『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この場所で
ずっと歌を歌っているよ、
君の涙が
かわくまで…。
この場所で産まれてこの場所で育ったんだ。少し強い所を見ただけで京へ迎えるなんて信用出来ないね。おら、早く帰らねえと熊に襲われるぞ。
(この場所で)
金太郎のオマージュ、坂田金時にならなかった場合。
『この場所で』
朝からひやひやして向かった場所。みんな味方なのに、敵でしかなくて、安心したようで怖かった。
ペンを握った手は少し震えていて、番号を書くのに時間がかかった。
控室は静かすぎて、いつもはうるさい他クラスの子も静かで、変な感じだった。
対面での面接。約10分間。とんでもなく短かった。
これで受かれば、この場所に帰ってくるのだ。
この場所で、また友達に会いたい。出会いたい。
単純に私がこの世に生を受けてまだまだ短いだけです。だからこんな受験とかの話題が出せるのです。
この場所で死にたい、と貴方は言いました。
そこに私は含まれていましたか?
最期の時、貴方の傍に居なかった、
こんな不甲斐ない私も含まれていましたか?
『この場所で』
この場所で
ひとりぼっちで見上げる空
きっとあなたに続いてるから
サヨナラ言えずに微笑む私に
少しだけ悲しげに微笑み返した
あの日の貴方
重なってた日々は大切に今も
離れてた日々はやがてそれも宝物に変わる
だから時々こっそりと神様にお願いするの
サヨナラしたこの場所で
また初めての顔して出会えることを
『この場所で』
家具や荷物が片付けられ、本来の広さに戻る。
ここで沢山の思い出が作られた。
ご飯食べすぎて気分が悪くなったり、
恋人と一緒に昼寝したり、
やけ酒しようとしたらご飯を床にぶちまけたり...
なんだかんだ酷い思い出も今は
あぁそんなことあったなあと済ませれる。
「荷物は以上でよろしいでしょうか?」
「あぁ、はい。よろしくお願いします。」
かしこまりました!では運びます!
と爽やかな笑顔を残し引っ越し屋さんは
僕の荷物を載せて走り出す。
「じゃ、お世話になりました。」
空っぽになった部屋に一礼して
引越しトラックを追いかける。
語り部シルヴァ
オープンキャンパスで訪れたときは、憧れが強すぎて、右も左も分からないままだった。
受験で訪れたときは、緊張で周りを見る余裕なんてなかった。
入学式を終えたときは、今日からこの場所が自分の居場所なんだと誇らしくなった。
毎日過ごしている内に、この場所にいられることのありがたみを忘れていった。
そして、今日。
この場所で過ごすのは最後になる。
卒業式だ。
明日からは、ここは自分の居場所ではなくなる。
毎日をこの場所で過ごす日々は、もう帰ってこない。
そのことに気が付いて初めて自分は馬鹿だと自覚した。
あんなに憧れていた場所にいられた4年間をもっと大事にすべきだったと。
いつだって大切なことに気付くのは、終わってからなんだ。
お題『この場所で』
ひとりで行ったコンサートで
隣に座った女性と話が合って
また次回も会えたらいいわね
お互いそう言って帰ってきた
という母に 感じる清々しさ
あなたとわたしもまたいつか
この場所できっと会えるはず
#この場所で
彼女と初めて出会った場所。
彼女と友達になった場所。
そしてここは、彼女を気になるようになった場所。
乗り物が壊れて動けなくなった。
ひとり自己嫌悪している時に現れてくれた彼女。
寂しいことは苦手だったし、本当にやらかしていたから、さらに落ち込んでいる時だったんだよ。
該当の灯りを背中に俺を心配する声。
にこやかに出てきた彼女は、いつもの無邪気さよりもキレイで、俺の胸が高鳴ったんだ。
あれからより遊ぶようになって。
俺が守りたいって思っていたけれど、自分の足で立てる程に強くなっていた彼女。
そこに寂しさはあるけど、頼もしさの方を感じて目が離せない。
自然と目が合うことも多くなっていて、いつしか彼女をひとりじめしたい。そんなふうに思ってしまった。
俺だけを見て欲しい。
それを彼女に、伝えに行こう。
俺は車を走らせた。
きっかけのこの場所から、彼女との待ち合わせの場所へ。
おわり
六三六、この場所で
《この場所で》
最初はすぐになくなると思ってた
私は必要ないと思っていた
この場所
でも
少しずつ私の中で
何かが変わった
今はこの場所で
誰かの役に立ちたい
この場所で
もうここから動けない
そんなふうに感じてる
待っていれば
想い続けていれば
きっとまた逢えるなんて
そんな甘い幻想なんて抱えていないけど
思い出も指輪も確かにあるから
捨ててしまったら全部終わってしまうから
ぜろにしてしまうなら
この想いとともに朽ち果てたい
また逢えるなんてただの約束
きっと泡のように消えたんだ
この場所で貴方と一緒に過ごせたら
この場所が思い出に残るのになぁ
拝啓、僕の大好きな人へ
僕とあなたが会えなくなって今日で、1620日が経ちました。
君は今日、20歳になりました。
僕は半年前、一足先に20歳になりました。
今日は、君に伝えたいことがあって来ました。
僕は、15歳の時にあなたを救えなかった。
あなたは今、天国で笑顔で過ごせていますか?
