『「ごめんね」』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ごめんね」
お母さんに
「ごめんね」と
言いたいのは
多分忘れてると思うけど
あんな事。
でも最近は
お見舞いの時間が
少なくて
ゆっくり話せないかも?
すっかりわすれてた
母の日も
もう少しで送るから
「ごめんね」
「いつもありがとう」ね。
『ごめんね』
ごめんね。
ごめんね。
ごめんね……。
謝って、
謝って、
謝って……。
私はそれしか話す術を知らないから。
今日も、ずっと謝るの。
「んななんもねーんに謝んなって! 」
君はそう言ったね。
そうしてこうも言ったよね。
「ありがとうの方が嬉しいっつーの!」
んははっ、なんて笑う君は、とても綺麗で。
私には真似出来ないものだった。
「あー、ねっみ、俺と授業サボんねぇ?」
ダリー、なんて。
君ってホントマイペースだよね。
確かに、君みたいに図太ければ謝罪言うこと、少ないかもだけど。
「あ、それ取ってくんね?」
あ、ごめんね。これだよね、はい。
「あっまた謝った~」
あ、っごめんね。
「謝んなっつってんだろ~?」
……そう言われても、癖だし。
まぁでも、ごめんね。
ごめんね。
ごめん……ごめんね。
けど私は‘簡単に謝るな’と君が言った言葉の意味が、わかった。
君と離れてから、いじめを受けるようになって。
ああ、
ごめんね、
ごめんね、
ごめんね__
__私はずっと、謝ることでしか生きる術を知らないから。
「ごめんね」
__今日も、ずっと謝るの__
「ごめんね」って言われた、月曜の3時半。
君のことは好きだけど恋愛的な好きじゃないって。
悲しかった。
物心ついてからずっと隣に居たんだもん。
あなたのことは何でも知ってるつもりだった。
きっと将来はあなたと幸せになるって思ってた。
けどね、ちょっと嬉しくもあるんだよ。
いつも返事を濁すあなたが、
いつも笑ってごまかすあなたが、
胸を張って、私の目を見て、
「ごめんね」
って言ってくれたから。
あなたの好きな人はどんな人なんだろう。
きっとあなたの隣が似合う人で、
その人の隣はあなたが1番似合うのだろう。
もうちょっとだけ、頬の雨を汗と騙されてほしい。
今日が真夏で良かった。
大好きだったあなたへ。
ごめんなさい。
さっき言った「大丈夫」は嘘なんです。
でも、本当にあなたの幸せを願っているから。
だから、あなたとその人の結婚式には、
ちゃんとお客さんのひとりとして呼んでくださいね。
私はきっとあなたのことを忘れられない。
次の恋にはまだたどり着けそうもない。
けど、けどさ、これはきっと新しいスタートだから。
幼い私へごめんなさい。あなたの夢は叶えられない。
昨日の私へごめんなさい。手紙、渡せなかった。
明日の私へ
大丈夫、きっと上手くいくから。
この涙は恋する私への献花にしてくれ。
ばいばい、ばいばい。また明日。
告白するときも口下手で、地味だった。
ごめんね。
振る時も口下手で、地味だった。
泣く君に、何も言えなかった。
─ごめんね。
お題
「ごめんね」 より
何もできなくてごめんね
君を助けられなくてごめんね
助けられてばかりでごめんね
弱くてごめんね
生きててごめんね
生まれてきてごめんね
けど、出会ってくれてありがとう。
ごめんねも言えなかったし雨降るし前髪死んだ月曜6時
「ごめんね、ごめんね」
毎晩、一人で今日の反省会。
今日は、上手く出来たかなと思うと、
頭が重くなり今にも可笑しくなりそうで。
ベッドの上で藻掻いた。
謝ってもどうにもならないのに。
お題 : ごめんね #5
何でこうも人生は上手くいかないんだろうか
何で最愛の人はガンになってしまったんだろうか
何で一緒に入れる時間がこんなにも少ないんだろうか
何で病人は大丈夫っていうんだろうか
何でダメな時ほど見栄を張りたくなるんだろうか
何で病人はいつも「………」っていうんだろうか。
お前は何も悪くないのに。
ー「ごめんね」ー
《「ごめんね」》
ごめんねは言い過ぎると軽くなるらしい。
謝りすぎると申し訳なさが半減するとかしないとか
子供の頃は謝るのは苦手だった。
でも、親には謝りすぎてもう軽くなっていたので
最終的には適当に謝っていた。
親にぺこぺこしてしまうと他の人を見るときにもぺこぺこしてしまう…
とはならないらしい。
むしろ逆で親に扱かれて来た分
他人よりも頭一つ飛び抜けていると思っていた。
現実はそう甘くは無いらしい。
いつまでも上司や先輩にぺこぺこして様子をうかがって、
どうやら人はそう簡単には変われないらしい。
謝罪癖がある。それは日本人に多い、すぐに謝るという癖。謝らないというのもそれはそれで人間として駄目な所もあるが、謝り続けるというのも一種の煩わしさに含まれるのだろう。「はい、すいません」「誠に申し訳御座いません」「以後、善処します」 等、謝罪は沢山ある。私は、謝罪の語彙だけあって常に人間が使う様な言葉の語彙はないのだ。
