『ずっと隣で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どんなに悩んで苦しんで大変な時も
毎日が楽しくて幸せな時も
どんな事があっても隣にいてくれた。
時には反抗したり素直になれなかったけど
ずっと隣でやさしく時には厳しくしてくれて
こんな機会にしか言えないもんね
お母さんいつもありがとう
「ずっと隣で」
ずっと隣で
私はあなたに幸せでいてほしいし、幸せでいてくれることを願ってる
だから、せめてあなたが幸せになるまで…ずっと隣であなたの安全を守らせてほしい
君に会ってからはね
「いつも」みたいにはいかないんだ
送信できなかったメッセージは
山のように溜まってる
何がって
自分が一番びっくりしてる
寝ても醒めても君のことばっかりだ
夢中になると
他のことは置いてきぼりになっちゃうし
だからって
付かず離れずなんて無理みたい
いまは高校生になる娘。
彼女はわたしのおなかの中にいた時、一度死にかけたことがある。
三度の流産の後に授かった命...。
また流産かと思ったが1週間ほどの入院の後、わたしは自宅に戻った。おなかの子もなんとか留まってくれた。
その時、2階にあった寝室を1階の和室に移した。
以来、わたしの寝室はずーっと1階の和室。
娘は無事に生まれてきてわたしと一緒に就寝するようになった。
いつかは自分の部屋で一人で寝る!と言うと思って静観しているが、高校生になった今も、実はわたしの隣で毎日寝ている。
たまに、わたしとケンカして自分の部屋で寝ていることもあるけど、また戻ってくるのだ。
高校生にもなって、親と寝ているなんて、他人が聞いたら驚くだろうと思うけれど、こうやって一緒に寝ることも、この先そう長くは続かないことだろう。
ずっと隣で寝ていて欲しいけど、いつかはいなくなる...。嬉しいような寂しいような複雑な心境だ。
ずっと隣で執事みたいにサポートしてくれる
スマートフォン
ただポケットがかさばるから苦手なんだよな
「まだ咲いてない花のハナシだが、お題に丁度良いネタ見つけたわ。銀蘭、ギンランだとさ」
◯◯さん、ずっと隣でイビキかいてたよ。
ずっと隣で独り言言ってたけどどうしたの。
お題の上京をあれこれ考えながら、しかしなかなかコレという物語を書けないでいる某所在住物書きである。何をトチ狂ったか、花に新天地を求めた。
「特定の種類の樹木、ブナとかに対して、おんぶに抱っこな花らしくてさ。そのおんぶ抱っこな木から離されると、生きられないらしい。だから『キレイだな』って思って根っこごと引っこ抜いて、鉢植えにしても、途端に枯れちまうの。……つまりずっと隣同士でなきゃならねぇと」
ずっと隣同士で居続けたブナ役とギンランモチーフ、ひょんなことから離されて、数日後ブナがギンランを尋ねると、云々。「ずっと隣でなければ、生きられなかったんだね」。
あらエモい。しかし物書きは首を振った。
「……書けねぇ。」
――――――
最近最近の都内某所、某稲荷神社近所の茶葉屋、お得意様専用の飲食スペース。完全防音のそこ。
準和風の廊下をトテトテチテチテ、看板子狐が尻尾振って歩き、狐型料理配膳ロボットを先導して、ひとつの個室のふすまに辿り着く。
前足で器用にふすまを開けて、目当ての客と視線が合うと、爆速で突撃して、スライディングよろしく畳に顔と背中を擦り寄せ、ポンポンチラリ。
腹を撫でてほしいのだ。
「随分お前に懐いてるな」
くぅーくくくっ、くわー、くわぅー!
