『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あのねって言葉の続きをまた見失って
髪を乾かしてくれるひとがいなくなっただけって
そう思うことにしたんだ
あのさって言葉の残りはもう砕いて
いいカノジョのまま終わりたいなんて猫かぶって
結局空回りして薄くなる
17cm高い君の後ろ姿
追いかける私の言葉
髪質も猫の下もどうだっていいだろうけど
たった4文字だけ待って掴んでほしい
大好き、
さよならを言う前に
これっきりそれっきり
これからもそれからも
またねまたなもう
さよならを言う前に
あんずのさよならするために
ーーもう、残暑見舞い申し上げます。なんだ。なんだか、早いな〜。
今年もあと、僅か……。まだまだ、暑いですね。
先日、行った百均のデスプレイは、もうHalloweenだった。
オレンジとブラックのカラーだった。
何時か、『あんずちゃんもこっちおいで』なんて呼ばれるのかしら。www
でも、私は、三年前に皮膚ガンで、手術をしたから、ーーあの日から、逆算の日々をしているんだ。
大好きなイケメンの看護師さんと出会えたことも、想先生に、出逢ってトキメイてドキドキしたらり
ほんのちょっとだけ、距離が近くなりまた、ーー遠くなり迷ったこと。
苦痛なんて、言われたりしたけれども、何も言い返せなかったことも。
でイケメンの看護師さんに、されたウインクは、ドキドキ💗したよな〜。
キレイなアーモンド型のキレイな眼だっけかな〜。
想先生と、見た、今年の桜綺麗だったな〜。
想先生と、出会う時は必ず雨だった。そして、イケメンの看護師さんとさよならした日は、霙空だった。
私は、手術を頑張った時も、イケメンの看護師さんにトキメイた日も想先生にへの淡い想いも、……今迄の全ての出来ごとは、
5、7、5の調べにのせていた。♫♫♫
落選が続いた日も、教室のトビラをノックした。
同じ、教室の仲間から、『門下生だね』と、言ってもらったこと。ーー私は、先生の門下生なんだ。(´;ω;`、どんな日日も。
泣いたり、笑ったり、悲しかったり、悔しかったり、アニメfree!に夢中になったり、トキメイたり、片想いしたり、頑張ったりしても、全部、私のうたになる。
ーー外では、朝から、蝉が鳴いています。終わり
「さよならを言う前に」
伝えないと あの子に「ありがとう」って言わないと。
まだ死んじゃだめだよって、言わないと
さよならも、ありがとうも、ごめんねも、大好きも、何も言えないまま離れていくなんて嫌だよ。間に合わなかったんだな、って後悔して埋め尽くされちゃうから。つらくなるから。どこにもいっちゃ嫌だよ。
「さようならを、言う前に」
―――卒業式―――
今日は、小学校の卒業式!六年間勉強をしてきた学校と、お別れする日…。同じ中学に行けない子とお別れする日。
今日の私の格好は、いつもとは違う和服で、髪の毛はポニーテールの上に大きな、黒いリボンを付けている。友達も髪の毛や服装がいつもとは違って可愛い。男子はスーツ姿で格好良くきめいてる。
卒業式はあっという間で、卒業写真をクラスごとで撮っていた。卒業写真を撮り終わった後は、お母さん達と合流して、学校の中庭にある桜と「卒業おめでとう」と書いてある看板と、一緒に写真撮影を撮っている家族が多い。
「⚪⚪ちゃ~ん!LINE交換しよ~!」
と、友達が話してきてくれた。
私は卒業する前にお母さんにスマホを買って貰って卒業と一緒にLINEを交換することにしていたので、友達が私を囲むように友達が来ていた。私は順番にLINEの画面を出して、友達とLINE交換をしていた。その順番の中には学校が離れてしまう子がいたので、私は
「違う学校になるけど、LINEで話そうね!じゃあ…さようならを、言う前に…!またね!!!と、写真撮ろ!さようならじゃなくて!またねだよ!ね!また遊んでくれると嬉しいよ!違う学校だけど、また遊ぼうね。」
LINEの交換が終わって友達と喋っていると、好きな子が話しかけてきた。好きな子も違う学校で、離れてしまう。
ちょっと寂しいけどなんとかなるって、最初は思ったけど、ちょっと悲しいな…。
「⚪⚪君、違う学校だけど勉強とか友達関係とか、頑張ってね!違う学校だけど、応援してる!
