眞白あげは

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ずっと隣で

あなたの歩幅に合わせようと
無理に急ぐことはしない
ただ、風が変わるたび
同じ方角を見ていたいだけ

言葉が途切れる夜でも
沈黙が冷たくならないように
そっと袖口を寄せるように
気配だけを灯している

季節がいくつ巡っても
思い出は増えるより、深くなる
あなたの影が伸びるたび
その隣に、もうひとつ影を置く

約束はいらない
未来を縛る紐もいらない
ただ、今日のあなたの隣に
今日のわたしがいられたら
それで十分だと思える

ずっと隣で
触れなくても、離れなくても
同じ空気を吸って
同じ時間を静かに分け合う
そんな関係でいたい


眞白あげは

3/13/2026, 12:10:11 PM