『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
出会ったあの日、
可愛いなって。
友達になれたあの日、
楽しいなって。
恋人になれたあの日、
幸せだなって。
別れたあの日から、
忘れられないなって。
君への感情がいつまで経っても
消えなくて困ってるよ。
【いつまでも捨てられないもの】
14歳
中学時代に好きになったものは
その人が大人になっても
心の中に残る淡い夢だと思っている
捨てなくてもいいんだよ
生きている希望だから
今までのあれこれを詰めたゴミ袋
捨てるのに金が掛かるとは面倒だ
誰かこいつを貰ってくれないか
サンタクロースみたいに肩にぶら下げて
徒に使う 無駄にしぶとい
くたばる寸前の人が欲しがっているでしょう
「いつまでも捨てられないもの」
彼に言いたいこと。
部屋を片付けていたら懐かしいものが出てきた。
それはあなたに貰ったものだった。
当時、別れたあと捨てるつもりだった。
でも捨てることが出来なかった。
彼がまだ好きだったから。
新しい彼ができても、あなたの事を忘れることが出来ず、いつまでも貰ったものを捨てられなかった。
それくらいあなたのことを思っていたのに......。
掃除している今で
捨てられるようにしたい。
今の彼に申し訳ないし、あなたを忘れられるチャンスだと思うから.........。
久方ぶりに帰った実家。
小さい頃から使っていた部屋に入って片付けを始める。
中学や高校の制服、教科書
本棚に入りきらない漫画と小説
わがままを言って貰った父の形見のラジカセ
昔好きだったゲームや好きなアーティストのCD
大好きな部活の先輩から卒業式に貰った造花の花束
子供の頃にクレーンゲームでとったたくさんのぬいぐるみ
初めてのバイト代で買ったノートパソコン
推しのライブチケットとたくさんのチェキ
たくさんの思い出とわたしの青春を詰め込んだ部屋
家出した時から何も変わっていない部屋
脱ぎっぱなしのパジャマも
飲みかけのアイスココアも
溢れかえったゴミ箱も
いろんな種類のお菓子が入った箱も
全部全部、あの日から時間が止まってしまったかのようにそのまま
家出した日、まさか母も姉も弟もみんな強盗に殺されちゃうなんて思いもしなかった。
ここに帰らなければ、いつまでも現実を見なければ、今もまだここで3人が暮らしているんだって思い込めた。
先日祖母がこの家を売るから必要なものを取りに来るように言った。
だからわたしは重たい腰を上げてここに戻ってきたけど、やっぱり来なければよかった。
この部屋にあるものは別にどうでもいい。けどこの家にある母の部屋も姉の部屋も弟の部屋も父の仏壇も、何もかも、わたしは捨ててほしくない。
いつまでも、捨てないでこのまま取っておいてほしい
そう、願ってしまうのだ
お題「いつまでも捨てられないもの」
「いつまでも捨てられないもの」って、これは捨てようと思ったことがある、捨てるか捨てんか審議にかけた事があるけど捨てられないもののことですよね。だとしたら今は思い浮かばないかなぁ。
私は定期的に「断捨離じゃあぁぁ!」と、断捨離祭りを開催しているのです。だからといって、ミニマリストのようなキレイでスッキリとしたお部屋に住んでいる訳ではありません。いつも雑然とした部屋からお送りしております。
その断捨離も明らかな不用品やゴミを捨てるといった段階は過ぎ、今は思い出やら思い入れやしがらみと向かい合って、捨てるか捨てんか審議をしている最中です。
思い出と冠するものは捨て難い。
でも回を重ねるごとに、前回は生き延びたというかすり抜けたものたちでも「...もうええか」と思うことがあります。
思い出も朽ちるんですよ。
そして、朽ちた思い出は捨てても平気なんですよ。
なので私は結構、思い出も捨てました。
今残っているものは、何かしら意味があるんですよ、多分。
とりあえず捨てられないものはないとしても、捨てないものならあります。
以前にも書きましたが、子どもの頃、犬を飼っていたんですね。
ある日、床に一本のヒゲが落ちていたんです。「え?ヒゲ?」と思いつつもそのヒゲを拾って適当にアルミホイルに包んで財布に入れたんですが、そのヒゲ、今も財布に入ってます。当然、何回か財布を買い替えてはいますが、その度にヒゲも入れ替えてきたのです。
猫のヒゲは縁起が良いと聞いた事があったような気もしますが、犬はどうなんでしょうね。
でも、縁起物だとか魔除けとかお守りとかじ
ゃなくてもいいんです。飼っていた犬のヒゲ
だから持っていたいんです。
だからこれは、捨てられないじゃなくて捨てないもの、絶対に捨てないもの。
なので私が死んだ時に棺桶に入れてもらえるとありがたい。
(こういう事って、エンディングノートに書いておくべきなんですよね?とりあえず臓器提供の意思表示カードにでも書いておくといいかも?)
