『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たくさんの想い出。
そんな1日1日たくさんの思いを抱え込んできた学校ともあと半年もしないでお別れです。
早く卒業したい。なんか思っていた日々とは最後の日が近づいていくにつれ真逆になっていきます。
最後の日、最後の時間には、みんなの想いが詰まった学校で1枚、カメラに収めておきましょう。
たくさんの想い出、、、
父とたくさん過ごしたあの日々はもう帰ってこない。懐かしさやたくさんの優しさと想い出をくれた父は、高2で天国へ旅立ってしまったけど、いつかあの父のように家族をつくり、子を産み、優しさや想い出をいっぱい作ることが、私にとっての一つ一つの想い出。
うそをつくことにたくさんのおもいでがある
どーでもいいうそをつけばまわりがだまされる。
うそをつけばおもしろい
おもしろさだけがたくさんのおもいで
放った言葉
本当の気持ちと
正反対だから
「赦して」なんて言わないよ
あの瞬間は
本気でそう思ったんだ
今になって後悔するなんて
思いもしなかった瞬間も
本当の私だから
それでも好きでいてくれる?
『たくさんの想い出』
もう、うんざりだ。
やっと社会人になり、就職を始めて、やっと会社に入社したのに、その会社がブラックだった。
睡眠時間も全然ない。辞めたいけど上司が怖くて辞める勇気がない。
もう死んだ方が楽になれるかな…
今日は久しぶりに家に帰れた。
でも明日も仕事だ。
「痛っ!」
床に置いてあるダンボールに足をぶつけた。
その拍子にダンボールのふたが開いた。
中にはアルバムが入っている。
中学校の頃と高校の頃のアルバムだ。
アルバムをめくると、忘れていた"たくさんの想い出"が溢れ出できた。
体育祭、修学旅行など友達と過ごした日々が懐かしい。
そしてめくっていくうちに涙が出てきた。
楽しかったあの頃に戻りたい………
楽しく生活したい……
それからアルバムを見ながら泣いて、そのまま眠ってしまった。
目が覚めるともう会社に行く時間が過ぎていた。
遅刻だ。しかし頭の中には遅刻のことより想い出のことでいっぱいだ。
そしてスマホを手に取り、会社に連絡した。
「本日をもって会社を退職させていただきます。」
氷雅
たくさんの想い出
想い出を馬鹿にする人は心の寂しい人間だ、その人は仰った、人間にだけ許された感情と感慨それが想い出。
無限の時間を持たないからこそ想い出は残り、今だけに生きる他の生きもの達よりもより鮮明な想い出を持つことを許された人間だからこそ時間を宇宙を自分以外の生をより深く想えるのに、なんと勿体無いことか、与えたものを取り上げようと、その人は仰りたくさんの想い出なんて死に近い年寄りの戯言だ!孤独な自称毒親育ちはそう言って、オドロオドロしい言葉を吐きました、その瞬間たくさんの想い出をもつことを人間に許した人は、オドロオドロしい言葉を吐く人間の想い出を仕舞う袋を破りました、中に詰まっていた、その人間の想い出がサラサラサラと流れて落ちて消えて行きました、あたりに白い煙が立ち込め、その人間の顔を覆いその人間の世界が灰色になりました。
世界が灰色に見える、、誰のせいなんだ!
