『この道の先に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この先に何かがあるのか。この先へ行かねばならない理由があるのか。そう自分に問いかける。
生まれてから親に抱かれてから親が死に自分が老いるまで歩き続けても尚、最北の地は見つからなかった。
けれど歩みは止めなかった。ただ老人となった私は知りたかった。己の一族が辿り着こうとした道のりを。
私は連れ合いを持たなかった。だから後を一族の悲願を受け継ぐものはいなかった。自分の代で終わらせるつもりだった。この因果を良くも悪くも断ち切るつもりだった。
老いた私は歩き続ける。それは私の人生の経過を示しているのかもしれない。
やがて冬が終わり春の風が東から吹いてくる頃、辿り着いた。そこはただ寂れただけの祠だった。
何も感慨が湧かなかった。人生を心血を注いで目指した先がこんなものが指標だったとはと落胆した。
けれど義理として祠に祈った。
すると私はその祠の神に出会った。神は言った。
私の一族は追放された神の系図でその神罰として果てのない道のりを歩まねばならなかったのだと。
私は得心した。すると枯れ果てた声が漏れ出て僅かしかない水分が溢れ出てやまなかった。
神はただ優しく私を見ていた。
お題「その道の先に」
ここまで読んでくださってありがとうございました。
※ホラー
夏が来れば、お父様が帰ってくる。
約束をした。良い子でいると。素敵なレディになるために、日々努力をすると。
お父様は優しく微笑まれて、次に逢う時を楽しみにしていると、そうお話されたのだから。
だから誰よりも美しくなければ。勉学に励み。交友を深め。礼節を学び。
お父様の自慢の娘であるために。
窓の外を見る。あの道の先で、お父様は大切なお仕事をされている。
夏になれば、あの道を通ってお父様が帰って来て下さる。
それが救いだった。それこそが私の生きる導だった。
けれど、いくら待てども夏が来ない。
柔らかな日差し。一人きりの教室。
同じ時間を繰り返す。
私がまだ弱いから。
机の下。影のようにこびりつく黒に手を伸ばす。
ぐちゃり、と泥を掴むような気持ちの悪い感触。眉を顰めながらも、掴んだものを口にする。
無味。何も感じない。
それでも僅かに、出来る事が増えた。そう感じた。
椅子から立ち上がる。立ち上がれた。歩く事はまだ出来ない。
隣の机の上。黒に手を伸ばし、口にする。
少しだけ、歩けるようになった。
机の上。教卓の下。教室の隅。掃除用具の中。
教室にあるすべての黒を口にする。出来る事が増えていく。
けれど、足りない。
教室から出るにはまだ足りない。
足りない。出られない。足りない。欲しい。
もっと確かなものが、ホシイ。
繰り返しの中。現れたのは、楽しげな様子で校舎を踏み荒らす男女。
肝試しに来たのだと言う。見慣れない機械を、明かりを持ち、歩き回る。笑い、怖がり、ふざけて、教室に入り込む。
礼儀を知らない者に、返す礼はない。
二人に近づき、手を伸ばす。
痙攣し崩れる男。恐怖で泣き叫び、それでも動けない女。
恐怖、悲鳴、絶望。それらすべてが心地良かった。
女の魂も食らった後、残った体を見下ろす。
少し悩んでから、以前に食べた黒を吐き出し、空になった体に押し込んだ。
指が動き、腕が上がり、目を開け、立ち上がる。
机を指差すと、ゆっくりと歩き出し椅子に腰掛けた。
よかった。これで授業が進む。
それから時折現れる『肝試し』に来た人達を喰らい、その体を使って『生徒』を増やした。
教室からも出られ、昇降口まで自由に動けるようになった。
それでも、夏は来ない。
変わらない日差し。変わらない教室。
同じ台詞を繰り返す、人。
ナツがクレバ。あのミチ、ノ、サキ、カ、ラ。
繰り返す。日常を。
『肝試し』に来るニンゲンが少なくなっても。待ち続ける。
「… ?」
サイゴに、聞こえたコトバ。
オモウサマ、おもうさま……御父様。
お父様。
思い出す。
夏を待つのは。道の先から来るのは。
けれど、いくら思っても。
スベテはもう、灰の中。
20240704 『この道の先に』
この道の先に