12. いつまでも捨てられないもの
捨てる捨てないの基準は難しい。
過去一年間使わなかったものは捨てると決めたとする。それでもやはり捨てたくないものがゴミの山に見えていたものからちょくちょく顔を出す。
ここで例外を与えるとルールを作った意味がなくなる。しかしここで捨てたらこれを見て想起する人や風景ごと捨ててしまう気がする。思い出すことがなくなってしまうのが怖い。
これを見る機会は二、三年の周期程しかないのだから捨てても同じだという声が聞こえる。すると今度はたったそれだけでも定期的に思い出してきたのは事実だと言う反論が聞こえる。
書いていて気づいたが、まるで人生の一部を失うみたいな気持ちになってしまうのだろう。今までのことを(悪い記憶は除いても)なるだけ覚えておきたいという傲慢が根底にある。
もう一人は訴える。覚えていて何になるのかと。今実際何かになっているのか。その確かめようがないから困ってしまう。それは自分を形作ることに参加しているような気もするが、無くなったとして自分が崩壊するとも感じられない。
単に「これからこちらを失いますよ」とわざわざ注目するから惜しく思えるだけなのかもしれない。知らない内に捨てられていたとして、気付ける自信はないが気付いたら寂しくなる都合の良さは不相変なのだ。
物を手放すときが来るとしたら、恐怖や傲慢、都合が良いだけの自分自身の問題とケリをつけたときになりそうだ。皆さんはどう乗り越えているのだろう。気になるが、結局自分で辿り着かないと納得できない性分だ。全く面倒臭いな。
テーマ「いつまでも捨てられないもの」
君から貰ったアクセサリー
ずっと捨てられずにいたけど
何よりもこもっていたのは
君からのキスだった
眠れない夜に…
いつもは悪いことばかり考えるのだけど
今夜は幸せなことを考えていた。
今、私が持ってる幸せ
今、私が感じられる幸せを
虚ろ虚ろに指折り数えてみる。
こうやって文字を書いていることとか
今日食べて美味しかったもの
思いがけなく笑ったエピソード
明日食べる予定のご褒美おかし
失敗する前に分かって良かった気づきとか…
想像しているよりも結構、むしろ沢山あった。
それでも
満足しない感じがあるのは
きっとほんとうの幸せを遠くに感じているからだと思う。
日本語は、ときに美しすぎて尊すぎて
「愛している」
を簡単に言えないように、
幸せも
大抵の日本人には
大きくて歯がゆく感じさせるシロモノなのかもしれない。
幸せは
感じるものではなく
こびりついて剥がれなくて、見えなくなっているもの
だとしたら?
いつまでも捨てられないものって
実は 幸せ
そのものなのかもしれない。
カバンを集めるのが趣味だ。どこにも出かけないくせに、ポーチやらトートバッグやらが溜まっていく。
なにかイベントごとがあったりすると、バッグのなかに関連するものを詰める。例えば、映画なら、公式トートバッグを買って、その中にパンフレットとかグッズのアクキーとかを。そしてその一式をそのまま部屋の隅に放り投げて、放置する。そうやって出来たカバンの山の一角が、部屋の少なくない面積を占有している。
片付けることにした。
カバン一つを手に取り、中身を確認する。これは何年か前に行った展示会だな。ポストカードが4枚、シールシートが2枚、クリアファイルが1枚、会場で回したガシャポンが2個。
カバンかけにかけ直す。中身はそのままだ。
次のカバン。知り合いのコンサートに、付き合いで行ったやつか。グシャグシャになった演目リスト、お手製の入場チケット、彼女からお礼にともらった、ちょっとした小物類の詰め合わせ。賞味期限のあるコーヒー豆だけ取り出してある。
これもカバンかけへ。
お次は? おや、これまた随分と古いものが出てきた。大学生の頃、ガチ恋した相手との縁結びを願って、有名な神社にお参りしたときのものだ。出てきたのはおみくじ、それと扇形のペアのお守り。金属製の扇に「えんむすび」と書いてある。これの片方を想い人に渡して、恋愛成就を願うのだそうだ。「えんむすび」と書いてあるお守りを渡す勇気などなく、結局その人とはなんにもならなかった。お守りを袋に戻す。なんとなくおみくじを広げる。大吉。今となってはなんの感情もない。綺麗に畳んで、カバンに戻す。カバンは、カバンかけへ。
それから、次は……
使わないカバンなんか中身ごと捨ててしまえばいいのに、夫にはからかい混じりでそのように言われる。
