『ありがとう、ごめんね』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ありがとう、ごめんね」
相手に何かしてもらったとき、つい
「(あなたの手を煩わせてしまい)すみません」と言ってしまう。正直謝られるより感謝された方が私は気分が良くなるので出来るだけ「ありがとう」と言うように直している
しかし何年経っても反射で謝罪してしまうため、結局謝罪も感謝も両方言ってしまうのである
作品28 ありがとう、ごめんね
感謝の言葉がほしいわけじゃない。謝罪の言葉がほしいわけじゃない。
僕から悲しみを奪ってほしかっただけ。ただ、それだけなんだ。
欲を言えば、僕の目の前で死なないでほしかった。ありがとうなんてそんな、気色悪い言葉を残さないでほしかった。ごめんねなんて呪いの言葉を吐かないでほしかった。ひとりぼっちにしないでほしかった。
一緒にいた時間に感謝を述べるくらいなら。
一緒にいる時間を思い出にしてしまうのを謝るくらいなら。
ねえ、お願いだから置いてかないでよ。
⸺⸺⸺
多分亡くなる系の話書く人いると思うので、置いてかれた人目線でいきます。
いい感じに合う人がいたらいいのだけどね。
ありがとう、ごめんね
久しぶりの外食
3歳以下は食べ放題がついているからと
長男だけにお子様ランチを
お子様ランチにゼリーが2つ
次男が欲しがるそぶりを見せたから
長男に
「ゼリー一つあげて」って言った
嫌がる長男にお願い次男はお子様ランチないからって言うと
無言で2つを次男に差し出す長男
ここで私がハッとした
お子様ランチを勝手に一つにしたのは
お金を気にした親で私で
長男は自分のお子様ランチをただ食べたかっただけ
それなのに大好きなゼリーをあげてって言われて
心が傷ついたはず
結局ゼリーを一つずつ食べた2人
長男ありがとう。そして本当にごめんなさい
まぁまぁとんでもない要求を課したものだと自分でもしみじみ思う。
5つの宝、人間にはその存在を認識できない物。
認識できないと知りながらあえて探してくるように要求した私は多分…ここから逃げたかったのだろう。
今まで良くしてくれた爺婆には悪いと思っているけど、こうしなければいけない理由もあったの。
私が月に戻る意思を示さなければ、月の使者達は力ずくで私を連れ戻そうとするでしょう。例え周りの被害がどうなろうとも。断固として拒否をしたら、月ごとこの地にぶつけてでも。地球を破壊してでも。
だから私は月に帰る選択を選ばざるを得なかったの。
5人の使者達も、帝も、爺婆も、今までありがとう、ごめんね。
この地の事は忘れず、月から見守り続けるわ。
(ありがとう、ごめんね)
かぐや姫のオマージュ、月へ帰る理由。
数ある挨拶の中でも強力なのがこのふたつ。
適切に使うだけで無双できる。
まあ、これが結構むずかしいんだけどな。
#ありがとう、ごめんね
ありがとう、ごめんね
貴方は私に愛を教えてくれたね
ありがとう
そんな貴方の優しい愛を私は疑ったってしまった
ごめんね
私が貴方を離しても貴方は歩み寄ってくれたね
気まぐれでも嬉しかった
ありがとう
そんな貴方の優しさに付け込んで甘えてしまったね
私も未練タラタラだったの
ごめんね
貴方は私に一生消えない思い出を残していったね
楽しかったよ、生きててよかったと思えたよ
ありがとう
私は貴方に何かを残せたかな
なにも出来なかったよね、信じる事も歩み寄る事も勇気を出して言葉を発する事も
後悔だけが私を襲うの
本当にごめんね
本当にありがとう
人生で悔いが残った事と言えば…
一番最初に思い出すのは
19年を共に過ごした愛犬との別れ
15歳を迎えた頃…
「おそらく癌ですね」
そう、獣医に告げられた…
手術をしても長く持って1年
そのままなら3ヶ月だと…
家族会議をした…
愛する家族なのだから何度も話し合った
答えは、何もせず寿命に任せる事にした
人間は飲まないような高額のサプリを
3種類飲ませ始めた…神様に祈る思いで…
そして奇跡は起きて、その後4年を生き抜き
天寿を全うした
ただ…本当の最後の時に我が腕の中で
見送ってあげられなかった事だけが
今も心残りではある
もう1度だけ天に帰った愛犬に伝えよう
「ありがとう…ごめんね」
………ずっとずっと愛しているよ。
ありがとう、ごめんね
