『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
No.6 この場所で
告白はこの大きな木のある丘だったよね
昔仲良く遊んだ丘だ。
四葉がどうしても見つからなくて、
三葉を2つ一緒に渡して、
大きくなったら〇〇ちゃんと結婚する!
って言ってくれたのが懐かしい
今も忘れないよ。次は私の番。
今度は三葉じゃなくて、
四葉で告白するから待っててね。
花言葉っていいよね…
🔎三葉 四葉 花言葉
で見てくれると嬉しい
この場所で、わたしは育った。
辛いことも、楽しいことも、不平等にあって、時々運命っていうものを恨んだこともあるけど。
生きててよかったなんて、そんなことも胸張って言えないけど、私は生きててもいい人間なのかもしれない。
誰かしら、私の周りには私を理解しようとしてくれる人がいた。
私と話して、遊んで、笑ってくれる人がいた。
それだけで、どれだけ生きててよかったと思ってしまったか。
相談したら、真剣に聞いてくれる人がいた。
笑ったら、それ以上に笑ってくれる人がいた。
失敗したら、笑い話にしてくれる人がいた。
無償の好きを受け取ってくれる人がいた。
これだけで私は、身が重たくなるくらい救われてきた。
実は私も生きててもいいのかもしれない。
この場所で育って、人との繋がりが私を強くさせてくれた。
反して、人との繋がりが私を弱くさせる。
ただ、私には私を必要としてくれてる人がいてくれてるようで、嬉しい限り。もうちょっと、もう少しだけ生きてみます。
大切な人たちと出会ったこの場所で。
この場所で この場所で貴方とのハジメテとサヨナラ
いまこのまま
しんでもいいと
おもうほど
こわくて
とおくて
ふかくて
くらくて
きらきらしてる
しあわせな
しゅんかんに
ほんとに
いけたら
きもちいいだろうな
「この場所で」
この場所で
今、この場所で、足踏みをしている。
セッカチの私は止まることができなくて
すぐに動けるように、足踏みをしている。
頭の中は、アレコレと先を急いで忙しい。
次の一歩は、アッチかコッチかどっちが
いいか、この場所で、足踏みをしている。
またこの場所で会おうね
そう言い引っ越して行ったあなた。
今どこで何をしているの?
私は毎日この場所に通ってあなたを待っているのに
一向に姿を現さないのはどうして?
私との約束は忘れてしまったのかな?
いつか思い出して戻ってきてくれるといいな。
それまで気長に待っているよ。
10年前に君と会ったこの場所で、
また君に会いたくてここに来たんだ。
朝から夜までずっと待っていたけど、
君らしき人物は通らなかった。
そりゃあ、
最後に会ってから5年も経ってるしね、
5年も経てば人も変わるよね。
君はあの日言ってくれた。
「貴方とまた逢う日まで、
私はこれを肌身離さず持っています。
だから5年後、今日のこの日に、
またふたりで、逢いませんか?」
君にあげたあのブレスレット。
それをぎゅっと握りしめて、
泣き笑いで言ってくれたね。
多分糸はもう切れてると思うんだけど、、
だって古いし、あれ。
赤と黄色と橙色のビーズで作った、
君をイメージしたブレスレット。
君と最後に交わした言葉、覚えてるんだ。
《大好きだから、大丈夫だから、
また逢える日まで、さようなら。》
ふたりとも号泣で、近くを通った人の
ギョッとした顔をよく覚えてる。
本当はさようならなんて言いたくなかった。
寂しいし、悲しいし、
もう会えないかと想像してしまうから。
でも君が決めた最後の言葉、
言わずにはいられなかった。
143テーマ【この場所で】
待って、絶対こういう風になるのなんで??