国境を越えた道の先に人だかりができていて、いきなり兵士に捕まった。
何でもこの国には入ったら出られない迷宮があり、そこに棲む怪物が王を悩ませているのだという。
七日に一度、この道を正午に通った者を退治に向かわせる。倒した者には、王の姪に当たる麗しい姫を与える。最初に通りかかったのが自分だった。
顔も分からない娘を貰っても困る。
「是非、貴方に行っていただきたいのです」
凛とした若い女の声。長衣に頭巾を深く被って、腰から美しい帯飾りを提げている。姫の侍女だという。
「怪物」を殺さずに戻って来てくれたら、必ず貴方の望みを叶えると姫は云っています。
「僕には無理そうですが…」
侍女は兵士に合図をして下がらせた。
これを持って行ってください。糸を掛けながら最初はまっすぐ、二つ目の角を右に曲がって。迷ったら、これと同じ糸玉がある道へ進むんです。
「無理そうなのに、なぜ親切にしてくれるんですか?」
貴方が丸腰だからです、と侍女は言った。どうか私を信じて、必ず殺さずに帰って来てください。
誰かを本気で案じる人の声だった。
とりあえず姫は見ず知らずの誰かに命を賭けろと言う人ではないらしい。それに、何であれ誰であれ、殺すのは嫌だ。
最初はまっすぐ、二つ目の角を右へ。侍女の言う通り、いずれかの道の先に次の糸玉が置いてあった。
大きな扉を開けると(苦もなく開いた)、そこには日の差し込む部屋があり、金色の髪をした大きな人間と出くわした。
よく見ると、ただの大きな男だった。腰から、さっきの侍女と似た帯飾りを提げている。
「…驚かないの?」
「怪物じゃなかったからものすごく安心してる」
部屋はきちんとしていて、隠者の隠れ家みたいだ。
「本当に怖くないの?」
「何が?」ただの人じゃないか。
「…目は見えてる?」
「うん」
彼は失礼、と言って自分の手をとり、彼の左頬に当てた。何だか大きな凹凸があり、ざらついている。
「こんな顔だから、ずいぶん前から此処にいるんだ」
日も当たるし、水も食べ物もちゃんとある。此処を作った人が、なるべく居心地がいいようにしてくれた。
「ところで何で、どうやって此処に来たの?」
これまでの経緯を話した。
「丸腰で危ないよ。それに早く帰った方がいい」
「…じゃあ、一緒に入口の近くまで来てほしい。その女の人はすごく君を心配してるみたいだったから」
彼は何らかの責任を感じたらしく、頭巾を深く被ってついて来た。だが話してみると穏やかで物知りで、一緒にいてとても気が楽だった。
外はもう夜で、あの帯飾りの侍女がいた。
「あの人は?」
一緒に来たけど、見えないように隠れてる。顔を見られたくないからと。
「彼が怖くはありませんでしたか?」
「僕は人の顔がまったく分からないんです」だから何とも思いません。
お姫様がどれほど美しくても、自分にはそれが分からない。
「では、どうかお願いがあります」侍女の声は震えていた。
「あの人に、帯飾りを渡してほしいと伝えてください。そうすれば、貴方を閉じ込めた者たちに、貴方は死んだと伝えられるからと」
彼が承諾の合図に咳払いをしたので、その通りにした。
侍女はびっくりするような礼金と馬車を用意していた。
「もしできれば」彼女はよく通る、凛とした声で言った。
「この道の先、王の手の届かないところへ逃げてください。そしてどうか幸せになってください。貴方の苦しみを知らなかった私がそれを恥じている、とどうかお伝えください」
彼女は頭巾を取った。彼と同じ、金色の髪をしていた。
「貴方のお母様は、最期までただ貴方を愛していた。彼女の娘である私が証人です」
彼女は頭巾を被り直し、小さな声で
「兄を助けてくれて、そして私を望まぬ結婚から救ってくれてありがとう」
そう言った。その時だけ、とても幼く聞こえた。望みは、と訊かれたので、彼が嫌でなければ一緒に行こうと思う、と言った。
しばらく経って、彼の頭巾がそっと出て来たので、
「行こう」と言った。
「家出してきた僕の故郷へ。あなたのことは必ず守るから、僕の話し相手になってくれないかな」
喜んで、と彼が言った。
そこで僕たちは出発した。
この道の先、安心できる場所へ向かって。
ちーちゃん戦隊ちえゴンマン!
