『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『たくさんの想い出』
今日でこことお別れだな…
4年もいたのか、ここに
ここにはたくさんの想い出があるなぁ…
このキッチンで節約のために自炊しようと頑張ったっけ…
包丁ほぼ使ったことなくて、最初の方は手が切り傷だらけで
分量も間違えるし、料理と思えないものが沢山できたよね
今ではおもてなし出来るくらいに上達したよ
ありがとう
ベランダからの景色が好きでこの部屋に決めたんだよね
目の前にある桜の木が、四季を彩ってくれてた
ここは花火もみえるし、近所の子供が毎年見える場所に雪だるま作ってくれるんだよね、季節の移り変わりがわかって毎日楽しかった
ありがとう
他にもたくさん想い出があるけど、語ったらキリがないや
ここを離れるの寂しいな…
でも、私のやりたい事を叶えるために行かなきゃ
たくさんの想い出をありがとう
この部屋で過ごした日々は一生忘れません
お世話になりました
たくさんあるはずの想い出、私はなぜか思い出せない。
妻は保育園の頃の記憶もあるらしいが、私は小学校の低学年くらいからしかはっきりと思い出せない。
想い出はよく夢と混同しがちだ。
あれは夢だったか、現実だったか。
最近は、学生時代の友人がよく夢に出てくる。
あまり親しくなかった人も、苦手だった人もいろんな形で登場する。
だから余計に夢と現実の区別がつかなくなる。
ただ今の自分にとっては、あれが夢でも現実でもどちらでも良い。
そう考えると、想い出というものは、現実よりも夢に近いものなのかもしれない。
であれば、夢と同じように無理に思い出す必要は無い、と考えることにし、今日も妻の想い出話に耳を傾けることにする。
#たくさんの想い出
私は趣味人で、結婚も出産も遅い方でした。早く産んでいたらまた違った人生もあったのかな、と考えることはありますが、今のところ後悔はありません。友人たちといっしょに、趣味を全力で楽しめたからこその今だと思っています。
飲酒無しで明け方までカラオケ。あの頃は月に2から3回のペースでカラオケに通っていました。
夜明け前に家を出て、何時間も炎天下に並んだコミックマーケット。翌日も仕事な上、職場の忘年会まであるのに完徹して原稿を書いたり、空が白むまでチャットしたりもしました。
横浜で開催されるイベントへの定期参加。毎回宿を変えて、せっかくだからとゲルマニウム温浴に行ったり、ちょっと良いお店でご飯を食べました。
Twitterのオフ会では、自分が1番年上だったことにショックを受けたりもしました。年齢のことで言うと、イベントのために出かけたマルイのサマンサタバサ、25歳以上お断り♡みたいなことが書いてあって、友人といっしょに「私達はダメじゃん!」と笑いました。
温泉旅館で食べた蝦蛄、いっしょに行った友人たちが誰も食べなくて、何故かと訊いたら「裏が虫みたい」と言われ、私まで食べたくなくなりました。
読売旅行で宝塚の観劇ツアーに参加したこともありました。お昼はビュッフェで、知らないご婦人に「あっちにカニがあるわよ!カニは食べないともったいないよ!」と話しかけられ、カニが苦手な私と友人は苦笑しかできませんでした。
父が水族館のチケットをくれた時、彼氏がいるにも関わらず友人を誘って2人で行きました。その時に買ったイルカちゃんは今もリビングに飾られています。
他にも富士急ハイランドや、アスレチックなど、友人たちとの思い出は枚挙に遑がありません。
とにかく週末になると誰かしら友人に会っていました。全員が趣味人でした。そのおかげで、私達は揃って結婚出産が遅くなり、子供たちも同世代です。次は子供たちもいっしょに、たくさんの想い出を作っていくのでしょう。
本当に自分がおわっちゃいそうになったとき、
スマホをつけて、カメラロールをひたすらスクロールしてる。
まだ大丈夫、まだ大丈夫、
わたしは一人じゃないんだって言い聞かせながら。
62日目
車窓を駆け抜ける見慣れた街並
過ぎ去って行く過去の日々
外の景色は今しがた経験した思い出のように