元気にしていますか?
僕は、この5年間あなたを忘れることはできず、自分の無力さに絶望を毎日感じていました。
生きる意味も、分からなくなりました。
そして、あなたの元にいこうとしました。
でも、僕には勇気が出ませんでした。
僕はあなたを忘れることは出来ません。
でも、夢が出来きました。
それは看護師になること。
精神科看護師になり、その後、児童精神科で働けるように頑張ります。
あなたのような子供を一人でも孤独から救いたい。
だから来年、ここに来る時は良い報告が出来るように、一年間、頑張ります。
僕の大切な大好きな人へ。
20歳のお誕生日おめでとう。
どうか、見守っていてください。
僕は彼女の墓前で手を合わせてそう話しかけた。
__この場所で
綴 白__
この場所で
何年経っても
忘れられない…
私たちが出会った場所
そして別れた場所
2人の想い出がつまった
この場所で
もう一度会えるなら
私は会いたい
この場所で
貴方は何をしていたのかなぁ
飲みかけのコーヒーが置いてある
今日もソファで寝落ちしている
そこにあるタブレットでドラマを観ながら
コーヒー飲んでいたのかなぁ
残すなんて…もったいないなぁ
飲んでもバレないよね?…
ゴクッ…おいしいなぁ♡
あれ?あんな置物あったかなぁ
ハートだ…なにこれ指輪置けるの?
貴方のイニシャルと………誰の?
え?恋人?ははっそんなわけ、
だって貴方には…僕が…
あぁ?あなたは…お、俺ので…?
嘘だ…?おかしいおかしいおかしいおかしい
恋人がいるなんておかしいよ
違うきっとお兄さん!いやお兄さんと指輪なんて
落ち着こう、そうだ……落ち着こう
でも、貴方はこの場所でこいつと居たというの?
この場所で何をしたの?
ねぇ、教えてよ、ねぇってば!!
その時、この場所で
僕は彼女の首に手をかけていた
【題:この場所で】
藍に染まった海のそばに、一人の青年が立っている。
彼は頭のなかで言葉を並べた。
――今この場所で、僕の物語を終わらせよう
青年は靴を脱ぎ、二足ともを海へ投げ捨てる。
あっというまに波に飲み込まれ消えてしまった。
――僕も、あんなふうに消えられるのか
裸足となった青年は、その砂浜よりも白い足を、海へ海へと引きずってゆく。
彼の歩みは、波が膝までかかっても、半身が海水に浸っても、足裏が地につかなくなっても止まることはなかった。
やがて彼は大きな波にさらわれ、沈んだ。
呼吸ができなくなり、波に身体中をもてあそばれ、皮膚が更に青白くなっていく。
それはまさに、彼が望んでいたことそのものだった。
――やっと終わらせられる。
もうあまり回らなくなった頭で、そう思い浮かべる。
それはもうすぐ意識がなくなるかというところだった。
彼の左手首をなにかが掴んだのだ。
そこから伝わる人肌の温度は、彼にどうしようもない恐怖を与えた。
青年は無意識のうちに足や手をジタバタとさせて、自身を捉える存在から逃げようとする。
その存在は、逃がすものかというように強く、今度は彼の胴体を抱き締めた。
暴れて疲れたせいか、青年の意識はそこで途絶えた。
~~~
彼が目を覚すと、そこは岩の上であった。
いまだ波の音がうるさいほどに聞こえる。
「あ、起きた?」
声がする方には、彼と同じほどに見える少女がいた。
「なんで助けたんだ! もう、終わらせたかったのに……」
青年は苛立ちに任せて少女に話した。
少女はしばらく、黙って海を見つめる。
やがて彼女は、ぽつりと口を開いた。
「わたしもね、家、出てきたの」
青年は驚きはしたが、不思議ではなかった。彼女の横顔には、さっきまでの強さとは別の、少しだけ震える影があった。
「ここに来たのは区切りをつけるためだった。明日からは、昨日までのわたしとは違う生き方をするためだった」
風が強くなり、砂が足首をかすめる。
「……ねえ」
少女は青年のほうを向いた。
「もし終わらせようとしてるならさ、いっそ一緒に始めない? 新しい物語」
冗談のような言い方だったが、目は笑っていなかった。まっすぐだった。
青年の左手首には、少女に付けられた赤い痕が、いまだ残っていた。
彼にはそれが、彼女が青年へ向けた人情の証に見えた。
胸の奥で、何かがほどける。
「……いいよ」
波の音でかき消されそうなほどかすれた声で呟いた。
少女は小さく笑う。
「じゃあ決まりだね。これからよろしく」
「……ああ、よろしく」
寄せては返す波の音が、まるで拍手のように響いた。
この場所で、二人の物語は始まった。
ーこれから先ー
なに? 急にしみじみし
ー別にいいでしょー
ーもし会えなくなったとしても、
今まで過ごした日々は変わらないよね?ー
当たり前でしょ、私たち親友なんだから大人になっても覚えてるに決まってるよ
ーそっか、良かった...実はね
もうこの街を離れなきゃいけないのー
えっ...なんで親の仕事とか...?