どっちもなんか恥ずかしくて言いにくいと思う。
[ありがとう]を言い換えて[サンキュー][どうも]なんて聞くことのほうが多い気がするのは、そう思ってる人は結構多いいのかなと思う。
でもちゃんと [ありがとう] って言ったほうがいいよね。
ありがとう、ごめんね
ありがとうと
ごめんなさい
幸せの黄色い絆は
この2つで出来てるんだって
だけど私は
ごめんなさいを言い過ぎだって
よく注意されてしまう
気をつけてはいるんだけど
まだ謝りすぎてしまう
それでも
見捨てないでくれる人達に
心からありがとう
産んでくれて、ありがとう。
ごめんね。
望んだ子じゃなくて。
「ありがとう、ごめんね(創作)」
寒くなってきて布団から出るのが大変になってきた。そして今日も案の定…
遅刻気味。
社会人三年目だけど、お母さんがお弁当を作ってくれている。本当に本当に嬉しくて感謝しているんだけど、私への母の愛情が時々重たく感じる時がある。
「ご飯もう少し少なくていいよ」
「あら、そう?」
「卵焼きの中にほうれん草おおくない?」
下を向いていた母が私の顔を見て、「うるさいな!!」と、怒鳴った。いつも優しい母が…
口に入れた卵焼きを、一気にごくりと飲み込んでしまった。
「作って貰っといて文句言わないで」
「誰も不味いとか、いらないなんて言ってないじゃん!」
「ありがとう!って、持っていけば良いのよ」
そうだけど…そんなつもりで言った訳じゃないのに…次の言葉が出なかった…
ふと顔をあげて母の顔をみたら、母も、はっとした顔をした。
「あ、言いすぎたわ、ごめん」
「ううん、私のほうこそ、いつもありがとう」
そういった後、ぎこちない顔で、お互い見つめあった。
【ありがとう、ごめんね】
休日のある日。
私はいつものようにブリッジしながら修正液を舐め回していた。
「あっあっあああー。浄化されるぅぅーー」
1人で叫んでいると玄関の呼び鈴が鳴った。
「お届けに参りました。ピザF◯CKです」
どうやら頼んでいたピザが来たようだ。
私はすぐにピザを頬張ったが違和感に気づき吐き出した。
これは、、、
「ピザから修正液の味がする!」
ビターン。
ピザを投げ捨て怒り狂った私はすぐさま店にクレームを入れることにした。
店員「お電話ありがとうございます。ピザF◯CKです」
私はすぐに本題に入った。
「あなたの店のピザから修正液の味がしたんですけどなんの嫌がらせですか?」
するとゴミ店員は反論した。
店員「お客様。失礼ですが修正液を飲みながらピザを食べてませんか?」
意味がわからない。
「そんなアホなことやるわけありませんよ。もしそうなら切腹してやりますよ」
店員「分かりました。では今から人を送るので事実確認が出来たら弁償いたします」
ガチャ。
態度は気に食わないがどうやら返金してくれるようだ。
安心した私はしかしふと机の上を見て青ざめた。
机の上に修正液が山積みになってる。
まずい。これでは私がピザに修正液を入れたようにしか見えない。
事実無根だが誤解を与えないためにも早く隠さなければ。
しかし
「ピザF◯CKの調査官です。」
全身武装した男たちがドアを蹴破って侵入してきた。
電話を切ってから約1分後の出来事である。
調査官は私が修正液を抱きかかえているのを発見するとニヤッと笑い日本刀を構えた。
「事実確認完了。刑を執行する」
「いや。これはその違くて、その、話を、、いぁぁぁーーー」
私は細切れにされた。
─後日
ピザに修正液が混入しているという苦情がピザF◯CKに相次ぎ店は営業停止に追い込まれた。
最近セットで使っている
ありがとう、ごめんね
仕事を手伝ってくれたら、ありがとう
だけど、負担をかけてしまったのでごめんね
体調を崩して予定をキャンセルしたときは
行けなくてごめんね
気にかけてくれてありがとう
いつもありがとう
いつもごめんね
気を遣ってくれてありがとう、ごめんね
人に優しくされるのには中々慣れないものね。
すぐに裏を読もうとしちゃうし、純粋な好意なら尚更申し訳なくなるよ。貴方の行為を毎度疑ってごめんね。一度犯した罪は法の下で処罰されど、罪悪感と劣等感が消えないの。私はどう償えば良いのか分からないの。
他人の目が怖い。友達の裏が怖い。本当に友達か分からない。普通が分からない。私は人に何を思われて生きたいのか?何をしたいのか?
