『ありがとう、ごめんね』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ありがとう、ごめんね
『好きです。付き合ってください』
目の前の告白が、少女はどこか他人事のように感じていた。
緊張感が漂う。声を発するのも憚られる静かに吹奏楽部の楽器の音が遠くで鳴っていた。
向かいに立った同じ制服を着た少年。
彼とは委員会が同じで話すようになり、委員会外でも見かければ声をかけるくらいには仲が良かった。
『ありがとう。でも、ごめんなさい』
少女はもうテンプレートになった言葉を繰り返す。
明るく、軽く、笑顔で。
『…そっか。』
少年は落胆を隠すように、息を吐いた。
『理由聞いてもいい?』
好きな相手の告白を断る理由を知りたいと思うのは普通の流れだろう。
好きな人がいる。今は部活に集中したい。恋愛に興味がない。
少女の頭の中にありきたりな言葉が浮かぶ。
今までもこの常套句を使う度に、少女は胸が痛んでいた。
告白の返事をするより、断る理由を話すことの方が少女にとっては心苦しい。
適当にあしらってしまえばいいもの、少女は自分の気持ちに嘘をつくのが嫌だったから。
本当の理由を、少女は誰にも話したことがない。
彼女のトップシークレット。
『好きな人がいるとか?』
沈黙をする少女に少年が問う。
『うん…またそんな感じ』
努めて、明るく、軽くだ。
『そっか…。よかったらこれからも友達として仲良くしてくれると嬉しい』
少年がさっぱりした人で良かった。
深く追及されないまま会話を締められる。
『うん、こちらこそ。ありがとね』
いつの間にか吹奏楽の演奏は終わっていた。
臆病な僕から凛々しい君へ
手を引いてくれてありがとう
無謀な僕から思慮深い君へ
考えてくれてありがとう
怠け者の僕から勤勉な君へ
頑張ってくれてありがとう
忙しない僕からのどかな君へ
休んでくれてありがとう
僕の中にいる君に
伝えずにいてごめんね
これからもよろしく
/ ありがとう、ごめんね
ありがとう あなたがうまれてきてくれて
ごめんね こんなできのよくないははおやで
でもね あなたのいちばんのしあわせを
このよでいちばん ねがっています
君に伝えたい
僕のことを愛してくれてありがとう と
僕は
もう少ししたら
空に飛び立たないといけない
寂しくなるな
きみが傍にいないと
こんな僕でも愛してくれるかな
今まで
愛してた、ごめんね
ありがとう、ごめんね
こんな母親でごめんねと
貴方は泣いていた
それに私はなんて返せばよかったのだろう
私を産んでくれてありがとう
なんて言えるわけなかった
幼い頃に言われた言葉が今でも私を蝕んでいる。
スマホも電子辞書もない昔は、海外旅行って今より本当に大変なイベントだったんだよ。出国するまでも、向こうで楽しく過ごすのも、無事に帰って来るのも。
旅行仲間に限界外国語の達人っていう先輩がいたんだけどさ。“限界”って何かというと。
「こんにちは、ありがとう、ごめんね」
現地語でこの3ワードさえ言えれば、出会った人達と大抵のコミュニケーションは何とかなるってわけ。
で、旅行滞在中は更に追加で2ワード。
「これはいくら?」
「トイレはどこ?」
先輩はこの5つだけなら21か国語で話せるって笑って自慢してた。そのうちの3つは広東語と上海語と普通話だったよ。先輩は料理が好きだったから、現地であちこち食べ歩くのを趣味にしてたんだ。
でさ、こないだ久々にその先輩から連絡きて一緒にご飯食べたんだ。最近どこに行ったか聞いたら真顔で一言「地底都市」って。
正気か?って一瞬怯んだんだけど、スマホの写真見せてもらったら、疑いきれなくなっちゃった。先輩いわく、
「太陽光がないから朝晩の概念がなくて『おはよう』『こんばんは』に対応する単語もない。全部『こんにちは』で良かった。あと、貨幣制度も無いっぽくて『これいくら?』は教われなかった」だってさ。
行こうと思える好奇心と、スマホの十分なバッテリー、あとは身体に合った胃腸薬。今はこの3つがあれば、何も話せなくったって世界中どこでも行けるって笑ってた。
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「ありがとう、ごめんね」
************
所感:
お題に合わせて変更しましたが、本来の限界外国語は「ありがとう、これいくら、トイレどこ」の3つです。あとは身振り手振りと変顔でなんとかなります。
【ありがとう、ごめんね】
午前3時。君の様子が変だと聞かされる。
まだ眠いけど、私は夢の続きよりも君を優先する。
急いで、君が入院している病院へと向かう。
病棟に入り、君を探す。
しばらく探すと、眠っている君を見つけた。
「来たよ…」
周りには君のことを知っている人が集まってくれていた。
慌てて、私は君のやつれた手を握る。
その手はとても温かかった。
数日後、目を覚ました君は私にこう語りかけた。
「今まで一緒にいてくれて、ありがとう…でもごめんね。僕…」
途端に、君の目から涙が落ちる。
もう私の前では泣かないって約束したはずなのに。
「僕…君とはもうさよならなんだよ…」
その言葉を前に、私は胸が潰されたかのようにかがみこんでしまった。そして…私まで、泣いてしまった。
2人泣いた一晩が明けると、君はこの世を去っていた。
遺言も聞くことが出来ずに…君の死を許してしまった。
ショックを受けた私は、病院の中であることにもかかわらず、独り声をあげて泣いた。
君の葬式が終わると、私は君の遺書を見つけた。
