『きらめき』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『きらめき』
空虚な心の中に ひとすじの輝き
夜になると 押し寄せる 連日の、秋の気配。
恋しくなる 夏の暑さと ドラマチックな夏空
終わりを告げ始めた 夏と 秋の境目に
ふたたび、現れてくれる 青空と入道雲
瞬間、あぁ まだ、居てくれたんだ と、
虚な心に きらめきが 走った
自転車を漕いで、
風を切って、
夏の空を見上げているだけで、わたしは、
いつでも、物語の主人公に なれる気がするの。
空よ、わたしの大好きな 夏の空よ、
今日も、"きらめき"を ありがとう
今日の私が一番若い
という言葉に縋る心
「きらめき」
君は羨ましい
生きる糧を失っても感情-ココロ-だけは残ってるんだから
『素敵だな』
憧れている。
『近づきたい』
求めている。
艶やかな髪、可愛らしい顔立ち、
凛とした佇まい、声、服、etc...
なにより、目標に向かって突き進む、その姿。
もっと自分を磨かないと。
頑張らないと、届かない。
いつだって目を奪われる、その煌めきに。
努力する君、君を思う僕。
きらめき
きらめきって言葉、けっこう耳にするけど、その意味をあまり理解して使ったことなどない。調べてみても、いまいちはっきりとわからない。何度もその言葉を、繰り返し、唱えていたら、なんかその響きに、似てる言葉が、ふと浮かんで来た。ときめき と ゆらめき。なるほど、イメージ的に似ている感じがする。ときめき。うーん、いい言葉!わたし的には、なんか女子校生の特権的言葉。初恋の香りもしてくる。憧れの先輩に突然声をかけられ、まごまごしてしまった純情だったあの頃…思い出すなあ!なんてね
因みに、私はいい歳の、おっさんです。
きらめきからだいぶ脱線してしまいました。
ひまわりみたいな麦わら帽子
胸の奥まで届く光がまだあなただったあの頃
あなたと乗る自転車なら
どこまでもゆける気がしたあの道
─ 。
散ってしまったひまわり畑
茶色く濁ってしまったそれは
いつかは夢で溢れた色 。
今は過ぎ去った過去の色 。
もう戻らないものは
いつだって愛くるしいね 。
枯れた花も いつかまた咲かないかな ?
あの頃と変わらない振りをした9月の風に
ひまわりの匂いはもう無い。
それなのに
それでも探せばみつかる様な気すらした 。
、
ねぇ 会いたいよ 。
絶え間なく降り注いでいた
夢とか希望とかきらめきめいたものが
音を奏で、きらきらと
それは誰の為でもなく
僕の為だけにと疑わなかった日々が懐かしい
目一杯浴びて
びしょ濡れになったって嬉しくって
小説家になりたかった、表現は苦手だけど
天才になりたかった、努力は嫌いだけど
みんな幸せにしたかった、
僕は幸せじゃないけど
それが叶わないと知っていても
画用紙からはみ出ても構わず描いた
それを見て笑ってくれる大人がいて
はしゃいでいた、楽しかったんだ
現実逃避だったのかもしれない
でも僕にはそれで丁度良かった
そのまま居れたら良かったよな
何も知らないまま
きらめく
きらめくとは輝くこと。
今の自分は輝いてるか?
なんか周りを恐れて縮こまっている
そんなんで楽しいか?
今は充実してるか?
いや、してない。
殻を打ち破れ!
周りをきにするな!
頑張れ、俺!
幼い子どもから溢れでる、きらめき
あれは、なんだろう?