その人間は他に向けた人差し指を自分に向けることが出来ず、目もグレーの歪な紗がかかっているので、全てが歪んで見えて色もありません。こんな状態で人差し指を他に向けオドロオドロしい言葉を吐いていても、気遣っていて優しくありたくて繊細なんです、その人間は今夜も世界がグレーに見えるその薄暗くて狭い場所でブルーのライトを顔に充てて言うのです、「たくさんの想い出話しなんてする奴馬鹿」犬でも猫でも3日飼えば飼い主の顔を、その想い出と共に覚え、人間ならば3歳のころ見た夕焼けを遊んだ友を、親の匂いを、たくさんの想い出として留め仕舞い時々開いては生きる喜びや力にします。それが神が、複雑な命を与えたものに与えた力でした。それを無くしてなお気づけない気遣ってさんに憐憫を感じずにはいられません。
たくさんの想い出は、あなたの味方でしかありません、そして人生を愛し人を許し気遣える魔法の袋です、たくさんのキラキラ光る想い出を集めたいものですね。
どんなに辛い想い出も生きる力に変え、与えられた辛苦は見込まれているからだと思いなさい、いずれそれさえも呑み込んで、たくさんの想い出を仲間にしなさい、それがきっと優しくあれることですよ、優しさは包容力です(笑)
令和6年11月18日
心幸
晴れ渡った真っ青な空から、雨がぽとぽとと落ちていた。
「きつねのよめいり」私は口の中でつぶやいた。
窓の外は、雨だけがぽとぽとと音を立てていた。
こういう天気の時に、隣の家から顔を出して、うれしそうに話しかけてくれる幼馴染の声は、聞こえなかった。
雨がぽとぽと落ちていた。
私と幼馴染は、すごく仲が良かった。
幼稚園の時も、小学校の時も、中学の時も、高校に入ってからも。
私たちはいつも一緒だった。
小柄で、本や演劇を好いていた私の幼馴染は、とても優しくて、丁寧な性格だった。
何に対しても一生懸命で、諦めが悪くて、私は時々、「もういいじゃん」と不平を言った。
心配性で、楽観的で雑な私について、いつも気を張り巡らせて、危険を警戒していた。
火が苦手で、私が火の近くにいると、よく取り乱していた。
私たちは、生まれた時からずっと仲良しで、友達で、お互いが大切だった。
お家もお隣で、みんなに内緒でよくお話をした。
紙飛行機を飛ばしっこして遊んで、一緒に本を読んでごっこ遊びをして、一緒に駄菓子を食べた。
大きくなってからは、毎年一緒にお祭りにもいった。
テスト勉強を一緒にして、帰りには、待ち合わせて一緒に帰った。
私の、これまでの、たくさんの想い出は、幼馴染と共にあった。
幼馴染が、幼馴染とのたくさんの想い出が、私を作っているみたいだった。
私は幼馴染が大好きで、大切で、幸せになって欲しかった。
幼馴染が病院に運ばれたのは、一年前の天気雨の日だった。きつねのよめいり。
あの日、幼馴染は窓を開けて、「天気雨だ!きつねのよめいりだね」って笑って、
私は今日も話しかけてくれたのが嬉しくて、頷いて、
「じゃあ、また昼にさ、きつねのよめいり見よう」と幼馴染は笑って…
それから30分後、お隣に救急車がやってきた。
幼馴染は、お家で急に倒れたらしい。
幼馴染はそれから、帰って来なかった。
二度と帰れないところへ行ってしまった。私を置いて。
私と、たくさんの、本当に一人じゃ持ちきれないほどたくさんの想い出を置いて。
私は独りぼっちになってしまった。
私は雨が好きで、幼馴染は晴れの空を見上げるのが好きだった。
だから私たちは、一番天気雨が好きだった。
お互いに好きな天気が混じり合った空だったから。
この天気の時は、一緒に持ち合わせた、たくさんの想い出が、思い出せる天気だったから。
今日は、きつねのよめいり。天気雨だった。
たくさんの想い出が、天気雨に乗って、私のあたりを立ち込めていた。
幼馴染はもう帰ってこない。
幼馴染にはもう会えない。
あの毎日はもう帰ってこないのだ。
雨だけが降っていた。
真っ青な空から、ぽとぽとと。
たくさんの想い出が、支えを持たない私には、すごく重たかった。
たくさんの思い出。
それは、とあるアーティストのLIVEを見に行ったこと
人生初めてのLIVEは感動したし、
何よりもあの空間に自分が居れたことが幸せだった。
終わったあとは、
爆音のせいか耳が聞こえにくかった笑
それもいい思い出
(今日は姉が書いたよ)
人が天へと登る時は、その魂が軽くなるように、
その人の想い出を一つずつ空から落とすのだ。