親友といつも一緒にいる高身長の男の人と大型犬を思い浮かべた。
ーううん。私達の家はこの海を越えた遠い所なの
大きな仕事があって3人でこの街まで来たけれど、ー
ーこんなに長く離れていたら、きっとあの子が寂しいと思うのー
そうなんだ...
ーそれに、、あの子が作る料理、とっても美味しいの、いつか送ってあげるねー
うん!!
ーまた遊びに来るからね...それと.ー
忘れないよ!!
親友は頷くと、親友を呼ぶ声の方へ歩いて行った。
数日後、ある小包が届いた
宛名は親友だった。その中にはクッキーと焼き菓子
住所は書いてあったが英語でしかも水で滲んでいてとても読めそうになかった。
何十年か経って
親友の名前も、本当に親友がいたかもあやふやになっていた。
小包はいつの間にか見つからなくなっていたし
その後から沢山の友達が出来ていたから
友達がいなかった私の空想だったのかもしれない
そう思うようになった
子供が独り立ちをして、夫婦の時間が増えた私達は、海外へ旅行に出かけた
とある のどかな村に立ち寄ると、現地の人から
“少し離れた所に昔からあるよく効くハーブの薬屋さんがある”
私達夫婦はハーブが好きだから寄ってみることにした
ーギギィ
扉が開くとそこには長い赤髪の女性が居た
こちらを見たその人に驚いた
ー珍しいですね、日本の方がこんな田舎に来るなんてー
流暢な日本語、赤髪に対して日本人の顔
大型犬、布で顔を隠した高身長の男の人、そして金髪の人形のように綺麗な女の子、
夢じゃなかった
あの時はクッキーと焼き菓子をありがとう、魔法使いの親友さん。
その言葉に驚く赤髪の女性
ー遊びに行けなくてごめんね
覚えてくれててありがとうー
そして私達は話した、今までの事を沢山
夫は終始ポカンと、でも暖かく見守っていた
旅行に行けて良かった
その後は親友と何年も文通をした
この身体だから、もう会うことは出来ないだろう
でも、あなたに会えて幸せだった
最後の手紙をポストに投函して家に帰って
ベッドに横たわる
〜来世もあなたの親友になる〜
孫がポストを覗くと一通の手紙が届いていた
中にはこう書いてあった
ーこの場所で待ってるー
と
#この場所で
この場所で(オリジナル)(異世界ファンタジー)
牢に最後のメンバーがやってきた。
魔法使いのようなフードマントの男だった。
放り込まれた勢いで壁際までゴロゴロ転がって、壁に激突していた。
どんくさい。
「大丈夫か?」
レッジが手を差しだすと、彼は苦笑しながらその手を握って起き上がり、ぺこりと頭を下げた。
「ありがとうございます。私はライといいます。よろしくお願いします」
育ちの良さがうかがえる挨拶だった。彼はいったい、何のキメラだろう。
「俺はレッジ。あっちにいるのはリンク。共にソロで500勝した同士だけど、あんたもか?」
「そう、みたいですね」
みたいとは何だ。リンクは眉をひそめた。
入れられる牢の場所は毎回ランダムだった。レッジとはたまに一緒になる事があって面識があったが、彼とは会った事がない。
「1000勝すると自由になれるそうですね」
自由になったら、何がしたいですか。
彼は唐突に、そんな事を聞いてきた。
レッジとリンクは思わず顔を見合わせる。
「…毎回勝つ事に必死で、後の事なんて考えた事もなかったな…」
夢など持っても、敗北して死んだら意味がない。
そもそも生み出された目的からして、この場所に立ち続けること、戦闘において優秀な成績をおさめることのみが本分だった。
一応「1000勝したら自由」という、都市伝説のような話を聞いたことはあるが、これまで一度も該当者は出ていない。それほど試合は毎回過酷で、新しく生み出されるキメラは優秀で脅威だった。
ソロで一定数勝ち残ると、今度はチーム戦になる。
チームで使えるかどうかのテストだった。
メンバーが減ると補充が入る。
チームの連携が取れなくなって、あるいは仲間に足を引っ張られて、自滅していく者が多かった。
