『たった1つの希望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たった一つの希望
貴方の希望が私の希望
叶うといいね
苦しみと恐怖で埋め尽くされた頭は「もうやめたい」以外考えられなくなっていた。こんな仕事なんて放って、誰も知らないどこか遠くへ出かけたい……。考えてもできないくせに、妄想に逃げずにはいられなかった。
辞めたい。けど……そうしたらみんなはどうなる?
一人抜けたら、その分みんなの負担が増える。ただでさえ手がまわらない量なのに、これ以上になったら……。考えはいつもそこで止まる。自分が辞めなければ起こらない話だから。
久しぶりに家に帰れた日、なんとなくほこりのかぶったテレビをつけてみた。たまたま流れていた、電車の人身事故のニュースを見てひらめく。
最後の手段はすぐそこにあると分かった私は、もう無敵だった。
『たった一つの希望』
もっと身につけなきゃ
もっと頑張らなきゃ
そうやって追い込んでしまうのは
誰かに刷り込まれた思い込み
もうすでに持っている
足りないものなど何もない
そうやって肩の力を抜けるのは
新たに刷り込んだ思い込み
何を信じるかは自分で選べる
それさえ分かればなんとかなる
#たった1つの希望
𖧷たったひとつの希望𖧷
こども、
みらい、
えがお
いのち、
へいわ
ひかり
不確かな希望ほど掴みに行きたい。
「たった1つの希望」
ヴィルは手先が器用で、耳が良くて。よく村にくる動物や魔物の襲撃を事前に察知していた。
途中で出会った冒険者が「俺の職はまぁ盗賊みてえぇなもんだ」と言うものだから、なぜか影響されて盗賊なんて自らを名乗ったり…。
たぶんあの人はトレジャーハンターとか斥候とか罠掛け師とか、そういう類なんだと思うんだけどな。
「ヴィルも馬鹿な奴だ」
小さなゴブリンをいとも容易く打ち捨てて、刃が劣化するのを防ぐよう浄化の精霊を呼んでいる。正直ここまで色々と(人間的に)不器用なのに、地と水という最悪な相性の精霊を使いこなす森の民というのは聞いたことがない。
カノンの目には、嬉しそうに飛び回る精霊たちが最後に笑い合って空気に溶けていった。子供の高い声で耳につくけど、きっと自分たちも数年前はこんな感じだったんだろうな。
「残り香を使い、追いかけてくるように誘っているぞ。正気とは思えん」
「やめてくれよ…。そんな器用なやつじゃない」
小さな声で抗議する。
「なぜだ。お前たちは窮地に陥っても奴の肩を持つ。吐き気がするな。それが人間なのだとでもか言うつもりなのか」
「そういうのじゃなくて…」
カノンも両手に魔力を込め始める。二重三重になった障壁がずいぶん遠くまで飛ぶ。森のいくつかの地点でカチリと生命反応があった。
たった一つの希望
「たった1つの希望」
「もう終わり」終わりだなんて言わないで 希望がないなら作ればいいよ
「作れば?」と簡単に君は言うけれど馬鹿言わないでそんなの無理よ
「無理よ」って泣いて俯くあなたの目 それでも希望を探しはじめる
にっこりと笑う君の無邪気さにたった1つの希望を見つけた
奥底に押し込めた本当の自分
押し殺してきた感情
「自分の信じた君はそんな人じゃない」
そんなたった一言で
もう一度、光の下を歩こうと思えた
太陽みたいな君はわたしの
たった1つの希望
#たった1つの希望
自分にとって、希望とは何か?
希望とは何から生まれてくるのか?
そんなことを考える朝
お題【たった1つの希望】
今日もまた目が覚めた。彼に私はとある質問する。
「おはよう、寿命どうなってる?」
「おはよ、増えてるよ」
「そっか」
私は寿命が減るのではなく増えていってるらしい。だが、見える人にはそれが表示はされているのだ。寿命が無限にある種族には、寿命の表記なんてなければ、そんな項目すらない。
「お前はどうなんだ?」
「見たくないよ、自分の寿命は」
「見れるんだ?」
「一応ね。高校生の時、1回見てみたけど意外と短いなって思った。」
彼は人間だ。寿命が見えてもただの人間なのだ。
「寿命、減るといいね」
「そうだね」
風が吹き抜け、空を近くに感じる山頂。
産まれた時から身体が弱く、難病で苦しむ妹を救うため、ここへやって来た。
この辺りに、どんな病にも効く薬草が生えているらしい。
長老の話によると、その薬草が生えているのを数十年以上は誰も見ていないと言っていた。
だが、俺にはそんなこと関係ない。
たった一つの希望だから、俺は全力で探すまでだ。
どれぐらい探し続けただろう?
薬草は全く見つからない。
弱気な気持ちになってきたその時、長老が言っていた薬草を発見した。
一本だけ、他の草に混じりながら生えている。
……崖の近くに。
落ちないよう、必死に手を伸ばす。
なんとか、ギリギリ手が届き、薬草を掴んだが、同時に崖が崩れ、身体ごと下へ落ちていく。
もう駄目だと思ったが、途中の木に引っかかり、なんとか助かる。
薬草は……よかった、無事だ。
死に物狂いで崖を登り、ふらふらになりながら村へ戻った。
村の人に薬草を渡し、妹が寝ている俺達の家へ届けてもらう。
これで……妹は……助かる。よかった……。
足に力が無くなり、地面に崩れ落ち、身体ごと倒れ込む。
俺の身体のあちこちから、血が出ている。
目の力も入らなくなり、目の前が暗くなっていった。
たった一つの希望
今日は町へ出かけた
とにかく遠い町へ
歩いて出かけた。
お母さんは、…まぁ、
とにかく、急いで向かった。
だけど、バレた。
何がバレたって?