また会おうね!」
って、にっこり話して終わろうとしたら、
「⚪⚪も頑張れよ。……あとさ…LINE、交換しない?俺、違う学校になるからお前の騒がしい声聞けないとちょっと寂しいんだよね。だから、LINE、今年してほしい。」
きっとそのときは私はニヤついていただろう。私はにっこりしながら、
「もちろんだよ!てか、騒がしいってなによ~!
これからもよろしく!⚪⚪君!写真も撮ろ~!」
さようならなんて寂しいじゃん。またね、のほうが絶対に良い!さようならを、言う前に、またねを言おうよ!
もしも、許されるのなら、
また会おう。
さよならを言う前に
俺は言いたかった。
自分の命の途切れる音を聞きながら
確かにそうおもった。
「…、、!」
教室の窓から君が女子生徒と唇を重ねる姿を見た。
「せんせーおはよ!」
「おはようございま…ってスカート、短すぎないですか?」
「えー!大丈夫だってー笑それより先生早くあたしと付き合ってよー」
「まだそれを言うんですか…
僕は高嶺さんと付き合う気はありません。」
「えー!なんで!なんで!」
「なんでって、、法律違反ですよ。」
「んー…じゃあ、卒業したらいい?」
「まあ、そのときは考えます。けど、僕は高嶺さんの気持ちには答えれないと思いますよ」
「大丈夫!私強い女だから!」
「はあ……」
「ねえうるあ、まだ海瀬先生狙ってんの?」
「当たり前でしょ!翔君かっこいいんだよね。」
「え、あんた翔くん呼び?やばー笑」
「いいじゃんか、翔くんが許してくれたんだし!」
「いいけど程々にしなね。
あとから傷つくことなるよ」
「大丈夫だってー!翔くんはそんな傷つけるようなことしないから!」
「それでは本日の授業を終わります。号令ー。」
「きりーつ礼、さーなら」
「またねー!翔くん!」
「あ、高嶺さん。」
「え!なになにー!まさかまさか、告白ですかー!?」
「違いますよ。今日僕用事があって教室の掃除ができなくなってしまって、代わりに高嶺さんしてくれますか?」
「えー!あたしが?なんで!」
「高嶺さん、僕の言うことだったら聞いてくれるかなーって。」
「先生って意外とくずですよねー!ほんと!
まあしますけど。そういうとこもすきだし」
「ほんとですか?ありがとうございます。」
「まあいーよ!」
「じゃあ、僕は教室から出るのでお願いします。」
「はーい」
「あ、あと」
「んー?っ、」
「最近うるあ、よく頑張ってるね。ちゃんと見てるから。」
「っー…」
「あれ?笑もしかして慣れてないんですか?」
先生が私の顔を覗き込む。
「せ、先生…頭ポンポンと呼び捨てはだめだってー!!!」
「笑、ちょっといじわるしちゃいました。
掃除頑張ってください。」
「んもー!!」
10分後
「ふぅーだいぶ綺麗になったかな!」
「先生に頼まれたからって、ちょっと頑張りすぎたかなー笑
あ!せっかくだし窓も拭こっかな」
「よいしょっと…」
雑巾を窓においた瞬間、手が止まった。
「へっ…」
見たくないのに目が離せなかった。
「あれ……って、。」
翔くんいや、海瀬先生と女子生徒が下の階の空き教室に二人きりでいた。
いやな予感しかなかった。
目に焼きつけてしまう自分が嫌になった。
「…、、!」
手から雑巾が落ちたその瞬間、先生と女子生徒は
「キス……した…よね。。?」
信じたくなかった。
紳士で優しいあの先生が
生徒思いで約束を破ることのないあの先生が
女子生徒とキスをしたなんて。
「だめ…これ以上見たら…」
目が離せない。
分かってる。傷つくことなんて分かってた。
「でも…」
先生が女子生徒の胸に手を触れたこと
女子生徒とキスをしたあとに微笑んだこと
女子生徒と会うのを分かっていて私に掃除を頼んだこと
「用事じゃなかったの……、?先生…」
私が都合良く使われていたこと
全てが嘘であってほしかった。
ガラガラガラッ───
後ろから、戸が開いた音がした。
「高嶺さん。掃除、終わりましたか?」
「……。」
「…?あ、窓も拭いてくれたんですね。ありがとうございます」
「…」
「…高嶺さん?」
涙が溢れそうだった。
そのときだけは、泣かない自分を褒めたいほど辛かった。
「もしかして、どこか悪いんですか?
