四月キサ

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眠っている君は、まるでこの世と離れてしまったかのような存在に見えるときがある。

呼吸が浅くなって少し静かになる瞬間、このまま居なくなるんじゃないかなんて思ったり。
呼吸がちょっとばかし大きくなると今はまだ生きているんだな、なんてほっとしてしまうから不思議なものだよね。

ずっと隣に居てほしいから、君の寝顔は不安になるの。
こんなことを考えて馬鹿みたいと思う自分と、永遠にそこにいてと願う自分は、どこまでもわがままなのだとわかっていても変われないまま。
不安にならないように、共に眠りにつけたらいいのにな。

これは愛なのか、エゴなのか。
よくわからないけれど、私はまだ君と生きていたいよ。

3/14/2024, 4:04:12 AM