第2話 この道の先に
ちえゴンは、いつもの様に、お菓子を買いに、たんぽぽの道を通っていました。「お菓子たくさん買おうっと!」お菓子屋さんは、たんぽぽの道を真っ直ぐに進んだ所にあります。
ちえゴンは、鼻歌を歌いながら、道をすすんでいました。「ちえゴンちえゴンちえゴンマン♬」すると、一瞬光った物が見えたのです!「なんだろう…」ちえゴンは気になって仕方ないので、そこへ行ってみました。しかし、そこにはもう、何もありませんでした。
その時です!大きな怪獣が現れました!「わあ!大変!変身ちえゴンマン!」ちえゴンは、ちえゴンマンとなり、怪獣と戦います。「ちえゴンパンチ!」「ちえゴンキック!」そして、ちえゴンマンの必殺技!「ちえゴンビーム!!」こうして、何とか怪獣を倒すことが出来ました!
その時です。何か、光る様な物を、怪獣が落としていきました。見てみると、黄金にかがやく、宝石だったのです!「わあ!凄い!」ちえゴンは、お菓子を急いで買って、街へ戻りました。そして、ちえゴンは、みんなに宝石を見せました。「凄い!」「いいなあ!」ちえゴンがみんなの虜になる中、ある宝石屋さんが来ました。ちえゴンの持っている黄金の宝石をまじまじと見ると、「これは…世界に1つしかない、伝説の宝石だ!」と、いいました。「ええー!凄い!」そんな歓声を浴びるなか、「ちえゴンマンの銅像のところに置いてみてはどうですか?」という意見がありました。「それはいいね!」ちえゴンが言いました。
わたまる星のみんなもそれは良いと、賛成しました。その後、伝説の黄金の宝石は、ちえゴンマンの銅像のそばに、展示するようになりました。
おしまい
世界で一番憎い男がいる。
愛の反対は無関心。愛憎とは紙一重に位置している。最初に、こんな戯言を言い放ったのは誰かだろうか。
自分には世界で一番憎い男がいる。爽やかな短髪。高い鼻梁に、涼しげな目元。程よく筋肉の着いた体躯は、スーツ姿がよく似合う。会話も上手い。人から話を引き出し、そして、少しの自己開示と共感。どうやら仕事もできるらしい。いや、それはそう。さぞかし、そうであろうよ。
しかし、繰り返すが、自分はこの男が嫌いである。爽やかな外見は却って胡散臭く、誰とでも続く会話術は八方美人にしか見えない。有能な人間は、凡人を理解できないとも聞く。以前、そういった愚痴を他人に言った時には、心底呆れられてしまった。
ただ、これは理屈ではない。嫌なものは嫌。嫌いなものは嫌い。無理なものは無理なのだ。これの意見もまた、別の人間にこぼしたところ、「はぁ、本当に、そういう意固地なところどうかと思うわよ」と自分の人間性を否定されてしまった。
さらに嘆かわしいのは、この悪意を直接伝えたところで、当の本人が意にも介していないことだ。むしろ、「寂しいですよね、わかります」なんて、図々しくもこちらを心配する始末。ああ腹立たしい。
「ほら、もう時間だって」
あれと関わることの憂鬱さを腹に据えたまま、俺は席を立つ。
スタッフから案内を受け、大きな木目調の扉の前に立つと、自分の一番の宝物が、この世で最も美しい姿で佇み、こちらを振り返る。
「お父さん、ゆっくり歩いてよ」
【この道の先に】
扉が開く。足元からステンドグラスまで伸びる赤い道の先に、あの憎き男が幸せそうな顔で、立っている。
いつでも返してもらって構わないと伝えると、件の男は「お義父さんの頼みでも、さすがにそれは聞けませんよ」と爽やかに笑った。
「この道の先に」
「前回までのあらすじ」─────────────
ボクこと公認宇宙管理士:コードネーム「マッドサイエンティスト」はある日、自分の管轄下の宇宙が不自然に縮小している事を発見する!!!
