯れ果て、人を含む生き物は皆、
みるみるうちに弱くなっていき、
やがて失神するか、
生気を失うかになってしまった
空も表情を無くし、災害などが絶えなくなった
▇がやっと目を覚ましたとき、
それはもう遅すぎた
▇の暴走が止まり、▇が見た世界は、
もう生物という生物全ての呼吸が止まり、
もう何の音もなく、何も動かない
▇は、
自らの手で今まで創り上げてきたこの世界を
自らの手で跡形もなく壊してしまったのだった
とある神の話
たまには、旅行へ行こう。
彼とそんな話をして決まった旅行。
気まぐれで決まった旅行だったが、彼に仕事のトラブル発生。落ち込んでいるタイミングで、旅行に行けたのでちょっと気分も晴れたようだった。
思い付きで行動するのもわるくない。そんな1日たった。
たまには
目を閉じれば、君の顔がすぐ思い浮かんだ。柔らかそうな細い髪質も、猫のような瞳も、鮮明に思い出せるのに。
どうしても声だけは思い出せなくて、どんな声をしていたのか、思い出せないことに自然と涙が出た。
たしかに君の声でこの名前を呼ばれることが好きだったのに。なんで忘れてしまうんだろう。
ぎゅっと握りしめた紙には君の少し特徴的な字が書いてあって、そこに書いてある文字にまた泣きそうになった。
『たまに思い出してくれたら、それでいいよ。たまには、ね。だから、それ以外のときは笑ってくれていたらいいなぁ』
掠れた声は 何を紡ぐか
最早 消えるだけ
風は 青年の願いが
届いているのか いないのか
無情に 攫う
誰かの啜り泣き
此の聖地で
亡霊は 呆れたやうに
独り言ちた
嗚呼 やっと
お題【たまには】
タイトル【最初で最後の】
たまには
10年くらい前かな
今になって
ようやくわかる
当時の風と思い
夕日へ誓った
願いでさえも
鮮明に思い出される
迷いの道を奥深く
歩み続けたことの意味
全ての景色がこんなに
美しく見えるなんて
色褪せない夢見た先に
全てが報われていく
たまにはそんなふうに
間違ってないことを
感じてみてもいいよね
たまにはこんな日もいいだろう
街の音は消えている
渋滞に捕まる車の叫び
喧嘩をする猫の声
通行人も
それに吠える犬も
誰もいない
この世界に君独り
何にも考えなくていい
ただただ時が過ぎるだけ
仕事をする必要もない
誰かと話すことも無い
何をしても許される
咎める人は居ないのだから
【たまには】
散漫とした気分に囚われてばかりの毎日。
それがイヤで、すごくイヤで……もう、何をすればいいのか分からないから、どうにもできない。けれど、気休めに書く、その時間が本当に大切なのだと知っている。
「言葉は、一度言ったら飛んでいき、取り消せない。」なんて、昔ある書物に残された言葉を今に知れるのは、なぜか?
きっと言葉を話すと飛んでいくなら、あらかじめ言葉が飛んでいかないよう何かに書き留めておけばいいからに他ならない。
「おはよう」や「いただきます」も、
「いってきます」や「いってらっしゃい」も、
「こんにちは」や「ありがとう」も、
「すみません」や「ごめんなさい」も、
「こんばんは」や「さよなら」も、
「ただいま」や「おかえりなさい」も、
「ごちそうやま」や「おやすみ」も、
それら全てが日々の生活のどこかの誰かと交わされて、立ち止まり、考え、受け止められている。
どれだけ言葉にするのが億劫で挨拶すら言えなくても、その反省を今ここに書き連ねておけば、私の想いは空の彼方へと飛んでいかずに済むだろう。
ただ、風に飛ばされてフヨフヨと浮かぶバルーンも別に嫌いじゃないけれど……だからこそ、言葉を書き留めるのは、"たまには"がいい。
たまには……
あれ、いつも同じ事しかしてないや。