鮮明に脳裏に焼き付いている
次第に暗くなる視界
抗えずに落ちていく瞼
僕はこれから何処へ向かうのだろう
───走馬灯
ぼんやりと彼を待ちながら、部屋を見回した。
一緒に住んで……結構経つな……。
目の前に置いてあるマグカップもお揃いで買った。
窓を見ると、一緒に選んで買ったカーテンが目に入る。
ふたりともカーテンなんて何でもいいと思っていたから、高さを知らなくて慌てて家に帰って色々長さを測ったっけ。
自然と笑みが浮かぶ。
この家にあるものは、ほとんどふたりで選んだから、何もかもが彼との想い出だ。
「たくさんの想い出がつまった家だ……」
愛おしい彼との家。
「これからも想い出が増える家だよ」
ぼんやりと眺めていたから彼が帰ってきたのに気が付かなかった。
「あ、おかえりなさい」
彼へ正面から抱き締めると、彼もいつものように抱きしめ返してくれた。
「うん、ただいま」
いつもなら、すぐに離してくれるのにより強く抱き締められる。暖かくて幸せでいっぱいになった。さっきまで、彼との想い出を反芻していたから、私も離れがたい。
「これからも想い出、たくさん作っていこうね」
「はい!」
おわり
一八六、たくさんの想い出
「たくさんの想い出」
あなたへの たくさんの“想い”出を
いつか伝えることが出来たら…
過去の宝物は
形にあるものとそうでないものがあって
どちらも想いがつまっている大切なものに
変わりはないのだけれど、
常にそばにあるものじゃないから
たまに宝物を失った感覚がするときがある
特に形のないもの
でも思っている以上に
そばにあるものと繋がっていて、
そのものに触れたとき
思い出の欠片みたいなものをみつけた気がして
ふいに嬉しくなる。
人生の軌跡の跡をちゃんと感じる
そんな''想い''を馳せられる宝物を
沢山沢山増やしたいから
今日もためしに出掛けてみる。
たくさんの想い出
1.海に来た。綺麗で心が浄化される海。
2.新しい友達が出来た。優しくて明るくて太陽見たいな人。
沢山お話してくれて、お話聞いてくれる。
3. 友達と遊んだ。浜辺で追っかけっ子したり。水掛け合ったり。
4.かき氷を食べた。何味か当てるゲームしたり。他にもチョコバナ
ナとか、いっぱい食べた。
5. 夕日を見た。海に沈んでいく。綺麗な夕日。
6. 帰る時間。バイバイした。また明日ねって。ここで待ち合わせ
しようって約束して。叫びながら。
7. 7つ目は、...なんだっけ。
8.記憶の微かに残っている。キレな夕日と、隣にいる男の子。
9.....今日の想い出を作ろう。
10.海へ来た。そこには私を見た途端、涙を流す男の子がいた。
奥深く
仕舞い込んだ
記憶の断片
ゆらゆらと
ふと目の前に
懐かしさ漂う
―たくさんの想い出
『たくさんの思い出』
一緒に、登校し
一緒に、遊び
共にイタズラをして
共に叱られ
時には、ケンカもし
時には、語り合い
たまに、自慢をし
たまに、嘘をつき
あるときは、励まし
あるときは、慰め
気がつけば、近くにいて
気づけば、いつの間にか遠くになっていた
幼馴染の友よ
たくさんの思い出を
ありがとう
「たくさんの想い出」
全ての事を想い出にして
最後には笑っていたい。
恋バナで盛り上がったあの時間も。
ふとした思いつきで海まで一緒に歩いたあの時間も。
実習が辛すぎて電話しながら泣いたあの時間も。
一緒に過ごした4年間はきっと一生残る素敵な記憶。
生まれた場所も、それまで過ごした環境も、全く違う私たちが出会えたのはそれぞれが一歩踏み出した結果。
これからは滅多に会わないし、連絡も取らなくなるんだろうね。
でも、また会えたらきっと空白の時間なんてなかったようにくだらないことを話して笑ってるんだろうね。
#たくさんの想い出
─── たくさんの想い出 ───
かき集められるだけ
かき集めてみて
それがきっと
君の助けになるはず
恐れないで怖がらないで
春はつくしを見ながら線路沿いを散歩
夏は祖母の家から海まで歩き夕方まで泳いだ
秋は夕焼けにとんぼを追いかけて