外に出たことだよ。
急いで町のパン屋さんに入って、隠して貰えることになった。
パンのいい匂いと、ハラハラに包まれて、
1つの希望を見つけた。
【たった一つの希望】
君の声援が唯一の希望。
地を駆けて、
もっと速く、
もっと腕を振って、
僕は、君の声援に引っ張られて、ゴールした。
今日も生きて過ぎ、明日も生きている
たった一つの希望
「ここがあの有名な病室なんですね」
この病室に入るためにはモノスゴイ確率の引きが必要と言われている。お金でどうこうなる話ではない。そこに入ることができた。ここならあと1年は生きながらえるに違いない。末期がんの私にとって今やたった1つの希望だった。少し元気が出てきた気がする。
「そうです。O.ヘンリが書いたノンフィクションのあの部屋ですよ。でもすみません、実は絵描きがパリにおりまして、この病院に絵心のあるものが一人もおりません。いやそれ以前に、窓の外をご覧なさい、葉はもう落ちているのです。冬の閑散期なのです。だから、少々お安く、倍率も低かったのですよ」
そうなのか。でもまあご利益ありそうだな。
窓ガラスを見てみると何度も書き直されたような葉っぱの跡がうっすら残っていた。
ある日、窓の外を見ていると枯れ木の向こうの病室に一人の少女が見えた。枯れ木は内庭にあり、ぐるりと回ってあちら側にも病室があるのだ。その少女は悲しそうに枯れ木を見ているようだ。この枯れ木では寂しすぎて元気も出ないだろう。よし、この窓に私が何か描いてやれ。葉っぱを描いて、もう一枚描いて、せっかくだから花も咲かせて日差しも描いてみた……。毎日毎日、そっとベッドから立ち上がり描き足していった。向かいの病室からこちらが見えるだろうか。少しは元気になっただろうか……。
ある朝、少女が窓辺に立ち、こちらを見ているように見えた。顔色もよくなっているように感じた。
そのとき、胸の奥で何かが静かに収まった。
そうか、俺は死ぬ側だったんだ。
大切なものを持つということは、怖い。
失う可能性を、常に背中に背負うことでもあるから。
その灯りがある限り、
私は暗闇に完全には呑まれない。
大切なものは、鎧を重くする。
でも同時に、背骨にもなる。
壮大な未来予想図はいらない。
ただ、ひとつ。
握れるほどの、その灯り。
その灯りの正体は、ここでは明かせない。
これは警戒心だ。
弱さじゃない。
それを晒すことは、
背中の急所を差し出すようなものだ。
希望がひとつになるとき、
人は強くなる。
削ぎ落とされて、
残ったそれを抱く。
この火種は、未来へ広がってゆく。
腹の底では、もう知っている。
題 たった一つの希望
私のたった一つの希望が君だった
絶望を煮詰めたような人生を生きてきた私に
君は眩しすぎるくらいに光を灯してくれた
それが余りにも優しい光だったから
私は希望を受け入れた
パンドラの箱に残った希望が君ならば
絶望ばかりが溢れだすその箱でも
心が折れずに探すことが出来ただろうか
君を探して底まで辿り着いた
テレビの音や人の気配に耐えられず寝てばかりいる。悪化していく体調と止まらない体重減少。低くなっていく体重を見て、また一歩人生の終焉に向けて歩けていると嬉しくなる。緩やかに苦しみながらこのまま塵になるまで弱ってほしい。もはや全てを諦めている。何の悔いもない。
たった1つの希望? 何度も追ったよ。全て絶望に裏返った。
もはや希望なんて狼少年みたいに信用ならない。
題『たった1つの希望』
たった一つの希望
この言葉から連想するのは、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」だ。
天上界から地獄の様子を観て居た御釈迦様が、カンダタが一度だけ、蜘蛛を踏み潰さずに助けた事を思い出し、蜘蛛の糸を垂らす。
カンダタは、蜘蛛の糸をよじ登るのだが、ふと、下を観ると、無数の地獄の住人が、我も我もと登って来るでは無いか!
カンダタが、折角の「蜘蛛の糸」が切れてしまうと、皆、その手を離せ!と叫ぶと、「蜘蛛の糸」が
プチンッと切れ、元の木阿弥に。
御釈迦様は、哀しい表情を浮かべ、池の辺りから離れる。
マーズローの欲求段階説の、最上位の欲求の更に上、利他とは真逆の自己中の極みだ!
小説や映画で、繰り返し取り上げられる普遍的テーマだが、現実世界では、その様な、極限状態では
緊急避難と云い、限られた人しか助からないと思われる時には、助かる為に、無慈悲な行いであっても
罪に問われ無いとされる。
思考実験や、トロッコ問題、囚人のジレンマ、ゲーム理論等でも、取り上げられる永遠のテーマで、
オックスフォードの法科の口頭試問でも出題された事が在る。
「駐車違反があまりに多いので、駐車違反をしたら死刑という法を施行したら駐車違反は無くなった。この法は、法源等に照らし合わせて適法か否か論述せよ。」他にも、東工大で、「ドラえもんの道具の中から一つ選び、実現可能か否かを記述しなさい。」これらは、実は、模範解答即ち正解が無い。
理路整然と、第三者を得心させる論理展開が出来るか?を問うて居るのだ。
日本では、今でも考える力では無く、記憶力を問う教育や指導が、当然とされる。
或る一定の水準を満たす規格品の大量生産には最適だが、独創性やマルチタスクとは無縁になる。
さて、若者よ!どうする?!
雨の日も
風が吹く日も
ポケットに
たった一つの希望があれば
手で それを確かめて
今日も生きていける…。