「〜なあ、いっつもお前謝ってねぇ?」
同僚のオダにそう云われた。それは自覚しているつもりだが、こいつに云われると何故だか腹立つ。こいつのへらへらした顔面のせいなのか。こんな奴と話す義理はないけれど、こいつ以外に話すやつも特にはいない。だから返事をする事にした。
「…まあ、自覚はあるけど」
「やっぱり!?ああいうの御偉いさん達嫌いらしいから辞めた方がいいんじゃねーの?」
食い気味にそう答えたこいつ。辞められる物ならとっくのとうにやめているのに…何故それがわからないのだろうか。馬鹿だからか?バカだからか。
仕事はギリギリになったらするをモットーにしているらしいそいつは仕事をしたがらない。しなくて良いなら私だって願い下げだ。やるのが面倒な事をやらなくていいなら誰だってやらないし、やる人がいるならそれは人類としての何かが足りていない気がするくらい、私達人間は無気力だ。
「へえ、そうなんだ」
「わっかりやすく興味なさげだなあ!」
あぁ、だるい。これだからバカは。
「あー、ごめんごめん」
theme " ごめんね
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刺咲 絞憂です。
もう指摘されてるのに、ついついいつもの癖でやっちゃうカサキとオダのお話です。
「」
謝る癖はなかなか治らない。
何かある度に謝ってしまう。
呼吸をするように。
任せちゃうこと、
手伝わせちゃうこと、
迷惑かけちゃう度に
「」
本当に申し訳ないと思ってるんだよ。
なんで自分はこんなにも出来損ないなのかって。
まただ
「」
『大丈夫だよ。
みんなそんなに気にしてないよ。
完璧を求めないで。
みんなそんなに気にしてないから
あなたもそんなに気にしないでね。』
–「ごめんね」–
「ごめんね」
彼女はそう言って泣いていた。
2人だけの教室で、静かに泣いていた。
「ごめんね」
彼女はまた同じように謝った。
私たちはこれから帰ろうとしていたところで、私はすでに教室の扉の前にいた。
彼女は私の机の前にいた。
誰に何を謝っているのだろう。
この場には、私と彼女しかいないから、おそらく、私に言っているのだとは思う。
だけど、謝られるようなことをされた覚えはない。
「どうしたの?なんで謝るの?」
急に泣きながら謝り出した彼女を慰めようと、私は彼女に近づいた。
ハンカチを差し出そうとしたが、彼女はすでにハンカチを右手に持っていた。
それは、私が昨日あげたハンカチだった。
彼女は右手にハンカチを持っているのにも関わらず、目に浮かぶ涙をそれで拭おうとはしなかった。
かわりに、私の机に落ちた涙を一生懸命に拭いているようだった。
「何してるの?私の机なんて別にいくら濡れてもいいから!」
自分よりも私の机を優先する彼女は、私の友達には勿体ないほど優しくていい子なのだ。
だから、どうか泣き止んで欲しかった。
ただ、笑って欲しかった。
私の事なんて忘れて欲しかった。
ああ、なんて馬鹿なことをしたのだろう。
こんな私では、彼女を抱きしめて、涙を拭ってあげることも出来やしない。
彼女の瞳に映らない私では、彼女を笑わせてあげることも出来やしない。
「ごめんね」
彼女はそう言って泣いていた。
彼女しかいない教室で、静かに泣いていた。
「ごめんね」
彼女は何度目かの謝罪をした。
悪意で黒くなった机を拭きながら。
私があげたハンカチを真っ黒に染めて。
彼女は私の机を綺麗に拭きあげると、花瓶の水を変えてから、黒くなったハンカチをじっと見つめた。
彼女の瞳には強い何かが宿っていた。
ああ、この子はきっと。
何十年先でも、私のことを覚えていてくれるのだろう。
私のことを忘れてはくれないのだろう。
数日に一度、悪意を染み込ませたハンカチをじっと見つめ、自分を呪い続けるのだろう。
あなたは何も悪くないのに。
あなたはあなたを呪ってしまうのだろう。
私のことを想って、呪い続けてしまうのだろう。
それは、なんて悲しい結末だろうか。
それは、なんて苦しい未来だろうか。
私があなたにとっての過去の人間になりますように、という想いをのせたハンカチは、私たちを繋ぎ止めてしまった。
私はあなたのいない未来を選んだのに。
あなたは私のいる未来を選んでくれた。
視界がぼやけてきて、彼女の表情を読み取れなくなった。
「ごめんね」
彼女は、呟くように言った。
さっきと同じ言葉。
私は彼女がまた泣き出すのではないかと思った。
急いで、白い花柄のハンカチで目から溢れてくる涙を拭って、彼女を見た。
彼女はもう泣いていなかった。
彼女の持っているハンカチはもう白い花柄のハンカチではなかった。
彼女はもう謝らずに、教室を去った。