しかも意味不明だしワケワカメだし。
殴り書きで書いたから、ほぼ理解不能なんだよね、自分でも。
でも一応書いたから投稿します、はい。笑
この場所で生まれ、育ち生きていく。
只それだけで、人は人らしく生きていけるのだろ。
この場所で
『ひ〜高ぇなぁ』
「…なにしてんの、」
僕に声をかけた女性は橋から下を見下ろし高いと
笑いながら言う。
「あの邪魔しないでくださいますか」
『え?何がよ』
「僕はここで、」
続きを言う前に女性が放った言葉
『ここ痛いよ?冷たいし岩めっちゃゴツゴツだしさ〜』
『高いは高いけどここギリギリ死ねないから骨が曲ったりしたまま、冷たい川に流されるだけ』
女性は淡々と話す。それには少し異変があった。
「なぜそんなの知って,,いるの?」
(そんなのここで"した事"がある人しか…)
『私はまだ貴方に生きて欲しいの…。』
███くんッッ
「ッ!!何なんだよ…何で俺より先に死んだ癖に、」
「俺を置いてった癖に…」
追記
死にたい少年の前に突如現れた女性。
恋人を無くして辛くなって自殺スポットに行くとぉ?
この場所で終わりにしたかった。
君に付き合いたいと思いを伝えた場所だから。
こんなことを伝えたら、君は私に幻滅するかな、それでもいい。だから伝えるよ。
「好きだけど別れたい」
青く流れる風を初めて見た
それは一瞬の風
すらりと頬を撫でて過ぎ去った
淡い思い出
この場所で私は生まれ生きて死ぬ
ひと時の戯れ
風のように風のように
通り過ぎるように
その時に落とした鱗粉のような私の思い出は
どこかにたどり着くのだろうか
涙のように地面へ染み込むのだろうか
「この場所で」
あの日この場所で、
僕たちは15年後にまた、ここに集まることを約束した。
スポーツ万能だった俊介は、
有名な飲食店で働いているらしい。
給料もそれなりによく、来年には主任という役職に昇進するのだが、なんとそのタイミングで、今の彼女にプロポーズを企んでいるようだ。
昔付き合っていた彼女ともお似合いで、
良いカップルだと思っていたのだが、ついに新しい道に進むことを決心したのだろう。
いつか2人でお店を開くんだと言いながら、とても幸せそうに笑っていた。
学年で1番勉強ができた聡は、
今は医者の卵として勉強漬けの日々だという。
あれだけ勉強をしていたのに、こいつはまだ勉強をしているのかと少し呆れてしまったが、
他のみんなはどこか尊敬と嫉妬のような眼差しで聡を見つめていた。
医者を目指すにはコミュニケーション能力も必要のようで、どちらかと言うとそっちの方をメインで学んでいるんだ、と聡は恥ずかしげに頭をさすってみせる。
やたら女子人気が高かった圭一は、
なんと超大手外資系企業の営業マンとして働いていたらしい。
しかし、同僚の女の子に手を出しすぎて、とうとう先月仕事を辞めることになってしまったと衝撃のカミングアウト。
昔から、月一くらいで新しい彼女が出来るような奴で、
少し嫌な予感がしていたのだが、
まさか仕事をクビになってしまうだなんて…本当にどうしようも無い男だ。
弁護士やら慰謝料やらと、他のみんなに何やら色々と難しい話をしていたので、どうやら単純な話では無さそうだ。
最後に圭一は、女の子の口説き方ならいつでも聞いてくれと言っていたが、他の2人は乾いた声で笑っていた。
みんなあの頃の面影を残しつつも、やはり大人になってしまったようだ。
僕には難しくて、よく分からない話ばかりだった。
それでも、本当に15年後、またここに全員集まれるなんて思っていなかった。
だからそれだけでも、とても嬉しかったんだ。
「明人は、今頃どうしてるかなぁ」
3人は、ぼんやりと空を見上げていた。
手から汗が止まらない。喉が渇き、ごくり、唾を飲み込む。
目の前にそびえ立つのは、観覧車だ。夕日を背に、ゆっくり回っている。またごくり、喉が鳴る。
「どうしたの、行かないの?」
「あ、うん、行こうか」