大事な想い出ほど、人は離しがたくて、離れがたくて。
最後まで抱えて、持っていることが多いのだ。
そうして、最後の方に手放した想い出達は、
地上へと返すには遅すぎるから
空の途中で、ぽっかりと残ってしまうのだ。
その、何処にも行けなかったたくさんの想い出達が、
夜になった時にいっとう輝く星となるのだ。
だから、星降る夜には、どうか。
誰かが生きていたその想い出を、
あなたに思い出してほしいのだ。
「たくさんの想い出」 白米おこめ
アルバムを出さなくても
日記帳を捲らなくても
ずっと年老いても
全部分からなくなっても
それでもそれでも覚えているよ
君と過ごした長い時間を
‹たくさんの想い出›
寒くなると僕は消えて
そうして私になる
喜ぶひともいるし嘆く人もいるから
ちょっとだけの日もあるし
たくさんの日もある
少しゆったりの日もあるし
ずっとばたばたの日もある
いろんな形があるけれど
ぎゅってされたらもうわからない
私の名前は
‹冬になったら›
『たくさんの想い出』
辛い。
苦しい。
悲しい。
休みたい。
疲れた。
生きる意味ってなんなの。
死にたい。
色んな想いで溢れた――僕の心。
私の「青春の想い出」って作品があったら、登場人物は私、ただ一人だけだろうな。
それほど、誰の特別になる訳でもなく、目立たずに、ひっそりと、過ごした。
上手に生きたかった。普通の青春を送りたかった。
そんな風に想うこともあるけど。
こんな私も、私は愛しい。
明日を上手く描こうとして、
消して、直して、重ねて、模倣して。
私の人生ってノートは、ボロボロだけど。
これから先、もっとボロボロになるだろうけど。
消しすぎて破けたり、色を重ねすぎてくすんだりなんてこともあるけど。
それでいい。
他人に羨まれる私になるより、自分に誇れる私でありたいから。
これからたくさんの想い出でページを埋めていくんだ。
たくさんの想い出
いろんなところに、あの時の服装と表情と肌の温かさが眠っている。
嗚呼楽しかった
この6年間
初めての学校
初めての勉強
何もかもが初めて
さぁ次は中学生だ
部活しんどかったなぁ
勉強も難しかった
よく友達に教えてもらってたなぁ
それに初めて彼氏が出来た!
案外良かったな
次は高校かぁ
勉強はめんどいしだるかったな
でも今までで一番青春出来た!
中学校よりは緩くて楽!
何よりも自由!
もう少しで成人か
はぁ疲れた
しんど
いっそ会社辞めれないかな
転職サイト漁ろっかな
あの時は楽しかったな
彼氏が出来て大はしゃぎ
部活で優勝して泣き笑い
今では婚約者、彼氏すらいない
でも周りはどんどん結婚してく
それに誇れる様な趣味なんかもない
あの頃に戻りたいな
たくさんの想い出
今日までのすべて
わたしが奪ってきたもの
消費してきた命
たくさんの想い出
殺してきた自分
許してきた過去
許しがたい全て
わたしの
たくさんの想い出
死ねば排泄物と何ら変わりなく
一本道、振り返れば残飯の山々
代謝し終えたわたしの命は水洗で流してもらえるんですか。抜けた髪、切った爪、剥がれ落ちた垢。
それはまるで死んだ私のすがたをしている。
想い出。私だけの体。たくさんの想い出。生きていた証。
抜け落ちてゆくわたし。消える。
たくさんの想い出
じゃらら、と男が手慣れた様子で瓶を傾ける。その音は何度も何度も繰り返され、すぐに男の手のひらには数種類の錠剤が大量に乗せられた。それにどんな想いを馳せているのか、男はそれをじぃと今にも死にそうな顔で見詰めている。
「ねえ」
「…何?」
返ってきた声に覇気はない。この世に絶望した、というのがあまりに相応しかった。その様子にこちらも何度目のため息を溢す。
「早く死にたいが口癖の奴が栄養気にしてサプリメント大量に飲んでんじゃないわよ」
「死ねないならせめて苦しまずに生きたいだろ」
ODやってますみたいな空気感で男は幾つもの栄養補助食品を一気に飲み下す。
その地に足がついたネガティブ本当になんなの。
奴が教会に行っているうちに屋敷の掃除をしていたところ、奴が書いていたであろう日記のような物を見つけた。
日記のような物というのには訳があり、ものすごい期間が空いて書かれているからだ。
内容を見るに、特に大事な出来事のたくさんの想い出が書かれているようで、最初の方のページには使い魔のコウモリが出来た事や、知人の死に関しての事柄が書かれていた。いつ頃書かれた物なのだろうか?