どの子もみんな、キラッキラッしてるの
本当に目がね、輝いているの
いつから失うのか
私は、いつ失ったのか
『きらめき』
“もう無理だ”
果てしなく広がる空がそう告げている
そんな風に思ってしまった時は
初めて感じた胸の高鳴りを思い出す
あの鼓動が何度だって僕を突き動かしてくれるんだ
瞼を開けてもう一度空を見上げる
夢のように美しく、
眩しいくらいにきらめいて見えた
きらめきというのは、一瞬で儚いからこそ美しい。
[きらめき]
はじめて見た横顔、きらめいていた。
すれ違ったとき、輝いていた。
俺はとっくに、ときめいていた。
new voxy debut
何をしてても楽しい。
何を見ても笑える。
毎日が長く感じて、早く大人になりたかった。
大人になったら、ドラマみたいな恋をして、素敵なキャリアウーマンになって…なんて夢を持っていた。
目の前にいる20代前半らしき女の子達をみつめながら、今の私はどうよと言わんばかりのため息が無意識に出た。
時々、自分で殻を作りがちなところも分かっている…何をするにも自分次第という事も。若さに嫉妬しているだけだってことも。
だったらあとは、出る勇気。
いくつになってもやりたいこと、諦めるなんておかしいよね。
年齢は関係ない。
出来ることから始めてみようと思う。
※※※※※※※※※
【お題】きらめき
※※※※※※※※※
きらめき
なにか新しいことをする時は
いつだって、きらめいていた
目がきらめいたり、心がきらめいたり
好きな人と一緒にいる時なんて
もっときらめいていた
だけど
今はどうだろうか
その時のきらめきは無くなり
ただただその時間だけが過ぎていくようになったのは
好きな人と一緒にいても
きらめき所か何も感じなくなったのは
いつからだろう
きらめかなくなったのは
新しいことをしても全然きらめかない
疲れたのかな?
それとも
きらめきは純粋無垢な子供の特権なのかな?
心が汚れてるからかな?
いや、違うな
きらめいてるけど、それと同じくらい
どうでもいい、時間の無駄、お金の無駄って
あれやこれや考えて
心に余裕がなくなってるからかな
推しが好きだ。
そりゃ、推しだと言ってんだから当たり前だろうが、彼女の笑顔を見ると1日の疲れが吹き飛ぶ。
『一生引退しないで……』
と画面を見ながら言うほどには好きだった。
通学路で流れる曲は全部推しが歌った曲。
そんな私も今は。
「────あー……どうすっかな……」
引越し作業での断捨離で推し〝だった〟グッズを
捨てるか悩んでいる。
推しは今も好きだ。
……でも、もう最優先ではなくなってしまった。
私が引っ越す場所に、持って行けるのか?と。
飾れるのか?と、大人になった私が問いかける。
「……」
ぎゅう、と手に力が入る。ああ、推しよ。
あの頃の私の生きる糧よ、光よ。どうか。
「……今見ても、まだ間に合うかな。」
二階にある部屋からどたどた、と階段を降りて
テレビの電源をつける。
────キラキラ。と光った感覚がした。
それはテレビの光でも、なんでもなく。
彼女の笑顔で、だ。
「ああーーーーやっぱり好きだ……」
消えないで、と願うくらいは、許してくれるだろうか
『きらめき』
夜中にそっと抜け出して
あなたと待ち合わせた場所は
星が瞬ききらめいている丘
お互い何も話さずに
きらめく夜空を眺めていたら
夜空のきらめきの中に私達は吸い込まれ
ふたりだけの輝かしい世界に包まれた
「きらめき」
僕にとってのきらめきははるくん。(?)