知ってるんだ、夫は単に、自分の趣味のプラモを飾る場所を確保したくて、私のカバンスペースを狙っているのだということを。
いつまでも捨てられないもの、それは、やっと手に入れた、愛する人との平和な暮らし。一生、捨てるつもりはない。
(お題:いつまでも捨てられないもの)
8月18日 お題:いつまでも捨てられないもの
私は物に執着しない
使わないものはサッサと捨てる
使うかもしれないものも捨てる
でも物欲はある
結果出費が増える
そんな私だからか
物では無いものは捨てられない
記憶、匂い、仕草
あなたはいつになったら
捨てられるのか
たまには単純に想いを伝えてみようと思うのです。
貴方への憧憬と愛情。
どうしようね。
貴方が居亡くなったって、こればっかりは捨てられないのだろうね。
いついつまでも永遠に、私は貴方への感情の一片だって捨てられないのだろうね。
昔、手芸好きな母がくれた
白い花型のブローチを
僕はいつまでも捨てられないでいる
小さい頃から可愛らしい物が嫌いだった
でも母は、僕にフリルのついたワンピースやピンク色のぬいぐるみのような、可愛らしい物ばかり買い与えた
絵を描いたりお人形で遊ぶ事よりも外で運動していたかったし
恐竜やドラゴンみたいな強くてカッコイイ生物が大好きだった
自分の性別に初めて違和感を覚えたのは、小学四年生の時
僕はクラスの女の子に恋をして、告白して、フラれた。
「───でも、▇▇▇ちゃんは女の子でしょ?」
その後のことはショックでよく覚えていない
僕はあの告白の日から塞ぎ込むようになり
母には随分と心配させてしまっていたと思う
色々な事を一人でグルグル考えて、母に配慮するような余裕は
あの頃の自分にはなかったから。
『きっと誰にも受け入れられない』
『母が悲しむかもしれない』
『女の子らしくならないと』
何よりも悩んだのは結婚や子供の事だ
僕の結婚式を見る日が楽しみだとか、孫ができたらこんな事をしてあげたいと、母はいつも語っていたから。
それを語る時の母は本当に楽しそうで、父が亡くなってから毎日どこか暗い表情も、その時だけは輝いていた事をよく覚えている。
だから拒絶されると思い、母には言えなかった
冬の寒い日
いつものように高校に行って授業を受けていると
突然、血相を変えた担任の先生が教室に飛び込んできた
「▇▇▇、落ち着いて聞いてくれ────」
頭の中が真っ白になった
クラスの皆が心配の目を向ける中、先生の車に乗せてもらい
病院まで送ってもらったが
間に合わなかった
母は膵臓癌だったと医者に告げられた
高校に入ってから一人暮らしをしていた僕は母の異変に気づけなくて
母も心配させたくないから、と伝えられなかったらしい
心に大きな穴が空いたような喪失感に見舞われて
顔がぐちゃぐちゃになるまで泣いた
お通夜や葬式が終わった後、母の担当医から呼び出された
「お母様はご自分の手で渡したいと言っていましたが……不躾ながら、私から渡させていただきます」
それが白い花のブローチだった。
調べてみればその花は"ブライダルベール"という、結婚式で花嫁が身につける花らしい。
僕はそれを知った時 色んな感情や考えに襲われて
数日熱で寝込んでしまった
出来栄えはあまり良くないし
こういう可愛い物は好きじゃない
何よりこれを見ると胸が傷んで苦しくなるから
捨ててしまおうと思っていた
それでも、これが母からの最期の贈り物だと思うと
これが傍にある事に頭をかかえながらも
いつまでも捨てられない
***
「久しぶりに来たなぁ、叔母さんの家」
「あら、随分とイケメンになったねぇ」
「そうかな?ありがとう」
「あぁ、そうだ。貴方に渡さなきゃいけない物があったの」
「仕事が忙しくて遅くなってしまってごめんなさいね。」
「なになに?お小遣いとか?」
「ふふ、もうそんな歳ではないでしょう?ほらこれ、貴方のお母さんから」
「…手紙?」
「そうよ。もしかしたら自分では伝えられないかもしれないからって言ってたわ。私にはなんの事か分からないけれど」
「…ありがとう、読んでみるよ」
「…和樹、あんまり抱え込んじゃ駄目よ。とりあえず、自分の部屋でゆっくり読んで来なさい?」
「うん。そうするよ」
───────────────────────────────────────
▇▇▇▇へ
これを貴方が読んでいるという事は、私はもうこの世にいないのでしょうね。
…これ、言ってみたかったの!