そこにはこう書いてあった。
『君は誰よりも僕のことを愛してくれた。それは素直に嬉しかった。でも君には謝りたい。僕の余命がわずかだってことをずっと隠してたことを。本当にすまない。』
その言葉を見て、私は「ううん、ううん」と首を振り続ける。
ありがとう、ごめんね。
感情を表すのが苦手な俺が、とりわけ上手く言うことができなかった言葉。
それで何度苦労したか。
それで何度後悔したか。
違う、何もない訳じゃないんだ。ちゃんと感謝も謝罪も俺の中にある
あるんだ。なのに出てこない。
そしてまた、冷たい人になっていく。
そんなどうしようもない人間と共にいてくれる人たちにありがとうを。
そんなどうしようもない人間を心配してくれる人たちにごめんねを。
ありがとう、ごめんね
いつもあんなに気にかけてくれて、優しくしてくれて。絵を褒めてくれたりとか、いつも心配してくれたりとか色々してくれてありがとう。
ごめんね。いつも冷たくして。クズでほんとにごめんなさい。自分を責めないで、幸せに生きて。
次男は美術部に入っている。
話を聞いてみると、かなり自由なスタイルのようで、まず部活に来るも来ないも自由。みんな好きに来て、思い思いに絵を描いて、満足したら勝手に帰っていくというのだ。
なんて素晴らしい部活だろう。夢みたいだ。そう言うと、次男もこの部活に満足していると言った。彼は私によく似ているところがある。
対して夫は根っからの体育会系だ。彼にとって、「全員一丸となって」「チームを勝利に導く」といったことはとても重要で、青春時代のアツい思い出を今も大事にしている。
この間テレビでアツい部活動の特集が流れていた。夫は喜んで観ていたが、私は実はそれを直視できない。
私は今まであんなふうに集団の中に入っていたことなんてない。息を合わせることもできないし、一丸となってなんて、とても無理だ。
隣を見ると、次男もテレビを直視していない。
あの騒がしい集団の中は、どうなっているのか、やっぱり楽しくて、光が溢れているんだろうか。この子もまた、静かな自由を愛しながらも、あの光に強く憧れているのだろうか。
自分はこれでいいのだと、もう何十年も自分を励まし続けてきたけれど、こういう映像を突き付けられると、やっぱり胸がざわざわとしてしまうのだ。
『部屋のかたすみで』
(前回のお題ですが…(・・;))
『ありがとう、ごめんね』
〜推し様の影を追い探す〜
⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆
好きでごめんなさい
「新しい推し探してな」𓂃𓂁
今日の推し様…なにしてるだろう。
⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆
₍ᐢ•༝•⑅ᐢ₎໒꒱.˖٭
ありがとう、ごめんね
たくさん泣かせたね
だけど、たくさんの人が護って助けてくれた
私は幸せ者なんだよ
良かったね
舞華
ありがとう、ごめんね
君の未来は変わらないよ。
いつも損ばかり。
でもそのままの君でいてね。
あの人が
彼女と帰っていった
わたしの苦手なアニメの話をしながら
二人の後ろ姿を見送る私に
あの人の友だちが
私に
一緒に帰ろうと言った
いつも優しいね。
そうだね。って思って
そうしようと思ったのよ。
でも心が言ってる。
一緒には帰れない。
ここで一緒に帰っちゃいけない。
「約束あってさ」
ありがとう、ごめんね
#ありがとうごめんね 2022.12.9
ありがとう、ごめんね
ありがとう、ごめんね
ごめんね、さようなら
さようなら、愛してた
#ありがとう、ごめんね
【感謝、謝罪】
私の投稿を見ていただき、ありがとうございます。
ですが、面白い話を書けなくてごめんなさい。
私は想像力がないもので…、同じような投稿が多いかもしれませんが、私の投稿作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。
皆さんの期待に添えられるような作品を作れるよう努力いたします。
(まるで小説から逃げている気分だ…)
前置き
うわさがあった。
ただ話してた。楽に楽に。そしたら知っちゃった。それからかな、私から話すことをやめてしまったのかもしれない。いや、私から振っちゃったのか、
ごめんなさい。でもあのときはたのしかった。ありがとう。
本文
昔から女子グループが大っっっっキライだった。だからかな、いつからか女子が嫌いになった。なんでだろう、あんなに良い子もいたのに。嫌ってしまってごめんね。でも、嗤われるくらいなら消えたいと何度思ったことも事実だから。 それからは主に男子と話すことが多かった。特にスポーツ万能な訳ではないしコミュ力が恐ろしいほどあったわけではないからそうはいっても数人だ。その男の子たちは優しかった、女子と比べ物にならないほど。 好きな人ができた。まぁ、当たり前だろう、男の子と話していて、優しい人がいたなら、そう感じた人の中から一人は好きになってしまうだろう。彼とは一緒に帰っていた。 うわさは聞いていた。私の好きな人がばれた。全然平気だった。むしろ当たり前だったから、陰口叩かれるのは。
幾日かたった。
「今日一緒帰れるー?」
わたしが尋ねる。当たり前のように返事が返ってくることを期待していた。
「……」
「?」
それから私達が一緒にかえることはなかった。なんでだろ。いまでもわからない。むしろ、聞けるなら聞いてみたい。 君との日々は愉しかったよ。有難う。
あと、これ以上話されなくなるのが怖くて、怖くて私から話さなくなったの。御免なさい。