全力で甘え鳴く子狐に優しいため息を吐き、腹を撫でる親友に、声を投げる者がある。宇曽野という。
その男声に、狐撫でる方が答えた。
「私の後輩の方が、こいつは好きだろうさ。ペット用メニューをいつも頼んでやっているから」
こちらの名前は藤森、旧姓を附子山といった。
藤森の言う「後輩」とは、長年同じ部署で共に仕事をしてきた仲の女性のこと。
まさしく「ずっと隣で」、書類を捌き、ノートのキーボードを叩き、上司の理不尽に抗いながら、苦楽とシェアランチ・シェアディナーを共にしてきた。
今年の3月突然、離れ離れとなり、後輩は支店に、藤森は後輩と違う場所に、それぞれ異動となった。
面倒な人物が彼等と同じ職場に就職してきたのだ。
「ところで藤森。加元が動いたぞ」
「加元、私の元恋人の、今月ウチに入ってきて、お前の部署に配属された加元さん?」
「他に居ないだろう」
「『動いた』って何をした?お前に危害など、加えちゃいないだろうな?」
「お前の姿を探して、今まで本店だけをウロウロしてたがな、最近ウチの全7支店の場所を調べ始めた」
「支店、……あいつは、後輩のあいつは無事か?!」
「一昨日、店舗の外には来ていたそうだ。付烏月のやつが『加元の差し金っぽい人が支店の外観撮ってたよん』だとさ。店内には入らなかったと。
心配か。長年ずっと隣で仕事してきた後輩が」
「隣ではない。向かい合わせだ。
……付烏月さんが居るから、べつに、心配など」
「正直だなぁ藤森」
まぁ、俺としては、加元がお前にどれだけ執着しようと執念をごうごう燃やそうと、面倒な騒動だの事件だのさえ起こさなければ、別に。
そう付け足す宇曽野は、配膳ロボットから己の頼んだ料理を取り出し、追加注文としてオススメ表示された東北地鶏のササミの小鉢をトントン。2度タップ。
藤森の和膳も回収して、ロボットを厨房へ送り返す。
「お前の今の所属先、いつ加元にバレるだろうな」
「あのひとはすぐ嗅ぎつけるよ。それより先に、付烏月さんの『自称旧姓附子山』に引っかかるだろうさ」
「違いない」
双方が双方で、意味深な言葉を交わして、茶なり酒なり各々グラスに注いで「いただきます」。
詳細は前回投稿分、あるいは前々回投稿分参照だが、スワイプが面倒なので気にしない。
藤森と宇曽野はその後もアレコレ情報を交換し合い、その間、看板子狐は藤森のずっと隣で、あるいは膝の上で、丸くなったりヘソ天したりしていたそうな。
大切なひとの体温は
電波越しでも伝わってくる。
#ずっと隣で
貴方は今何をしてますか
私は貴方を愛してます
でもきっと貴方は
私のことなんて忘れてるよね
1ヶ月前に戻ってほしい
貴方がまだ近くにいた頃に
受験生悪くなかったな
もう一度 先生してくれないかな
#ずっと隣で
卒園おめでとう。あっという間の3年間だったね。最初は行きたくなくてぐずったけど、お友達が出来てからは毎朝楽しく登園出来るようになったね。
初めての発表会、パパは緊張して尾でを撮る手が震えた。その隣でママは泣いていて、君の歌声よりもママの泣き声の方が大きな音で撮れた。
初めての遠足、心配性のおじいちゃんは、こっそり公園に行っていたんだよ。気づかなかったでしょ。
そして、初めてのお泊り。寂しくなって迎えに呼ばれるのてはないか、不安とちょっとの期待で電話片手に君がいない夜を過ごした。友達とグーグー寝たようだね。ちょっと寂しかったよ。
来月からは小学生。まだまだ楽しませてもらいよ。パパもママもずっと君の隣で見守っているからね。
眠っている君は、まるでこの世と離れてしまったかのような存在に見えるときがある。
呼吸が浅くなって少し静かになる瞬間、このまま居なくなるんじゃないかなんて思ったり。
呼吸がちょっとばかし大きくなると今はまだ生きているんだな、なんてほっとしてしまうから不思議なものだよね。
ずっと隣に居てほしいから、君の寝顔は不安になるの。
こんなことを考えて馬鹿みたいと思う自分と、永遠にそこにいてと願う自分は、どこまでもわがままなのだとわかっていても変われないまま。
不安にならないように、共に眠りにつけたらいいのにな。
これは愛なのか、エゴなのか。
よくわからないけれど、私はまだ君と生きていたいよ。
9回目:ずっと隣で
おはようと君に声をかける。今日は何だかうかない顔をしているね。何時もより早く起きて可愛い服を着ている。どこかに行くの?普段と違う綺麗な色がついたリュックサックを背負っている。どうやら入学式という所へ行くらしい。新しいお友達が出来るか不安なんだって。大丈夫、君なら沢山お友達ができるよ。ずっと隣にいたから僕知ってるよ!