誰もいない教室を夕日が照らしていた。
「ごめんね」
「ごめんね」
暗闇の中、寝顔の輪郭をなぞる。
起きる気配はない。
起きてしまわないように、薬を盛ったのは自分だ。
永遠に守る。共に行く。
その言葉は、とても嬉しかったけど…
一緒に行くことはできない。
最期に、一瞬だけ口づけて。
名残惜しい気持ちを断ち切る。
後はもう振り返らない。
許されないとわかっている。
聞こえないとわかっている。
それでも、その言葉を口にする。
「ごめんね」
初めて会った時は「可愛い」と言って、すぐに僕を拾ってくれたね。
汚い身体なのに、躊躇いなく拾い上げてくれた。
目やにがついていて、よく見えないけれど、震える身体に温かな温もりを感じた。
家に着いたらしいけれど、とんでもなく怒られているのはわかる。
「汚い!」「戻してきなさい!」「うちでは飼えないわよ!」
拾い上げてくれたその腕は、小さく震えていた。
しばらくすると、たぶん、さっきまでいた場所に戻ってきたらしい。
「……ごめんね」
温もりが離れていった。
置いていかないで、と必死に鳴いた。
「ごめんね……!」
優しく頭を撫でてくれる。
ずっと撫でてほしいよ。いかないでよ。
『みゃー……』
元気な声が出ない、これが精一杯のお願い。
「ごめんね、ごめんね……」
声の主はそれだけ何度も呟いて、頭を撫でることをやめた。
かわりに、温かい雨が数滴ポタポタとふってきた。温かいと感じたのは、自分の身体が冷えていたからだろうか。
数滴で雨は止み、ごめんねも止まった。
もう鳴く力もなくなった。声の主はどんな人だったんだろうな。
しばらくすると、冷たい雨がザアザアと降って、身体を更に冷たくした。
【ごめんね】
ケンカしたら「ごめんね」って。
失敗したら「ごめんね」って。
謝れるうちに謝っとかないと
きっと後悔しちゃうよ。
ケンカして謝れるのは、
失敗して謝れるのは、
きっと今だけ。
こういう関係は、命と同じで少し脆いから。
謝れるうちに謝ろう。
『「ごめんね」』
「ありがとう」と「ごめんね」は、素直に言えたほうが良い。
そのほうが、きっと、良いことあるから。
でもね、無理矢理に自分を責めるような、いたたまれない「ごめんね」は、あまり言わないほうがいいかも。
それは、素直じゃないし、自分が壊れてしまいかねないから、ね。
気をつけてね。
(ごめんね。純正新品未開封の言葉が見つからないの。)
「ごめんね」
私は双子です👯
双子だと良いこともありますが当然、悪いことも
あります。
昔の話ですが家族で喧嘩したことがあります。
私には弟がいて、なにかの取り合いをしてたとき
急に父親が【双子なんだから!、、、、、】と
怒鳴ってきました。私はつい、
【誰が双子産んだんだよ! 産んでなんて頼んで
ない!】言ってしまいました。
でも、父親と喧嘩しているのであって、母親は
私達の味方をしてくれていました。なのに私は、
産んでなんて頼んでない!と言ってしまったのです。
お母さんは私達に【ごめんね】と言っていて
私はただ泣くことしか出来ませんでした。
「ごめんね」
ごめんね自体は何も悪い言葉じゃない
言えることは素敵なことだし大切なことだと思う
でも私はそろそろ嫌いだ
ごめんねって言われたって何にも変わりやしない
ごめんねって言われる度に突き放されているような気がする
悲しくなる
ごめんねって言葉で傷が癒えるわけでもない
なんの効力があるって言うのか
謝ってほしいわけじゃなくて
向き合ってほしいんだよね
口だけじゃないんだろうけどさわかって無くはないけどさ
謝られたって嬉しかない
どうしてそんなこと言うのですか。貴方はただ雨を降らしただけじゃないですか。
お題 「ごめんね」
「ごめんね」
ごめんね。と突然言われたらどう答えるだろうか。
今までの人生が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
良いように「わかった。私も悪かったところが多々あった。だから、私の方こそごめんなさい。」と本当に素直に言える仲だったらどんなにありがたい事だろう。
人生の中で、心から良い人、善人者、悪人者、だなんてごまんといる。
素直に認められたら世の中平和だと思うが、
今のご時世そうともいかない。
どう見極めきれるか、
どうその人を更生できるか、
どう世の中を平和に変えていけるか、
私は今までどれだけ騙され続けてきたのだろう。
私は今までどれだけ変人扱いされてきたのだろう。
私は今までどれだけ孤独を耐え抜いてきたのだろう。
今まで散々自分を変えようとしてきた。
だけど、変わらなかった。変えれなかった。
変わったところで何も変わらないと知っていたからだと思う。
きっと、今もちっとも変わっていないのだろう。
きっと、これからも何も変わらないのだろう。
そんな自分へ相手へ向けた
「ごめんね。」