ノーネーム

Open App


絶え間なく降り注いでいた
夢とか希望とかきらめきめいたものが

音を奏で、きらきらと

それは誰の為でもなく
僕の為だけにと疑わなかった日々が懐かしい

目一杯浴びて
びしょ濡れになったって嬉しくって

小説家になりたかった、表現は苦手だけど
天才になりたかった、努力は嫌いだけど
みんな幸せにしたかった、
僕は幸せじゃないけど

それが叶わないと知っていても
画用紙からはみ出ても構わず描いた

それを見て笑ってくれる大人がいて
はしゃいでいた、楽しかったんだ

現実逃避だったのかもしれない
でも僕にはそれで丁度良かった



そのまま居れたら良かったよな

何も知らないまま



9/5/2022, 12:27:15 AM