保健室連れて行きましょうか?」
さっきまで女子生徒と淫らな事をしていたのにも関わらず、普段通り喋りかけてくる先生が恐かった。
「…大丈夫、です。」
「…そうですか。掃除、ありがとうございます。
とても綺麗になって嬉しいです」
「、、あの」
「?なんですか?」
「、…いや、えっと…もう帰りますね。」
「あぁ、そうでしたか。
ごめんなさい、足を止めてしまって。」
「大丈夫です」
「それじゃあ『さようなら』」
「…さようなら。」
さよならを言う前に、
「また明日」そう言えたら良かった。
さよならを言う前に
さよならを言う前に
もういっかいだけ抱きしめて。
あなたの温度が、鼓動が
今わたしの腕の中にあるだけで
こんなにも幸せ
少しだけ目を合わせて微笑んで。
あなたの瞳の中に
確かにわたしが映るから
こんなにも泣き出しそう
またね
言えなかったけど
胸はまだ温かいよ
さよならできない私。
「また今度!」
*さよならを言う前に*
将来の夢は、親と同じ大工だった少年が勇者に選ばれた
私の幼馴染だ
昔とは違い、今は勇者は魔王の怒りをおさめるための人身御供でしかない
つまり、彼は死ににいくのだ
わずか10歳の身に、すべてを諦めたように笑うその顔は似合わなかった
「だから、さよならなんだ」
真っ白になった頭に怒りが湧いてくる
どうして彼でなくてはいけないのか
私の夢が叶わないではないか
「さよならを言う前に、私の夢を叶えてよ」
私は彼の手を取り、誰もいない方へ走り出した
どうか、さよならが追いかけてきませんように
私の夢はね、あなたのお嫁さんになって、おばあちゃんになるまで仲良くいることなのよ
さよならを言う前に
私は君に
好きと伝えた
私のさよならに
君は涙を流すよう願って
でもきっと
涙を流すのは
私の方だね
だって君の顔が
だんだんぼやけてくの
さよならを言う前に
君と最後に愛し合いたい
愛し合って何十年後に
そうゆう事もあった
と笑い話になる
ような
愛し合える仲
だったら
僕の視界には真っ赤に染った君と
ずっと流れ続ける血液が写る
「死なないで」
君は僕に言うけど
僕は君にその言葉を言いたかった。
「こっちのセリフ、死なないで」
その言葉を聞くと
僕に柔らかい笑顔を見せた。
「好きだよ」
その一言で彼女は動かなくなった。
さよならを言う前に
君はいなくなってしまった。
冷たくなる君の手を取って僕は涙を流していた。
「僕だって君が好きだ...」
君をずっと忘れないよ
─────『さよならを言う前に』
世界にサヨナラする前に
僕に会いに来て
僕と話しをしよう
それでもさよなら、と言うなら
僕にはさよなら言わないで
「またね」って言ってほしい
そっちで再会するかもだし
来世でも会ってバカ騒ぎしたいからさ
だから、サヨナラを言う前に
僕に「またね」をちょうだい
私は貴方のことが好きだったのかもしれません。こんなことをいま言うのは少し卑怯かもしれませんが、言わずにはおけなかったもので。
ごめんなさい。ありがとう。
どうかお幸せに。
そう最後に告げて去って行く彼女の笑顔は、何かを吹っ切ったように澄んでいて、不覚にも綺麗だと思ってしまったことは、婚約者には秘密にしておこうと思う。
【さよならを言う前に】
「ねえ、泣かないで。私はまだここにいるよ」
君は白いベッドに横たわる私の手を握りながら、泣きじゃくっている。
ベッド横の心電図はほぼ直線になっており、心停止を告げるブザーが鳴っている。
私は君の肩に手を置こうとするが、するりと通り抜けてしまった。
これが向こうに行く前の最後の時間なのか。
それなら、話くらいさせてくれてもいいのに。
さよならを言う前に、先に伝えたいことがあったんだよ。
「今は無理でも、君は立ち上がって先に進んでね」
どうやら私は長くないらしい。
100歳まで生きたいなんて思っていなかったが、30代で死ぬ想定もしていなかったから、何だか困惑する。
日に日に少しずつ身体の自由がなくなっていくことに、私はあと数年耐えられるだろうか。ああ、きっと無理だ。私はひどい怖がりだから。
自然災害に、疫病、戦争。世界を不幸が飲み込もうとしている。そんな世の中を、この脆弱な肉体では生きていける気がしない。いつも父が言っていた。これからは「弱い人間は生きていけない」世界になるのだと。つまり私は、死ぬべき人間であるのだと。少しでも生きたい人間に有限資源を譲ることくらいしか、死にゆく私が他人に出来る親切は、もうないだろう。