そこで、急遽助手であるニンゲンくんの協力を得て、原因を探ることにした!!!お菓子を食べたりお花を見たりしながら、楽しく研究していたワケだ!!!
調査の結果、本来であればアーカイブとして専用の部署内に格納されているはずの旧型宇宙管理士が、その身に宇宙を吸収していることが判明した!!!
聞けば、宇宙管理に便利だと思って作った特殊空間内に何故かいた、構造色の髪を持つ少年に会いたくて宇宙ごと自分のものにしたくてそんな事をしたというじゃないか!!!
それを受けて、直感的に少年を保護・隔離した上で旧型管理士を「眠らせる」ことにした!!!悪気の有無はともかく、これ以上の被害を出さないためにもそうせざるを得なかったワケだ!!!
……と、一旦この事件が落ち着いたから、ボクはアーカイブを管理する部署に行って状況を確認することにした!!!
すると、驚くべきことに!!!ボクが旧型管理士を盗み出したことになっていることが発覚!!!さらに!!!アーカイブ化されたボクのきょうだいまでいなくなっていることがわかった!!!
ボクも色々と探しはしたものの、きょうだいはなかなか見つからない!!!そんなある日、ボクのきょうだいが発見されたと事件を捜査している部署から連絡が入った!!!
ボクらはその場所へと向かうが、なんとそこが旧型管理士の作った空間の内部であることがわかって驚きを隠せない!!!
何はともあれ、ボクらは更に奥へと進むことにした……。
─────────────────────────────
この空間の中に、マッドサイエンティストを自称するこいつのきょうだいとやらがいるらしい。だが、さっきこいつが言っていた通りこの空間は宇宙を吸い込んだやつの作ったものだ。
でも、なんでここにきょうだいがいるんだ?
こいつ曰く「わざと」侵入口を作ったらしいが、それにしてもよく分からない。
ほぼ全ての存在がこの空間にアクセスどころか、認知すらできないらしいのに、どうにかして入り込めた……みたいだな。
「そうなのだよ!!!キミの思ったとおり、認識もできないはずなのに!!!ボクのきょうだいはこの中にいるのだ!!!」
「だが、以前ここにキミたちと来た時にはあの子はいなかった。もしや例の旧型管理士が持ち込んだのかと考えたが、彼女はあれ以降身動きが取れないはずだからありえない。」
「この空間の凍結を解除してからそう時間も経っていないことも加味して……。」
「ボクのきょうだいは一瞬の隙をついて、明確な意思を持ってこの空間内に侵入したのだろう。」
「ねぇ、もしかしたらなんだけどさ。」
「おや、何か妙案かい???」
「その『旧型管理士』は何か知ってたりしないかな?」
「……そうだね。きょうだいのデータが残っていない以上、確実なことは分からないが、おそらく似たような時期にアーカイブ管理室から逃げたのだろう。」
「まぁ、ことをややこしくしたくはないから未だ凍結させているが───。」
「もしかしたらいた方がいいかもと思って連れてきたよ。」
「おやおや!!!先日はどうも世話になったね、整備士くん!!!」
「どうも。……ニンゲンさんもこんなのと長いこと一緒にいるなんて、物好きだね。こっちとしては助かるけど。」
……そりゃどうも。
「そういや、旧型管理士も、マッドサイエンティストのきょうだいもかなり不安定な状態だと聞いたよ?」
「ということは、彼らが何をしてくるか予測できないな。」
「だから───。」
「そう!!!みんな臨戦態勢をとりたまえ!!!」
「……台詞を取られた。」
この道の先に、この扉の先に、こいつのきょうだいがいる。
……自分にも何か出来ることはないだろうか。
「まあとにかく気をつけていたらいいよ!!!」
ただのきょうだい同士の再会だけで済めばいいが……。
ゆっくりと入口が開く。
「……これは……?!!」
前に来た時とまるで中身が違って驚いた。
白と黒の箱でできた世界……?
