『それでいい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
上手くいかない
それでいい
泣きたい気分だ
それでいい
なんにもやりたくない
それでいい
大丈夫だよ
今日できた私はそれが最大
辛くてどうしようもならないなら
吐き出したらいい
それだって私を守る手段
そして明日を創り出す第一歩
今日の私にありがとう
それがいい
選択を委ねられたらそれでいい、よりそれ が いい。
ちょっとしたことで印象が変わる。
しぶしぶ選んだ反抗期のようにはなりたくないだろう。
お題:それでいい
嫌なことがあって辛い君へ。
何もかも捨てて逃げ出してしまいたい君へ。
苦しくて泣いている君へ。
それでも頑張っている君へ。
逃げてしまった君へ。
自分の選んだ道に後悔しているかもしれない。でも、それがいつか正解になるから。進もうと思わなくていい。立ち止まってもいい。振り返ってもいい。ただ一つ、君自身を諦めないで。
泣きながら頑張る君も、苦しくて逃げてしまった君も、何も間違っていない。それでいい、そのままでいい。ただ君を生きてくれたらそれでいい。
あなたらしさ。
それが見られたらいい。
ただ、それでいい。
愛ではなかった。恋でもなかった。
君がわたしにくれるものは、そうじゃなかった。
それはもっと小さな、白詰草みたいな好意だった。
季節が巡れば消えてしまう、儚く無垢な想いだった。
わたし、今でも君を夢に見る。
でも、それでいい。それで、よかった。
#それでいい
君が僕に興味なくてもそれでもいいから好きでいさせて
君の隣でずっと笑っていたい。
それでいい。それがいい。
オリジナル短編小説(2)
お題「それでいい」
「それでいい」。君は確かにそう言った。
だから僕は、ずっと君のそばにいるんだ。
彼は、「それでいい」が口癖だった。学生時代のグループ活動、運動会の種目決め、生徒会役員選挙…。
社会人になってからも、会議等でいつも言っていた。
正直、彼は適当すぎると思った。でも、僕はそれが彼のいいところだとも思う。実際僕は、彼の「それでいい」という言葉に救われたことがある。
僕は学生の頃、いじめられていた。
蹴る、殴るはもちろん、嫌がらせは日常茶飯事だった。
そんな時、僕は彼に「もう楽になりたい。」と言った。彼は一言、「それでいいんじゃないかな。」と言ったんだ。そして僕は、その数日後いじめられなくなった。
それからの日々は、とても楽しかった。
暴力もなく、嫌がらせもない。毎日彼と平穏に過ごした。
「ありがとう、助けてくれて。」
彼は何も言わなかった。かっこつけのつもりかな。
社会人一年目のある日、彼は警察に捕まった。
一体何をしたのか、ずっとそばにいた僕にも分からなかった。
「君は何をしたの?なんで警察に?」
彼は答えてくれないまま、静かに連行された。
彼は、誘拐の疑いで逮捕されていた。
彼が、人を誘拐したのだという。
そんなはずない。僕がずっとそばにいたんだ。僕はそんなとこ、見てない。ありえない。
このまま黙って彼を連れていかせるわけが無い。
僕は、彼について行くことにした。
数日後、彼の家の庭から、白骨化した僕の遺体が発見された。
…そうだ。僕はあの日、彼に殺されたんだ。
彼に「それでいいんじゃないかな」と言われたあの日、僕は彼の家に招かれた。
「楽になりたいなら、手伝うよ。何をしたらいい?」
…僕は、もう、死にたいよ…。でも、勇気がないんだ。
「…わかった。手伝ってあげる。」
そう言って渡されたのは、目隠しだった。
「それをつけて、ここに立つんだ。」
彼の指示通り目隠しをつけ、指定の場所に誘導された。
しばらく彼は、なにか準備をしているようだった。
その準備が終わったのか、彼は静かに言った。
「3、2、1でいくよ。…3……2……1!」
その瞬間、僕の体は宙に浮かぶような感覚だった。あぁ、風が心地良い…。
緩く結んでいたためか、目隠しが落ちた。
僕は文字通り、『浮いていた』。
彼は、僕の願いを叶えてくれたんだ。
「これは、2人だけの秘密だね。」と、彼は優しい笑顔で言った。
『ありがとう』。その言葉は、伝えられなかった。
彼はあの後、殺人罪として罪を償うことになった。
牢屋の中で、僕は彼と一緒にいることにした。
たとえ彼に認識されなくても、こうなったのは僕のせいだから。
彼は一言、牢屋の中で呟いた。
「これでいい。彼との約束を破ってしまったから。」
〜終〜
「生きているだけ、それだけでいい」
と、謳いつつも
そうは生きさせてくれない世の中
冷たい、、、。
それでいい
吸い取られそうな寒さに少し身震いをする。窓を開けるとあたり一面、真っ白な世界が広がっていた。少しすると、耳が痛くなるような叫び声がお屋敷中に響き渡った。
