『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【この場所で】
芽生えた息吹が重なって
いつか大きな風となる
きっと背中を押してくれるから
『この場所で』
ここは誓いの場所
私だけの、私が心に誓った所
ここから後ろはできるだけ見ない
後悔は山ほどあるけど
ここを区切りにすることで
後ろ髪を引かれる思いを振りほどく
前に進む力が戻ってくる場所
私は進む、前に進む、
後戻りは、もうしたくないから
〜シロツメ ナナシ〜
この場所で
座っています
この椅子の上に
ずいぶん長い間
ああでもない
こうでもない
ミルクコーヒー
ウインナーコーヒー
ケーキも食べてしまいました
座りすぎは身体に悪いそう
この場所を離れ
歩きに行くことにします
もう一度この場所で___
思い出すのはきみと過ごした1年間。その頃の僕はきっと誰よりも幸せだった。
半年前、きみが突然僕の日常から消えてしまってからもこうして2人の思い出のひまわり畑を訪れているのはもう一度あの幸せな日々を願っているからだろう。
きみが大好きだったひまわりに囲まれて穏やかに笑うきみを僕は一生忘れない。
もう一度この場所できみに会えるなら何度だって伝えたい『僕はきみを誰よりも愛している』と。
お題『この場所で』
産まれた場所で、
産まれた環境である程度未来って決まってるんだって
ポツリと呟く
ぼーっとフェンス越しに広がる空を見つめる
産まれて、物心つく頃にはこの場所にいて、
私はこの場所しか知らない
外のことをしっかり教えてくれる人は誰もいない
外は危ないって漠然と言われて
疑問を抱くことも許してはくれない
でも、私、大きくなったの
このフェンスも乗り越えて、
外に飛び出すことができる
今日は、嘘をついてお祈りの時間をすっぽかした
だから、周りには誰もいない
フェンスに指を掛けて、揺する
脆くない
登れる
自然と胸が高鳴り、
上へ上へと目指していく
フェンスに遮られていない
空を目に捕らえた瞬間
強い衝撃で、
後ろに真っ逆さまに落ちた
地面が急接近で眼前に迫り、
それから、潰れた
…今回も、ダメでしたね。
外のことは何も教えてなかったのに、
どうして、行きたくなってしまうのかしら。
、まだ、これは生きてるの?
えぇ…まぁ、でも、替えは居ますので、
…そうね、じゃあ、新しいのを。
これはもう要らないから。
この場所で
子を都会に送り出し、見放された故郷と心中する。
この場所で、君を待つ
周りは静かで、聞こえるのは、離れた道路を走る車のエンジン音
近くの草木が、風でそよそよと揺れている
少しづつ春を含み始めた陽の光が、窓から差し込んで、僕の体を温める
人の気配など感じられない、静かな一時
少し開いている待合室の扉から、風に乗って空気が流れ込む
春を感じていたが、まだまだ寒い
ポケットに手を突っ込んで、君を想う
人でもないこの街に寄り添い、肩を比べ
君を探そう
先は長くて、過去は短い
過去が短い感覚は
過去の人を鮮明にさせる
君が知らない誰かに愛を寄せられ
離れての繰り返し
君のメロディーは、どこか懐かしくて
現実を知らされる
そして、現実は迷いと美しさの中に渦巻く
どうして僕らは離れてしまったのだろう
忙しいのはいいこと
君の女性の影に負けたこと
決して強くない僕は
広い世界を彷徨う
直面する現実を拒みながら
ロマンスだけが心を支えてくれる
またね
その言葉が届くのはいつなのだろう
愛を求めたら、愛がひとりぼっちになりそうで
孤独を選ぶ僕は
日毎に募る寂しさに
落ち着く場所を求めてる
この静かな場所で
裏切られ
そして、愛を求めている
この場所で
おばあちゃんの希望で今日もまた私はおばあちゃんと
いつもの公園に来た。
「旦那さんがね、この場所でプロポーズしてくれたんだよ。」
この場所に来ると、毎回幸せそうにおばあちゃんはいつも言うのだ。
「そうなんですね。何でこの場所だったんですか?」
私が、もう何回もおばあちゃんに聞いてきた台詞を今日もおばあちゃんに聞く。
「この場所でね、旦那さんとお付き合いを始めてから、初デートして、そして色々あったけど幸せにしてくれるってプロポーズしてくれんだ」
おばあちゃんは昔のことを楽しそうに話してくれる。
私は少しだけ寂しく思いながらも、いつもの台詞言う。
「きっと素敵な旦那さんだったんですね」
「えぇそうなのよ。ヘルパーさんは恋人は居ないの?」
「私は仕事が忙しいから、出会いがないんですよ」
「あら、そうなの。でも貴女は優しいから素敵な方が現れるわよ」
「そうですねぇ。いつかできるといいのですが」
苦笑いしながらおばあちゃんと話す。仕事に介護で今は忙しいのだからできるわけがないけど、おばあちゃんは楽しそうなのだ。
わざわざ水を差す必要もないだろう。