呆気に取られて辺りを見回していると、どこからともなく無邪気な声が聞こえてきた。
「⬛︎⬛︎ちゃーん!ひさしぶり!」
「ずっとあいたかったのー!」
To be continued…
【この道の先に】
過去とは、自分が選び歩んできた道だ。
現在とは、今自分が生きている場所だ。
未来とは、いくつもの分かれ道があるまた見えぬ道だ。
人は生まれてから死ぬまで、多くの選択をして生きていく。選択をしない人などいない。
他人にアドバイスされて決めたとしても、それは最終的に「そうする」と決めたのは自分だ。
どんな言い訳をしても「そう」決めたのは、選んだのは自分自身。
選択するたびに迷い、時には怒り悲しみなどの感情にのまれ立ち止まる事もあるだろう。
それでも、人は選んでその道の先へいく。
光り輝く未来ではないかもしれない。
幸せな未来ではないかもしれない。
それでも私たちは、先の見えない道を選び歩いていく。
いつか先の未来で、自分が選んだ道の先で、笑って過ごせていたのなら。
それは一つの幸せと言うものではないだろうか。
この道の先に何があるのだろうか。
それは行ってみないとわからない…
当たり前だ。
だが子供というのは本能に従うのだろう。
行方不明となった。
探した、警察にも行った。
だが見つからない。
私はもう生きる事に疲れてしまった。
ニュースに流れた途端、ネットでは私の誹謗中傷。
近所ではヒソヒソと話し声が聞こえる。
そして今日、家に強盗が入った。
なんという運の悪さ。
だが今は死ねるなら何でもよかった。
わざと大声を出し、強盗に刺された。
その強盗の顔は居なくなった子供の顔だった。
「……いい曲よね。好きよ、その歌」
「うん、うん…でもね、私、そうならなくても
良いと思うの」
「例えば、私の見ている空の『青』が、
君にとっての『赤』かもしれない」
「例えば、君の見ている月の『白』が、
私にとっての『緑』かもしれない」
「その時、互いの色を押し付けて
世界を一つにしようとするよりも」
「そういう視界もあるんだって、
否定も肯定もなくただ其処で終わるみたいに」
「無理に受け入れなくても、
君や誰かが変わらなくても良いから」
「いろんな世界があるというただそれだけを」
「知っているだけでいいと」
「その方が、世界は平和になると思うの」
‹日差し›
この道の先に…
私は今日ここを旅立ちます。
皆さんから見た私はどんな風でしょうか。
お節介なおばさん?ルールにうるさかった御局様?どう見えたとしても、私は当たり前のことを当たり前にする人間として自分を誇りに思っています。私が居なくなって清々する方も大勢いると思います。それでも、私が重ね重ね伝えてきたことだけは忘れないでください。どうか、どうか……。私の生き方はとても不器用ですが、この道の先に、堂々とした自分がいることを信じて進みます。ご清聴ありがとうございました。
なんか…見覚えあるな。
でも、それ以上でも以下でもない。
……はずだった。
ここ、やっぱり来たことある。
それどころか、仲良くしてた人がいっぱいいたはず……
そんな人達を裏切って、僕は、僕は……
またここにいてもいいのかな…
・この道の先に
この道の先には何が待っている?
誰か教えてよ
振り返ればアーヴィン教授がウィンクした。本当は手を握ってほしかったけれども、あいにくヴァイオリンで手が塞がっている。
舞台の中心に立つのは、アルトの魔女──教授のお母様だ。
「こうしてみると、母さんと綾音くんは親子みたいだね」
本当に?と聞く間もなく、袖は闇の中に去っていく。
この道の先に
この道の先に何があるのだろう。
真っ暗で何も見えない
それでも、進むしかない、進まなければならない。
【この道の先に】
まるでジブリに出て来る「となりのトトロ」のような、葉っぱが生い茂った光景だ
色鮮やかで見たことのない虫たちも生息している
とても不思議な世界である
暗闇の向こうから得体の知れないイビキが聞こえ、少し進むのには戸惑ったが、、ここまで来たからには最深部まで行ってみたいという願望がある!