冬はあなたの背中で北風小僧の寒太郎を聴きながら病院へ
大切に育ててもらった「たくさんの思い出」
高校生活2年間弓道部とバスケ部を兼部してきた。
きっと世界一幸せな高校生であったと思う。
それと同時に唯一無二の経験を
させてくれたみんなに「ありがとう」って。
今までも、今も、これからもずっと。
みんなみんな愛してます。
ほんとうに。
2024/11/18 (受験期真っ只中の受験生)
たくさんの思い出
濃く深い思い出は
ないけど…淡くて浅い思い出
…時々、ちょこっと感じる
ささやかな優しいきもち
数少ない優しい思い出を
思い出して…ほっこり
できたら…
それが…
一滴の優しさに
救われる…
【ラストディナー】
横長の食卓はがらんとしていた。
何も置かれていない、真っ白なクロスがあるのみ。
白いタキシードを着た者が椅子に腰掛けると、
そこには、続々と料理という名の記憶が運ばれた。
これは、ある人の晩餐。
―――――――――――――――――――――
【アミューズ】
あるサーカス団員がいた。
その人はいつもピエロの格好をしていた。
決して素の姿を見せない、正体不明のピエロ。
しかし、そのピエロに惚れた人がいた。
ピエロという「偶像」に惚れたのではない、
ピエロと言う「人」に惚れたのだ。
―――――――――――――――――――――
【オードブル】
リルという女性がいた。
リルこそが、唯一ピエロに惚れた女性だ。
天涯孤独のピエロにとって、リルは太陽だったのだろう。
宝石を照らす太陽だった。
ピエロは孤独では無くなった。
しかし、ピエロはその事に何一つ気付いていなかった。
―――――――――――――――――――――
【ポタージュ】
出会いはもう遠い昔のように感じる。
あの時、ピエロは演者、リルはたった10歳の観客だった。
見かけだけ良さげなテントの中、空元気な音楽に合わせてピエロは無言劇を行っていた。
白塗りの肌、大きな赤鼻、黄色い派手髪、大きなハット、緩くかしこまった服装、そして
目の下には青い雫。
彼はステージで一人動き回った。
ピエロは喋らない、動きで語る。
愉快で滑稽、いつもニコニコ。
リルはそんなところに惚れたのだろう。
―――――――――――――――――――――
【ポワソン】
大人になったリルは仕事を求めていた。
とりあえず何でもいいから仕事が欲しいと思っていた。
そんな時に彼女に舞い込んだのは、サーカスのチケットを売る仕事だった。
幼い頃に観た、夢と希望がつまった場所。
リルは「これだ!」と思い、早速申し込んだ。
が、実際に行ってみるとそこは夢も希望も無い古びた小屋だった。
「何これ?本当にサーカスなの?」
リルは疑いながらも扉を叩き、無事に仕事を得たのだ。
リルはきっと気づいていないが、このサーカスはリルが幼い頃に観たサーカスだった。
記憶力の良いピエロはそれに気づいていた。
しかし、感慨深さを押し殺して黙々と練習に励むことしかできなかったのだ。
ピエロは人との接し方を知らなかったから。
―――――――――――――――――――――
【ソルベ】
しばらくすれば、リルはサーカス団員と打ち解け始め、次第にピエロとも話すようになった。
「明日は晴れるといいね」
「好きな料理は何?」
他愛もない会話だったが、きっとお互い楽しんていた。
この絶妙な距離感が心地よかった。
リルはチケットを売る仕事だから公演中は暇で、舞台袖から公演を眺めていた。
ピエロの無言劇も、じっと眺めていた。
笑って楽しんでいた。
しかし、ピエロは無言劇が終わると笑顔を消して、愉快の「ゆ」の字も感じられない程のオーラを纏っていた。
毎公演そうだった。
リルはその光景を間近で観ていたから、本当に心配になってしまった。
「お疲れ様。はい、ドリンクよ」
リルはピエロを労ってドリンクを手渡した。
ピエロはそれを受け取り、美味しそうに飲むのだ。
リルが近づけばピエロはまた笑顔を取り戻すので、それがまた不気味だった。
―――――――――――――――――――――
【ヴィヤンドゥ】
リルはピエロに恋をしていた。
それは端から見ても一目瞭然の恋。