後ろにいた彼女に急かされ、僕は観覧車に乗った。彼女も僕の正面に座る。観覧車の扉が閉められた。僕達の呼吸音が観覧車の中を満たす。
「……今日、楽しかったね」
「えっ、うん、そうだね……!」
この後のことを考えると、上手く喋ることができない。
ただ返事をするのでさえ、人間一年目かというくらい当たり障りのない言葉しか出てこない。
ちら、と彼女を見る。彼女はぼんやり外を見ていた。その横顔がまた美しい。じゃなくて。早く言ってしまわなければ。
「なんか、ずっと上の空だけど何を考えているの?」
彼女の声がして、ハッとする。いつの間にか、彼女の視線は僕へ向いていた。
「え?」
「今日、ずっと何か考えてるでしょ? デートしよって言ったのそっちじゃない」
サッと血の気が引く。さっきまで汗だくだった手からも一気に汗が引いた。
もしかして、もしかしなくても、怒ってるのではなかろうか。今日、この場所で伝える言葉ばかりを頭で流し続けていたから、彼女からしたら上の空に見えたのかも。
「ちがっ、違うんだ、あのっ」
「……何?」
「僕と結婚してくださいっ…………って、言おうと……思って……そればかり考えて……しまいまして」
後半にいくにつれ、視線も声も下向きになる。
言ってしまった。彼女の顔を見るのが怖い。どうか、頼むから、想像通りの反応であってくれ。
僕はゆっくり、顔を上げた。そこには。
ときどき、今この場所で最期を迎えられたら幸せだろうな、なんて思う。
大切な人がいて、大好きな人がいて、今日という日はこんなにも綺麗で。
空を見上げていればそんな穏やかな希死は解けてなくなってしまうのだけれど、そうやって今日まで生きてきたし、明日も同じように生きていくんだろう。
(この場所で)
この場所で
この場所で結婚して、あの場所で子供ができて、そこで転職する。
妻は結婚当初から、不満を隠さなかった。
「やだぁ、まだ遊んでいたかったのに、こんなしょぼくれた男と結婚だなんて、私の美貌なら男なんて、より取り見取りだったのに。」
私は妻の笑顔を見たことがない。
僕たちの間にはあっという間に子供ができた。
結婚した時貰ったご祝儀の1000ドルは子供の養育費で消えてしまった。
「私、子供の育て方なんか知らないわよ。」
「大丈夫。子供は放っておいても育つ。」
「そう?じゃあ、子育てはあんたに任せるわね。」
俺がエンジニアから役者に転職すると言った時、妻は怒り狂った。
「あなたね、私と息子を養って行けるの?いい年こいて夢なんか見てんじゃないわよ。」
「しょうがないだろ、俺の人生なんて運任せ、ルーレット任せなんだから。」
「お隣さんが羨ましいわ。医者で高収入で。私、次はああいう人と結婚するわ。」
つまらない女だ。何でこんな女と結婚しなければならなかったのか?
隣の家庭を見る。ミサ。君は医者と結婚して幸せかい。本当ならミサと結婚していたのは俺だったのに。
前世では俺とミサは結ばれていた。深く深く愛し合い。子供はいなかったけど幸せだった。
ミサと目があった。あの切ない表情。ミサも前世の記憶を覚えているのだ。そうだ、つい30分前の話だ。忘れる訳がない。前世でも、前前世でも、前前前世でも俺たちは夫婦だった。だけど、ピンが転がってミサと今の妻が入れ替わってしまった。俺はこの場所からミサの幸せを願うしかない。
何が人生ゲームだ。人生はゲームじゃない。
この場所で事業が成功し、あの場所で子供が成人し、そこでゴールを迎える。
『この場所で』2024/02/11
※今回のはフィクションです。
私には好きな人が居た。
そう、居たのだ。過去形なのにも当然理由がある。
彼はもうこの世には居ないからだ。
彼は私を残して先に去って行ってしまった。
彼の死因は他殺だった。
彼を殺した人物は私の幼馴染だった。
あれは付き合って3年のデートの時だった。
私と彼は遊園地デートをしてディナーを終え、
約束の地である。彼に告白された公園へ行った。