あーーーーつかれたッ!!w 長文失礼しました。
メディアで人気の高級洋菓子店が催事に出ていたので、長い列に並んだ。
1時間近く待ったけど、イベント限定のケーキを2つ買えた。喜ぶだろうな、と嬉しくなる。
予定より少し遅れて君の家にいき、ケーキを渡すと、顔がぱーっと輝いた。
弾むような声で「ありがとう!」
そして、少し遅れて小さな声で「…ごめんね、並んだ?」
ああ、君はまだ、申し訳ないと思うんだね。
僕が君のために何かをすると「ごめんね」がついてくる。
僕の愛情と君の愛情が釣り合ってない気がしているんでしょう?僕と同じだけの愛を返せないことが、真面目な君には辛いんだよね。
困ったような顔。
好きになったのは僕だから、かまわないのに。
そのうち「ありがとう」だけで甘えてくれるようになるのかな。
この状況に耐えかねた君が、「ごめんね」って切り出す日が、どうか来ませんように。
When we think our school life, there must have been homework. In addition, its amount must have been a lot, and many of us suffered from homework. At that time, I thought it would result in good grades. However, after the movie, "Where to Invade Next" made by Michael Moore, I come to think homework is uneffective and isn't necessary.
First, I think the advantages and disadvantages of homework. The advantages are various. In them, the most attractive point is to make children study without reduce the time of the class. It seems to be good because children do studying definitely. However, it also become disadvantage. Due to homework, children lose the time of playing and interact with other children. It give assignment a bad impression, and some children come to dislike studying.
Because there is a such disadvantage. I think it is not good to give homework to children. However, it means they lose time of studying, but I don't think it is bad. According to Finland in the movie, the children have top grades in the world though they study in school about 20 hour in weeks. I think it is possible for Japanese children, and if we give assignment, we should do in class because many time of Studying
【 在り方 】
生きて来た時間というものが積み重なって来て気付いた事柄の中にこんなのがある ...
〝 図々しさという汚れを研き落としては、無論、想像していたように己の魂と共にその付近というものも同様に輝きを放つ。然しね ... そうした慎ましさは洗練されればされる程澄み切った酸素の如く清々しい気分の中で良い意味で急速に目立たなくなって来るのです。それ自体がとても素晴らしい事なのですが ... そうした中でこそやはり繁殖する濃い甘味を追求し続ける弱魂が時として絵になりもする辛酸を舐めまた嗅ぎながらも食い下がるその姿に人は感化されたりもするわけだがそれが仏教で謂う末那識というものに重なったりする。
まなしき【末那識】
我に執着して存在の根拠となる心の働き。 意識がなくなった状態にも存在し、迷いの根源とされる。
流行歌、流行映画、流行語、流行表現、大抵すべてがこの末那識だ。
そうした中で ... 死にたくならないで居続けること、生き続けていたいと願い念い続ける事のどれほど難解な事であろうかとわたしは念うのである。〟
冥利? ぷッ んなもんどこにもありゃせんよ。
理路整然 ... 説得力 ... ろぉ ほぉ .. ぁ、わらっちゃった ... 論破王 ...
嗚呼、昔こんなことを思ったこともあったよ。
永田町の代議士、各党代表3人くらいずつ集まってもらって一人につき一児の赤ん坊の世話しながら政治討論してもらうの。まさに
〝 🍼ザ・論破ぁ〜ルーム👶🏻 〟
本気で国政を考えるって、本当ならそういうこったろ。
まぁ、冗談はジョーダン🏀として
ジョークは冗句として ... ... ......
ざまぁーねーやなこの世もあの世も。
さて、引き続き努力努力。
独酌 独酌。