はるくんは活動者であって、ネッ友であって、大親友でもある。
そんな関係の僕達、推しの名前は、「はるくん」っていう子。
僕ははるを恋愛としてファンとして、大親友として好きなんだ。
けどね。そんなちっちゃい夢は叶わない。叶わない恋なんだ。けど、はるくんから突然掛かってくる通話も突然来るLINEも全部全部、僕の生きがいなんだ。はるくんには感謝しきれないほどに、助けて貰ってる。 まぁ何が言いたいかって?大好きってことwww。まあ、僕にとってのきらめきははるくんってことだね。
雨の騒がしい音で目を覚ました。薄暗く、雨音しか響かない部屋で俺は低気圧の頭痛を抱えながらベッドから起き上がった。タバコを口にくわえ、ライターで火をつける。吐き出す煙と共に、自分の中から何かが消えていくような感覚を覚える。
ー何年吸っても慣れないな。
そんなことを思いながらテレビをつけた。天気予報によれば今週はずっと雨が続くみたいだ。憂鬱な天気とは裏腹に、テレビの中の天気予報士は雲一つもない晴天のような笑顔を見せていた。コーヒーとトーストだけの簡単な朝食を取り外に行く用事もないのに身嗜みを整えた。鏡を見ると重ねた年齢が顔に滲み出ている。目の下にクマが浮かび、口元にはほうれい線が浮かんでいる。顔を洗い、歯を磨くと頭がだんだん冴えて来る。寝室兼仕事部屋に戻ると、出版社から執筆の進捗はどうか、次回の打合せの内容などのメールが届いていた。コーヒーを飲みながらメールに返事を送る。俺は書きかけの文章のデータを引っ張り出すと、思いつく言葉で無彩色の空間を文字で埋め尽くしていく。仕事は作家で、たまたま出した俺の小説が当たり一躍時の人となった。ただそれだけだった。重版の声もかからず、初めて書いた小説も今や古本屋で見掛けるようになった。悔しい、という感情は不思議と湧かなかった。こんなもんか、そう思った。
「先生、今書いているページだけでも見せていただけませんか?」
俺の担当編集がいつだかそんなことを言っていた。書いているも何も、続きが思いつかなくなった物書きなど誰が必要とするだろう。そういうと、
「少なくとも僕は先生の続きを待ってますよ。」
と言われた。
「まぁ、そのうち書くからもう少し待っててくれないか夏樹君」
夏樹萩斗は俺の小説を読んで出版社に就職したという変わり者の青年だ。若くて眩しい笑顔を見せる。テレビの天気予報士と同じように雲一つないような晴れやかな笑顔。もう何年笑っていないだろう。文章を打ち込みながらそんなことを思った。ある日、自分の部屋で打ち合わせをしていると、夏樹君がこんなことを言い出した。
「先生、僕来週で先生の担当を辞める事になったんです。」
俺の中で何かが崩れた音がした。
「って言ったってただの部署内異動なんですけどね。別の作家先生を担当してみろみたいなことを編集長に言われまして。」
ニコニコと眩しいきらめくような笑顔で彼はそういった。なんとなくそんな気がしていた。ソワソワと落ち着かない目線と仕種。すっかり冷めきったコーヒーを飲む。温もりも何もなく、そこにあるのは汚れたコーヒーカップの底だった。
「先生、僕は担当を外れても先生の作品を楽しみにしていますから、続きのページ待ってます。」
編集夏樹萩斗としてではなく、ただの俺のファンである夏樹萩斗が笑っいた。
「まぁこんなおっさんに付き合ってくれてありがとうな。」
来月から新しい担当編集が来る、そう言い残して彼は部屋を出た。
「待ってます、かぁ…。」
待っているなら俺は書くしかないだろう。新しくコーヒーを煎れるとパソコンに向かった。
外はすっかり雨があがり、水溜まりがきらめく空を写していた。
<きらめき>
きらめき
まるで瓶に詰めた飴玉のよう
ただの飴玉ではない
しゅわしゅわする飴玉だ
わたしが幼い頃
わくわくと目を輝かせ
どきどきと胸を高鳴らせた記憶たち
幼稚園のお庭から空を見上げ
流れる雲の速さに思わず目を奪われたこと
近所の公園にある階段に座り
夕日に照らされながら鐘の音を聞いたこと
祖父母の家がある田舎へ行き
日常と非日常の併存の不思議を感じたこと
あの頃のように
力いっぱい遊ぶことはできるか
あの頃のように
屈託のない表情を浮かべられるか
あの頃のように
「今」しか考えずに生きられるか
現在の私よ
飴玉の詰まった瓶はまだ持っているか
傾けるとコロコロと鳴り
光に透かすとキラキラ光る
口に入れれば
思い出話に花を咲かせるよう
炭酸の音を立て
ゆっくりと丁寧に語るよう
静かに溶けていく
忘れちゃいない
忘れはしない
だって
大事にしまっておいたままだろう?
夢に向かって走って
自分を奮い立たせて
自分をきらめかせることができるのは
自分しかいない