ふざけてごめんなさい、本題に移りますね。
貴方が塞ぎ込むようになったのは、小学生くらいだったかしら。
それがとても言い出せないことで、貴方が深く深く悩んでいた事は、知っています。
でもお母さんは、貴方のお母さんだから
なんとなく理由はわかっていたのよ。
私は何度、貴方の心を傷つけてしまったのだろうかと
暫くは落ち込んでしまったけれど
私よりも貴方の方が何倍も辛い思いをしていたわよね。
そんな貴方に、上手く寄り添えなかった私を
どうか許してちょうだい。
私が何を言っても、貴方は傷ついてしまうかもしれないと
臆病になってしまいました。
そうしているうちに、病気が見つかって
もう治せないと医者に言われてしまい
私から離れて、少しだけ明るくなった貴方には
伝えられなかったの。
突然いなくなってごめんなさい。
最後に、私から貴女に贈り物があるの
きっともう誰かから受け取っているかな?
お母さん、器用じゃないから不格好になってしまったけどね
気持ちを込めて作ったから、大切にしてくれると嬉しいです。
この花はブライダルベールと言ってね、花嫁に贈る物なのだけれど…
どうしても貴方にこの花を贈りたかったの。
この花のブローチはね、私の結婚式の時に
私の母が意味を誤解していて
私の旦那、貴方のお父さんの胸元に付けてしまったの
私はそれがとてもおかしくって、でもお父さんはとても嬉しそうで
もし子供が生まれたら、その子が結婚する時に同じ物を贈ろうって、お父さんと約束していたの。
(もちろん貴方が嫌がったら胸元には付けないつもりでいたわよ!)
それにね、この花の花言葉
とっても素敵なのよ。
私は貴方の傍にいられないけど
貴方の幸せを、いつまでも願い続けているわ
お母さんより
───────────────────────────────────────
途中叔母の口にした「和樹」という名前は改名後の主人公のものです。
母の名前と父の名前から1文字ずつ取って、「和樹」
生まれた子が男の子だったらつけようとしていた名前だと
叔母に教えてもらったので、この名前にしたそうです。
-いつまでも捨てられないもの-
私にとってそれは 嫌な自分 かもしれない。
心の中でのことだけれど
すぐに他人を羨んで、それを紛らわせるために相手を貶して、悪いことを思ってしまう。
いつもそうなってしまう自分が嫌で、もっと違う自分になりたいと思うけれど、今の自分は捨てれずにどんどんと悪い人間になっているような気がする。
でも実際、人間ってそういう生き物なのかもしれない。
綺麗なまま生きてはいけないのかもしれない。
いつまでも捨てられないもの
引越しの前日に貰った綺麗な石。
お揃いで買ったブレスレット。
レジンで作ったらしいキーホルダー。
使うことも無くしまわれている思い出たち。
それに価値なんてなくても、誰も覚えてなくても。
捨てたくないし、捨てられないかもな。
「夢」と「繋がり」
どちらかと言ったら、捨てたくないものに近いのかも
【いつまでも捨てられないもの】
甘い言葉に惑わされ、ガラクタばかり集めさせられて。
本当に貴重なもの、必要なものほど、捨てさせられる。
後生大事に持っていれば嘲笑の的よ、我先にと簡単に捨てていく。
気付け目覚めろ、と嘯く奴等に急かされて脅かされて口車に踊らされて。
身ぐるみ剥がされ回されて、用が済めば廃棄される。
いらないものばかり与えられる、押し付けていく。
欲しいものなど一切与えられず、なんの役にも立たないガラクタが積み上げられていく子供部屋。
もう、何もかも面倒くさい。
テーマ「いつまでも捨てられないもの」
2024/08/18
久しぶりー!!!!!!あ、そうだ!私旅行に行ったんだよ!楽しかったな〜
3日前ぐらいに行ったのかな?
めちゃくちゃ楽しかった、1日目は遊園地で、2日目は橋を観光して、三日目はなんか昔?を体験した、とても楽しかった、もう少しで夏休み終わる、現実逃避できぬ
悔しい😭
今日はここまで、さよなら〜
「いつまでも捨てられないもの」
そんなの何個でもあるし、人それぞれ。
命、感情、身体、家族、友達、いろんな大切がある。
だからこそ、人生は楽しい。
「いつまでも捨てられないもの」
いつか あなたが
私を好きだと言ってくれるかもしれない
という期待