とある恋人たちの日常。

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 彼女と初めて出会った場所。
 彼女と友達になった場所。
 そしてここは、彼女を気になるようになった場所。
 
 乗り物が壊れて動けなくなった。
 ひとり自己嫌悪している時に現れてくれた彼女。
 
 寂しいことは苦手だったし、本当にやらかしていたから、さらに落ち込んでいる時だったんだよ。
 
 該当の灯りを背中に俺を心配する声。
 にこやかに出てきた彼女は、いつもの無邪気さよりもキレイで、俺の胸が高鳴ったんだ。
 
 あれからより遊ぶようになって。
 俺が守りたいって思っていたけれど、自分の足で立てる程に強くなっていた彼女。
 
 そこに寂しさはあるけど、頼もしさの方を感じて目が離せない。
 
 自然と目が合うことも多くなっていて、いつしか彼女をひとりじめしたい。そんなふうに思ってしまった。
 
 俺だけを見て欲しい。
 
 それを彼女に、伝えに行こう。
 
 俺は車を走らせた。
 きっかけのこの場所から、彼女との待ち合わせの場所へ。
 
 
 
おわり
 
 
 
六三六、この場所で
 
 
 

2/11/2026, 11:54:36 AM