それは結婚の申し込みだった。私は涙を流して喜んだ。
しかしその嬉しい時間はすぐに終わってしまった。
幼稚園から一緒だった隣に住んでいた私の幼馴染の手に
よって彼はナイフに刺され大量出血してしまったのだ。
その時、私は何も考えられなくなってしまった。
目の前で急に倒れた彼。
彼の後ろには血のついたナイフを持った幼馴染。
状況を理解した私は慌てて彼の状態を確認した。
彼の背中から大量に流れる血を見て血を止めようと
傷口を強く押した。
それでも気休め程度にしかならず、溢れ出る彼の血は
止まらなかった。
私は彼が死んでしまうと分かってしまった。
視界がボヤけてしまうほど瞳から涙が溢れてきた。
彼は自分がもう助からないことを認知し、
私に最後の言葉をかけてきた。
私は彼の最後の言葉を聞き届けた。
「君より先に逝ってしまう私を許して欲しい。
出来ることなら来世でもまた君と結ばれたい。
私が出来なかったことを君にはこれから沢山して
行って欲しい。そして君が幸せになれることを
祈っている。こんな私と支え合ってくれてありがとう」
そう言い切った彼は静かに息を引き取った。
彼は私が最初で最後に好きになった人。
初恋だった。私は彼のことを溺愛していた。
それはもう依存するほどに。
そして彼も私を溺愛してくれた。
互いに依存している関係だった。
それなのに、彼は居なくなってしまった。
彼を殺した奴を許さないと決めた。
目を鋭くして彼を殺した私の幼馴染を睨みつけた。
幼馴染は「私は君のことをずっと愛していた!
それなのに君は僕以外の男と結ばれて腹が
立ったんだ!君は僕と結ばれる運命にあったんだ!」
だからと言って私の大切な彼を殺した奴を許すことなど
私には出来なかった。
例えこの手を汚して犯罪者になったとしても。
彼が悲しむのは分かっている。
でも、それでもやらなければと固い意思が生まれた。
そこからの行動は早かった。彼を殺したナイフを奴から
奪い、ナイフを振り上げ奴の心臓部に思いっきり
振り下ろした。
奴から溢れてきた血飛沫が私を染めた。
すぐに近所の人が呼んだ警察官がやって来て私は
刑務所へ入れられてしまった。
私は15年の懲役だった。
私は刑務所生活のことなど覚えていない。
ただ彼が居なくなってしまった悲しみから放心状態が
続いたことであまり記憶が無い。
刑務所から出れた私が向かった先は彼が亡くなった
『約束の地』へ向かった。
この場所で…この場所で彼は殺され、亡くなった…
私には彼が居なくなったこの世の中を生きる勇気も何も
無かった。
今はもう深夜。ほとんど人通りが無くなり。
周りには人影が見当たらなかった。
私は用意したロープを近くにあった少し高く太い幹に
ロープを結び、先には首が入る程のサイズの輪っかを
作った。そして私はこの『約束の地』で自殺をした。
私達はこの後のことは何も知らない…
知る者はこの後に見つけた者達だけだろう…
今あなたに
天翔けたあなたに
伝えたい誓い
私この場所で
命懸けて咲くよって
〈この場所で〉
人生の残像だけで会話する 顔も名前も声も知らずに
(お題 : この場所で)
この場所で
あの人は、憶えてるだろうか…すっかり変わってしまったこの場所で、いつも、ギリギリ迄、話し込んでいた事…西陽が眩しくて、手を翳し乍らお喋りしたり、雨止みを待ったり、影踏したり…
そして、あの日、別々の路を歩き始めるあの時も、この場所で、約束したこと…また、十年後に必ず逢おうって…約束した日から、色々な出来事があったけれど、何時でもあの人との約束を想い乍ら、乗り越えてきた…そして、今日、この場所であの人を待っている…きっとあの約束が果たされる事を信じてるから…
狂気的な恋愛
この場所で君に出逢えた。
転校してきた君は触れたらすぐに壊れてしまいそうで、儚くて、美しかった。
そんな君を守るためにやったことなんだ。
だからこれも僕なりの『アイ』なんだ