ペラペラとページを飛ばし見て行くと、途中から何も書かれていないページが続く。
書くことに飽きたのか、書くような事が無くなったのか。
ただ、後ろのページの方に新しい紙が追加されたような色味が違うページがある。
そこまで捲って、新しいインクで書かれた文字を見つけた。
少し読み、溜息をつく。
『新しいヴァンパイアハンターがやって来た。住人達に受け入れてもらえるだろうか?良い子だろうか?惰性で生きるワタシに望みはあるだろうか?』
そんな事が書かれている。
自分の事より、オレの事を気にかけている文章だ。
全く、こんな事を書かれたくらいでオレのハンターとしての使命は折れないぞ!…まぁ奴の想い出の一部にもうなってはいるのだろうけど。
(たくさんの想い出)
大丈夫だよ吸血鬼さん、ハンター君は良い子のようだよ。
「たくさんの思い出」
色々あったね。あなたと出会ってから、私は変われたよ、変わったよ。あなたが変えさせてくれた、私を。
たくさんの思い出が浮かび上がるよ。あなたとの日々を思い出しただけで、こんなにも嬉しくなるんだ。こんなにも暖かい気持ちになれるんだ。でも、それはあなたとの思い出だから。これからも、いっぱいの思い出作っていこうね。今度は、2人じゃなくて、私たちの子供と、わたし達、家族の思い出を作っていこうね。
私とあなたの思い出はまだまだ続くよ。今度は、
「2人」の思い出じゃなくて、「家族」の思い出に変えていこうね。
ありがとう。こんな私と一生側にいてくれるって言ってくれて。嬉しいよ。私もずっと一緒にいたいよ。
今までの思い出も、これからの思い出も、大切にしようね。未来の旦那さん♡
たくさんの思い出
人にはたくさんの思い出でがある。
あの子は小さく産まれたため保育器の中にいた。あの子を近くに感じたくて写真をたくさん撮ってリビングに飾っていた。
退院しても体が弱く、すぐに熱を出しては、緊急センターへ何度も通ったあの子も今年5歳になる。七五三だ。勇ましく羽織袴で神社のお参りすれば、父ちゃんがすかさずまわり込み写真に収める。この日のために買った一眼レフの出番だ。
小学校に上がる年、爺ちゃんがランドセルを買ってくれた。始めてのランドセルにあの子は満面の笑みだ。
カシャ。カシャ。
もちろん父ちゃんは写真を撮るのを忘れない。
夏休みになり始めて海水浴に行った。波を怖がり逃げてばかりいたが、父ちゃんに連れられ海に入ってしまえば、楽しそうに浮き輪でプカプカしていた。海から上がって来たところをパシャリ。
冬はイベントがめじろ押しで父ちゃんの一眼レフの出番も増える。クリスマスにお正月。楽しいことばかりだ。突然、父ちゃんが毎年12月31日に写真館で家族写真を撮ろうと言い出す。うん。でも3人で撮った写真はあまりないからいいかもしれない。
そして春がくる。
あの子が産まれてから30年が経ち、今日はあの子こ結婚式。あの子の写真を撮るのも今日で最後になるだろう。たくさんの思い出が詰まった古いアルバムをあの子に渡そう。
この古いアルバムは父ちゃんと母ちゃん、そしてあの子の、家族の愛の記録だ。
思い出を忘れないようにと始めた日記、
実は20日分滞納しています。
よく考えれば日記って、
滞納するもんじゃないか…
No.2 –『たくさんの思い出』