いつもいつもピエロのことを眺めているのだから、バレバレだ。
しかし、ピエロはその好意に気づいていないのか、あるいは気づいているが無視しているのだろう。
何らいつもと変わらない笑顔、動作だった。
それでもリルは健気に愛情を注いだ。
しかし、ある冬の日。
ピエロの様子がおかしかった。
何か思い詰めたような顔をしていた。
そして、どこか覚悟を決めたような顔もしていた。
これにはリルだけでなく他の団員も心配し、皆が彼に声を掛けた。
「顔色が悪いぞ、今日は休みなさい」
しかし、ピエロはその優しさも振り切って、
舞台に立つことを選んだ。
皆が見守る舞台、リルも舞台袖から固唾をのんで見守っていた。
まさかピエロが倒れるのでは無いだろうかとハラハラしていたのだ。
結局、その日の公演も大成功で幕を閉じ、皆の心配は杞憂に終わった。
「お疲れ様、今日も素敵な劇だったわ」
リルはピエロにジュースを手渡した。
しかし、ピエロはそれを受け取らずに独りで外に出ていってしまった。
―――――――――――――――――――――
【フロマージュ】
その日の公演が終わって暫くした後のこと。
「ピエロがいない」と大騒ぎになった。
どうやらどこにもいないらしいのだ。
リルはとてつもなく不安になってしまった。
そういえば、今日はずっと様子がおかしかった。
さっきだって、元気が無かったじゃない。
そしてそのまま外に……
そこでリルは気づいてしまった。
彼は外に出た。
なぜ?
この言葉の続きは、言いたくない。
―――――――――――――――――――――
【デザート】
その後。
ピエロは崖の下で見つかった。
時既に遅し、頭から血を流して死んでいた。
あんなに運動神経の良いピエロが、崖の下から落ちて死ぬわけが無い。
しかも、あまり高くない崖なのに。
リルはショックを受け、暫く引きこもっていた。
涙が止まらない毎日だった。
なぜ死んでしまったのか。
それほど辛かったのだろう。
なぜ私はそれに気づけなかった?
飽きるほど自分を責め、哀しみに暮れた。
それからというものの、彼女はピエロの死を悼むために黒服を着るようになった。
赤や青、白などの色をした服は着なくなってしまった。
それは、リルがピエロに向けた哀情だった。
―――――――――――――――――――――
白いタキシードを着た人は最後の一口を食べ終えると、途端に立ち上がって鏡を見た。
鏡に写るのは、白塗りの肌、大きな赤鼻、黄色い派手髪、大きなハット、緩くかしこまった服装、そして目の下には青い雫。
死んだピエロだった。
ピエロは涙を流していた。
大粒の涙を流す度に化粧が落ち、やがて本当の姿が見えてきた。
そこにはピエロでは無く一人の人間がいた。
愛を求めた一人の人間。
そして人間は今しがた気づいた。
リルは確かに愛情を注いでいた。
そして、自分がそれを上手く受け取ることができなかったことも。
孤独では無くなったと気づかず、死を選んだ。
人間は酷く後悔した。
ああ、もし今生きていれば、リルの愛情を素直に受け取ることが出来ていたのだろうか。
見終わった走馬灯達は、たくさんの想い出に変わっていたのだろうか。
人間は大きな後悔を背負い、食卓を去った。
ヒマな奴だと思われたくないという気持ちと今すぐ返信したら会話が繋がるかもという期待がせめぎあって結局ギリギリで後者が勝つ
会話は繋がらず後悔だけが残る
「たくさんの思い出」
あともう一歩、もう一歩だけ踏み出せば
これまでのたくさんの思い出はもう一度かたちになるだろう
しかし、それが怖くて怖くて不安でたまらない
私は、弱い人間なので、その気持ちに逆らうことはできない
たくさんの?思い出?は色褪せていく
目の前の君が何なのかもワカラナイ
私の心は砕け散ってゆく
なんで君は泣いているの?
なんで君はそんなにも苦しそうな顔をみせるの?
私はこんなにも不自由で動かしにくく、痛いからだは大嫌いだ
常に足も痺れ、片目も見えない、耳も聞こえにくく、トイレにも間に合わない、思ったことを口にすら出せない
けれど何より、君にそんな顔をさせる自分が大大大大嫌いだ。