でも、いつも思うのだ。この場所でプロポーズしてずっと覚えで貰ってる、おばあちゃんを置いて逝ったおじいちゃんがずるいなと。
おばあちゃんは私のこともう分からないから、私のこと孫じゃなくてヘルパーさんとして認識してる。
この場所は、おじいちゃんだけの思い出だけじゃないのに。
私もおばあちゃんたちと遊んだ思い出もあるのにと思うと寂しい、でも私はおばあちゃん、おじいちゃんが大好きなのだ。
私のことをおばあちゃんが忘れても二人のこと覚えていよう。
「おばあちゃん、もう冷えて寒くなってきますので、また明日来ましょうね」
「あら~明日も来れるの?嬉しいわ!ヘルパーさんとの思い出もできるわね!」
おばあちゃんは今日もニコニコと嬉しそうにしてくれる。
この場所でおばあちゃんと今日も約束する。
明日も来れるようにと、願わくば少しでもおばあちゃんとこの公園に多く来れますように。
この場所で
今まで住んできた場所は何箇所かある。
自活のための引越しだったり、離島で働いたり、恋人の家に転がり込んだり、留学したり、結婚したり、家を買ったり売ったり、いろんな「この場所」に住んできた。
久しぶりに大きめの移動をした。
「引っ越してきました」と言うと「どこから?」と聞かれる確率が高く、「東京からです」というと「東京から?なんかすごいですね」みたいな言われ方をすることも何度もあったし、「あー私の娘が千葉に住んでて東京たまに行くけど、私は人多すぎて住めないわ」みたいなことも数回言われた。
東京をすごいところと持ち上げておいてスッと線引きするスタンスや、東京の何がいいんでしょうかね、みたいにちょっと下げてみるスタンスや、いろんなスタイルを感じてきた。
人々が「東京」というものにモヤついた感情を持っていることとそれを表に出すことは「東京」だからやっていい仕草であるんだなと。
他の場所から来ましたと言ったら、同じ人でもそういうことは言わない感じがする。
みんな優しくて良い人なことは伝わっている。
私は東京生まれなので一応東京はふるさとである。
一応、と付いてしまうのは、東京の公共性?というのか、いわゆるイメージのふるさと感は持ててないからである。
変化はえーし。
ずっと住んでいた人間からすると、外側からたくさんの人々が押し寄せてきて、「経済やってます!」ヅラで好き勝手やって金を稼いで、壊して建ててまた壊して、荒んだ空気に疲れた人は帰る場所があるが、地元民はやりたい放題やられてどんなに空気が澱んでも帰る場所のないふるさとである。
離島に住んでいた時期にも、移住者と地元民との確執の話を聞いていて、似た構図に思えた。
「そんな開発賛成した覚えない」と感じる隙も権利も与えられない速さで動いていくから、どうしたって心に蓋をしてこの場所を愛さないようにせざるを得ない。
今まで何度となく愛着を持っていた場所を取り壊され、再開発され、新しいその場所を愛することができなくて喪失感を味わって、その繰り返しが速すぎて心のアキレス腱が切れて蓋を用意した。
加齢による側面はあるがそれだけではない。
東京に生まれたことは私が選べたことではない。
それでも、そういうことは言ってもいいことになっているし、言われても仕方のないことになっているのだな、という温度感勉強になりました。
今回そういうことを新鮮に感じたということは、自分が今まで住んだことのある東京以外の場所はみんな、似た構造の場所だったんだなと気がついた。
特別に東京愛持ってなかったし、むしろ愛着の持ちにくさを感じても来たけど、ちょっと可哀想に思っちゃった。
とか言いながら、今住んでいるこの場所をとても好きになって、これからもこの場所で生きていきたい私です。
ちょっとイキっちゃったの許してちょんまげ。
「やる氣なさすぎてムリ」
鯖子はそううなだれながら
紙を食い破り遊ぶ猫を見ていた。
窓の外がまぶしい。
やたら晴れていて目に刺さる。
あの紙は、たしか何年か前のカレンダー。
使わず仕舞いで猫にあげたんだったな。
側に寄ってみたら
ボロボロの年号が見えた。
令和4年、平成34年、昭和97年。
西暦はない。何年だっけ。
紙くずになったカレンダーの上に
ゴロンと寝転がる猫をなでる。
「⋯まぁ、なにひとつ思うようにはいかないけど
曲がりなりにもここまで生きてきたんだな 私」
さて、と鯖子は立ち上がる。
「もう少ししたら
猫のごはんでも買いに行こうかな」
外のまぶしさが少し柔らかくなった氣がした。
「この場所で」 2026.2.12
この場所でまた会えたら
もう一度、あなたに触れたい
どこにも行かないように
冷たい涙が溢れないように
#この場所で
空は高く、風が巻き上げる暖かな空気が身を冷やす
今いる場所と、これから行く場所
変わることを目前にして初めて目に映る
ここにいた時間
飛び出してきた自分を受け入れるでもなく
風船のように弾んで受け止めるでもなく