僕はまだ温もりのある布団を飛び出て足が痛くなるような冷たい廊下を静かに歩いた。
重い襖の前に座り深く深呼吸してから恐る恐る覗くように襖を開ける。
「ぁなたがあんな残酷な人に…あんな人に騙されるのが悪いのよ!!」
「なっなんだと!!元はといえばお前があんな無能なやつを産んだのが悪いんだろ!!」
「なっなんですって!!!」
あぁまたお嬢様のことか…この親はなんで…いや親とも言えないか…
「旦那様、奥様おはようございます…」
「おっおぉ龍じゃないか!!もう少し寝ていればいいものの…すまんな起こしてしまったか…体調は大丈夫か!?」
旦那様は眉間のシワを緩め僕を見る。奥様もつり上がっている目を細め僕を見た。正直に言うと体中が震え上がるように気持ち悪い、でも…
「いえ、この通り大丈夫でございますので朝食の準備をさせていただきます」
「そうか」
旦那様は素っ気なく返事をし、また奥様と話し始めた…
僕はゆっくり立ち上がり、また一つ深く深呼吸をし、台所に向かった。
廊下を歩いていると、甘くて、優しくて、美味しそうな匂いに包まれた。
「これはもしかして…」
足を速めて台所に入ると、そこには、艶のない長い髪、右頬から首にかけた文字のような傷跡のある一人の女性が白いエプロンをつけて小松菜を切っていた。
「お嬢様すみません、どうして女たちがいないのですか!?」
「あっ龍二さん!すみません私が勝手にさせてもらっているんです…」
お嬢様は、そう言って視線を右上に向けた。
「もうできているんですね…」
お盆には旦那様がお酒と一緒に食べられる枝豆など美味しそうなものばかり置かれていた。
「それじゃあ運びましょうか…」
「…はい」
優しくて暖かい空気が僕らと食事を包み込む、
しかし、その空気は一瞬にして消え去った。
「旦那様、奥様お食事の用意ができました」
「おい、これは誰が作ったんだ?」
「わたくしでございます」
僕は答えた…
「そうか、龍が作ったのか…
そんなわけがあるが!!!!その化け物が作ったんだろ!!!こんな汚いものっ…食えるか!!!」
そう言って旦那様と奥様は踏み潰された小松菜を置いて部屋から出て行った…
「お嬢様すみません…せっかく作っていただいたのに…」
「…いえ大丈夫です大丈夫」
そう言ってお嬢様は床に落ちたきれいな緑色の真ん丸とした枝豆を拾ってこう言った…
「枝豆って花言葉があるんです…確か、必ず訪れる幸運…だったかな…わたしはこの枝豆に思いを込めます…今のままでもいい…それでもいいから…私に…私に…いつか幸せが訪れますように…」
「きっと…きっと大丈夫だと思いますよ!」
「えっ?」
「どっどういうことですか?!」
「その…確信はないんですが…」
…10年後…
「龍二さん!朝ごはん出来ました!」
「おっおお嬢様じゃなくて…美弥さんありがとうございます!」
「うふふ…もう〜」
私は親元を離れ使用人だった龍二さんと2人で夫婦として暮らした…時々私がこんなに幸せでいいのだろうかと呟く時があるのだけれど、その度に龍二さんは…
「何言ってるんですか!これからが幸せじゃないですか!!」と言い返してくれるのでとても安心する…
でも幸せは永遠に続くわけじゃないから…
どうか神様…どうか……どうか…お願いです…この幸せが続きますように…この夢のような幸せが覚めないように…
それでいい、それでいい筈なんだ。
なのにおれはまだ彼女のことが胸の奥底で夢に見てしまっている。
―美しいもの程、脆くて儚く、壊れ易いんだ。―
何処かで聞いた気障な文句をふと思い出していた。
彼女の笑顔が、夕焼けのように美しかったから。
赤く燃え上がりながら、闇に抱かれていく夕焼け。
爆弾ストレス抱えて
びっくりするほど胃を痛めて
人と話すのが怖くなって
仕事休む羽目になって
外に出るのが辛くなって
心臓がずっとバクバクしてて
ずっと緊張してて
心が痛くて
やる気が出なくて
何してても辛くて辛くて
1日何事もなく終わっただけで褒めて欲しくて
当たり前が難しくて悩んで
よくわからないけど泣いてて
いつ治るのか不安で
早く治さなきゃって焦って
自分を甘やかしてるみたいな私を
どうか許して下さい。
誰かに言ってほしいんです
自分で認めるのは難しいんです。
どうかこう言ってくれませんか
-それでいい-
恥ずかしがり屋で不器用で頑張り屋さんで
いい所見せようとして失敗しちゃって悲しい顔してさ。
私はいい所見せようとする姿もキュンとするけど
恥ずかしがり屋で不器用で頑張り屋さんな君も好きだよ。
無理にかっこよくしなくても そのままが一番カッコイイよ。
いつも私のためにかっこよくしようとしてくれる君へ。
頑張ってくれてるから言えないけど