「行ってくるね。」
うん!行ってらっしゃい。気をつけてね。僕はお家で留守番してるからね。帰ってきたら一緒に散歩しようね。
ずっと隣で
ずっと隣。私のそばにいた人、
ありがとう。それだけ伝えておこう
丘のふもとは、暗くて気味悪く映った。
彼は足早に家を目指した。明かりが灯る白い家に着いた時、彼は安堵のため息を漏らした。
戸を開けると、大切な人が胸に飛び込んできた。彼が何も言わないので、不思議そうに彼女は見上げている。
彼は唐突に口角を上げ、その場にひざまずいた。
「たいせつにするから、結婚して欲しい」
「うん」
差し出した指輪など関係なく、彼女は覆いかぶさるように抱きついてきた。
あいつの分まで、そう思うが口には出さない。あいつはどこかで生きている、そう思って彼女、そして彼も暮らしてきたから。
夕食のときに彼女は思い出したように言った。
「先生からの手紙、まだ開けてないの」
彼は手を伸ばしそれを受け取る。
『お元気でしょうか?
また、戦が始まります
どうかご無事で』
彼は思わず外を見た。暗がりに、雷が落ちる音がした。
『ずっと隣で』
こどもの頃からやっている柔道でライバルと思っている人がいる。県大会レベルでは敵なし状態だったので天狗になっていた私は地方大会で初対戦したときに負けを喫し、その人は優勝した。その人は同い年で、天才とかサラブレッドとか呼ばれている人だった。どうして表彰台に私はいないのか。そして、表彰台に乗ってメダルを受け取るその人にはどうして笑顔が無かったのか。そのふたつを強烈に覚えている。
負けてからはそれまでサボりがちだった基礎練習や筋トレをちゃんとやるようになった。負ける要素を少なくすれば勝てるようになる。勝てるようになれば、勝手にライバル認定したあの人にも勝てるかもしれない。次の年の地方大会にも出場し、再会できたのは決勝戦。無駄のない動き、判断の早さ。どれをとっても段違いだった。
表彰台に登る前、少し話をした。今日の試合はこれまでで一番楽しかったとその人は言った。
「実は去年も対戦してたんだけど、覚えてる?」
「ごめん、全然」
うふふ、と笑いあってから表彰台に登る。少しだけ笑顔になったその人を見て、なぜかとてもうれしかった。
あのときの試合を胸に、今日もまた練習に励んでいる。いつか勝てるかもしれないという思いもある。けれど、また楽しい試合をしたい。私が強くなればあの人を笑顔にできるとわかったから。
当たり前に
いつでも
会える
と思ってた。
事故が
起こるまで。
カタチあるものは
いつか
消えてしまう。
ヒトも
モノも。
わたし自身も。
ずっと
永遠なんて
ないんだ。
#ずっと隣で
小さい頃から見えていた、お友達。
毎日かくれんぼしていたのに、いつしか見えなくなってしまっていた。
ある日、家の整理をしていると、古いぬいぐるみを見つけた。
その姿は、お友達とそっくりだったんだ。
ずっと隣で見てたんだね。ありがとう。
ずっと隣で
大きな木の隣に家がありました。
そこには小さな男の子と、その両親が住んでいました。
その木は男の子の成長をずっと隣で見守ってきました。
やんちゃな男の子は、その木に登って落ちるなど、
とにかく落ち着きがなく、木は心配もしていました。
何回も季節が巡り、男の子は立派な青年になりました。
かわいいお嫁さんをもらって、一緒に暮らすようになりました。
あのやんちゃな男の子が、こんなに立派な青年になったので、木もほっとしました。
それから、二人の間に子供が生まれました。
父親に似たのか、落ち着きがなく木も見守ることにしました。
今もその家の隣で木は子供を見守っています。
きっと、ずっと隣にあることでしょう。
永遠の愛を誓おう
変わらぬ心をあげる
支えていこう
きみの全てを
きみの隣で
アルバムをめくる
きみの写真をそっとなでる
きみがそうしてくれたように
たった一度
きみだけがそうしてくれたように
永遠の愛の誓いを
裏切らぬ心を頂戴
支えておくれよ
ぼくの全てを
ずっと隣で
ずっと隣で(お題)
ずっと
一生
生涯
これから先も
何十年後も
あなたとの間に
存在しない言葉達
II
今までなら、
1人でも、ずっと平気だったのに。
あなたの隣にいることを知ってしまった、あの日から
私は、弱くなってしまった。
1人でいるぐらいで
あなたが隣にいないだけで
こんなにも、心が揺れるなんて思わなかった。
もう一度、あなたの隣に居たいのに
あなたはもう、記憶の中でしか逢えないの。
もう少し
ほんの少しでいい。
ずっと隣で
2人、並んで座って
風に靡く綺麗なあの人の髪を
髪の間から覗く瞳を
ずっと眺めていたかった。