だから勇気を振り絞り、先の見えない続く道へと
一歩ずつ僕たちは足並みを揃えて
その未知の生物に出会いに行くことを決めた!!
好奇心をくすぐられる為に♡
#この道の先には(2024/07/03/Wed)
こっちに曲がったけど、どんな所に行くのかな
あっちの方向は確か海だった気がしたけど
のんびり走ってみようか
たまにはいいんじゃない
みた事ある看板だ きた事あったんだ
ジェラート屋さん 行ってみたいな
ちょうど冷たいの食べたくなったし 行こう
こういうの楽しい
のーぷらん 気まぐれドライブ 良いね
ワクワクする
さっきの看板の店、今日は休みだ
残念だな またいつかこようよ
きっとこよう!でも曲がった場所わかるかな
分からなかったら運にまかせちゃえ
にじが出てる!きれいだね
虹に向かって走っても辿り着けないのかな
はるか彼方 逃げていくみたいだ
追いつけないから見とれちゃうのかな
ゴールはありそうでなさそうで
決めるのは誰だろう
最終話って言って良いのか…?これ見る前に1話から!!
創作)25話後編(最終話) この道の先に
1年前、この先には絶望が待っているのか、
希望が待っているのか、全く分かって無かった。
この路で正しいのか、正直今も思ってるけど。
【回想】
--2028年4月6日--
八木千尋:…えっと、その、、2人はいつも私の為に何かしてくれて、良い所が沢山ある!そんな2人に告白なんて、、とても嬉しい!!…でも私には勿体無いよ…、ごめん、か、帰るね…
鈴岡時咲:おー、初恋散っちゃったね、代わりに俺が相手して
鈴岡莉音:おい…💢
時咲:……すんません…
新島唯:…
時咲:…、あのさ莉音と、晴凛ちゃんの弟さんさー、この道真っ直ぐ行ったら良いカフェがあるんだ!2人って困る位仲良し過ぎるよね、でも、今の内に親睦会♡(๑•̀ㅂ•́)و✧👍
莉音:…💢
時咲:と、言うことで俺もここら辺で…
唯:……行っちゃったね…
莉音:アンタも止めろよ!…はぁ、カフェって聞いたら甘いもん食べたくなって来た…カフェ行っても良いですか?
唯:ん、いってらっしゃい
莉音:え、一緒に行くんじゃ…
唯:あー、成る程…?じゃあ行こ
莉音:はい…!
【現実】
あの時振っちゃったけど、元気かなー
日本帰ったら逢えるかな…
(この話は完結です…!!……が、「この人(達)ってどうなったんだろ?」って言うのはあると思います!あと、私が妄想してたのもあるし、、このお話の番外編?みたいなのの投稿し続けようと思います!!いつ終わるかは分かりませんが…
漫画で言ったら、1巻が終わって、これからは「2巻【番外編】」みたいな感じです!!あ、今日は千尋くん目線です!!)
2024 7/4(木)
人生はまるで目的地がない地図のようだ。
この先を右に曲がるか
それとも真っ直ぐ行くか
はたまた止まってみるか
もういっそのこと飛んじゃうか。
空白の地図。それは、誰もが自由に作れる未来
# 33 この道の先に
美しく並んだ葉を切り落とし
可憐な蕾は摘み取って
そうして過去から現在まで
生き筋をひとつにして
ここまできた
私が気付いていないだけで
間違っていた選択も
たくさんあったのかもしれない
けれど
今ここにいることは
決して間違いではないと
不思議な確信がこの体を満たしている
葉を、蕾を容赦など一切なく
剪定された薄紅の薔薇よ
今はただ、空へ空へと伸びていけ
雲を貫き、虹を越えた
高く清らな場所で
次の季節には美しく花開き
力一杯結実するだろう
◼️この道の先に
この道が続いているとは限らない。
壊れてなくなっているかもしれない。
明るいとは限らない。
でも、
たとえ、真っ暗闇でも、途中で踏み外してしまっても、回り道でも、私は今日も歩んでいく。
『この道の先に』