「素でいる」それでいいんだよ。どんな君でもすきだから。
あなたがすき
あなたがすき
そんな私
それでいい
それがいい………
自分にできることをやりきる
それでいい
それだけでいい
別に恩返しなんかいらない
誰かのために
少しでも何かができたのならば
それでいい
嫌われようが好かれようが
私は私
何を言われようが
私は変わらない
生まれた時からの私なのだ
【それでいい】
私が泣いちゃう理由はあれでいい。そうだ、今日の晩御飯はこれにしよう。あのテレビ番組もうすぐ最終回なんだっけ。あぁ、疲れたな。それでもいっか。それがいっか。淡々と思ったことを思うままにして口を閉ざした。いつからでしたっけ、この関係が凍り始めたのは。貴方を見る目が変わったのはいつだっけ。
「離婚届け、出しといてくださいね。荷物、小さい物は持っていくので大きい物は郵送してください。」
いつも以上に淡泊な会話。いつからだろう。私は高校、大学の頃から変わらず、いや、少しは変わったのかもしれないけど好きだった。貴方は変わったかな。変わったかもしれない。でも、圧倒的に変わった部分を知っている。私に好きと言わなくなったよね。いつからか、冷たくなったし。浮気、知らなかったよ。決定的な離婚の決め手。でも、それでよかった。それでいいから。貴方のことを愛せてよかったなんて言わないから。幸せになってね。泣いてしまうかもしれない。
「今回もなかなかな漫画だな。」
「でしょ、いい感じ。」
相変わらず救われない女の人の話を書くなぁ、と。自分で思う時がある。それでも、女の人の泣き顔ってどこか強くてかっこいい。この後、必ず幸せになる。そんな期待を持たせてくれるんだ。死に物狂いで誰かを救いたい。それ一心で今日も机に向かう。昔、救えなかった子を救うように。ドロドロと零れ落ちた何かを掬うように。あの時は、その子の背中が小さくて脆く見えた。
「彼氏と別れたんだ。」
その目がどんどん壊れていく姿が怖かった。隣で見てるのにどう声をかけたって何をしたって意味が無いことが分かってしまう。貴方を救えるのは優しい偶像。彼氏だけ。
「ねぇ、貴方は今これでいいなんて思える恋愛をしている?」
貴方が今どんな男と付き合っているか私は知らないよ。貴方の壊れていく目は何を捉えたの。それとも、囚われてしまったの。
「ん、なんか言った?」
「なんも。」
私が貴方を幸せにしてそれでいいと言わせられる人生にしてあげたかった。漫画を描き変えるならあの子を私の世界に呼んでハッピーエンドに約束を。
あなたは、ずっとずうっと子供のままでいいの。
全部、お母さんが面倒を見てあげるからね。
あなたの好きなお菓子、ゲーム機、マンガ本。何から何まで、ぜ〜んぶ買ってあげる。だから、どうか私から離れていかないでね?
いっぱい甘えてくれるならそれだけでいいの。
後はもう、何も要らない。
あなたが私と一緒に生きてくれるだけで、幸せなのよ。
自分が産まれてからろくに親に愛されず、
要らないモノ扱い。
学校になんて行かず、そこら辺の大人と遊んでいた。
別に、そんなことしたってなんにも叱られなかったから。
そして、自分の何に惹かれたんだか分からないやつと結婚して離婚して。
またさらに他の男と結婚して離婚して。
そんなことをずっと繰り返していた。
……そして、あなたのお父さんもどこかへ消えちゃったわ。
でも大丈夫。あなたがいるから。
たくさん愛を注いであげるわね。
だから、あなたは一生子供のように私に甘えていればいいの。
それでいいのよ。
〜それでいい〜
周りからは
考え過ぎ、必要無い
そんな風に言われても
どれだけ自分を
分からなくなりだしていても
自分は仮面を被り続けるよ。
誰も傷付けない為
自分を守る為。
色んな仮面を使うよ。
うん。それでいい。
それがいいんだ。
それでいい
言い方によって
ニュアンスが変わる
優しく言うと肯定や同意
語気を強めると命令形
受け取り方も変わる
自分自身に言う時は
自分に言い聞かせている
でも不安な時に言われると
安心する言葉
エドワード・ゴーリーの作品を読んでみた。
『うろんな客』
『不幸な子ども』
『ずぶ濡れの木曜日』
どれも多少なり「子ども」の要素が含まれている。
それもよくある「無垢で守るべき良い子」というイメージではない。世界に対して理不尽に振る舞うし、逆に自然や大人に翻弄されて淘汰されることもある。
時に残酷な描写もされていて、私の母親は嫌悪感を示しそうだ。
だけど、大事な考え方でもあるなと思った。
子どもが悪いことをしたっていい。
大人と同じように、試練だって与えられていい。
別に、我が子を放置すべきとは言わないけれど。
それでいいと思えるくらいになれば、もっと素直に子どもが欲しいと願えるのかもしれない。