当たり前にそこにあった音、空気、人
短くも長い時間を過ごした土地
今日も残り少ない時間に微かな幻影が重なる
この場所で
この場所で、いつか。
いつか、この場所で、何かを成し遂げたい。
何を成し遂げたいかは、まだ決めかねている。
ただこの場所で、何かを成し遂げたい。
楽しいだろうか、つらいだろうか。
そんな見えない何かを、存在するこの場所で。
確固たるものがなくたって、確かに存在するこの場所で。
この場所で
石の階段を上った先にある小高い一軒家の窓辺
尾道特有の山肌に張り付くような家並みを下に吹き上げてくる海風に体を預けている
川のように狭い海を隔た向こう側
小さな島が見える
ピコン〜依頼主からのメッセージが入った
---部屋のものはご自由にお使いください
1年間よろしくお願いします---
私はもともとこの町の住人
ただ依頼主の対岸の島育ち
都会に憧れ故郷を離れ転々としている身
30を過ぎても居場所が見つけられないでいる
久しぶりの帰郷だ
10代の頃、島育ちは本州側の町民から見下ろされていると勝手に思い込んでいた
それが嫌で島を離れた
ところが最近になって尾道を舞台にした映画のシーンを繰り返し夢に見るのだ
私は高台の部屋にいて
尾道特有の山肌に張り付くような家並みを見下ろしながら吹き上げてくる海風に髪なびかせつぶやいている「どこか遠くへ行きたいな」って
そんな時この依頼を目にした
〜1年間住んでくださる人を募集します〜
東京の住所のまま応募したらすんなりと任された 今日からは私が見下ろす側の人になる
この場所で一年過ごしたら島のあの場所は転々とした都会はどう見えるんだろう
腑に落ちる何かを掴みたいこの場所で
いつも笑い合いながら通ったよね。
周りからはどうしようもないくらいにいじられて、
それすらも愛おしくて。
君が待っててくれて、おはようって言い合ったあの時。
君の笑顔が脳裏に焼き付いたよ。
君は今その隣にいる子と幸せそうに笑ってる。
私はいつまでも1人。
早く前に進まなきゃね。
この場所で
二年後にシャボンティ諸島で! を真っ先に思い出した。そんなお題。二年後か三年後かうろ覚えだけど。
でもシャボンティ諸島は間違ってないと思う。調べるのはめんどいからやらないけど合ってると思う。
ちなみにこれはワンピースの有名なセリフなんだが、有名だよな多分。ワンピースはこういう覚えやすいセリフとか単語多くてすごい。
でもよく考えたら単にネットミームだから覚えてるだけかも。自害しろアウラとか勇者ヒンメルならそうしたとかネットで有名なセリフって脳に焼き付いちゃうからな。
でもネットミームとか関係なくワンピースは脳に残る単語多いと思うんだ。電伝虫とか天竜人とか。
やっぱり有名な作品はそういうの強いよね。絵だけじゃなく言葉も強い。特級呪物とか水の呼吸とか。
あとワンピースはキャラの名前も覚えやすい。ロロノア・ゾロとかモンキーDルフィとかちょっと長い名前でもすっと出てくる。
【この場所で】
小中学生で溢れた近所にある公園は、私だけの思い出が溢れた大事な場所で、大好きな人と出会った場所だ。滑り台で遊び、ブランコに揺られ、逆上がりの練習をした。
鉄棒がずっと苦手で、授業で恥をかきたくなくて密かに練習していた。もちろん上手くできるはずもなく、泣きながら逆上がりをしようと頑張っていた。
「私が教えてあげるよ」
2個上の女の子が話しかけてくれて、コツや腕の引き方を教えてくれた。習っていくうちに仲良くなり、かけがえのない大事な人となった。それは私からの一方的な想いだったけれど、変わらない親しい関係でいれれば良かった。
数年が経ち、大きな交通事故が起きた。そして、それに彼女は巻き込まれた。それに悲しんだが、心には憎しみもあった。私を置いて恋人を作った彼女を、少し恨んでいたから。皮肉にも、その事故現場は思い出の詰まった公園だった。
事故が起きたからと公園は取り壊されてしまい、思い出さえも失くなってしまったように感じている。それでも、私の人生を左右した彼女は一生涯忘れたくない。だから毎日のように公園の跡地へ来て、彼女を思い出す。
彼女と出会い、恨んだこの場所で。
14年同じ場所にいる
正直最近とどまることに
執着しなくなってきた
そろそろ片付け始めよう
新しい場所にいく為に
常識のわかる人がきたから
もう安心ということもあるかも
【この場所で】
今日も職場で自称彼女から『Baby』と呼ばれる。
内心で「黙ってろペット」と思いながらも
笑顔で返事をする。
好きでもない男や女に愛想を振りまいたり
相手にするのは楽だが、めんどくさい。
体が満足出来なかったらお兄ちゃんに逃げ、
恋愛のスリルに物足りなかったらパパに逃げ、
承認欲求を満たしたかったらハーレムや元カノから
得ている。
旦那はただの住む場所。
そしてここは 懺悔室。