こんなこと気にしすぎって分かってる。自分が一番分かってるんだよ。自分のことは自分が一番分かってるはずなんだよ。
でも、どうしてこうなったんだろう。いつから狂い始めたのかな。
今までありがとう私、ごめんね私。
お題 ありがとう、ごめんね
一緒に遊んで
野球させて
塾に行かせて
応援して
心配して
アドバイスして
息子のためにしているつもりだった。
気づいたら、全部私がしたかったこと。
私のところにきてくれて
子育てさせてくれて
『ありがとう』。
いつからか、どこからか、無理をさせていたんやね。
気づいてあげれなくて
『ごめんね』。
ごめんねよりもありがとうって言いたいよねと、半田市で出会った神谷さんがそう語った時、私のたましいの一部がここにいたんだなと心の底から安らぎを覚えた。
わざわざ朝早く迎車して、新美南吉の養家まで案内してくれた彼女に、私はお菓子を渡したが、向こうは思わずつい謝りたくなったのか。謝罪を噛み殺して、ぎこちなくサンキューと返事をした。
ああそうか。私も決意した言葉に気持ちが揺らいで、自分にも相手にも世間にも頭を下げてしまう。
神谷さんは本当に自分を見ているようで、生まれ故郷を離れたら自身のゴーストに会えるのだなと感動に胸が躍ったり、別れに身を引き裂かれるような苦しみを味わったりとした。
(241208 ありがとう、ごめんね)
「こんな俺を受け入れてくれてありがとう。...ごめんね」
「えっ、───...っ」
どきっとした。
彼の瞳がまた死んでいた。夜の暗闇で塗りつぶされたかのような瞳だった。
彼の表情は出会ったころと同じ、なんの感情も読み取れない氷色だった。
「...っ、」
カラダが固まってしまったおれを貫いたのは焼けるような痛み。とっさにぐっと唇を噛んだ。
「な、なんで...っ、」
突き刺された腹の痛みよりも心臓の痛みに苦しめられる。
ああ、その程度だったんだね。
お前のなかでのおれは、その程度だったんだ。
簡単に刺せるくらいには、殺せるくらいには。
じわりと涙が浮かぶ。
相棒だと思っていたのは、おれだけだったのか。
「おれのほうこそ、ありが、と。ごめんな...」
暗い微睡みのなか、最後に彼の耳元でつぶやいて、彼にもたれかかるように力尽きた。
「...なんでお前が感謝して謝ってんだよ、...まじで、さぁ」
─ありがとう、ごめんね─ #135
(最近、生きているのほんとにつらくなってきたかも。ここを書くためだけに日常をこなしているって感じ)
お父さん
小さい頃しか
ご縁が無かったけど
可愛がってくれたね
大人になり
良きかすがいには
なれなかったね
ありがとう、ごめんね
✴️235✴️ありがとう、ごめんね
【ありがとう、ごめんね】
『お疲れ。コレ、今朝配られた分だ。置いとくぞ。』
「うん、ごめん、ありがと。」
これは、あいつの口癖みたいなものだ。
"ありがとう"には必ず"ごめん"が付いている。
『あのな…。前から言ってるけど、何で謝るんだよ。』
「えー、何でって言われても…。」
『何も悪いことはしてないんだから、いちいち謝るなよ。』
「んー。でも、手間掛けさせてるわけだし…。」
『これくらい、どうってことねぇよ。』
こいつは真面目で義理堅いやつだが、
頭も固いし聞き分けが悪い。
それに加えて、性分がそうさせているのだろう。
"ごめん"の回数が減ることはなかった。
知り合って間もない頃は、感謝の言葉と共に告げられる
謝罪の言葉が腑に落ちなかったし、
正直なところ、気に食わないとさえ思っていた。
しかし慣れとは恐ろしいもので、今では
それも"あいつらしさ"の1つだと思うようになっていた。
『それにしても、珍しいな。お前が遅れて来るなんて。』
「あぁ〜、まぁ、ちょっと…ね。」
『なんだ、何かあったんだろ?』
「そう、なんだけど…。」
『…言いにくいことか?』
「うん、ごめん。」
『いや、いいんだ。
ただ、無理はするなよ。俺も、出来るだけ力になる。』
「…。ありがとう、…ごめんね。」
そう言って力なく笑うこいつに、違和感を覚えた。
(何かを隠しているんじゃないか…?)
そんな予感がしながらも、追求はしなかった。
こいつの口は良くも悪くも固い。
無理に問い詰めても、また適当にはぐらかされるだろう。
(全く話をしないわけではないんだ。
必要があれば、その時に話してくれるだろう。)
そう呑気に考えていた。
…今は、そのことを後悔して止まない。
#ありがとう、ごめんね
肝心なことはまだ話したくない
本心を打ち明けて失うことが何より怖い
過ぎゆく時間に思い出が増えるほど
ますます臆病になっていく
ありがとう、ごめんね