『ずっと隣で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"ずっと隣で"
君の手が嫌いだった。誰かのためにとばかり忙しなく動くその手が。
君の足が嫌いだった。誰かを助けてはまた別の誰の下へと向かうその足が。
君の背中が嫌いだった。誰かを覆い守るためにあると言わんばかりのその背中が。
君の横顔が嫌いだった。誰かを安心させるために笑ったその横顔が。
君の瞳が嫌いだった。いつになっても君自身を視界に入れることのないその瞳が。
君は、いつになったら君を君自身のために使う。
本当に、困った人だな。
しょうがない。
君が誰かのために生きるように、私は君のために生きよう。
私の手は君のためだけに動かそう。
私の足は君の下へと向かうためだけに動かそう。
私の背中は君を守るためだけにあるんだよ。
私の顔は君に笑いかけるためだけにあるし、
私の瞳は君だけを視界に入れる。
ずっと、ずっとふたりで。ずっと隣にいさせてね。
ずっと隣で
隣を見れば
当たり前にそこにいて
失うことを恐れる
「ずっと隣で」
生まれた時から、私の隣にはずっとお兄ちゃんがいた……と思う。
正直、生まれてすぐの頃の事なんて覚えてないし、第一目もよく見えなかったから、ホントの事はどうなのかはわからない。
でも、気がついたらずっとお兄ちゃんが側に居てくれた。
雨の中で心細い時も、ご飯がなくて困ってた時も、おっきいボス猫に追っかけられて逃げ回ってた時も。
いつもいつもお兄ちゃんが横に居てくれた。
いつからか温かいお家に2人で居るようになって。
人間たちは時々ベタベタし過ぎて鬱陶しいけど、でもなでなでしてくれるし、ご飯や時々美味しいオヤツもくれる。
私は我儘で気も強いから、お兄ちゃんとのプロレスごっこでも負けたくなくて、つい本気で爪を出したりしてしまうけど。
でもお兄ちゃんはいつも許してくれる。
きっと、お兄ちゃんは何があってもずっと隣に居てくれるよね。
私ね、普段はちょっとお兄ちゃんの事チョロいと思ってたりもするけど。
でもね、ホントはお兄ちゃんが大好きなんだよ?
ついでにあの人間たちもまあまあだけどね。
勿論言わないけどね。
《ずっと隣で》
僕は君が産まれた時から知ってる
君の大きな泣き声が苦手だった
でも僕が顔を見ると少しして笑い出す
そんな君のことが気になった
それからは君の隣が僕の定位置
泣いてる時も笑ってる時も
月日が進むに連れて
君はどんどん大きくなった
それに比べて僕はどんどん動けなくなっていく
そして君は大きくなって家を出た
それでもたまに帰ってくる
帰ってきてくれた時がとっても嬉しい
…………
そろそろお迎えが来るみたい
僕はもう動けない
そんな僕の話を聞いてか君が帰ってきてくれた
そして僕の傍にいてくれた
優しい君の声がする
泣かないで大丈夫だよ!僕は君の傍にいる
君に伝えたくて
君の涙を舐めて、「ワン」と鳴いて目を閉じて
永遠の眠りに着いた
君のずっと隣にいれて
幸せでした
ずっと隣で
ずっと隣で居るのを望んでたはずなのに
いざ隣で苦しそうに寝る愛犬を見ると
心が辛くなった
まだ入院させてた方がよかったのか
手術はエゴだったのか
色んなことを思った
けどごめんね
エゴかもしれないけど
ママはずっと隣で一緒に居たかったんだ
もう少し一緒に居させて
ずっと隣で
あなたの横顔のまつ毛に、雨の雫と太陽の光が反射していてずっと見ていたいと思った。
ずっと隣で。
ずっと隣で。
居たいから。
来週も楽しみ。
#ずっと隣で
―――
一緒に居たいと思った
愛おしいだなんて、ベタな気持ちに浮かされて
菓子を貪る彼奴の頭を、よく撫でたっけ
されるがまますぎて、躊躇った事もあったけれど。
すると決まってこちらを見上げるから、迷うのはやめた
でも、今となっては出来やしない
冷たい君は、随分撫で心地が悪くてさ
ボロボロ、泣いたっけ
…嗚呼、もう一度暖かい君を撫でたいな
「ずっと隣で」
ずっと隣で、待っている。
いつまでも、いつまでも!