それほどに、生き残る事は難しい。
「…そんな寝言は生き残ってから言いな」
リンクは吐き捨てるように言った。
彼は魔法使いだろうか。接近戦に弱そうで、すぐ死にそうだ。親しくなっても何も良い事などないだろう。
とにかく、今日これからの戦闘に勝たなければ。
リンクは大斧を肩に担ぎ上げ、闘志を奮い立たせた。
「…格好良いなぁ」
眩しそうにリンクを見て、彼は微笑んだ。
「ああ?」
「頑張りましょうね!」
ガッツポーズをしてみせる彼になぜだか腹が立って、ぶん殴ろうとしたが、レッジが素早く救出してしまった。
この鬱憤は試合で晴らそうと思う。
ライはキメラではなく、外の人間だった。
闘技場で彼らの戦いを見物し、衝撃を受けた。
その必死さ、残酷さ、生命力の輝き、強さに。
特にリンクとレッジの戦いに感銘を受けた。
惚れたと言ってもいい。
リンクは女性の姿でありながら圧倒的な腕力と桁違いの炎と迫力で、毎回派手に勝利していた。
レッジは姿を捉えられないほどの素早さで相手を翻弄し、命を取らない戦法に余裕と優しさを感じた。
前のめりで彼らの戦闘に見入って応援していたのだが、そんな時、耳に入ってきた声があった。
観戦している造物主達が、1000勝後の自由について嗤っていた。希望をチラつかせて絶望する彼らが見たい。どうせ誰も勝ち残れるはずがない。そのように対戦を組んでいるのだから、と。
懸命に生きる彼らに対して、侮辱も甚だしい。
猛烈に腹が立った。
ライは彼らに食ってかかった。
1000勝したら必ず自由を約束しろ、と。
それを言えるだけの後ろ盾がライにはあった。
なので、チーム戦に自分が参加する事も了承させた。
「キメラの性能テストなのですから、出しゃばることはやめてください。もし魔法を一度でも使ったら即やめていただきますからね。上にバレるわけにはいかないので末端には知らせませんから、待遇は保証できませんよ。でも、死なれても困ります。絶対死なないでくださいよ」
キメラ開発の責任者はオロオロしながらそう言った。
いざという時は魔法で身を守る事を約束して、ようやく参加を許された。
そうしてライは、キメラを装って憧れの二人のもとへ向かったのだった。
(2日前のお題「花束」に続く)
「この場所で」
今 自分がいるこの場所で全てが始まった‼︎
普段と何も変わらない風景の中、新たな出会いがあり、
今日という新しい1日が始まった‼︎
今日も明日も明後日も、普段と変わらない毎日が続けばいいな‥‥この場所で‼︎
「サンマの頭、食べないのか?」
「うん」
「なんで?」
「なんでって……気持ち悪いから」
「お前なぁ、命を頂くってそういうことだろ」
「意味わかんない」
「魚を食べるっていうのは、命を食べることなんだよ」
「なにそれ? こんなところで説教?」
「説教じゃねぇよ。当然のことだろ。食育とかなかったのかよ」
「うっざ」
「は?」
「なんでここでそういうこというかな? ていうか、ご飯おいしくなくなるんですけど?」
「それはお前がサンマの頭を――って、内蔵も残してるじゃねぇかおい!」
「うるさい。いちいち大きい声出さないで」
「ほんと、育ちが悪いなお前は」
「は? なんでそんなこと言われなきゃならないわけ?」
「それはサンマの食いかたが汚いからだろ!」
「じゃーもういいです。これ、あげる。頭も内蔵も残さず食べればいいじゃない。はい。これ」
「……」
「……」
「ぷっ、あっはははは」
「うるせぇな……なんだよ?」
「だって食べ方! サンマとキスしてるみたいだったよ! 頭を正面からこう食べてて……ほんと、ウケる」
「おまえ、最低だな」
「は? なにいってんの? 最低なのはおまえだろ? さっきからワケわかんないこと押し付けてきて」
「……ごちそうさん」
「え? なに? 怒ってる? てゆーか、残してんじゃん」
「サンマの頭、苦くてほんとは嫌いなんだよ」