いざ眼の前に死が迫れば、私は多くの未練を浮かべると思ったのに、実際は何も浮かばなかった。私は、家族や友人に対して、諦めしか持っていなかったのだ。誰かを強く想うことが出来なかった。強いて言うなら、それが未練だろうか。そういう強い気持ちがあったなら、己の命をもっと丁寧に扱えた気がする。
身の回りの整理をしていると、学生時代の写真と手紙を見つけた。それは、少し変わった水瓶座の友人からのものだった。私とはまるで真逆のひどく活動的で、独断専行の目立つ人間だったが、何故か私は彼女のことがわりと好きだった。クラスで浮いている者同士だったからか、私たちはよくつるむようになって、お互いの足りない部分をフォローし合った。そこには、本来簡単に生まれるであろう恋愛感情も依存もなく、私が思うに、彼女ほど純粋に“友人”だった人間はいない。
しかし、私は不調が現れてから連絡をとらなくなった。誰かと関わろうという気持ちを一切なくしてしまったのだ。それからもう長い年月が経つ。彼女はもう、私のことを覚えていないだろう。高校の3年間だけの付き合いだったのだから、当然だ。
片付けの手を止めてはいけない。私はその後もテキパキと私物を捨て続けた。そうして最後に残ったのは、彼女との写真と手紙だけだった。私を忘れてしまった人間から、過去にもらった言葉を、私はお守りのように扱った。
「私は君がどうあろうと、君の味方だし、親友だよ」
誰でも使う言葉なのかもしれない。上辺だけのものかもしれない。実際そういう人間を多く見てきたから、私は人の言葉を簡単には信じられないのだけれど、彼女の言葉は信じても良いと思えた。忘れられた言葉だとしても。信じるとは、裏切られても良いと思えることなのだから。
準備が整った。あとは、己の臆病を宥めるだけだ。深呼吸をした後、震える足で椅子に上る。垂れ下がる輪っかになった縄に両手をかける。いざそこに首を通そうとした瞬間、聞き慣れないけたたましい音が私の鼓膜を揺らした。
無音の世界に唐突に鳴り響いた爆音に、私の心臓が飛び上がる。振り向けば、遺書と共に並べておいたスマホが震えていた。私はそれが着信であると気付くのに少し時間がかかった。何せ私はスマホを買ってから、誰とも通話していない。自分のスマホの着信音も音量も知らずにいた。
画面を見ると、見知らぬ番号だった。死ぬ間際に迷惑電話なんて、つくづく格好がつかない。無視することは容易だったはずなのに、何を思ったのか、私は椅子を降りてスマホをとっていた。人生最期で初めての、通話ボタンをスワイプした。
「もしもし…」
電話口から聞こえてきたのは、弱者を食い物にする邪な詐欺師の声でもなく、これから私を迎えに来るであろう死神のそれでもなかった。何年経とうと忘れもしない彼女の声が、電子機器を通して私に届く。
私は、スマホを何度も買い換えたが、番号を変えることはなかった。それは面倒だったからとも言えるが、本当に他人との関わりが絶ちたい人間のすることでは、多分ない。私は私の奥底にある気持ちを、あえて見ないようにしていたのだと、認めざるを得なかった。
どうして、このタイミングで。死にたいという真っ黒な感情に満たされていた胸の内に、微かに残っていた生きたいという光が、弱々しくも鼓動しているのを感じてしまった。それが彼女の声を聞いて、大きくなってしまったことも。
此岸にさよならを言う前に、一目君に会いたいだなんて、ああ、私はそう強く思ってしまった。
寂れた青いとたん屋根の下に
1人取り残された麦藁帽子
その一面は雑草に覆われている。
寂れた自転車のサドルが幾年もの
風雨の厳しさを教えてくれた。
と、その時、突風によろめき、砂のように
根本から折れてしまった。
私は、思わず目を覆った黒い8月の
雲の下。
どこかから、陽の隙間がないかと、
天に助けを求めた。
そこには、
電信柱の数羽のカラスが
しゃがれたヒソヒソ声で、何かを
話しているだけだった。
さよならを言う前に、
もう一度あなたのステキな笑顔を見たい。
本当はずっと眺めていたいけど、
いつか別れは来てしまうから。
だから、まだ見られるうちに、
この瞳に焼き付けておきたいの。
〜さよならを言う前に〜