ずっと隣で
あなたの歩幅に合わせようと
無理に急ぐことはしない
ただ、風が変わるたび
同じ方角を見ていたいだけ
言葉が途切れる夜でも
沈黙が冷たくならないように
そっと袖口を寄せるように
気配だけを灯している
季節がいくつ巡っても
思い出は増えるより、深くなる
あなたの影が伸びるたび
その隣に、もうひとつ影を置く
約束はいらない
未来を縛る紐もいらない
ただ、今日のあなたの隣に
今日のわたしがいられたら
それで十分だと思える
ずっと隣で
触れなくても、離れなくても
同じ空気を吸って
同じ時間を静かに分け合う
そんな関係でいたい
眞白あげは
お題「ずっと隣で」(雑記・途中投稿)
同行二人を思い出した。別の宗派ですが。
胸はズンと、とても重たいのに。
頬は濡れない今日。
ぼくの不注意だった、確認不足だった。それを詰められると何も言えないし自分が悪い。
だが他の理由を自分のなかで見つけて、自分はそこまで悪くないと、思ってしまっているぼくが、
さらにぼくの胸を重たくした。つよくいきるってなんだ
隣に当たり前の顔でいる貴方
貴方って手配書に乗っているくらいニヒルな顔してる
はやくどっかいって
今日はあなたの誕生日。
ずっと隣にいるね。誰にも渡さないね。
ゲームの中だけだけど、あなたの隣が許される。
私は友だちじゃないから、こういうときじゃないと、隣にいられないから。
私は友だちじゃないかもしれないけど、あなたは特別な人。
それはさみしいこと?でもそういう関係も悪くないでしょ。
あなたは私に何かをする機会を与えてくれてる。それもまたよきでしょ。
ずっと隣で至福を感じていたい。あのふわふわした感覚、ずっと続けばいいのに、そう思ったことはありませんか。私はあの感じがたまらなく愛おしい。
嫌なこともどうでも良くなるくらい、気分がいい。あの瞬間は、誰にも邪魔されたくない。特に普段、迷惑ばかりかけてくる人に優しくされると、ふわふわを超えて、ジーンと頭が痺れるくらいの強いのがくる。
ずっと隣でいてほしいと思う人を、取り逃した経験がある。本当に空気のような存在で、当たり前のように隣にいた。飾らないありのままの自分でいられた。
情けないところも見せたし、自分の嫌な部分も全部、受け入れてくれた。失って初めて、どんなに大切な存在だったかというセリフがあるが、全くその通りだ。
本当に特別な存在、ツインレイはそうそう出会えるものではない。人見知りの私にとって、稀有な存在に違いない。
もう一度、ツインレイに出会えるチャンスがあれば、素直に自分の気持ちを伝えよう。
『ずっと隣で』
中学生の頃に好きだった歌の歌詞を思い出す。
なんか、「ずっと隣で」って、やつだった気がする。
ずっと隣で
夜空を彩る幾つもの光。
心臓まで響く大きな音と共に、打ち上がった光たちは
あっという間に消えていく。
空を見上げたあなたの目は
降り注ぐ光の欠片を反射して
きらきらと輝いていた。
あと何回、この景色を共に見られるのだろう。
時間の流れは、残酷な程に早く
アナウンスがフィナーレを告げた。
また来年、と挨拶するかのように
寂しくないよ、と励ましてくれるかのように
大きな大きな花たちが、次々に弾け散る。
あぁ、もう終わっちゃうのか。
最後に、一番大きな花が夜空に立派に咲き誇った。
「…やだなぁ」
寂しさが募って、自然とこぼれ落ちた言葉は、
ドン!!という大きな音と、歓声の中へ消えていった。
私の横で満足そうに目を細めるあなたを見て、思う。
あと何回、一緒に見られるかはわからない。
それでも、
願うなら、ずっと隣で。
私が愛した人は、深紅が似合う気の強い女です。
幸之助は手紙を或る男から受け取った。その男は四十くらいでつい三週間前まで幸之助が経営している宿舎に泊まっていた、品のない髭を生やした男だった。幸之助が受け取った手紙は如何にもその男を思わせる粗雑な筆跡であったが、一文だけ妙に丁寧に書かれていた。
幸之助はそれ程親しい会話を交わした事のない男の意外な告白に驚いた。彼に見合わない筆跡や言葉の選びをみるに、この男は心の底から深紅の女を愛していたのだと思った。ふと幸之助はこの男の昨日を思った。彼は三週間前妻を貰ったので京都の方へ引越すらしく、宿舎を出て行った。彼が荷物を最後に取りに来た時に幸之助が見た彼の後ろを付いていた女は新緑の似合う年齢に見合わない愛らしい雰囲気の女だった事を思い出した。
幸之助はただ深紅の女に見放されたか、悲惨な別れを遂げたか分からない下衆の男の叶わなかった恋の苦さと共にその手紙を破って捨てた。
何故なら幸之助は彼とは違い、自分の宿舎に一昨日から泊まっている女に一途な恋をしていたからである。
そして不幸にも彼女もまた深紅が似合う女だったのだ。
幸之助はもう二度と会うこともないだろう男の失恋に無駄に振り回されたくなかった。
あなたの隣を私が。
そして、私の隣をあなたが。
これからもずっとあなたの隣で笑えたらいいな。
私は、ずっとあなたのそばにいるよ。
ちょっとずつ知っていく君に胸が高鳴って仕方がない。
それを抑えながら彼女と遊んでいると、そばに居たくなる。
俺じゃない誰かに向けている笑顔にもモヤモヤしちゃうんだ。
その笑顔は俺に向けて欲しい。
遠目で彼女を見つめる。
その無垢な表情は、心が暖かくなるんだよ。
俺の視線に気がついたのか、彼女は俺を見つけて華やかな笑顔をくれる。
その表情を見て思うんだ。
俺の隣にいてくれたら嬉しいって。
おわり
六六六、ずっと隣で